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全日本スイング連盟コミュの3連のノリ?  (カテゴリー;実践編)

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これまで2回「アフタービート」についてお話しをしましたが、今回は、皆様がこのトピックの立ち上げ時に良くお話されていた
「3連のノリ」
についてお話したいと思います。
但し、一度にそんなにたくさん語れる訳ではないので、今回はほんの入り口です。

今回の要点を先にまとめると、
「ジャズ(スイング)における3連は、あくまでノリのことであって、3連音符でリズムを刻むことでは無い」
ということです。

譜例?と?をみて下さい。
どちらも、3連のノリが重要な曲の例です。

譜例?は、オールディーズの名曲「オンリー・ユー」に代表される、“ロッカ・バラード”と呼ばれるスタイルの譜例です。
ピアノなどのコード楽器が、3連でコードを刻み続けます。ベースも大きく3連でノリます。

譜例?は、ブルース等でよく演奏される“シャッフル”と呼ばれるスタイルの譜例です。
ベースが3連を刻み、ピアノも大きく3連でノリます。
シャッフルというのは、アフリカン・アメリカンのルーツになるリズムの1つです。
おそらくは、スイングのルーツといえるリズム・スタイルで、シャッフルが洗練されてスイングに進化したとも言えるでしょう。

譜例?も?もドラムのパートを掲載していませんが、ドラムスも常に3連を刻み続けます。

さて、譜例?は、ジャズ(スイング)の演奏スタイルです。
ここでは、3連のリズムを刻み続けるパートはありません。
それぞれのパートのミュージシャンが、気持ちの上で3連を感じつつ、表現される音としては、エッセンス程度にしか演奏しません。
ドラムのパートの掲載が無いのですが、ドラマーも、出音としては、4分音符で刻むのが中心で、フィルインとして3連のオカズを加える程度です。

もちろんジャズの場合も例外があって、例えばアート・ブレイキーの演奏で有名な『モーニン』等は、割とドラムはシャッフルっぽく叩いています。
もちろん、これはこの曲のキャラクターが、非常にゴスペルっぽいので、よりアフリカン・アメリカンのルーツに近いリズムで演奏されるからです。
もちろんジャズのルーツには、ブルースやゴスペルがあることは否定できないことなので、モーニンをこういったリズムで演奏することは、むしろ自然であると言えますよね。

さて、次回以降は、もう少し突っ込んで話をしていきたいと思います。

(補完)
(1)僕は、いわゆる“黒人”という言葉は好きではないので、アメリカで公に用いられている“アフリカン・アメリカン”という言葉を使いました。

(2)上の譜例で分けた分け方は、あくまで初心者の為に一般的に分けた分類です。『絶対的』な分け方では無いので、上級者の皆様、ご了承ください。

(3)>おそらくは、スイングのルーツといえるリズム・スタイルで、シャッフルが洗練されてスイングに進化したとも言えるでしょう。
⇒実際は、その他にも、ブラス・バンドのリズム・スタイルであった「セカンド・ライン」や、様々なラテンのリズムからの影響も受けていることを、忘れてはいけないでしょうね。
ジャズが、ジャンルとしてのブルースと違い、世界中で演奏されるのは、様々な国の音楽と融合していくからでしょうね。
ここでは詳しく触れませんが、ボサノバはブラジルのサンバとジャズが融合して出来た音楽です。

コメント(1)

訂正)譜例?にコード進行を付けるのを忘れました。
1小節ごとに C7、F7、C7、C7 です。

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