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緒方貞子 [コミュニティ]コミュの摩擦を恐れない、出る杭になる言動の勧め

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摩擦を恐れない、出る杭になる言動の勧め
〜悪しき伝統・平等主義を越えて進む〜

 伝統とは、新しい試みの積み重ねと聞いたことがあります。トップが、横並びで周りを見て行動していては、立ち遅れてしまう。先般から時々紹介する、著書「電通『鬼十則』」に下記の一節がありました。

(本文より)
「相手の顔色をうかがって右往左往する人が、日本人に多くなった。本音でモノを言う人物が少ない。摩擦を怖れるからだ。
 世論調査で人気のある人物は、大概、本音でモノを言える人が選ばれる。摩擦を恐れない人が多い。」

 この本の中で、経済学者の糸瀬茂氏のことを知った。久米宏さんの「ニュースステーション」にコメンテターとしても出られていました。残念にも、ガンで亡くなったのですが、先見性と本音の語り口に、多くの方から支持されたと書かれていました。糸瀬氏は、21世紀初頭の日本に必要な方だったと、著書の植田正也氏も評価が高い。そして糸瀬氏の素晴らしさを下記にように書いています。

(本文より)
第一に、摩擦を恐れない人であったからだ。本音でいつも語られる。しかも、気張らない。摩擦など眼中にない。常に自然にうつって、人の威圧感を与えない。

第二に、本音で語る。言葉に裏表が見当たらない。本音だから自信にあふれている。

第三に、愛情に満ち満ちている。厳しい心があったから、言葉が生き生きとしていた。心に染み入る言葉だった。  

 ・・しかし、強力な意志が働いていた。悪しき常識、習慣、通念、仕組み、規則、法律に敢然と立向かい、これらの改善、改革を説いた。
 話は具体的でわかり易い。説得力にあふれている。進歩がかならずあるという信念を持ち、自らの意見が次への飛躍の肥料になると確信している。(中略)

 上記の言葉に共通することは、志を持ち、挑戦し続けることだと感じます。伝統と向き合い、挑戦しつつ上手く融合してこそ、進歩があると思います。

 韓国にサムソンと言う企業グループがありますが、創始者のイ・ビョンチョル氏の理念から、テレビ、新聞などを騒がすことが見たことがない気がします。創業時からの5つの理念、

 創造精神  新しいものを探求し、開拓する。
 道徳精神  真実に正しく行動する、
 第一主義  あらゆる面において第一となる。
 完全主義  確実に完璧に働く。
 共存共生  お互いに尊重し、助け合う。

 私が、1986年に発刊されて読んで以来、5つの精神を時々読み返すことがありますが、サムソンの成長に、この5つの精神ありと思います。

 糸瀬氏の言動は、個人の資質の素晴らしさから出るものですが、我々凡人も3つの個人の資質と5つの企業精神を心に常に持ち、言動に気をつけて生きると、道は拓けると思いつつも、日々葛藤の中で生活をしています。
 家族(企業)の伝統は、一人ひとりの挑戦した歴史なのかもしれません。伝統の良さを忘れずに、創造精神を磨くような生き方ができると良いなと思っています。

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