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緒方貞子 [コミュニティ]コミュのコウノトリのゆりかご(赤ちゃんポスト)論議

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コウノトリのゆりかご(赤ちゃんポスト)論議

 今、熊本市の病院が、ヨーロッパで設置が広がってきた、育児放棄を受け入れる「赤ちゃん置き場(ポスト)」の準備を進めています。地元紙の新聞等々の投書意見では「捨て子意識の助長につながる」、「親の育てる意識が薄れる」等々出ていますが、ほとんどの親は、わが子の育児を放棄することは無いと思います。

 ヨーロッパも、「命を救う」を目標に16世紀に始まった善意は、20世紀途中消滅したのですが、イタリアで1999年に再開され、世界に広がりつつあります。日本の育児環境は、かつて考えられないような、虐待や暴力の事実、命を尊さを疑うよう無い事件を考えると、幼い命を救おうとする気持ちは、賛同する気もします。

 しかし倫理上は、安全な仕組みはあるにしろ、我が子を「置き去り」にする仕組みに、厚生省の認可を求めても、議論がかみ合わず、熊本市独自の判断に委ねることになるだろうと新聞は報じています。人口減少社会の中で、尊い命を救う方法として、赤ちゃんポストこと「コウノトリのゆりかご」の設置が、熊本で大きな話題になっています。この点に関して、全国の議論が必要と思います。

 日本の人口は、2050年には1億人を切り、9千万人に近づくとも言われています。経済の活力に絶対的に必要なのは、人口の維持と思います。育児倫理と命を救う間で、今でも幼い命が世に出ることなく、亡くなっていることを思うと、胸が締め付けられる思いがします。

 熊本県知事の座右の言葉ですが「命に頭を垂れる」を、今回の赤ちゃんポストの論議でもう一度考え、次世代の社会をどんなものにして行くか、国民一人ひとりが考える時期来ている思ってます。

 熊本市の新たな取り組みについて、色々な意見を待っています。

コメント(3)

はじめまして。
イタリア在住のものです。

こちらには、昔から修道女の運営する捨て子(を受け入れ育てる)保育園のようなものがありました。

>20世紀途中消滅したのですが、イタリアで1999年に再開され、世界に広がりつつあります。
そうなんですか。99年まで一時消滅していたのですね。知りませんでした。

こちらでは、病院での出産後、母親が子供を認知しないで置き去りにすることも認められています。
キリスト教では中絶が禁じられているため、レイプされて妊娠した子供を産んだけれど、育てたくないということもあったでしょう。
そしてやはりキリスト教精神からか、子供は親のものではなく神様からの預かりもの、といった感覚がある気がします。
親が育てられないならば、育てられる人が育てればいいという感覚です。
だから「どこの馬の骨かわからない」という気持ちがないのか、養子を希望する夫婦の数はものすごく多いです。

イタリアが長くなってきたせいか、今回の赤ちゃんポスト(この、ポスト、という呼び方がモノを取り扱うみたいで好きになれませんが)のことで、これほど反対意見が出るとは思っていませんでした。
親に捨てられるほど可哀そうなことはありませんが、親に殺されるよりどれほど良いでしょう。
安易な理由で子供を捨てるような親は、この”コウノトリのゆりかご”があろうとなかろうと、捨てるか虐待する可能性が高いのです。
実際、不法移民者でこのシステムを知らないらしき人が、ゴミ箱の近くに、箱に入れた赤ちゃんを置き去りにする事件がありました。
発見者は箱の中からか細い鳴き声が聞こえるので、猫の子がいるのかと思って見てみたら、生後まもない赤ちゃんだったのです。発見者は赤ちゃんの無事に声を震わせ、できることなら自分の養子にしたいくらいだと言っていました。

私にはこのシステムに反対する気持ちがわかりません。
どうか日本でも設置が認められますよう祈っています。
熊本市は、設置を許可する方向で準備が進んでいます。
決まりましたら、このトピに報告します。

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