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大分のアーティストコミュの『アーリー・ヘヴン ― 南京、東京、ヘルシンキから』

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告知失礼いたします。
また、遅ればせながらあけましておめでとうございます。
今年もBEPPU PROJECTをよろしくお願いいたします。

映像メディアの美術作品の収蔵保存や普及活動を行なっている
ミアカビデオアーカイブさんによる企画展のお知らせです。
この展覧会では、異なる文化背景を持つ3組の作家がそれぞれ
彼等の母国ではない外国の街を切り取って制作した映像作品を
3週間にわたり週代わりで上映いたします。

一つひとつの作品はとても短いので
近くにいらした時にでも、ぜひぜひお立ち寄りくださいー。



MIACA presents for BEPPU PROJECT
『アーリー・ヘヴン ― 南京、東京、ヘルシンキから』


会期:2009年1月21日(水)〜2月8日(日)
休廊:毎週月曜日、火曜日
会場:platform01(別府市元町8-3 国際通りソルパセオ内)
料金:無料



☆☆☆3作品同時上映会を開催します!!☆☆☆

日時:2009年1月24日(土)、2月7日(土) 両日ともに14:00〜
会場:platform01(別府市元町8-3 国際通りソルパセオ内)
料金:無料


なお、1月24日はミアカビデオアーカイブの長谷川仁美さまをお迎えしての
トークショーも予定しています。
3作品ぜーんぶ観られて、トークショーまで!24日が絶対おトクですよー。


______________________________


各作品の詳細・・・


アーリーヘブンとは中国の風水に使われる言葉を英訳したもので、
3つの作品のうちのタイトルの一つでもあります。そこには、
明るい未来を招くための願いが込められています。
ここで週代わりに展示されるのは、それぞれ韓国のアン・ジュンギュが
制作したヘルシンキの風景、日系ブラジル人の安野太郎による東京の街、
そしてオーストリアとドイツのドント、リンク、シュリーゲルによる
南京の通りです。異なる文化背景を持つ3組がそれぞれ彼等のものでは
ない外国の街を切り取って作品にしています。
そして、それらの都市の風景が別府の商店街の風景と重なる時、作品は
また新たなレイヤーを与えられます。
本展は、別府の商店街での展示を前提に企画されました。



■1月21日〜1月25日上映
安野太郎「音楽映画 1番 東京」(2007 16’43”)

品川、浜松町、新橋などの山手線の駅の街の風景が定点カメラによって
撮られていますが、多くの作家自身の声によってその風景の中に存在する
ものは言葉に置き換えられています。それらはつぶやきのようでもあり、
雑音のようでもあります。作品は安野自身が参加している”方法マシン”の
理論の実践の一部でもあり、シニフィエとシニフィアンを視覚と聴覚に
よって表現しています。また、安野は作曲や演奏のパフォーマンスも
行っており、そういう視点から重なり合う多くの声はタイトル通り非常に
音楽的なリズムを計算された仕上がりとなっています。




■1月28日〜2月1日上映
アン・ジュンギュ「スモーキング」(2007,2’40”)

アン・ジュンギュの”リップシンクシリーズ”(唇合わせのシリーズ)のひとつ。
前回の安野作品とも非常に近いといえるのですが、ジュンギュもまた
音楽活動を行う作家であり、多くの他の作品でも音楽的な要素が多分に
盛り込まれています。
「スモーキング」においては、ヘルシンキの街のビルのベランダで
タバコ休憩に出てきたビジネスマンの様子を撮影しています。よくある
街の風景ですが、ジュンギュは友人らとともにそこにアフレコで擬音を
つけています。声は意味をなさないものですが、なんともいえないユー
モラスな雰囲気を出しています。
アン・ジュンジュは韓国に生まれ、ヨンセイ大学修士号を2006年に取得
しました。現在は韓国国立現代美術館、フランスのニュイ・ブランシェ、
ソウルのインサアートスペース、Arco 07 Spain 等を含む韓国内外で
多くのグループ展に参加しており、ベルリンのレジデンスプログラム
ベタニエンにて制作しています。



■2月4日〜2月8日上映
リーヴェ・ドント+アルムート・リンク+クリストフ・シュリーゲル
「アーリーヘブン」(2007,6’00)

中国の南京と上海で制作された作品。中国の都市では、たくさんの
建設現場がありその前には完成予想図である大きな絵が描かれています。
それはどこか古くさいのですが、イメージは近代的な大都市であり西洋的な
影響を受けた夢の街の絵です。
手前の現実の中国の人々や車や自転車の往来とその理想図との間に、
作家でもある欧米人がパジャマを来てたたずんでいます。その3つの
レイヤーは、夢と理想のジレンマ、欧米的”北”の価値観とアジア的”南”の
価値観のせめぎあいを感じさせます。都市や近代化への夢とはいったい
現在も機能しているのでしょうか。また、おそらくは実現可能なそれらの
建築が完成したとき、絵の中の未来は実現しているのでしょうか。
また、他者であるアーティストが、欧米的なそして私的な領域での着用物
であるパジャマとサンダルで中国の都市のただ中に現れることによって、
そこにはプライヴェートとパブリックの領域の問題も提起しています。
公と私、欧米とアジア、夢と現実、ブルジョアジーとプロレタリアート、
様々な2項対立をはらみ、また絡ませながらも見るものに心地よい違和感を
与える作品となっています。
アルムートリンクは1971年、旧東ドイツのエアフルト生まれ。ウィーンの
美術アカデミーを卒業後はウィーンで制作をしています。ウィーンの
クンストハーレやクンストフェライン、ミュンヘンなどで発表しています。
建築家でもあるシュリーゲルとはパートナーで、これまでも共に制作
しており、ドントとのコラボレーションは今回が初めてとなります。
リーベ・ドントは1963年ドイツ生まれのアーティストで、オランダ
在住です。映像をはじめ、ドローイングや彫刻など活動は多岐にわたり
これまでヨーロッパやアメリカのみならずアジアでも数多く発表しています。

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