Kimo Hula
Ka Leo Kie kie/Dennis Pavao
Uukuleleさんたちを通して知ったアーティストです。70年代にHui Ohanaというグループで従兄弟のカアパナ兄弟とデビュしました。Ka Leo Kie kieというのはハワイ語で高い声、つまりファルセットヴォイスということです。デニスのファルセットは最高です。スコットランド生まれのキモ・ヘンダーソンさんのお家を訪ねた時の歌です。ちなみにキモはジェイムスのハワイ語読みです。
I Kona
The Golden Voice of Hawaii/Dennis Pavao
ハワイアンの世界では大御所といわれていい程の実力者でしたけど、デニスは2002年1月に亡くなっています。それを悼んで作られたアルバムです。先ほどのライアテア、エミイ・ギリオム等がデニスの残したテープに後から録音してます。ちょうど、ナタリー・コールがナット・キング・コールの残した録音でUnforgettableを作ったみたいな感じですね。コナの美しさを歌った曲です。デニスのファルセットが最高です。
Kipahulu
Ka Manawa Pono/Uluwehi Guerrero
まるで女性と間違えるような、高いきれいな声の持ち主です。Kipahuluってよくフラのコンサートでは踊られるのですよね。
彼女は母親のオラナ・アイのハラウ・フラ・オラナからフラのコンペティションであるメリーモナークに1990年に出場して、ミスアロハに輝いています。また、彼女は今年のナホクハノハノアワーズで、Female Vocalist of the Yearを取っています。
ところで、このアルバムのタイトルですが、ナホクの発表でも、mele.comでも 'Eでした。ところが、タワーレコードや、PCに取り込んでみると O'eと出るんですよ。疑問に思っているところ、先日、ナタリー・アイご本人にお目にかかるチャンスがありました。フラのあるステージで踊ったのですが、私達の後、彼女とその弟、チャド・アイ、御主人のイオラニ・カマウウのショウがあったのです。で、楽屋でアルバムのタイトルについて聞いてきました。'Eだそうです。頭はOでなく、○で、月ということだそうです。で、この言葉の意味はハワイ語で”Strange”、「妙な」とか「異質な」とか言う意味だそうです。お話している間、とても親切に微笑みを絶やさずとても魅力的な方でした。ますます、ファンになりましたです。
さて、アルバムの内容ですが、
●Mahina O Hoku/Aloha Wau La 'Oe
とてもおしゃれなアレンジのMahina O Hokuから始まります。ん?これあの有名な曲って感じ。
●Blossom Nani Ho'i E
軽快な曲です。フラのグループでそろって踊ったらきれいだろうなとおもわれます。ナタリーの書いた曲です。
●Kioawo/Ua Nani o Nuuau。
うって変わって、ナタリーのしっとりとした声で始まります。Kioawo、オラナ・アイ、ナタリーの親子で書いた曲です。お母さんの歌ってくれた子守唄から作ったそうです。途中から、旦那?弟?のUa Nani O Nuuauが入るのですが、(Hookenaもこれ歌ってますよね)そこがいいです。
●Baby Hula
トラディショナルな曲らしいですが、知らないなぁ。
●Latitu
19世紀の終り、ハパハワイアンの船乗りさんの書いた曲らしいです。ひどい仕打ちに、海へ出て行ってしまうよ、みたいな曲です。軽快なナタリーの歌声で好きです。
●And I Love her So
ジャズのスタンダードみたい。
●Ke Aloha
ハリのある彼女の声ファルセットとあいまって最高です。これは思わず踊りたくなる曲、聴いているうちに腰が動きます。
●Fa'a Hei Ta'u
タヒチアン風の曲です。
●Ke Kuko E Ka Manawa/He Mele No Kahikuonalani
締めのチャント、さすがミスアロハです、お上手です。