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SFJ SupportersコミュのSFJ国土交通省河川局へ提案

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SFJでは、国土交通省河川局に対して下記のような提案をしています。
従来型の海岸構造物建設事業よりも自然再生する公共事業の大切さや将来性を考え、提案しています。

 今年は、久々に冬らしい冬と言えるのではないでしょうか? 2008年1月にはいって大陸から寒波が頻繁に到来し日本海では波が炸裂しています。太平洋側の北千葉、茨城、東北地方でも十分に波乗りを楽しめているのではないかと思います。
 そんな2008年の始まりにSFJでは国土交通省 河川局から出されたお題「“中長期的な展望に立った海岸保全検討会 中間取りまとめ”に 関する意見募集」に取り組んでおりました。中心となったのはSFJの海岸調査チームの面々です。海岸調査チームではこういった海岸に関する資料作成や海岸侵食や構造物の影響調査などを全般的に行っています。

“中長期的な展望に立った海岸保全検討会”というのは、国土交通省が定める海岸事業に対する今後の中長期での行動指針です。

 具体的には

「1.津波からの防護による生命・財産の安全性の確保、被災の軽減」、
「2.高潮からの防護による生命・財産の安全性の確保、被災の軽減」、
「3.大規模地震への耐久性の保持による生命・財産の安全性の確保」、
「4.海岸保全施設の老朽化対策の推進」、
「5.侵食に対する防護による国土の保全」、
「6.豊かで美しい環境の保全と回復」、
「7.海辺の利用空間の充実、親しめる環境の保全・創出」
 が挙げられています。

 これら7つの展望に対して、SFJなりの中長期的なビジョンや海岸に対する問題意識を再確認しながら意見書を作成する運びとなりました。日ごろ海岸への熱い思いを溜め込んでいるSFJメンバーから出された意見を“まとめる⇒議論⇒修正”を繰返しなんとか期限ぎりぎりで作成を終えました。今回SFJが提出した“中長期的な展望に立った海岸保全検討会 中間取りまとめ”への意見書を要約してこの紙面で発表したいと思います。

 1.海岸に対して
本来自然の持つ防災・環境保全といった能力を最大限活用できるような取組みを希望します。公共事業のやり直し工事や防波ブロックの撤去・防波堤の撤去(可能な箇所)、河川・河口に溜まった土砂のサンドバイパス工法に代表される総合土砂管理、防砂林・防風林・海浜植物群の育成など永続して持続可能性のある管理を行う公共事業を実施することを希望します。

 2.対話
海岸問題について行政と地域やNPO団体との直接対話がなされるよう取り組んでいくことを希望します。地域住民やNPO等の収集した継続的で多岐にわたる有用であると考え、今後直接対話ができる機会が増えることを希望します。

 3.水質
海岸域の水質は依然健康被害が懸念されています。SFJは海岸の水質改善も「豊かで美しい環境の保全と回復」を目指すうえで必要な取組みと考え、その対策を実施することを希望します。

 4.利用空間の充実
海辺の利用空間の充実、親しめる環境の創出には、安全性を向上させることが必要だと考えます。海難事故の未然防止という観点からもライフセーバーなどの役割を見直すことを希望します。

 昨今の気候変動問題とも同じく海岸にまつわる様々な問題も状況は分かったのだけど、じゃあどうすればよいの?とみんな思っているのではないかと思います。正直SFJもこれをすれば大丈夫なんていう答えはもっておらず、常に試行錯誤をしているわけです。そういったなかで大事なことは、内にこもらず外に向けて行動し声を出していくことではないかと思います。今回あげたSFJからの声がどこまで“中長期的な展望”に反映されるか分かりません。ただ私たちは、今後もこういった機会を利用して、周りとのバランスを保ちつつしっかりとSFJの思いを外に向かって伝えていきたいと思います。何事もNever too lateですね!
(SFJ 竹内 尚人)

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