脚本研究の会（ト書きを語ろう）コミュの次回舞台のストーリー（原案）

ゆりかご（仮）

20年前、駅のコインロッカーで発見された赤ん坊を
探して欲しいとの依頼が舞い込んだ。
素性も明かさず、前金で500万。
何か理由がある事は確かだ。

俺も俺で、儲からない探偵業を続ける為、
ヤバイ所から金を借りてるし、
月末までに借金を払わないと、今度こそヤバイ。
す巻で横浜港に浮かんでしまう。
かなり胡散臭い仕事だけど背に腹は変えられない。
引き受けるとするか・・・。

「で、おっさん、その駅ってのは、何駅？」
「石川町、…」

俺は、親父が死んだ理由を探して今まで探偵みたいな事
やってたけど。
まさか、こんな形で真相を知るなんて、
ましてや俺に家族がいたなんて…。
親父が話していた事は、嘘だったのか、

俺は悪い夢を見てるに違いない、夢なら醒めてくれ…。

【第一回報告書】
２０年前に発見されたコインロッカーの赤ちゃんは、
身寄りが判明せず、当時DNA鑑定も無かった為、
孤児という事で、聖クリストファー・マーロウ教会に
預けられた。
健康で平和に生きて欲しいとの願いで、
「康平」と名付けられた。
１５才まで地元の中学に通っていた。
一度、里親話が出たが、話がうまく纏まらず、
それ以来、非常に素行が悪くなり、
度々警察の世話になっていた。

今では、どこかの組の構成員という噂も・・・。

【私見】
２０年前に発見されたコインロッカーの赤ちゃんを
調べるうちに、横浜にある旧洋館の主人夫婦が死んだと
いう交通事故に辿り着いた。

当初は、事故死という事になっていたが、
事件直後に、使用人とメイドがその洋館から
行方不明になっていた。
車の整備不良の為、事故という事になり、
その事件は、解決したかに思えた。

事件前後から、洋館から赤ん坊の泣き声が聞こえるという
情報もあったが、これも暫くすると、
この声も無くなり、何事も無かった様に、
主のいない不気味な洋館が残るだけになった。
もしかしたら、この洋館と何か関係あるのでは
ないだろうか・・・。

鏑木探偵事務所
鏑木健一

2007年3月10日

以上

＜キャスト＞
探偵・・・健一（ミリタリーオタク）
チンピラ・・・康平（使い込みがバレて組から追われている）
元メイド／食堂のおばちゃん・・・桜子（いつも明るいが何かに怯えている）
執事・・・岩之助（先代から洋館を取り仕切っている）
刑事・・・冴子（元自衛隊、新人の時晃が教育）
依頼人・・・慎哉（元使用人）
キャバ嬢／メイド・・・香織（健一にお熱、康平が執拗に求愛）
ヤクザ・・・潤一（弱みを握り、晃を脅迫）

親父・・・晃（元刑事）＜回想＞

感想。
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宜しくお願いします。
m(__)m