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緒方貞子 [コミュニティ]コミュの就職難の新しい言葉『孤立無業者』、ぞっとする響きがある、強力な対策必要

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就職難の新しい言葉『孤立無業者』、ぞっとする響きがある、強力な対策必要

以前は、アルバイター、フリーター、はまだ仕事をする意思のある若者像の言葉だった。さらに、ニートから、パラサイトシングル、悪い言葉のイメージの引きこもり、今日の紙面の見出しは、「孤立無業者」。

こんな言葉が有るんだと思いました。その数が162万人で、5年で4割増となっているとある。

・労働の規制緩和、勝ち組、負け組
終身雇用が崩された、小泉政権の規制緩和。労働者の派遣法が成立し、さらに規制緩和が進み、尊かった労働が、労働市場になり、労働を単価設定して、売り買いする社会になった。また「勝ち組なる」ことばも広がっている。

勝ち組、勝っている方から見れば
気分は良いが、負け組の方がはるかに人数が多い。これが本当の社会のあり方が、疑問を持つ人も多いと思います。

私は、孤立はしていないが、個人事業なので、仕事がない時は、無業者状態になる。その経験は、バブル崩壊後数年と、消費税が3%から5%上がった直後、全く仕事が無くなり、無業者状態に陥ったことがある。どちらも、バブルの貯金、消費税アップ時の多忙で稼いだお金で、どうにか乗り切った。

その厳しい状況下の仕事を支えたのは、やはり仲間たちの支援だったり、多様な方々との出会いから、今年で23年目の建築設計事務所がつながって来た。無業者状態を改善したのは、孤立ではなく、常に人と会うことを続けた結果だと振り返ります。

国の政策、地方の政策に、孤立感を無くして、人との触れ合い、地域とのつながりを再構築できる仕組み作りが必要と思います。

・バーミンガムの奇跡
1980年代のイギリスは、アメリカや日本の隆盛で、一時期極端な社会不安から、地域が荒れて、様々な犯罪もだが、孤立無業者が増え始め、1990年代になると、大都市中心部から貧困層以外は、居なくなり、更にまちが荒れて行った。

そこで、有志が地域防犯に乗り出したが、でもなかなか改善ができなかった。そこで、行政と大学が協力し、市民と協働まちづくり始まった。その大きな対策が、無業者状態の人たちの職業訓練と、孤立状態の人を、地域の人たちと触れ合わせる市民活動だった。

その代表的都市が、イギリスのバーミンガム市です。「バーミンガムの奇跡」と言われる改革は、NPO団体が中心となり、市街地の買春女性たちに職業訓練し、地域の治安を改善し、街に花を植えて、綺麗にしていきました。大学がその評価を統計化して、企業誘致に協力し、郊外に出ていったオフィスや店舗がまちに戻り、大企業も集まるようになった。

・日本の状態を懸念
社会の治安を回復させるには、孤立無業者状態の人たちを、地域とのつながりを持たせて、職業訓練をして、働ける環境を行政、大学、地域が、一緒になり取り組まないと、今の状態はさらに悪化して行くと、懸念しています。

・コウノトリのゆりかごは、良き先例
先週行った「コウノトリのゆりかご」の5年の研修で、乳幼児の遺棄事件を無くすため、先進国のドイツには、には、望まない妊娠、育てられない子どもを、養子縁組で養育する活動をしているNPO が、ドイツ国内に80団体があるそうです。

5年前、賛否両論が浴びせられた「コウノトリのゆりかご」は熊本で始まった動きは、昨年、関東地方にNPO が運営する、妊娠した女性たちで、赤ちゃんを育てられない女性と、生まれた赤ちゃんを養子にする夫婦をつなぐ、活動を生み、1年で40人を越える赤ちゃんが、新しい夫婦の下で、育てられています。

国と地方が、すでに活動している孤立無業者対策のNPO と協力して、孤立状態を早く解消する活動を協力に支援し、職業訓練を始めれば、バーミンガムの奇跡ではないですが、日本の未来社会を明るく出来るように思います。

長々と書きました。今日は、大学のレポート評価作業で、一日デスクワークです。外歩きが好きな私には、少々我慢の一日になりそうです。


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野口修一の活動日記
http://noguchi.otemo-yan.net/

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