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とびだせアルビニスト(仮)コミュのアルビニ作品紹介

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アルビニ自身のバンド、
アルビニプロデュースの作品などの紹介をよろしくお願いします!


BIG BLACK/SONGS ABOUT FUCKING

1982年スタートしたBIG BLACKのメンバーは
David Michael Riley - Bass
Melvin Belli - Guitar
Steve Albini - Guitar
ローランド製リズムマシーン - Drums
となっており、本作は1987年発表の2ndアルバムです。
クラフトワークのカバーであるThe Model、チープトリックのカバーであるHe's A Whore、Drums担当のリズムマシーンのキレのよさが冴え渡るL Dopa、やかましいギター音が圧倒するFish Fryなど捨て曲なしの名盤です。

コメント(93)

The Sadies/Pure Diamond Gold
トロント出身の喜怒哀楽バンド、The Sadiesです!メンバーは Dallas Good, Travis Good, Sean Dean、そしてMike Belitskyの4人ですが、実はこのGood兄弟、父親はあの偉大なるBruse Goodらしいです!(誰ですか?)実は僕はこのバンド、今回のイベントで初めて知り、購入したいくつかのバンドの中の内のひとつなのですが、本当に本当に最高です。彼ら自身の音楽は大先生得意のハードコアやジャンク系ではなく、むしろ特異なタッグマッチなのでありますが、本作に入っている陽気なカントリー調の曲やマリアッチ風の渋系の曲、そして場末か、いや、売春宿か、なんにせよ無数の傷を心に負っているような演歌のごときすばらしい女性が歌う曲など、さまざまなバラエティに富んだ楽曲群は素晴らしいの一言でしかありません。そろそろ新作もリリースするようなのですが、ここ日本では全くと言っていいほど知名度がないようで、sadiesで検索しても、Dir en greyの前進バンドらしいLa:sadiesしか出てこないのです!メンバーのルックスもかっこいいし、ゆるめたスーツ姿で演奏するライブは是非見てみたいのに残念でなりません。
皆様も機会があったら是非一度聴いてみてください!
Dis/Small fry session 1&2
ミルウォーキー出身のDisです。昨今ではHip-Hop界隈を中心にDisるという単語が頻繁に使用されていますが、このDis、意味としては「侮辱{ぶじょく}、非難{ひなん}、酷評{こくひょう}、無視{むし}、失望{しつぼう}」となっており、また形容詞では「接続の切れた、故障した、壊れた、動かなくなった、プッツン状態の」という意味もあるようです。実際にこのdisの音もまさにその名の通りで、失望に満ちた感すらある淡々とした演奏、そしてボーカル、そのまま流れていくかと思いきや突然、ダムが決壊したように何かが切れ、プッツン状態へギアチェンジし、音が洪水のように押し寄せていく曲展開が印象的です。一見それはオルタナ/グランジで多用されたディストーションにも見えますが、よく聞くとdisの場合のそれはグランジ/オルタナとは異なり、突然ではなく、必然的な流れで押し寄せてくるのがわかります。そしてその必然の流れがdisの特徴であり、素晴らしいところなのです。。。っと自分流でロッキンオン風に紹介してみましたが書いててあまりにナルシストで気持ち悪いのでもうやめます。このdis、メンバーは Chris Fuller(現Sixto)、Chris ManfrinとCraig Hutler(現travis)の3人です。音は気持ち悪い上記の文の通りですが、言ってみれば最近のNewYear、silkworm、seamなどといった淡々としたボーカルと徐々に盛り上がるギターとドカドカとなるドラムによるミドルテンポな感じで、まさにUSインディーなかっこよさです。(引き合いバンドがずれてたらごめんなさい。)なお、disの曲は(http://www.mypalgodrecords.com/dis.shtml#)からも視聴できるようなのでよかったら聞いてみてください。彼らは"The Historically Troubled Third Album"というアルバムリリース後、突如解散したようなのですが、是非一度生で見たかったなと思います。なお、My pal god recordsのサイトにはにはdisのメンバーと大先生によるinternational specialists集団の写真もありますね。まるでキャンプ写真のような森の中で、みんな普段着でラフな格好なのに一人だけ皮ジャン完全武装で指をぽきぽき鳴らしている大先生は「場違い」の一言に尽きます。大先生にとってみればこれが普段着だから仕方ないですね。
>Man or Astro-man?
密かに今回の渡米のオレ的裏目玉になっています
>tagさん
そうなんですよね!
しかもオリジナルメンバー!って言われても僕は後追いなので正直オリジナルだろうがなかろうがわからなそうですが(苦笑)、あのへんてこな格好を生で見れるのが無茶苦茶楽しみです!踊れそうですよね!
皆様はじめまして。
アルビニ作品で去年個人的によかったアルバムです。
バンドの詳細は知りません(申し訳ありません、汗)
来日したら必ず観てみたいバンドのひとつです。
それでは失礼致します。
>アカギさん
ありがとうございます!是非これからもどんなことでも気軽にお願いします!Gogol Bordello、僕も良く分からず買ったのですが、はちゃめちゃでいいですよね!なんか西部劇とかの陽気な酒場って感じで、同じくライブ見てみたいバンドです!

今後もよろしくお願いします!
Cougars/Pillow Talk
イリノイ出身の8人集、クーガースです!コイツラ最高!まずはこのサンプル聞いてみて?!話はソッカラよ?!
http://www.gokartrecords.com/index.php?PHPSESSID=8f9fc4fd9c991a05b12578d91a146b3d&PAGE=bands&id=38
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000AMSRC6/250-4661606-8282620?v=glance&n=561956&s=gateway
なんてバカなテンションになるくらい天晴れなバンドです。とにかくかっこいい!ジャンクともハードコアともいえるようないえないような音の洪水にプラスして効果的に鳴るホーン。個人的にはこのホーンが彼らの最大の魅力だと思っており、もしホーンがない場合、メロディのないボーカルとひたすらにやかましく畳み掛ける音は大先生お得意の少々聞くものに重圧をかけるものとなり、そのまま「アルビニ系」の一言で片付けられてしまいそうですが、彼らがすごいのが、メンバー2人からなるホーンが一見どこまでも暗いイメージを救い上げ、かっこよくも朗らかなバカさに消化してくれているところだと思います。正直そのへんにごろごろいそうで全く無いバンドで、なぜこのバンドの名前をあまり聞かないのかが不思議でならないです。(有名だったらごめんなさい)現在はその拠点をNYCにおいているそうですが、2006年リリースの本作ピロートークは、そのタイトル、そしてジャケットのバカさ加減以上に時を選ばないすんばらしい仕上がりとなっております。毎回お決まりの文句ですが、とにかくライブが想像できないのでいつか見てみたいです!
Neurosis/Times Of Grace
お久しぶりでございます!サマソニ明けですっかり燃え尽きた感のあるSpoonでございます。皆さん如何お過ごしでしょうか?ここで、突然の大ニュースです!これまで大先生が封印されていた大黒様のライブも予定されているT&G25周年フェスティバルにちなみ、T&Gが怒涛のごとく、これまで見たこともなかったような貴重盤を放出しております!それがしのような「後追い知ったか低所得野郎」でも、かねてからほしかったlungs/headache/He's a Whore/IL Duke/Heart Beatなどを買えたのでありまーす!皆様、これは見逃さない手はないですぞ! 是非お近くのレコードショップへ!  さて、久々の今回はNeurosisです。現在話題となっているカオティックコアの元祖とも言えるこの「じゅうきん」バンドは85年末にカリフォルニア州オークランドにて結成。オークランドの気候の特徴として、日本のように四季があるという事があげられますが、日本と異なるのが日向と日陰の温度が全く違うらしいのです。日向が紫外線が強すぎて、軽く火傷すらしかねない気候に対して、ちょっと日陰に入ろうものならセーターがなくてはならないくらい涼しいらしいのです。静と動を使い分け、時に激しく、時に繊細な表現を行う彼らにまさにぴったりな気候ですね。現在のメンバーはデイブ・エドワードソン、スコット・ケリー、ジェイソン・ローダー、ノア・ランディス、スティーブ・ボンティルの5人です。本作は1999年発表の6作目となります。内容は言うまでもなくとんでもない傑作。一切の無駄をそぎ落とし、さらにギター、ベース、ドラムだけでなくプログラミング音やバグパイプの音を入れる事により、さらに音をオリエンタルで深みのあるものに展開されております。特に前半山場のThe Last You'll Knowが個人的には大好きで、9分間、し・あ・わ・せ〜な体験ができます。とにかく、聞くのが疲れる音楽ではありますが、それを聞きとおしたとき、何かが見えると同時にあなたはNeurosis(神経症)の逃れられない呪縛にとらわれてしまうのです。そう、神経症は君だけじゃない!のです!
Labradford/fixed::context
ヴァージニアはリッチモンド出身のLabradfordです。バンドは1992年に結成。メンバーはロバート・ドンヌ、カーター・ブラウン、マークネルソンの3人で、楽器はguitar,keyboards, bass、控えめなボーカル、そして少しのアンビエンスと冷たい悲しみ。これを注いで、みんなこぼれて鍋の底で煮込んでしまえば形もなくなるChinese Soup(SUCK!!)・・・それはともかく、彼らは結成当初はNeu!、Spaceman3、DeadC、EAR、Flying Saucer Attackなどと比較もされていたようですが、本作は6作目となり、2001年発表、現在の時点での最新作になります。大先生と組んだ経緯はわからない(非常に興味がありますが)ですが、一言言えるのは、大先生のプロデュースした作品の中でも最も驚きの組み合わせの中の部類に入ると思います。なぜかというと前述に比較として列挙しているバンドを見ると一目瞭然の通り、ジャンク、ハードコア、マスロック、ポストロック、グランジなどといった大先生の十八番とはどれも異なる音楽ですし、どちらかといえば肉体的な演奏のバンドのプロデュースが多いのに対し、上記バンドや本バンドはなるべく無機質に演奏するという印象があるためです。まもでいつもの大先生印のドラムも今回は大きくは目立っておりません。しかし、本作の音を聞く限り確かにその幽玄で一見無機質に見える音楽の中には何かこう、青っ白く燃えている強いような優しいような不思議なものがあるような感じをうけます。さらにメンバーの一人、マークネルソンのソロプロジェクトであるPan Americanなどは非常に顕著で、名作Quiet Cityなどはじっくり聞いているとrage against the machine並に熱くなります。(本人もLabradfordにはない音/質感/情感の部分をPan Americanでは強調していると言っております)そういう意味でサイケと捉えれば様々な見解もでき大先生との組み合わせも納得いきますが、そんな、しのごのした理屈より、本作がとにかく素晴らしいのは明確なので、それだけで聞く意味は十分です。僕自身Pan Americanを先に知ったのもあり、まだあまりLabradford についてはちゃんと聞けていないですが、本作は大好きな一枚です。
Zao/The Fear Is What Keeps Us Here
ようやく入手しました!Zao(ゼイオー)!大先生の長い歴史の中でも名盤が多いと噂で持ちきりの(1人でですが!)2006年pro作品の中でも実力部門で有力視されているZaoです!(ちなみに大物部門はイギー&ストゥージズ、話題性部門はジョアンナニューサム、いい加減うんざり部門は mono)恥ずかしながら私は本作がZao初体験だったのですが、これがもーんのすごい音の迫力です!ニューロシスやAxCxに通ずる阿鼻地獄ボーカルとスピードかつ重厚な音圧。そしてその中に垣間見れるポップな曲群。1枚まるのまま一気に聞いてしまう素晴らしい作品です。Zaoは95年結成のバンドで現在は4人編成、本作は8枚目という、なんともリリース作品の多いバンドです(ベストもあるようです。)メンバーは3rdから参加のダニエルウェイアント(vo)4thから参加のスコットメリンジャー、今作から加入のマーティンルン(b/vo)、ジェフグレッツ(ds)という誰もオリジナルメンバーのいないという不思議なバンドで笑 出身は米ウェストバージニア州からです。当初は「とにかく神をたたえるため」という事でバンドがスタートしたゴッドバンド(not大山総裁)とのことです。いつも不明な大先生との共演の理由はなんと大先生のナオンがドキュメンタリーフィルムを作っててその作品に映像にZao を使用するさいに意気投合。「おい!このビッチ、実は大先生のコレらしいぜ!(小指を立てながら)」「ほんと!?俺大先生大好きなんだよ!プロデュースしてくれないか頼んでくれない?(できれば安値で!)」という事らしいです。本作を作る際参考としたのが、なんとMetallicaの「St.anger」らしく、依頼の際、「こういうスネアの音だけは絶対しないでください」という理念の元、作られたようです。(カンカンなってるからですかね?)最終的にその理念は叶い、超強力盤がこの通りできたというわけです。なお、日本版はブラックフラッグのカヴァー、「ブラックコーヒー」が入っております。

ここで全曲視聴可能です。
http://www.zaoonline.com/
※今回日本版買ったのでほとんど解説見ながらで楽してしまいました。すみません!
既出かも知れませんがUzedaの新作出てますね〜
>子痛さん
ありがとうございます!
そうそうそう、そうなんですよ!
Belliniとはまた違う破壊力ですよね。
なんか畳み掛けるというより、なぶり殺しみたいな作品という印象を受けました!
初めまして。このトピを参考に、ここに上がってるdirty threeとchevreuilのアルバムを購入しようかと思っています。spoonさんご苦労様です、ありがとうございます。
>◎さん
はじめまして!
なんという嬉しいコメントを・・
dirty threeとchevreuil、S極とN極並みに音は離れていますが、
超名作という意味ではどちらも引けをとらないのでよかったら効いてみてください。

ご苦労様などもったいない。好きでやっているだけなのに
本当にありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いします。
die!die!die!/DIE! DIE! DIE!
ご無沙汰しております。Spoon(27歳)です!皆様、秋も深まるこの季節、いかがお過ごしですか?当方はシカゴ行って時差ぼけで体調壊してついでに精神も壊してまた風邪引いて、咳が延々続いているのに秋の花粉症到来というなんともたまらん感じになってますよ!ケツ毛バーガー!!・・すみません。特に関係ないです。さてさて、今宵ご紹介する一品はdie!die!die!。読み方はディー!ディー!ディー!。thisをドイツ語であらわした、「何かを指す」という意味のバンドです嘘です。正しくはダイ!ダイ!ダイ!。死ね死ね死ね!です。まさに僕の今の気分にぴったりなので選びました。奇しくも先日購入した日野日出志先生の「地獄変」の主人公並に全ての民に死をもたらしたまえ!と願うバンドなのです。素敵じゃないか。本作は2006年リリースの作品です。そうです。 zao、cougarsに引き続き、大先生の総決算とも言うべき歴史的名盤を多発している2006年組の作品なのです。そして、このバンド、全くもって情報がないです。オフィシャルはおろか、レーベルサイト、google検索、全然見つかりません!いくつか見つけた情報ですとmyspaceにのっていた情報として、影響を受けたバンドThe Clean, Patti Smith, The Beatles,Flipper, Nick Cave,Boredoms,The Fall, The Smiths,HDU,Bailterspace,Double happy's,Joy Division,Minor threat,The Skeptics, the gordons,Bob Dylan,Neil young, Bad Brains, Led Zeppelin, Nirvana and the 3D's. Our Friends and family. PAST|PRESENT|FUTURE
普通すぎ!そして、まもなく日本版をリリースするユニオンの情報「20歳そこそこのニュージーランドの3人組によるデビュー・アルバム。」終わり。うーん謎に包まれたままです。とりあえず、かみそり系つんざきギター、甲高絶叫ボーカル、ニューウェイブ風のへんてこリズムとハードコアの素晴らしさを昨今のニューウェイブリバイバルにうまく消化した素晴らしい作品となってます。ブックレットを見る限り、これをたった3日間で録ったとあるのにまた驚き。末恐ろしいバンドです。
とにかく踊りたい、騒ぎたい、叫びたい人には大お薦めです。
2006年組として出ている個性としては大先生の得意系でパッと見平凡ですが、聞き続けるとこれがたまらなくなってきます。これもマジックなんでしょうねー。後の曲になればなるほどボーカルの声がかすれていくのもなんとも生でリアルでたまりません。

さて、続いては2006年組、いや、ここ数年でも稀に見る大傑作、大先生マジック大放出の天才。野いちごからとちおとめへと見事に変貌を遂げたジョアンナニューサムのY's。10年に一枚の出来ってくらい素晴らしすぎです!
先ほど帰ってきてmyspaceを見たら朗報が!
なんとdie!die!die!が二月に来日予定みたいです。

こりゃやばい!
Joanna Newsom/Ys
夏も終わり、少しずつ空気が透明になっていくのと共に秋が到来しております。快晴な一日でも下を見ながら日影へと逃げ込む夏とは違い、ついつい空を見上げて雲を探してしまうようなこの秋、とんでもない芸術作品が投下されます。それは本作「Y's」です。作者はJoanna Newsom。ボブディランの「ジョアンナのヴィジョン」から名前を取られたグランドハープ弾きの少女は若干22歳で作り上げた前作「The Milk-Eyed Mender」から2年、10回りくらい成長した女性になって帰ってきてくれました。

来日公演でも仲よさそうだったステディであるsmog経緯か、なんと本作、大先生(プロデュース??)を録音に、さらに高円寺在住の才人ジム・オルークがミックス担当、そしてそしてオーケストラアレンジを(あの)ヴァンダイクパークスが担当しております。そうです。ソングサイクル(聞いたことないけど!)を作り、そして伝説の「スマイル」をブライアンウィルソンと手がけ失敗、ツインピークスにもチョイ役で出てたあのヴァンダイクパークスなのです。(こちらの経緯はダメ元でオファーしたらOKが出たとの事。)

で、肝心の内容なのですが、よくありがちな有名なプロデューサーを雇ったにもかかわらずたいしたこと無い作品になってしまうというプレッシャーにも見事に勝ち、前述の通り10年に1枚といってもいいくらいの超名作に仕上がっております。全5曲で55分。1曲平均10分。最長尺のものは17分近くあるというプログレも真っ青な作りなため、一度聞いただけでは1曲の中に含まれる様々な物語が頭の中でぐるぐるとしてしまうくらいです。また、プログレも真っ青と書いたのは実は曲の長さだけでなく作品内の様々な要素に含まれていて、ブリティッシュフォークのような歌唱法やカンタベリー系にも通ずる美しさ、おとぎ話の映画を見ているような壮大なアレンジは何度も何度も楽しめる作品となっております。その何よりの理由は大先生(とその他の偉人)・・と考えてしまいそうですが、おそらくは何より彼女自身で曲の根本的な設計が全て頭の中で完了しているからだったからではないかと思います(現に新曲のほとんどは前回の来日公演でも演奏されておりました)。ただ、1stでは頭の中にある音をグランドハープやパイプオルガンといった少ない楽器で鳴らしているだけの、ある種「山奥の天才少女が一人で森の動物たちに演奏している」感があったものを本作では3賢者が見事に「全世界に鳴らす芸術作品」として具現化しているところだと思います。それはBjorkが自身のビデオクリップで演じたBacheloretteのように山奥の少女が都会へ羽ばたいていくようなイメージです。とにかく全ての曲が素晴らしく(特に最後のcosmiaが好きです)僕の中では今年ナンバー1作品です(次は多分cinemechanica)個人的にはグラミー賞レベルと思っておりますので是非成功してほしいですね。そしてオーケストラアレンジ入りで国際フォーラムとかで見たいです!本当、万人にお薦めします!
New Granada/Modern Problems
あけましておめでとうございます。
今年もとびだせアルビニスト(仮)をよろしくお願いします!
思えば昨年はイベントを開催できて最高の経験ができました。
今年も何かできたら嬉しいです。できたらですが。

それはともかく、大先生作品紹介の方、すっかりサボってしまいすみません。イギーポップの新作待っていたら年が明けてしまいました(タイトルはThe Weirdnessとのこと。)あ、それと2006年、イギーだけでなく、チープトリックの新作も大先生が手がけたみたいですね!これは楽しみな限りです。個人的には前にも紹介したThe Formsも大先生に録られ、しかも今年発売との事なので楽しみです。

さて本題に入りまして今日はNew Granadaです。
2000年にJohn NelsonとNick Pallosにより結成されたこのバンドは紅一点のベースNicole AllieとMike Chavarria、そしてShawn Knightを加え活動していきます。途中紆余曲折。Shawnが一時抜けたり、Nickが抜けてしまったり、新メンバーのDaveを加えたりという事の結果、現在のラインナップ(Shawn、John、Nicole、Dave)になったようです。一時期はブレンダンベンソンと数曲一緒に録音したりもあったようですが、近作は3作目の作品となり、大先生によるプロデュースの元Contra Phonicより2006年リリースされました。音の方はDEVOをはじめとするニューウェイブ風な感じでとにかく、オルガン(シンセ?大リーグの応援で出るような音です)とハイテンションボーカル、ガレージ風な軽快なノリ、そして何より時にはチアリーダーのように、時には頭の足りないアメリカのアッパッパーのように歌う紅一点Nicole嬢のキュートなボーカルが冴え渡ってます。(ちなみにルックスは至って普通の金髪女性!超地味です!)曲によってはMeat Is Murder Mobileのようにメジャー風な曲もあり、個人的にはこの辺の路線はちょっとつまらないのですが、きっかけさえつかめればもっと有名になってもいいのではないかと思います。でもやっぱり個人的にはハイテンション系の曲の方が良いですね。

これまでAloha, Bangs, Cursive, The Hold Steady, Imperial Teen, Rainer Maria, Thunderbirds Are Now!, French Kicks, and The Walkmen,などとツアーをしてきたということできっとライブは大盛り上がりで楽しそうですね。機会があったら見てみたいものです!
>ひでさん
返事遅くなりすみません!
コメントありがとうございます。
Uzedaやばいですよね。弦をギリギリとする音とか鳥肌立ちます(かっこいいのと寒気で)
ジョバンナさんのボーカルも炸裂してますし、Belliniだけじゃなく是非Uzedaでも来日してほしいですよね。
出ました!!
今月のクロスビートにもレビューが載っていた
イギーアンドザストゥージズ!The weirdnessがマイスペで
聞けます!この勢いにドラム音。爆裂に最高です!
http://www.myspace.com/iggyandthestooges
JAKS/HERE LIES THE BODY OF JAKS
久々の更新です。ペース遅い?だって、それはJaksの素性書いてあるサイトがないんですもの!!ごめんなチャチャチャイニーズ!(虐殺!)


・・いや、しかしですね。やっと大先生関連がリリースされ始めます。まずは上記のIGGY and The Stooges。なんとこれは陰力魔人から34年ぶりのリリース!こりゃすごいです。何がすごいってやはり還暦になるイギーですよ。陰力魔人のリマスタリングのミキシングの時、「おい!全部レッドメーターまででかくしろ!レッドメーターはなんのためにあると思う?そこまで音を出せ!ってことだ!」という無茶苦茶な理論で全部の音を最大にした男ですからね。楽しみです。
それからThe Forms、んでもってcinemechanica!とりあえずこの二作は大傑作になるでしょう。The formsは特に涙ものの超傑作。是非皆さん聞いて、大先生の反映を祈りましょう!


さてさて、他の話が長くなりましたが、本題のThe Jaksです。
The locustやsome girls、そしてEx modelも在籍していた31G recordからリリースした本作、多くの方はこの3バンドからどんなバンドかは予測ついているかもしれません。そうです、なによりジャンクなのです。ただし、ただのジャンクじゃありません。ジャンクな中にも適度な硬質さと遊び心、そして絶叫をバランスよく織り交ぜた非常に素晴らしいバンドです。

残念ながらすでにバンドは解散しておりますが、本バンドことJaksは、ミシガンはアナーバー出身であり、メインメンバーはボーカルのカトリーヌとギターのショーンを中心に構成されております。(現在は夫婦です。)ちなみに本作は93年から95年までにリリースしたEPとアルバムをコンパイルしたものとなります。

そして特筆すべきはやはり「ニャー!」と叫ぶカトリーヌのボーカルですね。実は僕ははじめ、この声は絶対男だろうと信じて疑ってなかったんですよ。それが女性と聞いてびっくり。なんてゴツイ声してんじゃこの女は!って驚きました。よっぽどブラブラのボーカルのがかわいい声してますよ。カトリーヌは絶対テレクラとかだめですね。しかし、大先生は全く動じず、こちらでも素晴らしいプロデュースをしております13曲も。ANTIOCH ARROWとよく比較されるようですが、個人的にはそれよりもスクラッチアシッド風な感じがします!

是非お試しあれ!
The Stooges/The Weirdness

前述のStoogesついにリリースされました!
大先生久々の大物仕事です。がっつり金もらいましたかね?長年の彼女にプレゼントとかしてあげましたかね?金の使い道が気になりますですよ!!

それはさておき、本題のStoogesです。そもそもStoogesとは何なのか?偉いの?ただのおっさんの寄せ集めじゃねーの?いやいや、侮るなかれ。このバンドはパンク、ガレージ、グラム、へヴィーメタルなど音量のでかい音楽全てにおいて元祖となる最高のロックアンドロールバンドの一つなのです。その最高にイカしたバンドのメインメンバーに属する生き神様がご存知Iggy Popなのです。このイギーなポッポさん、ただの筋肉バカなのですが、なんと1947年生まれの60歳。還暦なのです。おめでとう〜

その他のメンバーは流動的な面もあるのですが、現在は
* Ron Asheton - guitar (1967–1972, 2003–present); bass (1972–1974 * Scott Asheton - drums (1967–1974, 2003–present)
* Steve MacKay - saxophone (1970–1971, 2003–present)
というオリジナルに近い布陣にプラスし、さらにex-The Minuteman(ガレージ、カントリーブルースハードコアのごった煮。SSTからリリース。最高!)のMike WattがBassで参加しております。
Stoogesのもともとのメンバーは
* Dave Alexander - bass (1967–1970)
* Bill Chetham - guitar (1970−1971)
* Zeke Zettner - bass (1970−1971)
* James Recca - bass (1971−1972)
* Bob Scheff - piano (1973)
* Scott Thurston - piano (1973–1974)
* James Williamson - guitar (1971–1974)

といった形です。まぁ、去るものはどうでもいいっすね。
さて、そのStooges。ヴェルヴェッツのジョンケイルプロデュースの元、「イギー・ポップ&ストゥージズ」でデビュー。ありとあらゆるものを否定し、でかい音とノリノリ感だけを突っ切ってきります。セカンドである「Fun House(名盤)」を発表後、いったんは解散しますが、デビッドボウイのプロデュースにより強力なバックアップ(ファックアップ!?)により、超名盤「Raw Power淫力魔人」を発表します。8曲30分弱のこのアルバムのエネルギーは並じゃない!特に表題曲なんぞ頭のてっぺんから足のさきっちょまで全てがまるで中学生の剥きたて性器になってしまうくらいのひりひり感でとんがりキッズしてます。

しかし、RawPower発表後、バンドは解散。その後、イギーはソロで活躍します。そしてなんとなんと2003年に再結成、2005年のATPでのライブを踏まえ、ついに今年、34年ぶりの新作「The Weirdness」が発表されたのです。
この34年ぶりの作品に大先生が起用されるのは、至極当然。アンダーグラウンドエンペラー大先生とゴッドファーザーオブパンクポッポさんのめぐり合わせが今までなかったことのほうが不思議なくらいです。・・・なのですが、やはり肝心なのはその出来。ここは大先生の手腕の見せ所です!
そしてその結果は、、、大当たり!いつもの大先生印のドラムの空間、そしてギターやベースのバランス。どれも素晴らしい!・・と思いきや、しかし!しかしですね!イギーのボーカルが弱いと思ってしまうのは僕だけなのでしょうか!?確かに60歳という年齢。もう、EDかもしれないのにいつまでも「あの女は俺にほれてるぜ!俺の犬になりてーかこのメスイヌが!餌はまだまだお預けだ!ほら!ほら!(勝手な創造歌詞)」な感じで長年パンク魂を貫き通した代償かはわかりませんが、何かこうもの足りないというか、保守的な感じがしてしまうのです。60歳だからといえばそれまでですが、そんなのイギーには通用しないはずじゃないですか?声がでなくたっていい。叫べなくてもいい。だけど、その何もかもを否定する超ハイテンションまで抜かれちゃってるんじゃないの?と、思わず言いたくなってしまいました。
しかもSearch And DestroyやShake Appealを聞いた後だと特に。こりゃ、本当の真相はフジロックまで持ち越しかもしれないですね。

とはいえATM〜Idea Of Funの流れは思わずぐぐっ!ときますし、後半も「おお!!」って思う曲もあります!(と思って曲名みたらI'm Fried(俺もう疲れちゃった・・)って涙)ものは試しにまずは皆さんIdea Of Funあたり視聴してみてください!
SuperChunk/No Pocky For Kitty

こんばんわ!シェラック発売前にかなり大興奮なSpoonです!今年のATPはなんとSHELLACにあわせ緊急にSLINTも追加!なんてこった!知ってたら絶対行ったのに!って感じですね。

さてさて、皆さんはクロスビート読まれましたか?そうです、ライブが延期になってしまい、せっかくのレッチリ大特集も台無しになくなってしまったヤツです。その中で前述のイギーポップのインタビューが掲載されております。なんと大先生についてもイギーにインタビューされており、今回の作品に大先生を起用した理由や、大先生のPROD具合が垣間見れるなかなか面白いものとなってます!是非一読あれ!

さて、本日は前々からなぜやらないの?と皆さんに言われ続けたsuperchunkです!いや、本当はだれからも何も言われてなかったのですが、すっかり忘れていたので一応ごまかしてみました。

さて、supercunkですが、そもそもは1989年にノースカロライナ州チャペルヒルで、Mac McCaughan(guitar and vocals)、Laura Ballance(bass)、Chuck Garrison(drums)、Jack McCook(guitar)の4人で結成されました。初めはドラムのCHUNKを取り、チャンクって名前で行こうとしたらしいのですが、
結局同名のバンドがいてSUPERをつけて現在の形になったようです。奇しくも現在merge所属のDinosaur Jrと同じ理由ですね。(MERGEレコードは、メンバーのマックとローラによって作られたレーベル(二人は夫婦)。今やダイナソーJrだけでなく、M.wardや、全米2位獲得のArcade fireも在籍しています。Arcade fire(初回出荷は10万なのに)の人気でいまや二人はウハウハでしょうね。くそったれ!!)

本題に戻りますが、本作no pocky for kittyは作品としては2枚目となり、1991年リリースです。本作ではギターのJackはすでに抜けており、替わりにJames Wilburがギターを弾いています。クレジットを見るとrecoreded April21-23とあり、たった3日で作り上げられたようですね。しかもクレジットには残念ながら大先生の名前は一切なし。who sat in the right chairとあります。簡素なジャケットに必要最小限なクレジットに対し、音の方はキラ星のごとく輝いている曲ばかりで素晴らしい名盤だと思います。特にその後のSuperChunkの個性を決定づけるかのごとくちりばめられたSeed Toss、Punch Me Harde、Throwing Thingsなどの名曲などが素晴らしいです。音についてはやはり時代性からか少しこもった感がありますが、ドラムの手数の多いタムの音はマイブラッディバレンタインの初期ドラムと通ずるものもあると思います。また、come pick me upなどの最近の作品に比べるとまだまだ荒々しく突っ走る感が垣間見れて非常に新鮮です。なんとなくですが、自分たちのオリジナリティを模索しながらも確固たるやりたいことを表現しようとがむしゃらな感じが音に出てて、どんどんと何かに向かって走り続けたいという気持ちが非常に感じられる作品だと思います。
この後、hyper enoughやCursed Mirror、Keeping Trackといった数々の名曲を世に繰り出しておりますが、現在は2004年にリリースのDVDを最後に活動休止中です・・Portastaticもまぁよかったけど、早くとっとと復活しやがれこの野郎!
SuperChunk!なつかしー。若かりし頃、大好きでした。
恵比寿のギルティっていうライブハウス(まだあるのかな〜)での初来日公演も行ったさ〜(客入りガ〜ラガラ)。
ちなみに来日公演では、前座に山塚EYEのハードコアバンドConcrete Octopusが告知なしでいきなり登場!当時山塚の大ファンだった私は大エキサイトし、SuperChunkのライブ自体はあんまり印象に残っていないのでした。
あーConcrete Octopusまた観たいなあ。

ストゥージズ新作聴きました。うーん・・・。
>赤いくれよんさん
初来日!?すごい!
どのくらいの時期なのでしょうか?どちらにせよ羨ましい。
前座が山塚EYEというブッキングもインディならではの醍醐味ですね!

>ストゥージズ新作聴きました。うーん・・・。
あはは。しかし、ドラム音は完全にエレクトリカルオーディオまんまな音なので、あえてイギーの声は下げて、ドラムの音を中心に聞いたら面白いかもですよ!
..と思ったらSuperchunk新曲出るみたいですね!
楽しみです!

http://www.mergerecords.com/news.php?month=Mar%202007#262
Made Out Of Babies/Coward

久しぶりの更新となりますが、今回は前回、前々回とは異なり、まだ比較的新しいバンド、Made Out Of Babiesの登場です。ニューヨークはブルックリン出身のこのバンドは、自ら影響下にあると公言しているように、Jesus LizardやMelvinsのフォロワーという明らかにわかりやすい音作り。しかし、彼らはそうにもかかわらず、他のフォロワーとは一線を置く、素晴らしいオリジナリティを持ったバンドなのです。構成はMatthew Egan/drums、Bunny/guitar、Cooper/bass guitar。そして、何より最もこのバンドのオリジナリティそのものといえるJulie Christmas/vocalsの4人です。

実際の音は硬質なリズム隊と曲に「うねり」をもたらすギターに反抗するように独特の感覚で叫び、歌うJulieはなんとも言えず心地よく、男を熱くさせます。

しかし、同時に彼らが最も目指しているであろうJesus Lizardと似て非なる点、他のフォロワーと差別化している点はそこに隠されているのです。どんな点かというと

・ボーカルが女性ということ。
限界の限りを出す暴力的なボーカルの強烈さを基本としながら、時折見せるむせび泣くようなか弱い声、そしてオスを挑発するような誘惑の声は明らかに異端。女性による女性のための硬質さを目指すシャノンライトや、女性という性そのものに反発していた昔のPJハーヴェイとは、明らかに異なるマッチョな音に、ピリリと効く刺激を与えます。

ここが男根が人間になったようなデビッドヨウと異なる点。
そしてさらに挙げられるのが

・楽器隊とボーカルの役割
強固なリズム隊と自由奔放なボーカルは一見誰しもやはりジーザスリザードを思いますが、このバンドをよく聞いてみると実はその役割はジーザスリザードにおける「それ」と全く正反対なのに気づくと思います。そうなのです。実は緻密に計算されているのはむしろ暴力的なボーカルであり、プログレからの影響を思わせる変拍子の嵐こそむしろ自由奔放にボーカルに襲い掛かるのレイプ魔3人なのです。

このような点からも、彼らがなかなかいない大型な新人だとおわかりになる人もいるのではないでしょうか。

さらに驚くべきニュースとして、ボーカルのJulieはBattle of Miceというバンドも行っております。メンバーは
Julie Christmas (Made Out of Babies)/Vocals
Josh Graham (Neurosis, Red Sparowes)/Guitars, keyboards, and vocals
Joel Hamilton (Book of Knots)/Drums
Tony Maimone (Book of Knots, Pere Ubu)/Bass
Joe Tomino (Fugees, Dub Trio, Peeping Tom)/Drums

というスーパーバンド!個人的にはMade out of babiesの方が気に入りましたが、結局こちらでも彼女は女性ということに反発しているのでも文句を言っているのでもなんでもなく、むしろ周りの男性がどれだけ自分にとってメリットをもたらすか
を常々考えるだけなのかもしれないです。


とにかく素晴らしいバンドですので、是非一度聞かれることをお薦めします!
D.Q.E./But Me I Fell Down

Dairy Queen Empireこと、D.Q.E.は1986年にアトランタにて結成されました。メンバーは現在ソロで活動している中心人物のGrace Braun(女傑)、写真家のChris Verene、Fat Dayというノイズコアバンドでも活動していたZak Sitterの3人です。正直、後追いのため詳しい情報はわからないのですが、本作は1994年発表の作品となります。音の感じとしては大先生proのどの作品とも異なるスカスカサウンドで、本作のサンクスリストにも載っているJad Fair率いるHalf JapaneseやBeat Happening、Daniel Johnstonなどに通ずる世界観が特徴です。ただし、何より言える事は、このGrace女史が稀に見る天才だという事です。どの曲も童謡のように一度聴くと覚えてしまうくらいポップなのに、様々なジャンルの要素を持っていて、かつサビなどについては斬新なアプローチ。正直どの曲も、「楽しくてどこかせつない感じ」を的確に表現する魔法がかかっているかのような名曲ばかりです。「本当に素晴らしい曲はどんなアレンジで誰が歌っても素晴らしい」なんてことが言われますが、まさに本作はその通りで、たとえハードコアで絶叫で歌ったとしてもどの曲も絶対に輝きを失わないと思いますし、各アレンジに合わせた最高の色に変化するはずです。

大先生とのつながりがわからないのが申し訳ないのですが、ここでも確実にマジックは起こっていると思います。ただ、このバンドの特色として大先生の起用が必要か否かというと少々謎です。。それでも時折見せる大先生お得意の張り詰めた感じや空間がバンドのゆるい感じと新たなギャップを生んでいて、それはそれでまたなんとも楽しい感じです。


ブックレットに書いてあったSee DQE Liveに従い、ライブ映像を張っておきます。このど迫力!
DQE/Buttermilk Pancakes
http://www.youtube.com/watch?v=71194yqvkGc
Cordelia's Dad/Spine

マサチューセッツはノースハンプトン出身のアメリカの良心的バンド、Cordelia's Dadです。「パンクとフォーク」というある種、両極端な音楽からな影響の元、1987年に結成されました。(メンバーの居住地の違いにより一旦バンドは活動休止、その後20周年として本年再結成しております。)メンバーは当時学生であった Tim Eriksen (bass, vocals), Peter Irvine (drums), Tom King (guitar)の3人です。本作の音の感じは、アメリカのトラッドやカントリーをベースとしたアパラチアンフォーク(アングロアメリカントラッドフォークもあるようです)を基調としており、こぶしが利きつつも、せつなく進む節回しにバイオリンやアコースティックギター、バンジョー、打楽器が勇として鳴り響きます。なんでも、本作の一つ前、1996年発表のRoad Killにて彼らはロックサイドとの決別を宣言したらしく、大きな方向転換として発表した本作で、”大枠としての”アンダーグラウンドロック畑をひたすら歩いてきた大先生を起用したというのは、なんとも面白い話です。当然のごとく、本作は絶賛の嵐。彼らの作品の中でも重要な位置を占める一作となっております。

近年のJoanna Newsomや、大先生とのコンビで、名作を生み続けるSongs:Ohia(magnolia electric co.)をはじめ、(少々趣は変わりますが)Dirty ThreeやLOW、Nina nastasiaなどを見ても、大先生とフォークは非常に良い相性の中、数々の名作を生み出しますね。最小限の音一つ一つを重要に鳴らすという大先生のこだわりが成せる業なんでしょう。最高です

dianogah/battle champions

ずいぶんとご無沙汰してしましました。大先生は相変わらずのワーカホリックなのにそれに比べて私の体たらく・・・反省します。今年に入っても相変わらず出ておりますね、大先生印。最近のチェックはbear crowの新作、om、cape may、そして前述のthe formsがついに新作!ということで大先生旋風はまだまだ続きます。(In Uteroの紙ジャケも出ますよ!)

さて、話は変わり、今回はdianogahです。本作は2000年リリースとのことで、もう7年も前の作品なのですが、僕はようやく昨日買えました。
出身はシカゴで、1995年に結成。メンバーはKip McCabe, Jay Ryan and Jason Harveyの3人なのですが、特筆すべきとしてなんと本バンド、2ベース1ドラムのバンドなのです!(ギターを弾いたりもしてますが・・)
大先生とのコンビは1stのAs Seen from Aboveからとなっており、前述のdisや、個人的に大好きな90daymenの曲も入っているMy Ohio Action Pal, Boy Gold God 300というコンピレーションにも楽曲を提供しております。
2002年にMillions of Braziliansというアルバムを出しているものの、そこからオリジナルのリリースはなく、ライブも細々とマイペースで行っているようですね。(2007/10/19、20にウィスコンシン州でライブの予定のようですね。)


楽曲については、一言で言えばポストロックではあるものの、やはりシカゴ。一筋縄ではいかない特色を持っており、轟音や勢いな感じではなく、淡々と糸を紡ぐ様に進んでいく音の中に緊張感を持たせながらも時折入るトイピアノの音などが、一見地味ではありますが、じんわりと響く独特の音をだしております。特にロールを基調としながら、軽快に進んでいくドラムが良いです!
少しだけHoney for Petzi風でもある曲、My brother wore brownなどは本当ツボな方も多いと思います。

また、ボーカル入りの曲もあるのですが、どこかBedheadを思わせる感じで、優しく、ごく自然に周りの楽器と溶け込む様がなんともしんみりします。

なんとも渋い作品です!


Bear Claw/Find the Sun

前述でリリースされたと書きながら、これまで何も触れていなかったので、こちらも紹介します。
Bear Clawはそもそも2003年に現メンバーでありますRob, Scott, Richそして元メンバーであるPeteによりイタリアのとあるアートスクールで結成されました。そもそもメンバーはHello Operatorというバンドで活動していたらしいのですが、現ベース兼ボーカルのRichが、Hello Operatorではギターを担当しており、彼の中でのインストの決め手であったベースに興味を持ち出したことからBear Clawの今日の土台はできたそうです。
その後、イリノイ州はカーボンデールに移住を決意したrichを中心により本作の楽曲のほとんどを3ヶ月半で作り上げ、初ライブを決行します。

Scott、Robの学校の卒業を期にバンドはますますの活動を活性化させ、Just a Fireなどとツアーを精力的に周り、ついにSickRoomと契約。このSickRoomのサポートにより、念願かなって大先生との作品作りを行うことができました。

音についてはまさに大先生のフォロワーと言うべきで音で、Shellacを意識した硬質ベースに空間を意識したドラム、リフの繰り返しによる危険性と中毒性を併せ持ったギター、そしてスポークン気味の中に時折爆発するように炸裂するボーカルがなんとも危険です。
つい先月リリースされた2ndアルバム、Slow Speed : Deep Owlsについても方向性は変わりなく、shellac好き、大先生好きにはたまらない内容となっております。

映像も見れます。
http://www.youtube.com/watch?v=C082L0YazFI
http://www.youtube.com/watch?v=vat646oRS8g

Ut/Griller

70年代後半からニューヨークを中心にアンダーグラウンドで発生したNo waveシーンの中勃興したバンド、Utです。本作は1989年の作品となり、No waveシーンとしては新たな世代へ移り変わっていく過渡期的な状況だと思うのですが、大先生はこの年、なんと名盤Jesus Lizard「Pure」、Pussy Galore「Dial M for Motherfucker」などをプロデュースしております。

Utに戻りますが、バンドの結成は1978年12月。もちろんニューヨークです。
恥ずかしながら僕自身Utは今回の作品を聞くまで全く知らなかったのですが、ニューヨークの音楽シーンでは非常に核となる存在だったようです。一時、フィルムメーカーがメンバーとして入ったこともあったようですが、基本的にはジャケットに写っているNina Canal, Jacqui Ham、Sally Youngの3人がメンバーです。彼女たちの音楽性にはかのJohn peelも一目おいていたようで一般的な認知度を確立したのはPeel sessionという意見もあります。
バンドは本作リリースの翌年の1990年、パリでのライブを最後に解散してしまいますが、確実に一つの色を持ったバンドであったのではないかと思います。(すみません、本作以外はこれから勉強します・・)


大先生の影響についてはわかりませんが、本作Grillerに関してはUtの最後の作品ということもあり、バンドの初期衝動としてのノーウェイブ的なアバンギャルドさだけでなく、ローファイ色についても高いものではありますが、逆にそこが非常に新鮮で、”アバギャルド”一言だけでなく、どこか大人な感じを臭わせる点が繰り返し聞いていく中でやみつきになっていきます。

しかしながら、やはり奥に潜む邪悪な感じや、時折高らかに鳴る、脳をしびれさせるつんざくような音、呪術がかった歌などは本物で、現在のネオノーウェイブシーンにもしっかりと受け継がれているのではないかと思います。

ローファイ+大先生はありますが、ノーウェイブ+大先生という組み合わせは非常にマレですので、どんなマジックを生んでいるか興味がある方は是非!

The Cape May/Glass Mountain Roads

先ほどのUtとは逆にこちらはつい昨年の2006年に録音された作品です。

まず、バンドのThe Cape Mayの紹介ですが、バンドはカナダはカルガリー出身です。
作品としては2005年に1stアルバム「Central City may Rise Again」を新興レーベル、flemish eye recordsよりリリース、本作は同レーベルからの2作目となります。
メンバーは現在3人で、Clinton St. John (vocals, guitars,harmonica)、Jeff Macleod (drums, guitars, keys, backing vocals)、Matt Flegel (bass, guitars,accordian)となっております。

なんでもカルガリーでは「NEXT BIG THINGS」という太鼓判も押されておるようで、非常に期待が大きいのですが、その実力を裏付けるかのように2006年のNina nastasiaのツアーのバックバンドを兼ねた、カップリングツアーも行ったとのことで、大先生のみならず、多くの関連アーティストからも支持されているということがわかります。(もしかしたらNina繋がりでJim Whiteとも繋がりがあるかもしれませんね。)

肝心の本作の内容なのですが、これがもう、非常に素晴らしく、本当に大名作!超名盤なのです!
静かに淡々とスリリングに流れていく曲中に徐々に響く儚くも美しいエモーショナルな囁きがすべての曲に備わっており、まるで一枚全体でThe Cape Mayという世界観を表現しており、聞くものを麻痺にも近い朦朧状態へゆっくりと、優しく、誘います。
特に特筆すべきは9曲目のCatch Your Wordsの冒頭の乾いたハーモニカの音色から〜10曲目のDesert House荘厳な響きであり、一冊の小説のような素晴らしい歌詞にも心打たれます。
安直ではありますが、Slint「Spiderland」とNew Year「Newness Ends」を合わせたかのようなこの流れはなんとも言えないくらい素晴らしいものです。

もし上記バンドがお好きな方であれば必ずや気に入るはずだと思いますので是非聞いてみてください。

http://www.flemisheye.com/album-glassmountainroads.php

Gasoline Heart/You Know Who You Are

1ヶ月ぶりですが、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

さて、年も明けたうるう年(オリンピックイヤー)一発目のアルビニ作品(Pro含む)は、ガソリンハートです。
一言でいうなればアルビニ大先生ミーツグーグードールズ(もしくはジンブロッサムズ!)というなんとも水と油な組み合わせ!
マイスペースによるとメンバーはLouis DeFabrizio, John Fortson, Jeff Irizarry, Joey Bradshaw, Andy Simonds, Rick Calvo, Justin Toland,Adam Garbinski,Nick Eberhardt,Ed Lamosa,C.J. Mask,Erich Jackson
と、なんと12人!?という、ほんとか嘘か、なんとも大所帯。
音の方はというと、全くもって12人は必要ありません!極端な話3人いれば十分な音です。

個人的にはグーグードールズもジンブロッサムズもボンジョヴィも大好きなので、大好きなはずなのですが、正直、大先生の必要はあるのだろうか・・という疑問もわいてきます。

だって、要である、曲自体がいまいちなんですよ!

Three Second Kiss/Long Distance

気づいたらすっかり4月も半ばを過ぎてしまいました・・久しぶりの更新です。
このコミュニティも出入りが激しいですが、気長にこれからもオナニーし続けようと思いますんで
宜しくお願いします。
そういう意味では本作タイトルのLong Distanceというのもぴったりな感じですね。
だから何?って感じですが。

話を戻して、Three Second Kissですが、本作は5年ぶりの久しぶりの復活作となります。
いやーうれしいですね。

簡単に紹介すると、バンド自体はイタリアのバンドであり、1993年にロレンツォ/drums, マッシモ/bass and voice, セルジオ/guitarの結成。(マッシモって名字は多いですよね。)1995年リリースされたFor Pain Reliefはジョンピールのラジオでも流された傑作に仕上がってます。続きWide RecordからリリースしたセカンドEVERYDAY EVERYMANでのツアーをきっかけに知り合ったJune of 44繋がりで、名レーベSLOWDIMEと契約を締結、イーストコーストでのアメリカツアーを経てSLOWDIME/Dischordより、Focal Poinをリリースします。
ここでのリリースがバンドのさらなる飛躍に火をつけ、なんと、2002年にはShellacをキュレーターに迎えたATPでも熱いライブをたたきつけたようです。

ここでの大先生との競演をきっかけに2003年には名盤Music out of MusicをSLOWDIMEよりリリース。
なんと、残念にもSLOWDIMEからの最後のリリースは本作となってしまっております。

さらには2005年ロレンツォさんが脱退、代わってTheramin、Hooversなどでドラムを担当していサシャがバンドに参加します。
長いブランクはおそらくここにあったと思うのですが2007年に、ようやく5枚目の作品を大先生とともに制作を開始、CHEVREUILのジュエリン主宰のレーベルAfrican Tapeよりついにリリースとなったわけです。

メンバーが替わったとはいえ、基本的な音の感触はこれまでの流れを含んでおり、ぐにゃりとひしゃげたギターとじっくりじわじわ締め上げるベース、そして間を十分にとったドラムが融合された独特の空気の中でまるで酔っぱらっているかのごとく様々な色を見せるボーカルの際どい気持ちよさと気持ち悪さがたまらないです。一見ばらばらな演奏をしているようで、随所にもりこまれているすべてが一瞬バシっと締まる瞬間が、非常に気持ちよいです。
特にshellacのMama Ginaあたりが好きな人にはぴったりではないでしょうか。

My Disco/Paradise
オーストラリアはメルボルン出身のMy Discoの2ndアルバムです。
メンバーはリアムアンドリュース(Bass, Vocals), ベンアンドリュース(Guitar), ロハンレベイロ(Drums)の3人(兄弟かどうかは不明)で、バンド名はなんとBig Blackの収録曲(Headacheの1曲目)からとられているようです!

2003年に結成、メルボルン周辺でのライブを経てデビュー7”をリリース、一気にその名は知れ渡ります。しかし2004年、メンバーのリアムがホジキン病(悪性リンパ腫)にかかってしまいます。放っておけば死に至る病気のため、メンバーは活動を一端休止します。
無事病気も治り、復活したバンドは晴れて世界へ飛び立つがごとく東南アジアやニュージーランド、北米ツアーを慣行。2006年にはデビューアルバム"Cancer" をリリースします。リアムの病気の事を考えるとなんとも意味深なタイトルやジャケットですが、本作はいろいろなバンドの影響化、完全なオリジナリティの確立はまだないものの、淡々と進むと思いきや急転調するの音の裏でボーカルは常に一定を保つ硬質マスロックな音は男気を感じさせる非常に素晴らしいものです。

この1stアルバムを携えてアメリカやニュージーランド、UKでのライブ、メレディスミュージックフェスティバルを経験、ついに2007年、バンドが大先生のプロデュースのもとセカンドアルバムのレコーディングに入ります。憧れの大先生との作品作り、うれしかったようで、「paradise」〜天国〜と名付けられた2ndアルバムのタイトルは本当に天国に行きそうになったリアムだからこそ語れるこの世の天国からの贈り物。それは赤煉瓦で囲まれたシカゴの一角にあるこじんまりとしたレコーディングスタジオの事だったかもしれません。

そんな満を持して作られた本作ですが、とにかくオリジナリティがすごいです。
まず彼ら自身の習熟として、全作のマスロック、ポストハードコアを基調しつつも、さらに、より強く押し出されたクラウト調のミニマルな感じが素晴らしいです。さらには大先生とのマジックという意味で感じるのが淡々とした中にもちりちりくすぶりながら爆発の時を今か今かと待っている青白い火のようなものです。大先生プロデュースの名盤には必ず感じられるこの独特の魅力を惜しげもなく出している本作はまさに名盤!ヒプノシスを思い起こさせるジャケットもいいですね。是非ともライブで見てみたいです。

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