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古代オリエントサークルコミュの大地の神、母なる神

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大地というのはよく母に擬人化されますね。

マザー・アース

なんで父なる大地じゃないんでしょうか。
別に父でもいい気がします。

大地は草木を産み出し、動物にねぐらを与えますね。

太陽がなければ人間は生きていけませんが、食べるモノ(穀物・野菜)はみな畑でしか取れません。 魚とか鳥とかは違いますが、カロリーのほとんどは穀物に頼るのが昔の人々です。

生き物を産み出す、食物を与える(幼子に乳を与える)というイメージから大地は母親なのでしょう。

古代の神話に共通する神に地母神というのがあります。 大地の象徴で、多産と豊作をもたらす御利益のある女性神です。

古代オリエントでも地母神は盛んに崇拝されていましたが、そのルーツはシュメール人の神・イナンナであるようです。

メソポタミアというのは最も早く文明が築かれたエリアで、大規模な灌漑農業も最も早く行われました。 その中で豊作をもたらす神として地母神崇拝が始まったのでしょう。

イナンナは地母神ですが、戦争の神でもあり、金星の神でもあります。 また愛の神でもあります。

シュメール人の後に来たアッカド人の神話にはイナンナと同一人物(?)であるらしいイシュタル神が登場します。

イシュタル神は慈愛と豊穣あるいは性愛の象徴としてメソポタミアからその周辺一帯で大きな信仰を集めていました。

エジプトのイシス、フェニキアのアシュタルテ、フリギュアのキュベレイ
これらの女神はイシュタルがその土地の神話に流入したものだと考えられています。

またヨーロッパ人ではギリシャのアプロディテ、ローマのウェヌス(英語だとヴィーナス(金星)!)もイシュタルがもとであると考えられています。

これらの女神は大地の神ではないですが美のほかに慈愛あるいは性愛を司っていますね。
大地という属性がなくなった変化は南ヨーロッパの地中海気候に由来しているのではないでしょうか。
大規模な灌漑ができたエジプトやメソポタミアと異なり、大地よりも自分の手間や工夫の方が農業に貢献する地中海式農業をやっているので、大地を母とはみなさなくなったのではないでしょうか。

時代は追ってキリスト教のマリア崇拝もこの流れを組む女神崇拝がもとであると考えられています。

ルネッサンス期のたっぷりした感じのピエタの像や絵を見ると古代のイシュタル信仰に思いを馳せられると思います。

なんにしても、メソポタミアのイナンナ・イシュタル信仰がオリエントの宗教文化から果てはヨーロッパ文化に大きな影響を与えたことは間違いなさそうです。

コメント(13)

イナンナとイシュタルは
やっぱり同一人物なんでしょうかね(-_-;)???

イナンナは都市国家ウルクの女祭司であり
邪馬台国における卑弥呼のように女王でもあって
太陽神ウトゥの妹で夫は羊飼いのドゥムジだけど
ウルクの王とされる伝説的英雄ギルガメシュも
イナンナがユーフラテスに植えた木から
イナンナにベッドを作ってあげてる

かたや女神イシュタルは
バビロニアの最高神である太陽神ベルの妻とされてて
それとは別に多数の恋人がいて
中でもタンムズとゆー美少年がお気に入りで
猪によって殺されたタンムズを冥界まで探しに行くんですよね

この時冥界には7つの門があって
通過する度に装飾品や衣服が剥ぎ取られ
着いた時には一切のモノを身に着けてなかった
・・・とゆー話はイナンナの神話にもあるんですよね
確かにイナンナって強烈なイメージですよね。
大地は、天の諸力を受け入れるという意味において、
女性的だとされるんじゃないですか?

ある民族が他の民族を支配するとき、支配する民族の神が
その新しい土地の神になるかといえば、じつはその逆で、
支配する側が、支配される側の神を自分たちの神話に融合するという
この時代に特徴的な慣習があります。
だからイナンナが神話に登場する時点で、
彼女はすでに融合された過去の神だということになります。

融合されていくと、現代から過去をみたときに、
どの神がどの神なんだか、わけがわからなくなります。
でも古代人からしてみれば、例えばイナンナが金星であることは、
誰の目にも明らかな共通した認識だったんじゃないでしょうか。
地域や時代が変化すれば、神の名前は全く違いますけど、
でも古代人の世界観はそう大きくは変化しない。
太陽神がいて月神がいて、それに付随する
幾つかの惑星の神々がいるという構図は、
ほとんど変わらないんじゃないでしょうか
(歴史や世界認識が変化すればそれに乗じて神話も変化するでしょうが)。
少なくとも西洋の神秘主義に伝わるところでは構図はシンプルですから。
しかし色々な神々の名前があると、学ぶ側としても、迷惑な話です。

ちなみにイナンナは大地だから受け入れる神ですけれど、
それでも金星という特質として、同時に天上の神でもあるんでしょうね。
後の時代の人々の言葉で言えば、天のバアル(ベル)に属する神ですよね。
当時の人たちは、イナンナをどんな目で見上げていたんでしょうね。
結構簡単に判明しました←ギルガメシュを検索してたら判明
シュメール族でイナンナ、セム族ではイシュタル
と名前が変わるんですね〜

ところで古代ギリシアくらいですよね
太陽神が最高神ぢゃナイのって(笑)
太陽は照ってて当たり前で
むしろ雨乞いの必要性が大きかったから
雷神ゼウスが最高神なんでしょうね・・・
日本では太陽神が女性だったのは
巫女による統治がなされてた所以でしょうか

イナンナが祭司であり兄を差し置いて女王であった
(姉も冥界の女王であった)のから
イシュタルに変化して最高神ベルの妻になったのは
神格化の際にシュメール人からセム族への
つまり母権社会から父権社会への移行があったせいですよね

イナンナが祭司として農業を司ってたから大地の女神であり
それに対して兄ウトゥが太陽神として補佐的に太陽を保持してる
そして農夫との結婚を望むイナンナに
ドゥムジとゆー羊飼いを夫に迎えるように
ウトゥが指図するのは
遊牧民族を受け入れるように促してるワケですよね?!

・・・なんてコトばっかり考えてると本ト愉しいんですけど♪
ちょっと長いです。しかもマニアックです。

天使論だとまず「能天使」という存在がいて、
その二段階下に「大天使」という存在がいます。
それぞれエクスシアイ、アルヒアンゲロイと呼ばれます。

「能天使」というのはセム民族では七柱のエロヒムと表現され、
そのうち六柱は太陽存在、一柱がヤハウェと呼ばれる月存在です。
「能天使」ともっと上の存在たちは、人間よりも自然に関わる存在で、
「能天使」は特に“光の霊”という別名がある通り、
流動的な地上の世界に可視的で確かな形態を与える存在です。
いずれにしても「能天使」またはそれより上の存在たちは、
地球の外から働きかける宇宙存在です(実際の活動現場は内面ですが)。

「大天使」というのは「能天使」よりももっと身近な存在です。
通常は地上の民族を率いる非常に地上的な存在です。
カルデアもしくはそれ以前の古代世界が神として認識していたのは
基本的に、この外からと内からの、二種類の存在たちです。

問題は「能天使」でありながらも「大天使」の位階に留まり、
宇宙から人間の内面に深く影響することのできる
いわゆる<堕天使>と呼ばれる存在たちです。
表面的には、どちらかというと悪者っぽいのですが、
人類に人種的特徴を付与したり、言語能力を形成した、
じつは大切な存在たちです。

なんでこんなことを話すかと言うと、
シュメールを初めとするオリエント世界では、
いわゆる金星や水星など五惑星を代表する神々たちが、
じつは天使論でいう<堕天使>たちだからです。
古代の人びとに神々として認識されるのは
通常は「能天使」としての太陽霊と月霊ですが、
五惑星の属性の存在たちは、
本来は「能天使」であるはずの<堕天使>たちです。

このトピで、イナンナがバアルであるかどうか、
ということを自分でもよく考えてみたのですが、
あんまり自信がなかったので、ちょっと
天使論から眺めてみようかと思ったわけです。

イナンナは金星の女神です。明らかに宇宙から働きかける存在です。
でもバビロニアからアッシリアに至る迷宮のようなカルデア神学では
惑星に冠される神々はすごく複雑に配置されていて、
専門外の私からみれば何だか分からない状態です。
なので複雑な神々の属性をいったん置いといて、
それでイナンナをもう一度眺めてみました。
イナンナは、それを受け継ぐ民族によって、
いろいろな名前や属性が付与されています。
金星の属性だけれども、もしかしたら他の文化では
水星かも知れないし、木星かも知れない。
でも確実なのは、結局のところ、
イナンナは、大地母神である、ということです。
で、結局カルデア神学の迷路に深入りするより、
「イナンナって、なんか女神としてすごく魅かれる」
という感情の方が、じつは現代人にとって
大事なんじゃないかな、と思ったりしました。

神々は、地上の文明が変容し、時代が進歩するにつれて
色々と姿かたちを変えますが、
それでも、天の神々を受け入れる
地の神としての大地母神というイメージは
たぶん普遍的ですよね?
イナンナ、イシュタル、アテナ、ヘラ、デメテル、
ペルセポネ、カーリー、ラクシュミ、イシス、
シェキナーと、名前こそ変わるけれど、
永遠の母性としてのソフィアへの人類の憧れは、
やっぱり、ずっと変わらないんだろうな、と思いました。
本トにすっかりヲタに浸ってますね(笑)
補足説明しながら返答しましょうね(爆)

天使論は「位階天使論」ですね
要するに天使の種別を格付けしたモノで
天使の発祥から「位階天使論」の制定までを簡単平易に
下記ページで説明してありますので参考にどうぞ↓
http://homepage2.nifty.com/tan-deki/aestheticism/angel.html
「位階天使論」自体の行き届いたSITEは
たくさんあると思いますけど見易さでこちらがオススメ↓
http://www.angel-sphere.com/

堕天使とか悪魔とゆーのは
まだ新興宗教だった時にキリスト教が市民権を得るために
古来よりの神を悪魔としたワケですが
例えばデビルはローマの神々の総称で
サタンはヘブライ語の〔シャターナ:反対者〕で
これはゾロアスター教のアーリマンを指してる
バビロニアの最高神ベルはその語源が〔バール:主〕で
マックス・ウェーバーによれば
ベルが主で人間が〔僕:しもべ〕であるのを
キリスト教では「悪魔との魂の取引の契約だ」と貶めたんですと

キリスト教の台頭でベルを筆頭に惑星を神々と位置付けて
占星術を行うコトはミトラス教に発展して
ギリシアやローマに伝播してって宗教から離脱して
西洋占星術として現代に至るワケですね

>イナンナがバアルであるかどうか

イナンナはイシュタルと名を変えて
アッカド人の伝承に取り入れられたようですね
このサルゴン一世の話はメソポタミア・トピの方で

>金星の属性だけれども、もしかしたら他の文化では
水星かも知れないし、木星かも知れない

バビロン捕囚を行ったネブカドネザルの名の由来が
「〔ネボ:水星;ベルの子〕よ、我が国を守り給え」だそうで
フセイン大統領はその生まれ変わりと豪語してましたね
ネブカドネザルについてもメソポタミア・トピの方で

>で、結局カルデア神学の迷路に深入りするより、
「イナンナって、なんか女神としてすごく魅かれる」
という感情の方が、じつは現代人にとって
大事なんじゃないかな、と思ったりしました

その通りです
あれこれ画策するのもまた一興ですがね(笑)

>永遠の母性としてのソフィアへの人類の憧れは、
やっぱり、ずっと変わらないんだろうな、と思いました

正しい見解です
是非あたしの日記"雄は生物でナイ"を読みに来てください(爆)
はじめまして、参加させていただきました。
あやふやな知識ですっとんきょうなことを言うかもしれませんがどうかご容赦を。

リリスはシュメールのベリリ(ベリティリ)、セムのバーラトという大地母神を堕としたもののようですね。
今一つ位置付けがわからないのですが、バーラトの方はバアル神の母(バールと同一、という話もありますが、女神言うてるしなあ)というような話も聞いた気がします。
一方、バアル神の母はアシュタロテという話もあり、それで行くと

リリス=アシュタロテ=イシュタル(イナンナ)

だったりするのでしょうか??大地母神という符合もありますし。
ユダヤ教がその信者を取り込むのに初めアダムの妻と持ち上げ、頃合いを見て「あの大地母神はひどい奴やったんやで」と堕としたという説。結構ありそう。
しかしイシュタルはアスタロトとしても悪魔化されているので、被ってしまうか?

しかしまた全く逆に、元からセムでも悪霊であったリリトゥを起源とし、後付けでそれに淫魔的(サキュバスっぽい)性格とともに大地母神を当てはめて貶めたという説も。

どちらもありそうな気がします。詳しい方がおられましたら是非補足を・・・。

どちらにしても、父たる主、女性は土くれから創る男性優位一神教たるユダヤ・キリスト教的には、大地母神信仰は非常に邪魔だったのでしょうね。
(いや、バアル神だってベルゼブブにされていますが・・・。)
>Aquilahさん
うわ、お恥ずかしい。そうです、土からアダム(とリリス)そのアバラからイヴですね。ボケております・・・;;

「混じり物のある土から作られたリリス」と「純粋な土から作られたアダム」なるほど、面白いですね!
私は何か、人間的な感情(嫉妬や恋など)も含めて持っていて間違いも犯す多神教の神々と、計り知れぬ場所にいて決して間違わない(とされている)唯一神との違いなどとも符合しているような気がしてしまいます。

中沢さんのお話もなるほど、面白いです。納得です。
ただ、私は「戒律」「契約」があったからこそ「世界宗教」たりえたのだとも思います。
いわゆる「暗黙の了解」が通じる近い環境で育った人ならば土着の信仰で良いのでしょうが、全く違う環境で育ち、違った価値観を持った人も取り込んでいくには「戒律」が必要なのかなあ、と。

アメリカがやたらと訴訟社会で法が細分化されているのも、多民族国家で「暗黙の了解」は通じないからなのか・・・と思ったり。
ちょっと話がそれましたね;;


そのお話で思い出したのですが、ちょっと面白いなと思った話。
社会学者のうちの父が話していただけなので、あくまで一解釈に過ぎないのですが・・・

バベルの塔の話。

人々が同じ言葉を使っていて、その「言葉」を積み上げ、天に届く塔を造ろうとした。
それが神と人の分離を固定させるものだと危惧した神は、人々に混乱を与え、共通の言葉を離せないようにし、工事は中断された。

と聖書に書かれるこの話、絶対神的解釈ではよく「神に成り代わろうと思い上がった人間に罰を与えた」ような話に例えられるが、元々はそうではないだろう。

古代、自然信仰であった頃、人々は自然である神々・・・大地や太陽や海や山や風、それに動植物とも体や感性で対話して暮らしてきた。
しかし、「言葉」という物は基本人間同士にしか通用しないものである。
その「言葉」を洗練させ積み上げていくのは、「言葉を喋る人間とそれ以外(=人と神)」を分ける行為で、人間だけが特別、人間だけでやって行けるという思いが表れている。
しかしそれがいつか立ち行かなくなる。自然との対話無くして積み上げきる事は出来なかったのか、出来ないと悟ったのか、人々はその方法に見切りをつけた、という話なのではないか。

・・・というような話。と、私が受け取ったので、父の意と正確に合っているか自信がありませんが。^^;

え〜、駄文を長々と失礼致しました〜。
最初の人間とされるアダムとエヴァの話は
旧約聖書にはこうありますよ↓
http://homepage2.nifty.com/tan-deki/d-r/

とゆーワケで第一章には
「天地創造の6日目に初の人類の男と女が造られました」
とあるのに第二章には
「土くれ:アーダーマーから人を造ってエデンの園に置いた」
とあり更に
「1人でいるのはよくナイとしてあばら骨から女を造った」
とある
しかもエヴァは堕罪によってエデンの園を去る時に
エヴァと名づけられてるので
第一章に出てくるのが実はりリスなんではナイかって説もあるけど
神をヤハウェと名指ししてる第二章は
あとからユダヤ教のために補足された章なんだってコトは明白
そしてその原本も補足の際に参考にしてるのも
シュメール神話を起源とするメソポタミアに伝わる伝承で
原本は忠実な解釈になってて書き足しはご都合主義になってる
・・・大まかに言うとそんなトコロでしょうか?
もちろん書き足しの際には逆に除外された部分もある
これが旧約聖書偽典とか旧約聖書外伝とかになってて
それはそれでまた残存してたりするし口頭で伝わってるモノもある

リリスの話はもちろん正典にはナイ(第一章についても一説に過ぎナイ)
ヘブライに伝わる話では
最初にアダムと共に造られたリリスは
いつも騎乗位でアダムと交わってたが
ウブな(?)アダムに愛想を尽かして
身ごもった身体でアダムと決別して荒野を彷徨います
自力で娘のリリムを産んで
娘と共に夢魔になり男を惑わし続けてるそうです

性の不一致が別れの原因(笑)
人間は最初っからそんなもんなんですね・・・

そして今度はアダムのあばら骨から
ウブなエヴァを造ってみたトコロ
アダムは夢中になったけどエヴァがウブ過ぎて手を出せず
なんてカンジでしょうか(爆)

案外、蛇をけしかけたのはアダムだったりして〜
度々お邪魔します。
私もリリスとエヴァの話は
「なんだ、自分の意に沿い、支配の及ぶ(なんなら智恵も身につけてない)女が望ましいって話かこんにゃろめ」
と言うような男女論で捉えたのですが、このトピらしく「女性=母なる大地」という視点で考えてみると

「色々混在したままの生のままの大地=リリス」
「人間に沿うよう造られた灌漑地=エヴァ」
だったりして、

収穫が相手の主導(騎乗位)、相手の機嫌次第なリリス(生のままの大地)から、段々人間に都合の良いエヴァ(灌漑・整地した収穫地)を求めるようになっていった・・・とか言う解釈もあるかな、なんてふと思いました。

そして、自然に手を加えある程度安定した収穫を得れるようになった人間は、少〜しずつ自然への敬意・畏怖を薄めていき、土着の大地母神(リリス)を忘れ離れていった(あるいは大地母神がそんな人間達に見切りをつけた?)・・・というような。

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