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昔々あるところには誰もいませんでした。
他のところには誰かしらいたのに、
ここには、誰もいませんでした。

どなたでも、続きをどうぞ。
そして、その続きを、どなたでも。

コメント(100)

あるところに・・・・・やっぱいいかな?
おばあさん………いや、なんでもない。
キャストローネはミゾリオットと一緒にサクツールの家をキャバンシーのマネをして、イッシュンバッツアーウォークで訪問しました。

玄関先で出迎えてくれたサクツールは、まるであの日のゴイゾーノフ夫妻のようだと驚いていました
サクツールにそれを伝えると、ゴイゾーノフ夫妻のようだは言い過ぎでしょう、せめてラコルーニャ叔父さんを思い出してほしかったと注意されました。
そんなみなの間に、犬のオットンラシュエフスキーが割り込んできました。相変わらず、飼い主のサクツールよりも、来客にじゃれる気があるのです。
―第2部―


ここがEXILEオーディションの会場か…。

早めに着いた僕は、朝作ったおにぎりをナップサックから取り出した。
おにぎりをかじり、
EXILEオーディションの会場を横目にみながら、

僕は足早にパチンコ屋の列に並んだ。
早めについたので、3番目だ。
良い感じだ。
あ!あんな所にカリフォルニアがあるぞ!
そう叫んだのは4番目に並んでいたオッサンだった。

どうやら、一つでも早い順番に並びたいようだ。


だが、我々先頭からの3名は、オッサンが震えた手で持っているワンカップを見て、視線を再びパチンコ屋の扉に移した。
パチンコ屋の扉には

まるで王宮を彷彿とさせるような装飾が施してあり

指紋をつけるのをためらわせるような雰囲気があった

ふと扉の隙間に目をやると

そこにはカードがはさまっていた
何のカードかはわからない。

まぁ、パッキーカードかなにかだろう。

絶対に、免許証ではないだろう。
そう思って、ふと手に取ってみると、それは免許証だった。


有効期限のところには、

『なめられるまで有効』

と書いてあった。


「こ、これなめ猫免許証じゃねぇかょお〜!」

後ろからさっきの酔っ払いのオッサンが叫びながら入ってきた。

僕は軽い苛立ちを覚えたが、

「これ、おじさんのですか?」

と念のため聞いてみた。


絶対におじさんのではないだろう。
「そうだよぉ!おじさんのだよぉ〜」

おじさんは答えた。

本当ですか?
と聞いてみたかったが、
聞くよりも先に、

黒猫が大きく
にゃあと鳴いた。
そう


それは黒猫の物だったのだ


とりあえずウソをついたおじさんを逮捕し警察署に連行した


やはりこういう輩を逮捕できる禁酒法の制定は正解だったのだ


ともかくおじさんは他の警察官に任せ、先ほどのパチンコ屋に戻っり、もう一度黒猫の免許証を確認した


いや


免許証ではない


私だけが気付いていた

それがキャッツカードであると言う事に
キャッツカード……


初めてキャッツカードとであったのは2年前。

つまり、高柳猫子(たかやなぎねここ)と会ってからもう2年が経つのだ。
高柳猫子のことはさておき。


私は安全世界制圧委員会の仲間に連絡すべきか悩んでいた。

彼らは禁酒法を制定した今、
次に安全に世界を制圧するのに邪魔なものは、
「予告」だと思っている。
この世から「予告」を撲滅すれば、
安全に世界を制圧するのに一歩近づくと。

私は、そうは思わない。
というか、「予告」を撲滅されてはちと困る。
どうして私が「予告」を撲滅されると困るのか。

どれから説明したらいいものか。
どれから説明すればわかりやすく伝わるものか。

まず、私がなぜ安全世界制圧委員会に加わっているのか説明しよう。
その前に、安全世界制圧委員会とはなんなのか説明しよう。


安全世界制圧委員会とは、
簡単に言うと、
警察だ。
私は元来、警察になろうと思っていた。
父が犯罪者だったからだ。

そんな私がなぜ安全世界制圧委員会に加わったのか。
その理由も
父が犯罪者だったからだ。
父は人を一人殺した。
巨乳アイドルを殺した。
イリュージョンで殺した。

そして父はいなくなり、
伝説となり、
私と世界の標的の的となった。
殺害方法がわからない。
イリュージョン殺人。

父はいなくならなくても、
伝説になったであろう。
が、
いなくなったのだから、
この想像の意味は皆無だ。

今でも思う。
どうやってあの巨乳アイドルを
2ℓのペットボトルに入れたんだろう?
僕は、安全世界制圧委員会に入ったあと、その凄惨な殺人現場の写真を見せてもらったことがある。

今でも思い出すと、背筋にしびれが走る。

ペットボトルの中で、巨乳アイドルが、全体的にムギュ〜っとなっていた。

右のほっぺたと左のほっぺたがムギュ〜っとなりすぎてひっついていた。そして、口元には自慢の巨乳がムギュ〜っとなって、口全体を覆っていた。

死因は窒息死だった。彼女は生まれて初めて自分が巨乳であることを恨んだのかもしれない。


結果的に父が捕まったのはダイイングメッセージのおかげだった。
コツコツと足音が響く。


どうしてだ?


どうしてコツコツと足音が響く?





僕は完全に混乱していた。
他の人から見ればただ歩いているだけかもしれないが。
僕は完全に混乱しながら歩いていた。


どうしてコツコツと足音が響く?



どうして?



ここは、森だろ?
足元には、土。
そりゃそうだろう。
森なんだから。

響きわたる、コツコツ音。
そりゃそうだろう。
森なんだから。

いやいやいやいや。


森にコツコツ音は似合わない。
断言しよう。
森にコツコツ音は似合わない!

それと、
コツコツ音と同じくらい
森に燕尾服を着た男も似合わない。


つまり
コツコツ音と僕は
森には似合わない。
僕が燕尾服を着ているのには意味がある。

僕は燕尾服しか持っていないから。
燕尾服以外の服を持っていないから。

働くときも
寝るときも
森で迷うときも

いつだって燕尾服だ。
それしかないんだから。

それ以外の服を着ると、
吐いてしまうんだから。

裸は、ギリOK。
森の中の燕尾服男。
森の中のコツコツ音。



ふと思ったのだが、



これ、


僕のせいか?

森の中のコツコツ音。

僕のせいか?

この森が僕の足音をコツコツと鳴らしていたんじゃなくて、

僕の足音がこの森にコツコツ音を響かせていたのか?


僕が歩けば、どこだってコツコツと音をたてたのか?
僕は今までコツコツ音を鳴らし続けていたのか?


いやいやいや


いやいやいやいや


それはさすがにない。
だとするともっと早く気付いていただろう。
僕は今までにも土の上を歩いたことがある。
そのときにはコツコツなんて音はしなかった。


僕のせいじゃない。


このコツコツ音は、僕のせいなんかじゃない。


僕のせいじゃない。


このコツコツ音は、僕のせいなんかじゃない。



絶対に僕のせいなんかじゃない。



無意識のうちに、
歩くスピードが、少しだけ上がった。

コツコツ音のスピードも、僕に合わせて、少し上がった。
森で足音がコツコツ鳴っているだけでも混乱するのに。
森で道に迷っているだけでも混乱するのに。

その2つが同時に起こって、

さらにそのコツコツ音が僕のせいだって?



殺す気か?
混乱死させる気か?
混乱で死ねるかは知らないが。
死因は混乱です。
聞いたことない。
死因はガンです。
聞いたことある。
死因はCMの後で。
聞いたことない。
まぁ、僕の聞いたことのあるフレーズなんて、たかが知れている。






靴、脱いでみようかな?
そうだ、靴脱いでみよう。
どうしてもっと早く気付かなかったんだろう。

靴紐をほどこうとしゃがみこんだ。





森に静寂。
森が静寂。






止まれば、コツコツ音は消えるのか。


そりゃそうだ。
コツコツ音は、僕の足音だ。
僕が止まれば、コツコツ音は消える。
そりゃそうだ。


気付かなかったなぁ。

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