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ULTRAS サッカーを楽しもう!!コミュのW杯で奇跡を起こすチームは出るのか?

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1990年の“不屈のライオン”カメルーンを率いたロジェ・ミラから2002年の“赤い悪魔”韓国まで、W杯の1つの風物詩とも言えるのがノーマークのチームの快進撃だ。こういったアップセット(番狂わせ)は、これまでW杯で絶えることがなかった。

 実力通りの結果が出るとは限らないスポーツ、それがサッカーである。たとえ勝利の可能性が最小限であろうとも、強国のシュートがポストを外れ、弱小国がオウンゴールを決める可能性はありうる。W杯ドイツ大会でも優勝候補を予告なく打ち負かしてしまうような、サプライズを起こすチームはあるのだろうか。

 その可能性を秘める国の1つがコートジボワールだろう。ストライカーのディディエ・ドログバは「サッカーでは何が起るかわからない。W杯に出場する32チームがすべて優勝候補なわけでもない。だからわれわれだって準々決勝、準決勝、あるいは決勝にたどりつくチャンスがあるんだ。ただ、実際は厳しいグループだとは思うよ。相手チームは本当にレベルが高いし、普通に考えたらベストのプレーができたとしてもグループリーグで振るい落とされることになるかもしれない」

 コートジボワールは、今大会が初出場となるアフリカの4チームのうちの1つだ。彼らは“死のグループ”と言われるグループCでアルゼンチン、オランダ、セルビア・モンテネグロと同居する。しかしコートジボワールは、これらの強国さえ怖れさせるタレントを何人も有している。
 その筆頭がプレミアリーグ王者・チェルシーのFWドログバなのは言うまでもない。そしてさらに欧州での経験も豊富な司令塔・ボナベントゥーレ・カルー(パリSG)、今季アーセナルで主軸を担ったDFコロ・トゥーレとエマヌエル・エブエ、ランスのアルナ・ディンダン、サンテチエンヌのディディエ・ゾコラと各ポジションに有力選手を配置。このメンバーを見れば、コートジボワールのポテンシャルは、アウトサイダーと言ってはいけないのかもしれないが…。

 フース・ヒディンク。1998年(オランダ)、2002年(韓国)と違う代表チームを率いながらもW杯で連続ベスト4進出を果たしたこの名将は、2006年大会でオーストラリア代表を率いる。32年ぶり2度目の出場となるサッカールーズはプレミアリーグで活躍する選手を中心に据え、ブラジル、クロアチア、日本と同居するグループF突破を狙っている。
 「まだチームは改善の余地がたくさんある。これからの合宿、親善試合を通じて徐々に戦術や考え方を浸透させたい。オーストラリアがグループリーグを突破したら誰もが驚くだろう。だが、それは不可能じゃない」。マジックと称されるその手腕で、ヒディンク・オーストラリアは番狂わせを狙っている。

 このほか、マークしておきたいのがロケ・サンタクルス(バイエルン・ミュンヘン)のいるパラグアイ、そしてアンドリー・シェフチェンコ(ACミラン)率いる初出場のウクライナだ。

 旧ソ連時代のスタープレーヤー、オレグ・ブロヒン監督率いるウクライナは、独立後初のW杯出場となる。そのチームで唯一無二の存在がFWシェフチェンコだ。2004年のバロンドール(欧州最優秀選手賞)受賞者は、スピード、フィジカル、得点感覚にすぐれ、現在世界最高のストライカーと見る向きも多い。セリエA最終節で膝を負傷したシェバだが、決勝トーナメントを勝ち上がることを見すえ、コンディション作りを進めている。

 1970年以降、1998年のフランスを除けば、すべての大会で決勝に進出したのはサッカー伝統国と呼ばれるドイツ、ブラジル、イタリア、アルゼンチン、オランダである。しかし、同時にそれらの伝統国が決勝に至る前に敗れ去るとき、それはアップセットであることが少なくない。この事実は大会に参加する“弱者”と見られているチームに希望を与えるものだろう。
 
 グループBでイングランド、スウェーデン、パラグアイと同組のトリニダード・トバゴのレオ・ベンハッカー監督は言う。
 「サッカーが行われる毎週末、世界中のリーグで弱小チームが強豪チームを破る番狂わせは起っているんだ。イングランドだってこの間北アイルランドに負けたじゃないか。同じことがトリニダード・トバゴにできない理由はない。われわれは、参加するほかのチームと同様に、野心を持つ権利がある」

 参加できるだけで幸せなどという国はどこにもない。W杯は選手や監督に野心を抱かせる、夢と希望に溢れた最高の舞台だ。今大会も間違いなくジャイアントキリングが生まれるだろう。それがあなたにとって楽しいものになるか、悲しいものになるかはわからないが。(了)


◆過去5大会の“驚き”の歴史◆

<2002年日韓大会>
 出場した5大会で1勝も挙げることができなかった韓国が、地元ファンの“赤い声援”をバックに予想外の快進撃を続けた。グループリーグでポーランド、ポルトガルを破った韓国は、決勝トーナメントでもイタリア、スペインと欧州の強国を撃破しベスト4へ。世界に衝撃を与えた。大会前ノーマークながらも好成績を残したのは韓国だけではない。初出場のセネガルは、開幕戦で前回優勝のフランスを相手に大番狂わせを演じると、その勢いでグループリーグを突破、ベスト8入りした。また、アメリカは準々決勝でドイツに敗れるも、1930年に大会に参加して以来最高の成績を収めた。

<1998年フランス大会>
 ほとんど波乱のなかったこの大会。最大の驚きがホスト国フランスの優勝だった。ベスト8に残ったのは強国ばかり。4大会制覇のブラジル、2度の決勝経験があるオランダ、優勝経験のあるイタリア、ドイツ、アルゼンチン。中堅国のデンマークを除けば、唯一のアウトサイダーだったのが、ユーゴスラビア分裂後に初の大会参加となるクロアチアだった。準々決勝でダボール・シュケルの2ゴールでドイツを破ったクロアチアは、準決勝でフランスに敗れたものの、3位決定戦で再びシュケルが決勝ゴールを決めオランダを破った。シュケルは6得点で大会得点王に輝いている。

<1994年アメリカ大会>
 ベスト8に残った欧州勢は7カ国、唯一の南米勢がブラジルだった。この中での驚きといえばブルガリアの健闘だろう。W杯未勝利だったブルガリアだが、FWフリスト・ストイチコフが6得点と爆発。準々決勝のドイツ戦では決勝ゴールを挙げるなど、ベスト4に残る原動力となった。また、スウェーデンは準決勝でブラジルに敗れたものの3位決定戦ではブルガリアに4−0と大勝。ホスト国アメリカ、サウジアラビアのベスト16入りは小さな驚きを提供した。


<1990年イタリア大会>
 38歳のロジェ・ミラ率いるカメルーンが、王者アルゼンチンと開幕戦で激突。2人の退場者を出しながら1−0と大アップセットを演じた。勢いにのるカメルーンはグループBを1位で突破し、ベスト8へ。ミラはこの大会で得点した最高齢の選手となり計4ゴールと年齢を感じさせない活躍を見せ、アフリカ勢おそるべしの印象を残した。珍しい驚きの記録を残したのがアイルランドだ。彼らはグループリーグをすべて引き分けで2位通過。決勝トーナメント1回戦でもルーマニアとドロー(PK5-4で勝利)、準々決勝で敗れたものの、90分での未勝利ながらベスト8に残った。

<1986年メキシコ大会>
 ベルギーはグループBでメキシコ、パラグアイ、イラクと同組となり、イラクに勝ったのみの3位となった。しかしこの時代は24カ国参加で各組2位+3位の上位4チームが決勝トーナメントへ進出できた。ギリギリ滑りこんだベルギーはまず1回戦でソ連を延長で4−3と下し、さらに準々決勝はスペインをこれまた延長PK(5-4)と強国を次々撃破。準決勝ではマラドーナ擁する優勝したアルゼンチンに敗れたものの大健闘を見せた。またモロッコはイングランド、ポーランド、ポルトガルなどを尻目にグループ1位で決勝トーナメント進出。1回戦でドイツに敗れたものの、アフリカ勢初のベスト16チームになった。

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