でも、それに頼るだけの楽曲は作りたくないから自然と馴染んでるんじゃないかな? 今回はYumi氏がストリングスのアレンジをかなり頑張ってくれたから、それはもう申し分無いくらい良いでしょう(笑)あとは前作同様、ジュンコちゃん(前作から引き続きチェロで参加のReach up to the Universeのメンバー)もアイディアを出してくれたり、信頼してるからね。」
-アルバム全体の雰囲気はボーカル的な観点から行くと低音、高音のボーカルの重ねだったり、ファルセットだったりでとても幻想的な雰囲気なんですが、曲調が結構ロックな曲(e.g. Bearcave, Dancing Wolves, Eyes in The Dark, Fingernails)が前の作品よりも増えたというのはどういった理由でしょうか?
-サードからコードの使い方など作曲面でかなりの変化をその前のアルバムなどよりしていますが、それをした理由はなんでしょうか?1st、2ndは「D」ではじまる曲が多いのに対してサード以降は「C」や「G」などカノンコード的なもっと聞きやすいものに変わった理由はYumiさんとの対談でも出て来た一緒にやる近しいバンドなどの影響(e.g. Oceanlane, Bandwagon, Whence he came, and so on)だったりするのでしょうか?
-歌詞の内容なのですが、今回のアルバムでのWisely and Slowだったり前のアルバムのShellsなどとてもその情景を想像させる内容になっている訳ですが僕は英語が多少わかるのでその内容を読んで想像します。ですが英語がわからない人からの感想でも「その情景を想像させる」というのがあったり、Yumiさんが自分なりのイメージをつけると言うのがあったことで、Shimaさん独自のメロディーと歌詞の相互関係が人にイメージを浮かべさせると言うことに対してどう思いますか?そして、作曲の際にどういった楽器を使ってどういった形で(歌詞が先攻だったり、メロディーが先攻だったりと言う意味で)しますか?
S「Wisely and Slowに関しては最初、俺が日本語でつくったすごくシンプルな歌だったんだけど、メロディーと歌詞が一緒に出てくるみたいな感じで、すごく簡単に出来た曲だったんだけど。個人的な情景が俺の頭の中にあったのね。
-アルバムの中での遊び要素的なところでセカンドのPresent I can not see itやサードのCold oxygen、そして今作のFingernailsがあると思います。アルバム全体からみるなら少し出っ張った部分になるものをわざと入れている感があるのですが、それは視聴者を飽きさせない工夫としての曲なのか?それともそれもアルバム一枚を通した流れの一部なのでしょうか?