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エリアの騎士コミュの週刊少年マガジン27号の感想

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試合が終了して、喜びを分かち合う江ノ高のメンバーたち。これで総体予選の3回戦を突破したことになります。
近藤先生が「先取点を取られて、ひやっとさせられたが、終わってみれば、3対1か・・・・たいしたものだ。緒戦が慶早大湘南で、第2戦が武湘と聞いた時は、少々心配だったが・・・・」と感心したように言うと、岩城監督が「いえ、正直言って、慶早も武湘も優れた選手が多くいることは確かですが、私が練習試合などを偵察した限りでは、チームとしての戦略に欠けていました。本当に手強いチームが出てくるのはこれからです」と真剣な表情で言います。近藤先生は黙ったまま。それにしても、岩城監督って偵察したりと結構、働き者なんですね。

そして、岩城監督がみんなに「お疲れさん」と労いの言葉を掛け、セブンが「はい。ドリンクです」とドリンクを差し出します。駆が的場に「すごかったよ。薫くん。最後の1点! すっごいキレイだった!」と褒めるように言うと、的場が嬉しそうに「ホント?」と言い、その後ろでマコが「ときしょー。そろそろ、オレも1点くらい取りたかったぜ」と言います。そして、マコが続けて「チャンスだったのに、オメーに持ってかれちまったよ。薫チャンよぉ」と的場に迫るように言うと、的場が「いや、あの1点は高瀬のおかげっスよ!」と謙遜するように言います。その高瀬が「そうだよ。半分、俺の点だよな!」と自慢げに言い、的場がそれを受けて「それなら、昨日の1点は半分、僕のだけどね」とジトー目で見ながら言います。最近、仲が良いですね、この2人(笑) 公太がその会話を聞いて「まあまあ、どっちも、俺のおかげってことでいいじゃん」と笑いながら言うと、高瀬も的場も「は?」。すると公太がムキになり「な・・なんだよ。俺のオーバーラップが起点になってんじゃんかよ」と言います。すると、織田が「バカ言うな。起点はオレのロングフィードだ!(特に3点目はな)」と言い、その後に荒木も「あ? バカヤロウ。すべて、俺のキラーパスのおかげだ!」と反論します。
それぞれの自分の活躍を主張し合うみんなに、駆が「ま・・・・まあまあ」と宥めるように声を掛けます。沢村が岩城監督に「ところで、どうしますか。岩城監督、近藤先生。みんな疲れてますが、明日は試合もないし、次の試合は観ていった方が・・・・」と打診するように言うと、岩城監督が「もちろんです」と即答します。そして「この試合は、絶対に観ておくべきです。なにしろ、私の目が正しければ、次の試合で登場する湘南大付属は、鎌学と並ぶ、今年の県大会の優勝候補ですからね」と言います。

こうして、その「湘南大付属」と「本牧学園」の試合を偵察する江ノ高のメンバーたち。沢村が「湘南大付属って、どういうチームなんですか? 去年の選手権ではベスト16に残れなかったし、サッカー雑誌では、高い評価をされてるらしいけど、正直ピンとこなくて」と聞くと、駆の脳裏にあの雑誌の記事(臨床心理士の峰さんが見せてくれた)の日比野の顔が浮かび上がります。そして「日比野・・・・」。岩城監督が「一言で言えば、守りのチームです」と言うと、駆が不思議そうに「守りのチーム?」、荒木が「SCがやってたみたく、引いて守ってカウンターってこと?」と聞きます。岩城監督が「いえ、SCのような退却型DFではありません」と答えます。今度は、織田が「? じゃあ、敵がキープしているボールに近くにいるプレーヤーが前線から矢継ぎ早に当たっていく、トータルフットボールのような守備をするってことですか?」と聞くと、岩城監督は「それも違います」と否定します。そして「湘南大付属は、攻守の役割分担がはっきりしていて、守備は4パックだけでやるチームなんです」と言います。駆は「・・・・?」、荒木も「どういうことっスか?」と意味を飲み込めない様子。岩城監督が「一見、ごく平凡に見える4バックシステムを採用している湘南大付属ですが、この5年間、総体、選手権を通じて−彼ら「4本の矢」よ呼ばれるDF陣は、わずか10点しか失っていない。沢村が「な!?」と驚いたように声をあげます。あっ、桜井も登場!(笑) 相変わらず、台詞はありませんが(笑) 織田が「一大会で1失点ってことか」と驚いた表情を見せ、的場も「うそ・・・・」と信じられないような表情を見せます。荒木が「・・・・妙だな」と言い、駆が「え?」と聞くと、セブンが「確かに5年間にわたってメンバーが入れ替わっても、守備力に変化がないなんて」と意味を解したように言います。公太が「DFが4人ともずっと留年してるとか?」と間の抜けたことを言い、八雲が「お前って本物のバカだな」と呆れたように言い、2人は小競り合いに(笑) そんな2人を無視して、セブンが「監督、それって」と言うと、岩城監督が「5年前の選手権で、湘南大付属が県大会優勝を果たした時のことです。現在、Jリーグで活躍するFWとMFのコンビを擁した、ダントツの優勝候補、桐苑学院を完封したDF陣を評して、当時から監督だった麻生一志さんが、こんなことをおっしゃっていました」と5年前のことを話します。麻生監督は「彼らはね、ひとりひとりは決して強くないんですよ。3本の矢の話は御存知ですか?」と言い、インタビュアが「え・・・・はい。戦国武将の毛利元就が息子3人を呼んで、1本の矢を折らせた後、3本合わせて折らせると簡単には折れず、それをもって三兄弟が力を合わせて国を守ることを説いたという故事ですね」と答えると、麻生監督が「ええ・・彼らも同じですよ。ただし3本ではなく「4本の矢」だ」と答えたそうです。近藤先生が「・・・・・・「4本の矢」か」と呟きます。岩城監督が「はい、それ以来、湘南大付属の伝統の4バックは「4本の矢」(フォーアロウズ)と呼ばれるようになり、幾多の強豪校を完封してきました。今や伝説となった、その4バックの今年のメンバーには、失点ゼロのままでPK戦で惜敗した去年の選手権予選のDF陣が3人も残りました」と言います。

そのとき、試合の開始を告げるホイッスルの音が鳴りました。岩城監督が続けて「左サイドに2年生の西尾大作くん。右サイドに3年生の比留間 敦くん。そして、神奈川で三指に入るDF、本田マイケルくん。さらに、オランダのジュニアクラブチームで、レギュラーとして活躍していたという触れ込みの1年生−日比野光一くんが加わった。この「4本の矢」をへし折るのは、一筋縄ではいかない」と解説すると、駆が「・・・・・・日比野がオランダで・・」と非常に驚いた表情をします。セブンが「やっぱり、そうか。あれ、小学生の頃、同じチームにいた日比野くんよね。駆と仲のよかったDFの」と言うと、駆は「う・・うん」と適当に返事します。そんな様子がおかしい駆を見て、セブンも「・・・・・・駆?」と心配そうな目になります。
荒木が「ま・・俺が教えてやりますよ。いくらゼロに抑えたところで、点を取れなきゃ、勝てねえんだってことを」と自信満々の顔で言うと、岩城監督が「しかし、点を取られなければ、負けもないとも言えます」と言います。荒木が「そりゃそうだけど」と同意するように言うと、岩城監督が「それに、今年の湘南大付属は、決して点を取れないチームではない」と言います。荒木が「え?」と聞き返すと、駆が「・・・・あ!」と驚いたように声を出します。荒木が「どうした。駆」と言うと、グラウンドで「本牧学園のファウルです」のアナウンスが。当然、湘南大付属のフリーキックが始まります。セブンが「ちょっと、イヤな位置ね。本牧学園からすれば・・・・」と言い、岩城監督も真剣な表情でその様子を見守ります。その目の先には日比野が。セブンが「え? 日比野くん?」と言い、織田も「DFがフリーキックを蹴るのか?」と意外そうに言います。駆は硬い表情のまま、無言のままです。

マコが「どうしたんだ。本牧学園のヤツら・・なんか壁作ってる連中がビビってね?」と不思議そうに言い、火野も「ああ、確かにな」と言います。岩城監督が「その理由はすぐにわかります」と2人の方を振り向いて言います。それでも、マコや荒木はまだ理解出来ない模様。駆は相変わらず、黙りこくったまま。
さて、日比野がすーっと息を吸い込んで「うおおおおおー」と相手を威嚇するような大声を出し、「こ・・の・・」とボールを蹴り始めます。「ヤロォォォーーっ!!」と本牧学園のメンバーがびびってしまうほど大きな掛け声で物凄いスピードのボールをキック。駆もマコたちも驚愕の表情に。そして、そのボールは見事にゴールマウスの中へ。日比野が「おっしゃああー!!」とガッツポーズを取り、他の湘南大付属のメンバーたちと喜びを分かち合います。マコが「な・・なんだ!? 今のフリーキックは」と言い、火野も「ロ・・・・ロベカルかよ!」と驚いたように言います。荒木も流石に顔が蒼ざめています。駆も同じく声が出ない様子。
岩城監督が「1年生DFにして、大砲FKの持ち主、日比野光一。彼の存在が得点力不足に悩んでいた湘南大付属を優勝候補の一角に押し上げたんです」と言います。江ノ高のメンバーたちも驚きのあまり、声が出ない様子です。更に、岩城監督が「鉄壁のDFライン「4本の矢」を誇る湘南大付属にとって、1点はまさに値千金です。そして、ファウルを与えれば、あの日比野くんの殺人的なフリーキックが待っている」と言うと、駆がますます怯えたような表情をします。岩城監督は続けてこう言います。「彼は、どこからでもゴールを狙ってくる。事実、この前の2回戦では、左サイドから35メートル近いFKをゴールマウスに叩き込んでいるんです」。マコも高瀬も的場も何も言い出せない様子で、公太は顔が真っ青になる有り様。そんな日比野を見て、駆が「・・・・・・・・!」。一瞬、日比野と目が合って、駆がますます怖がるような表情に。駆の脳裏に「うわあぁぁ」「ひ・・・・日比野っ!」「タンカ・・・・いや救急車だ」という会話が再生されます。一体、駆と日比野の間にどのような過去があったのでしょう?

さて、16日にコミック第6巻が発売されます。そして、次号は表紙&袋とじ漫画もつくそうです。とても、楽しみですね!

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