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韓国女優 コ・ソヨンコミュの“年上の女”がCM界で人気

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緊張感漂う取調室。疲れた表情で取り調べ室に入ってきた若い刑事ヒョンビンが容疑者に「年は?」と聞く。返事の代わりに自信に満ちた微笑みを浮かべるキム・ヘス。その白くてハリのある肌に驚いた(“花を持つ男”コエンザイムQ10ホワイトテレビCM)

 “年齢を重ねたお姉さん”たちがCMを占領した。CM界が「大人の男+年下の女」という模範答案を放棄したのはもう随分前のこと。最近のCMで20代男性の心をつかむのは視聴者の目にもよく見慣れた“年上の女”たちだ。“花を持つ男”のCMのキム・ヘスはヒョンビンよりナント12歳年上。

クォン・サンウ(30)をメーンモデルに起用している化粧品ブランド「ザ・フェースショッップ」は最近、クォン・サンウの相手役に4歳年上のコ・ソヨン(34)を起用した。視聴者から見ても、コ・ソヨンはクォン・サンウより10年も前にデビューした先輩女優。
これまで相手役を務めていたユン・ジンソ(23)奥田恵梨華と比べると、大胆なキャスティングだ。しかし、CMではクォン・サンウがコ・ソヨンの頭を撫でるなどどのカップルとも変わらない恋人の姿を描いている。

今なぜ再び年上ブームなのか。2004年「先輩はお化粧しないほうがキレイですよ(CJ Rice Day)」流の本格的な“年上の女”のCMが始まったころは「不釣り合い」「見てられない」という否定的な反応も少なくなかった。しかし、チョン・ジヒョンのLANEIGE(「お前、昨日女の人と一緒だっただろう、誰だよ?」)、キム・テヒのサイオンアイデア(「ビン、もうアネキと呼ばないで」)など“相手役”ではなく“主役”として生き生きと登場させるCMが相次ぎ登場し、こうした“拒否感”が“好奇心”に変わった。ザ・フェースショップのキム・ミヨン広報チーム長は「女性モデルが年上だからといって度外視されていた時代は過ぎた」とし「クォン・サンウ&コ・ソヨンのCMに対しても大方“よく似合ってる”という反応だ」と伝えた。

 「年上の女のCM界躍進」の背景には、実年齢が分からなくなった最近の女性たちの存在がある。あるCM関係者は「30代モデルをキャスティングすると20代のように可愛らしくて、20代より少し高級なイメージが得られる」と話した。彼女たちの強い購買力も無関係ではない。広告会社ウェルコムのイ・サンジン局長は「最近の消費トレンドをリードする20代後半〜30代前半のシングル族たちの関心は年下の男」と話した。

 衣類ブランドGIORDANOが「チャン・ドンゴン、チョン・ウソン、チョン・ジヒョン」のこれまでのモデル構図を「チャン・ドンゴン(34)、イ・ヒョリ(27)、イ・ジュンギ(24)」に交代したのもこのトレンドを反映している。「お兄さんの後にくっついて歩く末っ子の妹」という雰囲気から「お兄さんと年下の男の視線を同時に浴びる」微妙な雰囲気に転換したわけだ。あるCM関係者は「最近の若者層は“強い男、軟弱な女”というありきたりな組み合わせより、“堂々とした女、カワイイ男”の組み合わせに興味を持つ」と話した。

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