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東京CMCコミュの異論 反論 オブジェクション(笑)

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さても、長きにわたる放置、実に以て汗顔の至り。申し訳ありませぬ。何かネタをと思いつつ、徒に時を経過させてしまいました。これを機に少しは手を入れたきモノと思い居りますれば、御助勢の程を願わしゅう存じまする。


してこの場、リニューアルするならば、何よりも先にそうなされるべき存在が居残ってしまったTBS系の深夜ニューズショウ内コーナーよりタイトルを頂き居りまして候(笑)。

つい先方まで読んでいた某専門誌の古モデルガン紹介連載が内容、今時エルマルガー編のあまりの酷さに呆れ果て、一応コミュの手前も考慮致しCMC製品限定にて、これ以上の、ライターが無自覚的怠惰による「歴史改変及び捏造(笑)」を防ぐべく、飽かず弛まずチェック等致すべきスペースをば、此処に開設致さんとの目論見でありまする。

また、世情に流布せるCMCへの甘き幻想をも、あわよくばこの場にて引き剥がし、「等身大のCMC」記録の一助ともなし得ればとの思いもありまして候。

「良き夢」は地に足付けて見るモノかと。如何に?(笑)。

コメント(26)

先ずは、見本代わりに、当の某誌がエルマ記事中より一つ。

ブローバックモデルの発売は46規制後。そして、ごく普通のデトネーター方式でありました。調子はメチャ悪。おそらく生産期間の短さが、その何よりの証拠かと(笑)。この程度、ちょいとバックナンバーを捲れば判る事すら調べようとしないのは如何なる存念やら。困ったモノにて候。


まあ、斯様な感じで参ろうかと。
CMCのはエルマというよりストーガー・ルガーに近いイメージですね。

プレスのトグルとかグリップスクリューの位置など、ほとんどストーガーです。

笑ったのはグリップ背面のコブの説明。
これじゃストックは取り付けられません。
真相は、ストーガー・ルガーをまんまコピーしただけだってば(笑)
 過去、いろいろと見てきた限り、確かに昭和46年規制前はスタンダードのみだったと思います。

 規制直後、まだCMC独自のスリットバレルのとき、真鍮とっくり型デトネーター付のブローバックモデルが発売されているようです。スリットが塞がった後の完全閉塞ブローバックモデルもありましたが、当然のごとく、動きゃあしません。

 中東方面で快調快適作動にしていた人が多いと思います。

 高級玩具組合のカタログNo6の表紙を飾るエルマルガーは、モウモウたる白煙の多さから、たぶんその手のモデルでブローバックさせていた気がします。



 エルマとストーガーを足して二で割った架空モデルと解釈していましたが、どうなんでしょ。
こんばんは。

夜魔猫様、J.R様、書き込み誠に忝なく存じまする。ちょいと仕込みをして参りまして候(笑)。

先ずはBLKモデルの動かぬ証拠をば。
『なお「チェンバー圧式」等とぬかせるものなら抜かしてみよ!!(笑)』であります。画像一枚目は、拙宅に長逗留中の6インチBLKモデルにて御座候。無論「反則バレル」記のモノ。して2枚目はカート一覧&デトネーター。思えば、こ奴目がCMCBLKハンドガン第1号。それをして既にスタンダードカートの方がBLKカートより長い(苦笑)=その後のCMCBLKカートの共通項を帯し居る、と、申すか初手から左様でありしかという驚き。MGCのナニを「見様見真似」が、手に取る如くに判りまするねい。

それと、これは繰り返しとなりまするが、トグルジョイントの跳ね上げに不可欠な「瞬発力」が、これでは得られ様ハズもなし。カートの内径広過ぎ。紙火薬期のMGCプラ製P08と比さば一目瞭然かと。アレがSP47/8のカートを使い回した理由が、此処に、逆説的に示され居るやに。

そして3枚目の画像、何という、「虚偽にも程がある」広告を!。そういうことをぬかすのはその口かぁっ!(爆)これがホビージャパン誌1971年3月号がCMC広告にて候。また、これに先立つ70年10月号には発売告知と思しきカラーポスター広告がありまして、そのコピー中において自らストーガーとの「あいの子」を誇らしげに謳って居りました。セールスポイントのつもりであった様子。発売時期的に近場のダイアモンドバックと、似た様なノリかと思われまする。

されど、それから半年経たぬ内に斯様な「虚偽広告」。余程不人気だったのでありませうか?ただ、以下は小生の推測に過ぎませぬが、そも、エルマ出現以前の段階で中田とMGCのP08が実質的相互補完関係にあり、ほぼそれで国内需要の囲い込みに成功していたと思しき状況下、そこへさらなるルガーを投じ、「何とかシェアを創出せよ」と言われても・・・という様な処ではなかったかと。

そこで考えられるのが、「先ずBLKモデルありき(前出の70年広告にてもうその旨匂わされて居りまする)。」してくれそうな可能性の高いはストーガー、されどルガーと申せばドイツ。「合体」の理由はおそらくそこら辺りに求め得るのではあるまいかと。少しなりともイメージアップを狙わんと欲し、エルマの外皮を与えたのではないかと愚考致すものでありまする。で、結局そは徒労に過ぎず、挙げ句のエルマ=ドイツにことよせての「虚偽広告(笑)」へと堕ちぶれ果てたかと(笑)。

それと、某誌記事中に「70年頃CMCが件の某誌に広告を出し居らぬ」旨、言及あれど、その答えも上記中に。要はホビージャパンに広告を移していた次第。そしておそらくは当時が同誌モデルガン広告中の「中核」であったかと。カラー=ポスター広告はCMC製品が専らであった故。斯様な事位、これとてもちょいと調べれば判るでせうにねえ・・・(溜息)。
第2次大戦の名銃!!


ダウト(笑)
 ああ、左の写真のとっくり型、いや、ひょうたん型デトが懐かしいです。後期には、もっと曲面が強くなっていました。

 


 あの記事、古いモデルガンを取り上げてくださり、当時の関係者インタビューも交えているので、楽しみにしています。

 まあ、推測も含めてのことですから、いろいろあるでしょうね。

余談なれど・・・、

前出のホビージャパン70年10月号、記事中にCMCがNKG=中田一派から足抜けした旨言及があり、この時期は、CMCにとり、正にターニングポイントたる時期ではあったかと。おそらく独自のP−38を出すためでありませうね。(グループ内での「かぶり」は認められるとも思えませぬし。)

実はエルマ自体もルガーの「かぶり」と見なせぬ事もなし。
独立の意志は、はやここにおいて露わとなり、この時点で決定的な亀裂が生じていた可能性もありそうな。が、申して悪けれど、・・・にしてはあまりに珍妙な(笑)。先行のダイアモンドバックと共に、この時期、もし続くP38が成功を収め居らねば、それ以前の同社ラインアップ&製品の出来上がり具合思えば、どう贔屓目に見てもその後のハドソンの如き「変なメーカー(笑)」と判ぜざるを得ぬやに。

我らがイメージせるCMCとは、正にこれ以降を指して申すべきなのでありませうね。
え〜、補足と申すよりは、小生のリサーチ不足をモロに露呈する様な御報告をば申し上げまする(苦笑)。

つい先日、別の知人から借り出せる4インチBLKモデルとカートがセット(画像1枚目)なれど、前回掲載の6インチよりもシリアル?を鵜呑みせば、後の生産分。(6インチはA800番台、4インチはB1500番台。)

この4インチと付属カートの組み合わせが曲者にて、この組み合わせで無理矢理使用されたるは、後述せる銃の現状よりして間違いなきところなれど、そもこの組み合わせがおかしいのでありました。

と申すは、画像2枚目の画像、今時4インチは向かって左の長いデトネーター&カートの組み合わせ。短デトネーターと短カートが前出6インチであります。ところが、カートに穿たれし穴、径は同一なるも深さは短カートの方が深い。

長カート 全長:21.5ミリ/深さ8ミリ
短カート 全長:19.8ミリ/深さ9.5ミリ※

(※長短いずれも、以後同社BLKカートの共通仕様となる穴底部中央のさらなる堀込みがあれど、短の方の堀込みは長に比し遙かに広く深いため、実質的にはさらに1〜1.5ミリ程度、深さを加算し得るとみなせまする。)

実は6インチの組み合わせ、これが本来の組み合わせである確証はなし。そして4インチの組み合わせは、明らかにデトネーター長に対してカートの深さが不足。チェンバーへ放り込むとトグルは完全閉鎖出来ずに浮いた状態で停止。ところがこのまま無理に試射を繰り返したため、リアトグルのピン穴に歪みが発生。その結果、トグルを完全閉鎖させても前後に1ミリ近く動く=ガタが生じ居る、即ち、前述の「この組み合わせのまま使用せる」証という次第。

そして3枚目の画像へ。左は短デトネーターを長カートに、右は長デトネーターを短カートに放り込んだ状態。それぞれの全長がかなり近い数字になり、かつ前者の組み合わせならば、トグルは無事完全閉鎖が可能となりまして候。本来これが正しきセットに思えてなりませぬが果たして?

疑い出せばキリなくも、このカートとデトネーターが、いずれも間違いなくエルマ用と仮定せば、あの短い生産期間中にこれ程の改変が行われていたという事になりませう。まあいずれにせよ得られし結果よりせば、「下手の考え休むに似たり」ではありますれども(苦笑)。

また、この件成立がための傍証として、ほぼ同時期、同社M1カービンが、最初のメッキハンドル付き生産分とその後の分では、デトネーターとカートに改変が施され、素のままにては両者のカート互換性が喪失せる一件を上げ置きまする。

(そう申せば、J.R様がコメント中にデトネーターが中途で変更されし事への言及がありまするねい。「もっと丸みの強い〜」=今時4インチがデトネーターがそれに?)

偏に我が怠慢故の体たらくなれど、御存知居りの情報等ありますれば、是非御教示を賜りたく存じまする。

最後に、1枚目に戻りてグリップの色に御注目。一見木グリかと思いきやこれもまたプラグリ。斯様な成形色のヴァージョンと時期があったのですねい。エルマと申せば黒プラグリップの印象一辺倒にて。小生も、今時が初見であります。


以上、とりあえず御報告申し上げまして候。

 
 デトに関しては、確かに写真真ん中の左側、長い方を意識して「曲面が強くなった」と表現しました。わたしが一番発火したのは、長いデトのモデルでしたので、特に記憶しているわけです。


 なんとなくスタンダードの前撃針、短いデト、長いデトという順番の印象がありましたけれど、シリアルナンバーから言えば長いデトの次に短いデトだったんでしょうね。

 まあ、すべて発売順に見たわけではないので、わたしの印象は不確実です。

 
 カートに関しては、箱から出したらバラバラ状態ですので、もうわけがわかりません。MGCと違って、共通化からは縁がなかったようですので、これもしようがないでしょうね。
 

 
 
 追伸。

 エルマのグリップですが、昭和46年規制前、黒塗り穴開きの頃は、オリジナル状態で茶色グリップだったと思います。すべてかどうかはわかりませんが、少なくとも黒い本体に茶色のグリップはよく似合いましたです。

 金メッキになってから黒いグリップに変わったと記憶していますが、同時かどうかはわかりません。

 グリップ換えでないと仮定するなら、あるいは、金色になって、しばらくしてから黒いグリップに変わったために、写真のような過度的金メッキ茶色グリップモデルがあるのかもしれません。

 
JR様、

先ずはお帰りなさいませ。御助言感謝でありまする。
エルマの黒い頃って、全く印象がありませんで・・(苦笑)。確かに、黒ければ茶色でもよさげでありまするね。


小生、来る26〜28と上京致しまする。例によって27日の飲み会には頼れる御方がおいでになる予定につき、エルマが件、出来る限り訊いてこようと思いまする。結果は可及的速やかにこの欄へ。暫しお待ち下さりませ。


それと、これは全くの脱線なれど、今時エルマ4インチと同系色のコマーシャルモデル用プラグリが、中田/マルシン系P38にありまして、金色のP38に付けたらばそれはもうダサイこと(苦笑)。アレこそ一体何を考えていたのやら。
アレも果たしていつ頃の生産品であったやら・・・・。
手持ちの規制前のエルマ、4inch・6inch二挺ともグリップパネルは黒です。
当時、知人が持っていた別の個体も同様でしたが、店頭(昔代々木にあったポストホビー)では茶色のグリップパネルも見たことがあります。
しっかしコイツはBLKしませんねw
Previn・1812様、

情報、実に有難くありました。グリップが件、基本的な時系列上の登場順さえ判れば先ずはOKかと。CMCのその辺りのパーツ在庫管理のアバウトさは、某下請けにて散々聞かされ(しかも未だノリはそのまま(笑))居りますれば、詮索するだけ無駄にて候。「遠望深慮」は皆無でありますれば(苦笑)。

エルマBLKの不調は、MGCのプラ製P08の成功が総てを物語り居る。即ち、トグルジョイントをブローバックさせるにあたっての禁忌をば、エルマは残らずやらかしたということになりませうか(笑)。中東方面(笑)がお世話になるより、往時は途なしと言うも宜なるかなでありませう。

さて、帝都より持ち帰りし成果の程は・・・と申したきところなれど、カートが件についてはさらなる混迷が待ち受け居りまして候(苦笑)。

既出カート&デトネーター出現の後先特定が先ず出来ませんでした。そして、さらなる混迷の元凶たるが、画像向かって左側のカート。全長は前出4インチ付属分と同長なるも、底にくぼみ無く、深さは9ミリ。リム辺りの形状が微妙に異なることもお判り頂けようかと。

このカート、今時頂戴してきたモノなれど、御当人曰く、六人部さんから直接貰ったモノとの由。時期の特定は致しかねるも、サイズ等より判ずるには、斯様なサイズのBLKカートなどさほど使用先を考え様なく、試作品らしいという話を考え合わせるに、エルマ用の可能性は充分考慮され得ませう。(もし左様なれば、「短デトネ−ター&浅カート」が先行個体という説も成立して参りませう。)されどいずれにせよ決め手なく、現状は混迷の一途と相成りまして候(苦笑)。

ただ、その代わりと申すはナニなれど、茶色グリップにつきては、元来は「輸出用」の製造分であった由。当時、輸出モデル的には茶色(=木製調)の方が「高級そうに見える」ということで(輸出先にても左様なニュアンスであった様な話され方でありました)製作されたモノを、アメ横のCMC(小売店)店長が変化を付けたいし、面白そうだということで国内流通が「オプション」として始まった由。幾らかが本体に付けられて売られた可能性も、されば当然あらうかと。
故に、比率的には明らかに少数派。まあ貴重や否やは、機種が機種故、実に以て微妙なれど(笑)。


それと、全くの余談。
間抜けにも写真を撮り忘れたる段、何卒御寛恕を。上記質問相手の方が、別に見せてくださりしが、CMC初代GMが、発火仕様/45化の際に六人部さんの手で作られた当該機種用45カートの「原型」。スチール削り出し、表面はメッキ処理(メッキはかなり剥離と退色が進んでおりました)され、これを元に真鍮製のレギュラーカートが次々と生み出されていった次第。形状は紛う事なきあの初代45カートの姿でありました(笑)。これぞ正しく歴史的遺産と申せませう。次回上京時には、必ずや、レギュラーカートと共に、画像に納めて参りませう。

以上、先ずは御報告申し上げまする。
>皇帝 さま

興味深い情報、今さらながらに多感謝!
しかしどうなっているのでしょうね、実際。
ますますワケワカラン状態に陥りそうです。

>>エルマ
スタンダードタイプの前撃針をなんとか流用して、マルベリの.380でBLKできないものかと苦戦中です。
ちょっとムリっぽいですが(苦笑)
BLKさせるためには、実銃プロップのように、不完全閉鎖の状態からトグルをちょっと浮かせてやらないとスムースには動きませんね。
どっちにしろ難儀なヤッチャw!
Previn・1812様、
エルマがCP化、どのみちブローバックモデルでは、チェンバーが浅すぎて使い物になりませぬ。スタンダードモデルあるいはそのバレルを利用するより他に手立てなし(苦笑)。

して、過去形な話になりまするが、お手許にMGCのM59/39/M76SMG用のCPカートがあれば、これが一番手っ取り早い存在にて候。マガジンの許容発数は5発程度。それ以上入れても弾頭が頭下げを起こし、まともに送り込めませぬ故。

トグルの動きがスムーズなれば、スタンダードの前撃針外径と同寸の内径を持つステンレスパイプを前撃針にかぶせればデトネーターは事足り、後は発火しつつ長さを詰めて行けば良いだけだと、かつて試みた知人が申しておりました。ブリーチ内のFピンがセンター(=52規制前)、非センター(=52規制後)は全く不問との由。どちらでも大して不発もなく5連発できていたとか。往時、当人が試射をビデオに収めしモノも拝まして貰いましたが、確かに綺麗に動いておりました。トグル周りは一再さわり居らぬ状態でもあったか。小生も近日中に手持ちの4インチ(SM)にて試みてみようかと。

以上、御参考までに。
さてさて、またもやって参りましたるこの時間。ステンMk−2が件につき、いざいざ(笑)。

最初は軽い突っ込みをば一件、P159マガジン写真に添えられしキャプション、これにては中田のMP40がさにあらざるかの如く解せられはせぬかと危惧致すものにて候。小生が上げたる画像を御覧あれ、我が手持ちが1本、マガジンケース下端左側面に「NAKATA 1968」と打たれたる、紛う事なき同社MP40用純正マガジン、そのリップ部にて候。これの何処が「ダブルカラム/ダブルフィード」也や?
ステン同様「ダブルカラム/シングルフィード」に他ならず。とくと御覧ぜられたくあります。

されば本題へ。予めお断りおきますれど、今時は、小生がこれまでに仕入れ来たった情報を元に構築せる一仮説に過ぎませず、読後、諸兄が各自の俎上に乗せ、然るべき吟味をお願い致したく思うモノでありまする。

先ず、傍証として「ホビージャパン」70年10月号、本号業界短信にてCMCが中田一派より離脱せる旨開示の記事あり。ステンの登場はそのおよそ一年後。中田との連動義務は疾うに消滅。それどころかCMCが抜けた事で生じた機種の穴を、CMCのデッドコピーで直ちに埋めた中田側の対応が、果たして友好的なモノと言い得るや否や?当時CMCの下請けに従事していた方に、「悪意」の有無をズバリ問うたところ、その方はその存在を肯定されたのでありました。

されば何故、中田のMP40とCMCステンのマガジンが寸法的に近しき事態が発生せるか?そもMGCの如く、「先行せるMP40に後発ステンが諸般の事情でマガジン寸法につきMP40に従う」ならば話は明快。が、中田の場合、試作のMP38にて実物に寸法近似であったマガジンを、商品化の段階で結局は出さなかったステン(中田MP40がマガジンサイズは実物ステンに近似)側にわざわざ引っ張る改変を行い居る次第。こはまた如何なる存念ありての事か?

ここで、小生がかつてCMCの下請けであった「某(笑)製作所」に御邪魔せる折見た、複数本の中田MP40がマガジン(中にはステンとMP40用の中間種の如きケース部側面リブの妙に薄い個体さえ存在せり)を確認せる事および、亡き先代社長さんの思いで話を持ち出してみたく思いまする。次期の特定は出来ておりませぬが、一番話が滑らかに納まりそうなのは、未だCMCが中田一派に身を置いていた頃かと。そして先ずは何より先に中田商店にディスプレイ用として存在せる六人部さんのワンオフモデルが存在せし事より話は始まろうかと。それがCMCの「原型の原型」位には値するモノと思われますれば。

して、某製作所先代社長さんのお話。曰く、「CMCステンが試作品は、六人部さんの直接手を下せるモノに非ず。」何となれば、先代社長さん御自身が、「比較的手間をかけずに製品化できそうだと見立て、ピックアップし、実際に試作品を立ち上げて中田に持っていって見せた。」との由。おそらくは、中田に飾られた六人部さんのワンオフ各種中よりの、往時が商品展開(二次大戦繋がり)より判ぜる現実的な目利き&見計らいでのステンがピックアップではあるまいかと。この事がMP40開発時に、ある種「脚を引っ張った」結果が、あのマガジンサイズと考えられますまいか?

(以下次段へ:長い故、此処で一旦改めまする)
(して、前段よりの続き)

MP40の開発開始と同時期に一応商品化を前提と成す検討が始まり、結果MP40のマガジンサイズを引きずる所まで話が進み、MP40の製品化完了と前後して互換性を前提とし居るが故にMP40のマガジンを用い、件の某製作所による試作が完成、さらなる検討と自社MP40の売れ行き等も勘案の上、やはり計画を凍結(この時期は概ね、中田本家がTRCとしてモデルガンを切り離した時期と合致するやに。対外=営業面での先行き不安が影響も勘案すべきやもしれませぬ。)という辺りをば想定致し居りまする。

そして先代さんが話の続きは以下の如し。最終的にはやはりステンの安っぽさが忌避の元凶となり、話は凍結。中田から出ることは叶わず、試作品は当然そのままお蔵入り&放置プレイ(笑)。それが46規制が絡むあの時期に、CMC製品として日の眼を見ることに。この辺りの子細は生憎と伺う事が出来居らねど、往時が全般的状況より判ずるに、銃口を詰められ色を塗り替えられたハンドガンの将来性には何処のメーカーもかなり大きな疑問符を付けていた事は確かでありませう。あの時期のMGCを除く各メーカーの広告と申せば軒並み長物メイン、新製品においても御同様。さらなる傍証として、拳銃側よりCMCなれば、ブローニング380の刻印とグリップのデタラメっぷりを上げおきまする。件の機種が斯様な仕様になれるは、偏に国内向けの売れ行きに関し悲観的であり、専ら輸出を前提となせるが故の事であったる由。ステンは正にその渦中、規制後にM1カービン、M92と続くCMC長物群のトップバッターとなれる次第。かつての中田向け試作品が既に存在し居る事が、何より開発期間の短縮に一役買い、その役を務めることになったのであらうかと思われまするが如何に?

即ち、規制後を睨んで長物が直ちに必要、そこに既に出来上がったも同然のステンが存在していた。こはもう渡りに船。他社の動向がどうこうと申すより、自社の内的事情を主理由に選ばれ、世に出るハメになってしまった。「拙速を尊び」、中田向け試作を殆どそのまま受け継いでしまったが故にマガジン周りもそのままになってしまい、結果、互換性も残る事になったという筋書きをば、小生は思い居る次第にて候。また46規制前後、おそらく他社の動向など、余程目に余る敵対行為でもない限り、何処のメーカーも構って居られる状況ではなかったとも思われまするし。

最後に、CMCで製品化の折に生じた「チョンボ」が件を。これもまた先代さんの思い出話でありまして、ステンは、中田向けの試作品の時点で、方式は聞いておりませぬが、既にブローバックモデルであった由。されど、その折にはボルトがアルミ製の軽量ボルト、以下は想像なるもおそらく各部スプリングのバランス等もそれに合わせたモノであり、上手くマッチングしていたのでありませう、調子の方もなかなかのモノであったとか。ところが製品化の際に、何処で申し送りを違えられたか、諸兄御存知の如くあの亜鉛合金の重い鋳造品になってしまい、調子をとるのがとても難しくなってしまった由。そのまま行ってたらば、MGCとタメが張れた可能性があったという一席。嗚呼、勿体なや、勿体なや(苦笑)。

まあ、何と申すか、かつて別トピックスにて開陳せるステン用プレス型の最期
(http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=7220542&comm_id=882259参照)が顛末まで聞くに及びて思うには、基本的に「ツイてない」テッポであったかと(笑)。




で、最期に今一度今月号への突っ込みを、
だからあ、1970〜71年頃のCMCは雑誌広告を止めていた訳じゃないってば!ガン誌には載ってないけどホビージャパンで賑やかにやってました。
ホントにもう、ちゃんと調べて下さいな(怒)。
そういえば、
CMCのステンは実銃通りマガジンハウジングを回せると書いてありましたが、実際にはイジェクター周りを分解しないと不可能です。
現物があるのにどうして間違うかなあ…
ハイ、ぐうたら管理人で御座いまする(笑)。

久方振りにやって参りましたるこの時間、某誌連載、今時はビッグネーム中のビッグネームが登場とあらば、動かぬ訳には参らぬかと(笑)。P38、早速本題と参りませう。


その1、<オートマティックFピンセイフティーが件>
175P写真キャプション上において「機能していなかった」と一刀の下に切り捨て居れど、こは如何なモノか?せめて「機能しなくなっていた」もしくは「動作につき不安定度の高かった」と記すべきであったやに。

確かにCMCのP38にはフレーム側からトリガーの動きに連動する形でスライト内部品へとエンゲージする部品は存在せず、これで如何にFピンセイフティーの再現を成し居るかは、一見不思議千万。されど、機能再現度における妥協を代価となし、スライド内部のみで完結せるそれがちゃんと納まっておりました。その妥協とは、「一定以上の力がファイアリングプレートにかかった際には、ロックが解除されてしまう」というものでありまする。具体的に申さば、「ハンマーに叩かれればFプレートは前進しきるも、後ろから指や棒で軽く押した位では動かぬ」様に出来て居るということにて、使用者の眼に映る「部品の動き=ヴィジュアル面のらしさ」はキチンと確保し得る造りであったは疑いなきところでありまする。

されば「ハンマーで叩かれれば動き、指で押しても動かぬ」機構は如何にして成立せるか?と申さば、記事中に言及ある「セイフティキャッチ」の形状と仕込みに要が。Fプレートの前進を阻むべく同部品と正対し噛み合う部分が垂直面同士に非ず。Sキャッチ側が斜面になって居り、Fプレートが前進を試みた際、当該斜面に沿ってSキャッチは持ち上がり行く=上方へ逃げる造り。それを簡単に逃げぬ様、リアサイトの裏に仕込まれたスブリングのテンションで押さえ込む。さすれば、ある程度以上の力がプレートにかからねばキャッチを持ち上げるを得ず=即ちこれ前進不能。加えてなおかつカートに積めた火薬を発火せしむるにはハンマーが叩く程度の力がある程度のマージンも見込んで必要となる次第。部品形状の組み合わせと関連スプリング類のテンションバランスのみにて、斯くてスライド内完結型Fピンセイフティー機構の出来上がりと相成りまする。

ただし、現物を幾つか検分致さば一目瞭然、件の機構一切は部品製造段階で管理され居らず、その後の組み立てライン上でのハンドフィット(調整)に依るところ極めて大。組上がりの個体差は元より少なからざるが察するに難からず。時が下る程に量産による金型の劣化=部品の精度低下等が加わり来たるを加味すれば、調整作業の難化は必定。SM自主規制による構造へ移行直前辺りには、既に「結構な状態」に陥っていた可能性も充分に。この辺りの機微を考慮の上で文章を作成していただきたいモノでありまする。


2、<SM自主規制構造への変更点について>
これまた簡単に、「件のSキャッチをオミットした」のみの如き記述なれど、これにては、間違いなくSM期のP38がそれ以前と同格扱いし得る存在と誤解されてしまうことでありませう。結論より申せば、SMマークはP38にとり「死刑宣告」に等しきモノでありました。スライド内部への超硬材射込みを義務付けられし事に伴うブリーチ部の大改変は、単なる前出パーツのオミット=一ギミック消滅程度の軽事には断じて非ず。

・Fプレートの形状変更による手動排莢の実質的不可能化
・サムセイフティー形状変更によるハンマーデコッキング機能の消滅
・サムセイフティーの形状不適切が招来せるFプレート保持強度の著しい低落

元よりCMCのブローバックモデルに期待など出来ようハズもなく(苦笑)、手動操作でのプレイヴァリューの高さは、故にこそ実に重要事。然るに斯様な改変が・・・・・。

加えて人気機種故に不可避的な事なれど、量産による金型劣化の急速な進行がこの頃には顕著になり始めており、各パーツの合いが往年を知る者なれば一目瞭然と化す程ルーズ化していた事を重ね合わさば、これをしてそれ以前と同列に語り得るや否や?答えは言うまでもありますまい。52規制を待たずして、この時点で既にしてP38には引導が渡され=製品として死んでいたと申すも、決して過言に非ざるかと愚考仕るモノにて候。何故言及を避け居るやら?


※此処にて一区切り、以下下段に改めまして。
※然からば続きの件をば。


3、<掲載個体>
この個体では不適当。SMマークこそなけれど、かなり其方よりの時代の下った個体と見受けられますれば、上記にも関連する事なれど、金型が荒れ居らぬ頃の、各ギミックがしかと機能するモノをば調達されん事を。
(因みに上記の如く判ずる理由は、バレルとフレームのフィッティングにおけるギャップの酷さがが殆どSM期と変わらぬ事、部品展開写真中に、ロッキングブロックに仕込まれるべきリーフスプリングが見あたらぬ事の2点にて候。金色になってからも暫くはちゃんと正規パーツとしてセットされて居りました故。)


4、<雑誌広告>
未だ調べ居らぬとは、もはや怠慢を通り越して傲慢極まりなし。だからコッチを休んでいた間は「ホビージャパン」でよろしくやっておりましたってば!!。また、中田一派からの足抜けと某誌広告休止の始まる時期がほぼ重なる辺りには注目の要があろうかと。何らかの関連があるモノと解すべきでありませう。まあ、この辺りは「大人の事情」もありましょう程に、余り子細を書き連ねることは元より難かれども(苦笑)。されど、意図的な改変で読者への情報操作と誘導を欲するにしては、今時はあまりに軽率なる一文と申すよりありますまい(失笑)。




まあ、一先ず斯様なところにて打ち止めと致したく存じまする。CMCのP38を拝むは結構なれど、「製造時期はキチンと選びませう」ということで。SM付きなら同時期のコクサイやマルシンの方が余程遊べまするしねい。
皇帝様、非常に興味深い考察、拝読させていただきました。CMCステンのマガジンは一般的にリブなしのボックスマガジンが標準仕様と思われていますが、(中田MP40のような)側面リブが付いているものも存在することはご存じですか。
その証拠はわたしの所有するステンにリブ付マガジンが同梱されていたからです。これは当時新品で購入したものですので、入れ替えはいっさいありえません。実際、某オクなどを見ていて、これまで複数回リブ付きマガジンを取りつけた状態でCMCステンが出品されているのを確認しています。
知人がわたしの家に来た際、CMCステンのマガジンを見て、「あれ、なんで中田MP40のマガジンが付いているの?」と不思議がっていましたが、一般的にはリブ無しのものが純正と信じられているのでしょう。
ちなみに、このCMCステンのマガジンと中田/マルシン金属MP40のマガジンは瓜二つで並べると区別がつかないほどです。同じプレス工場に依頼したものかもしれませんね。
アルベルト様、

はじめまして、ぐうたら管理人の皇帝にて御座いまする。過分なる御言葉を賜り、誠に以て恐縮であります。お楽しみ頂ければ何より、有難う御座いまする。

さて、小生もMP40様のマガジン付き個体と申すは未見。されど、これにて、元CMCの下請けにして、現在MP44やFG42を製作し独立メーカーとして奮闘中の某製作所(笑)にて件のリブ付きマガジンを発見せる理由と辻褄は見事に合致したかと思えまする。貴方様お手持ち分の仕様は、斯くして当然存在して然るべきモノと申せませう。

中田一派より足抜けしたとは申せ、末端のパーツレヴェルでの下請けについては、それまで全く共通であったハズ。中田MP40マガジンの流用であったとせば、おそらくその辺りの絡みで発生し居ることではあるまいかと推察致し居りまする。

ところで、改めて今CMCのステンをば、程度良きモノにて検分いたすと、無可動として実銃が国内にて並ぶ如くなりてはや幾星霜、比較してみるに、CMCの何と高級感溢れることか(笑)。何と申すか「惚れ直した」というのが偽らざる心境でありまする。

皇帝様、ご返信ありがとうございます。
CMCのステンに関していえば、あのプラスネジだけはどうしてもがまんならず、
なんとかマイナスネジに付け替えられないものかと思案しています。
皇帝様は以前サイト誌の運営をされていた方ですね。サイトは毎号読んでいました。コアなマニアのバイブル的存在でしょう。
別スレッド(貧者の六研ガバ)にて書きましたが、六研2期ガバをつい最近、某所で見ました。CMCと六研は一時期提携していた事実もあるので、六研スレッドもぜひ立ち上げていただければと存じます。いろいろ話すことがありましょう。
アルベルト様、

我が毎度の口上なれど、斯くも世間は狭かりし哉(笑)。斯様な所へお出入りあそばされる方となると、大抵ウチの本と御縁があるという・・・・・(苦笑)。何はともあれ、ご愛読誠に有難くありまする。

六研への言及・・・・・・・、左様ですねい、かねてより虚像をひっぺがし、幻に現を抜かせる輩共が背中に心臓麻痺必至の「現実」と申す名の冷水をば流し込めれば(笑)と思い居りますれば、此処は一考致すの要、確かにありと認めまする。

「量産普及型モデルガンの側より見る六研製品の存在意義」といった辺りが視点の基幹となりませうか。近日中の始動をば前提に一思案致しますれば暫しの御猶予を。
皇帝様、わたしの拙い申し出を考慮してくださり、ありがとうございます。

>かねてより虚像をひっぺがし、幻に現を抜かせる輩共が背中に心臓麻痺
>必至の「現実」と申す名の冷水をば流し込めれば

見ないで(もしくは写真だけで)議論しているひとのなんと多いことか。
実物をその手にとってみれば、どれぐらいの出来かはすぐにわかります。
現実と違う「神話」は剥いで然るべきでしょう。

>「量産普及型モデルガンの側より見る六研製品の存在意義」といった辺りが
>視点の基幹

わたしもそう思います。あの当時の意義と現在の意義では大幅に違うのも
道理。無可動実銃、真鍮外装があふれる中で、六研の持つ意味とは。
そして、かつてのサイト誌がそうであったように、幻の一品製作モデルに
まで言及できれば、新スレッドも意義深いものとなりましょう。
ただ、一品ものを対象とすると必ずしも六研とは限らなくなるので、
「六研その他カスタムモデル」を対象とするのが適切かもしれません。
近日中の始動を楽しみに待っております。

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