インドネシア音楽と申してもいわゆるガムランからダンドウットなど際限がありません。
私はLagu Daerahとゆう地方歌（langgam-歌謡曲）が好きです。
特に古い曲に味があります。バタビア（古ジャカルタ）時代のStambulや初期Kroncong。
年寄りで身辺整理したらカセットだけでも数百本もありました。もちろん殆どソラでも
歌えます。
北スマトラTapanuli BatakやSundaのスウリン（横笛、竹笛）には独特の特徴があり
聴いていて飽きません。
20世紀の終わり頃から安価なキイボードがはいりこれらのインドネシア音楽は堕落した
ように感じており残念です。反面YouTubeでは多くのヒット曲を聴くことが出来て楽しみです。
私はLagu Daerahとゆう地方歌（langgam-歌謡曲）が好きです。
特に古い曲に味があります。バタビア（古ジャカルタ）時代のStambulや初期Kroncong。
年寄りで身辺整理したらカセットだけでも数百本もありました。もちろん殆どソラでも
歌えます。
北スマトラTapanuli BatakやSundaのスウリン（横笛、竹笛）には独特の特徴があり
聴いていて飽きません。
20世紀の終わり頃から安価なキイボードがはいりこれらのインドネシア音楽は堕落した
ように感じており残念です。反面YouTubeでは多くのヒット曲を聴くことが出来て楽しみです。
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コメント(4)
同感！
スンダデグンはジャワとはまったく違い哀愁が五感に溢れています。
デグンは一時衰退（1970年頃？）しましたが危機感のあった大学生などが復活させたと聞きました。
そもそも劇場音楽向きではなく、好き者が潸々五五陋屋に集まり自然と音がでてくる類いだから維持には苦労があるのでしょう。演者は一般人が大半でリズムもヴォイスも独特で、スンダ人以外にスンダ語は喋れないと思います。当然よそ者は歌えません。スウリンとの絡みも他国者では真似も出来ません。
でもクスエンダンなど匆匆たるポップの歌い手もいます。 物だとジャワに持ってゆかれるので声で存在したとゆうほど歌唱力があります。 首都とは近いのにこの違いはいったい何なのでしょう？
ひと夜隅で聴きましたが、三々五々演者が集まりロコ（煙草）など吸っていつやるのか不明、いらいらしてたらやおら歌い手が出てくるや誰が音頭をとったのか哀愁溢れる調べが流れました。意味も判らず
身体が震えました。スンダはリズムの宝庫でかのDangdutもpocopocoもみんなスンダ発祥です。
スンダは縦笛でこれがまた凄い。ひと笛でそれと判るのは北スマトラと同じで、スンダ笛は吹き手でそれぞれ音階（穴の位置）が微妙に違うそうです。スレンドロとか。
スンダデグンはジャワとはまったく違い哀愁が五感に溢れています。
デグンは一時衰退（1970年頃？）しましたが危機感のあった大学生などが復活させたと聞きました。
そもそも劇場音楽向きではなく、好き者が潸々五五陋屋に集まり自然と音がでてくる類いだから維持には苦労があるのでしょう。演者は一般人が大半でリズムもヴォイスも独特で、スンダ人以外にスンダ語は喋れないと思います。当然よそ者は歌えません。スウリンとの絡みも他国者では真似も出来ません。
でもクスエンダンなど匆匆たるポップの歌い手もいます。 物だとジャワに持ってゆかれるので声で存在したとゆうほど歌唱力があります。 首都とは近いのにこの違いはいったい何なのでしょう？
ひと夜隅で聴きましたが、三々五々演者が集まりロコ（煙草）など吸っていつやるのか不明、いらいらしてたらやおら歌い手が出てくるや誰が音頭をとったのか哀愁溢れる調べが流れました。意味も判らず
身体が震えました。スンダはリズムの宝庫でかのDangdutもpocopocoもみんなスンダ発祥です。
スンダは縦笛でこれがまた凄い。ひと笛でそれと判るのは北スマトラと同じで、スンダ笛は吹き手でそれぞれ音階（穴の位置）が微妙に違うそうです。スレンドロとか。
1960〜70年代のインドネシアのレコードを探しているとよくムラユ（melayu）と呼ばれる音楽を耳にします。ムラユって何だろう？と思って調べてみました。
詳しい定義は知りませんが、私の大まかなイメージでは、ムラユは「インド映画音楽の影響を受けた反復ビートの入ったインドネシアのポップス」で、インドネシアでは非常に人気があるようです。そして、ダンドットも人気がある音楽ジャンルですが、なんだかムラユに似ている気がします。ムラユが、ある時代からダンドットと呼ばれるようになったのでしょうか？ 実のところどうなのか、確かめたいと思いました。
もう一つ知りたいと思ったのは、「インドの映画音楽みたいな要素」がなぜ、いつ頃からインドネシアのポップスに入って来たかについてでした。その点に関して気になったのは、
私が8年程前にジャカルタの骨董屋で購入して以来愛聴盤になっているOrkes Kelana Riaのkafilah（カフィーラ＝隊商、1961年リリース）というレコードです。
アラブ音楽、ラテンやムラユの要素の入った長閑でチャーミングな歌謡 ポップスで、有名な女性歌手エリヤ･カダム (Ellya Khadam)が, エリヤ ･アグス (Ellya Agus)の名で参加しています。ちなみに、彼女は結婚によって姓を五回変えているとのこと（！）Kafilahには、インド的な反復ビートの入ったダンドゥットの原型のような曲が何曲かあり、彼らの第2作 Ya Mahmud(ヤー･マ フムッド,1963年)では、インド映画音楽の要素が更に強くなっています。これら作品が、後のダンドゥットとどんな関係があるのか知りたいと思いました。
ネットで調べていたら、田子内進氏によるムラユからダンドゥットへの歴史的変遷に関する、非常に内容の濃い研究論文がありました。
―模倣から創造へ、インドネシアの大衆音楽ダンドゥットの発展―
http://gakui.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/data/h21/125188/125188a.pdf
ダンドゥットの成立と発展（1） 近代演劇の成立とオルケス・ムラユ
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tak/35/1/35_KJ00000131979/_pdf/-char/ja
ダンドゥットの成立 と発展 (��) ―オルケス ･ムラユの発展 とムラユ音楽―
https://kyoto-seas.org/pdf/36/3/360304.pdf
それによると、1970年代前半にジャカルタのあるラジオ局が「インド大衆映画音楽の影響を大胆に取り入れたオルケス・ムラユの音楽をムラユ音楽と呼ぶことは出来ないと考え、代わりにダンドゥットという、新しい呼び名を普及させようとした」ことがきっかけとなって、ムラユ音楽がダンドゥットと呼ばれるようになったそうです。ムラユ音楽は1970年代にダンドットと呼ばれるようになったことがわかりました。
Orkes Kelana Riaのkafilahについては、ムラユ音楽に初めてインド音楽を大胆に取り入れた記念碑的アルバムと書かれていました。こぶしを効かせたEllyaKhadamの歌唱法はそれまでのムラユ音楽には無く、当時の人々に非常に強い印象を与えたようです。また、現在の ダンドゥットで重要 な役割 を果たす グンダン（片面太鼓）とスリン（竹笛）の両楽器を初めて使用 したのが この作品だそうです。言われてみると、スリンは、60年代以降のムラユ〜ダンドゥットの重要な要素になっていますね。
Kafilahは日本ではあまり有名では無く、ひそかに愛聴していたレコードですが、現代のダンドゥットにつながる音楽の流れを作るきっかけになった作品だと知って驚きました。
ちなみに個人的には、インドームラユ系の曲より、ラテンの入った曲の方が好きです。
Orkes Kelana Ria, Elya Khadam - Kafilah （1961）
https://www.youtube.com/watch?v=8T-C5zVgZLo
個人的にはA3 、A6 、B2 が南国風の長閑さがあって特に好きです。
↓ELLYA AGUSのボーカル
https://www.youtube.com/watch?v=dGraumo_SK0
Ya Mahmud
https://www.youtube.com/watch?v=F2iCJb19xms
パーカッションが炸裂してます(^^)
Ya Mahmudの中のムラユ系の曲
鉄琴？の音が、インド映画音楽風味を増す要素になっていると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=CqhwL8gxo5U
詳しい定義は知りませんが、私の大まかなイメージでは、ムラユは「インド映画音楽の影響を受けた反復ビートの入ったインドネシアのポップス」で、インドネシアでは非常に人気があるようです。そして、ダンドットも人気がある音楽ジャンルですが、なんだかムラユに似ている気がします。ムラユが、ある時代からダンドットと呼ばれるようになったのでしょうか？ 実のところどうなのか、確かめたいと思いました。
もう一つ知りたいと思ったのは、「インドの映画音楽みたいな要素」がなぜ、いつ頃からインドネシアのポップスに入って来たかについてでした。その点に関して気になったのは、
私が8年程前にジャカルタの骨董屋で購入して以来愛聴盤になっているOrkes Kelana Riaのkafilah（カフィーラ＝隊商、1961年リリース）というレコードです。
アラブ音楽、ラテンやムラユの要素の入った長閑でチャーミングな歌謡 ポップスで、有名な女性歌手エリヤ･カダム (Ellya Khadam)が, エリヤ ･アグス (Ellya Agus)の名で参加しています。ちなみに、彼女は結婚によって姓を五回変えているとのこと（！）Kafilahには、インド的な反復ビートの入ったダンドゥットの原型のような曲が何曲かあり、彼らの第2作 Ya Mahmud(ヤー･マ フムッド,1963年)では、インド映画音楽の要素が更に強くなっています。これら作品が、後のダンドゥットとどんな関係があるのか知りたいと思いました。
ネットで調べていたら、田子内進氏によるムラユからダンドゥットへの歴史的変遷に関する、非常に内容の濃い研究論文がありました。
―模倣から創造へ、インドネシアの大衆音楽ダンドゥットの発展―
http://gakui.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/data/h21/125188/125188a.pdf
ダンドゥットの成立と発展（1） 近代演劇の成立とオルケス・ムラユ
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tak/35/1/35_KJ00000131979/_pdf/-char/ja
ダンドゥットの成立 と発展 (��) ―オルケス ･ムラユの発展 とムラユ音楽―
https://kyoto-seas.org/pdf/36/3/360304.pdf
それによると、1970年代前半にジャカルタのあるラジオ局が「インド大衆映画音楽の影響を大胆に取り入れたオルケス・ムラユの音楽をムラユ音楽と呼ぶことは出来ないと考え、代わりにダンドゥットという、新しい呼び名を普及させようとした」ことがきっかけとなって、ムラユ音楽がダンドゥットと呼ばれるようになったそうです。ムラユ音楽は1970年代にダンドットと呼ばれるようになったことがわかりました。
Orkes Kelana Riaのkafilahについては、ムラユ音楽に初めてインド音楽を大胆に取り入れた記念碑的アルバムと書かれていました。こぶしを効かせたEllyaKhadamの歌唱法はそれまでのムラユ音楽には無く、当時の人々に非常に強い印象を与えたようです。また、現在の ダンドゥットで重要 な役割 を果たす グンダン（片面太鼓）とスリン（竹笛）の両楽器を初めて使用 したのが この作品だそうです。言われてみると、スリンは、60年代以降のムラユ〜ダンドゥットの重要な要素になっていますね。
Kafilahは日本ではあまり有名では無く、ひそかに愛聴していたレコードですが、現代のダンドゥットにつながる音楽の流れを作るきっかけになった作品だと知って驚きました。
ちなみに個人的には、インドームラユ系の曲より、ラテンの入った曲の方が好きです。
Orkes Kelana Ria, Elya Khadam - Kafilah （1961）
https://www.youtube.com/watch?v=8T-C5zVgZLo
個人的にはA3 、A6 、B2 が南国風の長閑さがあって特に好きです。
↓ELLYA AGUSのボーカル
https://www.youtube.com/watch?v=dGraumo_SK0
Ya Mahmud
https://www.youtube.com/watch?v=F2iCJb19xms
パーカッションが炸裂してます(^^)
Ya Mahmudの中のムラユ系の曲
鉄琴？の音が、インド映画音楽風味を増す要素になっていると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=CqhwL8gxo5U
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