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怖い話スキーコミュの満月と目

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こんにちわ。

初めてトピ立てさせていただきます。

これは私が16歳の時に体験した実話です。
今でも時々夢に出てきます。

文章も稚拙な上に長いため、あまり怖くないかもしれませんが、お暇でしたら是非どうぞ。




私は16歳の時海外の現地高校にて留学中でした。ホームステイではなく付属の寮に入っていました。(ちなみに女子高です)


 この体験をしたのは忘れもしない金曜日の夜。その日は近隣の男子校を招いてのダンスパーティーの日でした。学校から帰るとたっぷりと時間を掛けておめかししました(当時の写真を見るともうその様子がホラーなのですが笑w)


 いつもは厳しい寮母さんもこの日は優しく、ご馳走に囲まれ、ステキな男の子にダンスに誘われ、友達と大はしゃぎしとても楽しかったのを覚えています。

 
さて、パーティがひと段落し、私の部屋に集まりパジャマパーティーが開かれることに。(次の日もその次の日もお休みだったため何時まででも起きてていいのです)さっきのパーティーで一番ステキだった男の子の話や、先生の悪口などを話しまくっていたのですが、それが終わると私 のルームメイトがこの学校にまつわる怖い話を始めました。

私が当時在籍していた高校は大変歴史あるミッションスクールで毎朝チャペルクロークと呼ばれるフード付きのマントを着てチャペルで朝の礼拝を行います。

このチャペルクロークはみな個人のものを持っているわけではありません。そこで普段は校舎とチャペルを結ぶ渡り廊下の壁にざーっと掛けてあります。

そして毎晩夜中にこのチャペルクロークが一枚だけひとりでに宙をうくように俳諧するのです。それも重厚な螺旋階段とステンドグラスで飾られた旧校舎の中を。

そしてそのフードの中をのぞくと髪の長い紅い目をした女性の顔があるというのです・・・・



あぁ私の書き方ではあんまりこわくないですね;しかし、当時の私達は震え上がりました。自分達が普段着ているチャペルクロークが動き回っている・・・しかも紅い目の女の人・・・・

十分に不気味な話です。しかし、私はこのとき知りました。この世でもっとも恐ろしいのはおしゃまでおてんばのお嬢さんの好奇心だということを。

なぜなら「私達がいって確かめてみましょうよ!」ということになったからです!

いったいどう考えればそういった発想にいきつくのか皆目検討がつきません。が、とにかく行きたくない私は思慮深い大和なでしこ代表として奮戦しました。

そんなことをして寮母さんに見つかったらどうする?(私達の高校はそこそこのお嬢様学校だったため、そういった外出。。いや脱出には非常に厳しかったのです)今日はせっかくパーティーの日だったのにこんなことでペナルティーを受けてしまえば次のパーティーを取りやめられてしまうかもしれない。そしたら他の生徒達に申し訳が・・・・云々。


しかし、私の戦いは「大丈夫よ」の一言の前にはかなく散りました。いやいやながら脱走&肝試しの仲間にさせられてしまったのです。


さて秘密のルートを潜り抜けなんとか旧校舎にもぐりこんだ私達は早速探検を開始しました。まず一階をおそるおそるまわって(ホール)、螺旋階段を登り2階へ。

正面にある立派なステンドグラスの隙間から満月が見えたのをよく覚えています。

ぎぃ・・


ぎぃ・・・・


ぎぃ・・


足音が不気味に響きます。


2階にはトイレと教室が3つ。
教室は作りが古いため、広く、机といすではなくソファーが点在しています。(このソファーに座り授業をうけます)

どの教室も立派でおおきな窓がありました。


さて最初は恐る恐る見回っていたものの、しょせん使い慣れた教室。次第になれて恐怖も薄らいでいきました。
しかもその日は満月。綺麗な光が窓から注いで幻想的な雰囲気すら漂っています。


教室を独り占めした私達は次第に肝試しなどわすれてはしゃぎまわり始めました。

黒板に落書きしたり、走り回ったり、ソファーにねっころがったり・・・
私も変な落書きをたくさん黒板にして大いに楽しみました。


やがて1時をすぎ、暖かいココアが欲しくなった私達は寮に戻ることに。


書き忘れていましたが私のルームメイトは片目がほとんど見えていません。つまり暗い室内ではほとんど何も見えません。

そこで私が彼女に腕を貸しながら最後に教室のドアを閉めることになりました。
他の友人たちは廊下を照らしてくれていたり、外の様子を伺ったりしながら私達をまってくれています。

「楽しかったわね」
「アナタは今日の夜を忘れないでしょ。日本に帰っても」
「もちろん」
「また来ましょう」

そんなことをいいながら私はドアを閉めにかかりました。友人が腕に捕まっていたため、廊下に背をむけ、バックをするように閉めていきます。


そのときふと窓をみました。綺麗な満月・・・そんなことを思い・・・そしてふと窓の左はし下に目をむけ・・・・



目。



そこに二つの目がありました。

かっと見開いた二つの目がこちらを見ているのです。

真っ赤などではありません。普通の目。

目だけがぴっったりよ窓に張り付いてこちらを凝視していました。








本当に怖いときは声などでません。



私の腕にはほとんど目の見えない友人が捕まっています。
私は何もいえずドアを閉めました。




その後どうやって寮に戻ったかあまり覚えていません。




友人達は私をみて「やだ、今更怖くなったの?」などとからかっていたように思います。私はただ友人達になにも告げずただただ黙々と歩きました。もしここで叫べばみんながどどっと階段を降りてしまえば危ないという考えもあった・・・かもしれません。でもやっぱり混乱して痛んだと思います。





その後寮に戻り私はルームメイトと共に部屋に戻りました。

友人達は「アンタ達のココアも持ってくるし待ってて〜」

といって部屋をでていきました。



私はそっとベットに座り呼吸を整えました。アレは夢だ、アレは見間違い・・・・・




その時ルームメイトは私にこう言ってきたのです。








「ねぇアンタもみたわよね?]







***************************************************************************


以上が私の体験した話です。


これは当時一緒に留学した日本人の友人にも話していません。いままで胸にずっとしまってきました。


一緒に探検した他の友人達にもあかしていません。





今となっては本当だったのか疑問ですが、とにかく心に深くのこった忘れられない夜です。

コメント(25)

リアルに想像してめっちゃ怖かったです涙あせあせ(飛び散る汗)朝早くに読んでよかった…(笑)
同じくリアルに想像しちゃった涙

怖いです…
めちゃめちゃ怖いじゃないですかぁげっそり
それに、めちゃめちゃ書き方うまいですよ指でOK
読んで下さりありがとうございますあせあせ(飛び散る汗)

今では夢みたいなのですが…

ただ今になると一体あの目はいつから私たちの事見てたのかなぁ と思うんですよね…

もしかしてずっと見てたのかなげっそり
ルームメイトさんの最後の一言にゾクリときました
おおお〜・・・あせあせ(飛び散る汗) 

>「ねぇアンタもみたわよね?]

よくみえないはずのルームメイトの方の このセリフ 
怖い!げっそり

「本物」 は 

メガネ コンタクト 無し のときでも
しっかり 見えてしまう みたいですね・・・


・・・自分 就寝前 いつも 緊張します・・・
コンタクト外したあと 顔上げるのが 怖い・・・ 
洗面台の鏡に もし 自分の姿が はっきり 映ってたら・・・げっそり と・・・

(外さないときも怖いですが・・・)


失礼しました。
うわ〜あせあせ(飛び散る汗)こんな時間に読んでしまったがまん顔
臨場感あって怖い!!歴史ある綺麗な建物、なんかいても不思議じゃないかも涙
それにしても目は怖いですねexclamationexclamation
> ゴメスのゴメスリさん

うーんそれは別の意味で執念深いといいますか…あせあせ(飛び散る汗)(笑)

ただ古い分かなり贅沢な造りの建物で2階といえど3階分の高さがありましたから…

ちょっと難しいかなぁとあせあせ(飛び散る汗)
怖かったです〜げっそりあせあせ(飛び散る汗)でも、ルームメイトさんの一言が…一番コワイexclamation ×2ルームメイトさんって、片目が見えないんですよね?視覚の障害があるから見えた…ということも有るかもしれませんね。私も視覚の障害があって、そのために亡くなった祖父の足を見たことがあります足日本の幽霊って、足ないはずなんだけど冷や汗(笑)

でも、中間に「ソファーに座って授業を受ける」という話を聞いて、「この前終わった『メイちゃんの執事』の授業風景みたいコーヒー海外のお嬢さん学校って、ルチア女学院みたいに執事おんのかなexclamation & question」って思った私は、変ですよね…すみません、シリアスをギャグにしちゃいました顔(願)
こ...怖かった泣き顔

1番最後のルームメイトさんの一言で鳥肌があせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)

怖すぎてブルブルってなったがまん顔
目って、目だけ?顔はなかったんでしょうか?(・・?)

黒目だったらリアルに感じられて怖いけど外国人の青とか緑色をした目だったら怖くなさそうな自分がいます(笑)
みなさまコメントありがとうございます!


>unaco様

本物は見えてしまうのですか;

私もずーっと不思議だったのですよ。彼女は本当に暗闇ではぼんやりとしか物が見えていないので。なんで見えてしまったのだろうかなぁ・・・と。

本人もかなり不思議がったましたね:

>りりん様


リヒト様ステキですよね♡

・・・・ではなくてあせあせ(飛び散る汗)
もちろんそんな執事がつくなんていうオイシイ特典(?)はありませんでした笑

ただ旧校舎は昔の建物なのでかなり優雅な作りになってました。ソファーは2人ほど座れる大きさのものでしたね。

かっこいい執事がついてくれるなら永住権獲得に奔走したことでしょう笑


あとおじい様の足を見られたことがあるのですか?へんな感想ではありますが、きっとおじい様は可愛い孫のりりんさんにお会いしたかったのでしょうね!
そう思うととても幸せな気持ちになります!

>やどん様
すみません文章あまり得意ではなくて・・・;わかりにくいですよね?あせあせ(飛び散る汗)

目だけだったように思います。口も鼻もなんもなくただ目だけがぴったりくっついてました涙

後、目の色は・・・茶色だったのではないかなぁと。

青や緑といった色ではなかったような・・・・

あんな月の光のしたで綺麗な色の瞳だったらもうちょっと恐怖感は薄らいだかもしれません;
凄く文章がうまくて怖いじゃないですか!泣き顔

クロークの話といい遭遇した目だけの化け物といい外国の幽霊って怖くて個性的ですね。わーい(嬉しい顔)

留学中のダンスパーティーの夜に霊に遭遇するとは…本当にホラー映画みたいですね!怖いけど少し羨ましい(笑)
文章うまいと思いますわーい(嬉しい顔)
私の先輩も昔住んでた古い団地で夕方ひとりきりの時

振り返ると眼球だけが2つ浮いていてすごい怖い思いをした事があると言ってたので
やっぱり目だけの霊もいるんですね電球
文章上手で面白かったです
海外の幽霊さんてのも珍しいですねダッシュ(走り出す様)

でもこれ、かまにゃんさん一人だけじゃなくて良かったのでは。。。
恐怖を分かち合えたほうが、気が楽な気がします。
> ねくさすさん

ほぼ一年前にいただいたコメントに今更返事で恐縮なのですが…

実は最近留学時代の友人達と再会し思い切ってこの話をしてみたんです。
みんなぽかーんとしていましたが最後に私をだきしめてくれました。
なんか胸のもやもやが消えた気がして自覚していた以上に辛かったのかな?と思いました。

アドバイスありがとうございました。
目だけって怖いですね…

弟切草とかひぐらしとかで、目だけが出てくるシーンを思い出しました…

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