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エリアの騎士コミュの週刊少年マガジン23号の感想

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「岩城の采配」というタイトル通り、今回は岩城の考えがよく表現されていましたね。
必死に試合を繰り広げる江ノ高チームと慶早大付属チームのメンバーたち。残りわずかのロスタイムで、工藤がゴールを狙いますが、キーパーに取られてしまいます。「あ〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・」と肩を落とす駆、公太、高瀬。ここで前半終了。マコや織田らが嬉しそうな表情で休憩に入ります。一方、中島と島谷は厳しい顔。島谷が「ちっ、最初の10分の油断が痛かったぜ」と言うと、中島が「なーに。まだ後半がある。敵の2−5−3が罠だってわかった以上、もう、そう簡単に点を取らせやしねえ。ペースをつかめば、こっちが上なんだ。2点ぐらい、すぐに引っくり返してやるさ」と江ノ高のメンバーたちを見ながら言います。

荒木が「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ」と苦しそうに息をついています。それを見て、マコが「おう、どうした。荒木。まだ前半だぜ」と言うと、荒木が「へっ、わかってるよ。マコ。後半はもっとトバしてくぜ。ヘヘ」と強がるように言います。マコが笑顔で「頼りにしてるぜ。大将」と言うと、荒木もニヤッと笑って「まかせろ」と自信満々の顔で言います。が、マコに背を向けた荒木の顔は苦しそうです。その荒木を見て、マコが「なるほど、岩城ちゃん。それが狙いか」と岩城監督の考えに気が付きます。マコって意外と勘が鋭い?(笑)

「お願いします!」「3点差になったら出してもらえるんスよ!」「試合に出たいんですっ」と公太、高瀬、駆がそれぞれみんなに言います。そして、駆が「どうぞドリンクです」、公太が「足もみましょーか!」と媚を売っているのには笑ってしまいました。当然、織田たちは呆れ顔のまま。八雲が「おう、もましてやる!」と公太の前に自分の右足を差し出します。怒った公太が「上等だ! 肉離れするまでもんでやるわ!」と言い、八雲が「さわんな」。一方、駆と高瀬は的場に「お願い、あと1点!」「取れよな。トモダチだろっ」と言っています。そんな風景を見て、岩城監督が「しょーがないなぁ。ホントにハハ・・・・」と苦笑します。そこへ、近藤先生がやって来て「まったく、試合中だっていうのに、困った連中だ」と呆れながら言います。岩城監督が「す・・すいません。近藤先生。監督なのに、監督不行き届きで」と謝りますが、近藤先生が微笑しながら「しかし、楽しそうだ。実に」と言います。それを受け、岩城監督が「・・・・はい。今はまだそれでいい。今は・・・・」と急に真剣な横顔を見せます。それを見て、近藤先生も「・・・・?」と解せないような顔をします。

「さあ、用意はいいですか? 後半戦が始まりますよ」と岩城監督が皆に向かって言うと、マコたちが「おーっ」「バッチリっすよーっ」「いつでも出してくださーい」「出番ねーよ」と口々に答えます。
観客席では、祐介が「前半は、駆たちの出番なしか。もう少し、差がつくかと思ったけどな」と言い、鷹匠が「まだ、2−5−3が完全に機能してるわけじゃねえってことだな。後半、荒木がヘタってくると勝負はわかんねえぞ?」と言います。
祐介が心の中で「冗談じゃないぞ、駆。お前の出番もなしで負けてくるなよ?」と駆に話し掛けます。

総体予選 慶早大湘南との後半戦は、2対0で終わった前半とはうってかわって、一進一退の攻防が続きました。中島も必死に戦っています。が、ゴールを逃がしてしまいました。国松が「ついに、中島・島谷のホットラインが機能し始めたな」と言うと、西島が「当然っしょ。一応、あいつら、ジュニアユースで知られたヤツらっスよ。油断さえしなきゃ江ノ高なんてヨユーっスよ。それに見てくださいよ。あの10番、もうヘロヘロじゃないっスか(司令塔があれじゃ、もうダメでしょ」と言います。どうやら、西島は駆たちの高校に負けて欲しいようで(笑) 鷹匠が無言のまま、試合の成り行きを見つめ、祐介が「あの2−5−3ってシステムは、かなりの運動量を必要としますからね」と言います。
島谷がサイド突破して、八雲がそれを防ごうとしますが、八雲も「はあはあ」と激しく息づいています。国松が「右サイドの6番もまずいな。サイド突破と退却の繰り返しで、動きが鈍ってきてるぞ」と冷静に分析しています。ひょっとして、祐介たちは応援しに来たというより、敵情視察に来たのかな?
ついに八雲が地面に手を付いてしまいます。公太が「あーーっ!! 八雲がかわされてピンチだーっ!」、そして「八雲が八雲が」と岩城監督の方をチラチラと見ますが、岩城監督は怖じける様子もなく、黙ったままです。海王寺が「させるか」と中島の前に立ちはだかりますが、中島はそれを上手くかわして、シュートします。そしてゴールが決まってしまいました。中島や島谷たちが「よっしゃーっ!! 1対2! あと1点だっ!」「おーし、押してる押してる。ここからだぜ。試合は!」と喜びの声をあげます。
マコや織田が厳しい表情をしている真ん中で、荒木が「はあはあはあはあ」とまた苦しそうに息を吐いています。それを見たセブンが岩城監督に「荒木さんを替えましょう。動きが重くて、攻撃がつながらないあの体じゃもう限界です」と言いますが、岩城監督は「いいえ。荒木くんは替えません」と拒否し、公太に「公太くん、八雲くんを下げて、沢村くんを右に移しますから左サイドに入ってください」と指示します。公太が嬉しそうな顔で「は・・はい!!」。続けて、岩城監督が「それと、高瀬くん、駆くん。キミたちも投入です」と駆と高瀬に言います。2人は当然、嬉しそうに「は・・はいっ」と返事し、互いに「やった!!」と顔を合わせます。駆たちが「出られる!! 試合にっ!!」と嬉しそうにグラウンドへ向かって行くのを見て、セブンが「1点を守りにいくんじゃなくて、ここで一度に3人も攻撃的選手を?」と不思議そうに思います。

「へーっ。厳しいね。江ノ高の監督さん」と鷹匠が言います。祐介が「え・・・・そうなんですか? 鷹匠さん。駆の話じゃ優しくて、ちょっと甘すぎるくらいだって・・・・」と疑問をぶつけますが、鷹匠は「ワカんねえか。祐介ェ。お前ほどのヤツでもよ?」と言い「ま・・あの荒木ってヤロウのことを知らなきゃ、わかりっこねーか」と悪戯っぽく笑います。祐介が「は・・・・はあ・・・・(スミマセン)」。鷹匠が「江ノ高の監督さんは、もう、この試合の先の先まで見越して、チームを作り上げようとしてやがんだよ(大した自信だぜ)」と意味ありげな発言をします。祐介も国松も西島もその意味を解せないようです。
セブンが「岩城監督−・・・・一度に3人も投入するのに、一番疲れの見える荒木さんをどうして残すんですか?」と岩城監督に当然の疑問をぶつけます。すると、岩城監督が「別に甘やかしてるわけじゃないですよ。美島さん」と言い、続けて「むしろ、この交代は、荒木くんにさらなる負担をかけるためのものなんです」と言います。セブンが意外そうに「え?」と聞き返すと、岩城監督が「荒木くんの表情を見てください」とセブンに荒木の顔を見るように促します。そして「重い体で、フルに走り回ったせいで疲労は限界に近い。しかし、目は主張してますよ。まだ替えるな、もっとやらせてくれってね!」。確かに荒木の目はまだ諦めていないように見えます。セブンが無言のままでいると、岩城監督が「そんな彼に、やりがいのある「仕事」を与えて、もう一頑張りさせるために、攻撃に飢えているあの3人を投入するんです」と言います。セブンが「こ・・・・この人・・」と驚くように岩城監督を見て「で・・でも、どうして、そこまで荒木さんに負担を・・・・?」と聞きます。すると、岩城監督が「彼に欠点を克服してもらうためですよ」と答えます。セブンが「荒木さんの欠点?」と聞き返すと、岩城監督が「心肺機能の不足です。そのせいでFC時代も後半の途中から息が切れて、キレをなくしていたんですよ。中学時代に地道な持久トレーニングが不足していたせいもありますが、おそらく体や鍛え上げた筋肉の成長に心臓や肺がついていけてないんでしょう」と解説します。セブンがやっと気が付いたように「! じゃあ、まさか、監督はそれを克服させるために太った体のままで」と言うと、岩城監督が「ええ」と肯定し「「なにがなんでも痩せろ」と言えば、彼は、きっとそうしたでしょう。しかし、それでは、また、あのFCとSCの試合の二の舞だ」と言います。
その荒木は「くそっ、人づかいの荒い1年どもだ!!」と文句を言いながら「マコ!」とマコにシュートしますが、マコは「ほれ、ワンツー」とわざと荒木に返します。荒木が「ま・・また(ワンツー何か要求してねーよ)」、そして「く・・くそがぁ〜〜〜〜〜っ」と悔しそうに言います。

岩城監督が「太るということは、体の体積が増えるということです。それだけ、酸素を取り込んで、全身に血液を送る肺や心臓には大きな負担をかける。逆に言えば、あの体で激しい練習や試合をこなしていくことで、彼は欠点だった心肺機能の弱さを、短期間のうちに克服できるのではないかと私は考えているんです」と言います。セブンはそれを聞いて「・・・・・・簡単に言うけど、並の人間なら絶対についていけないと思う。優しいようで、この監督は非情なまでに厳しくもあるんだわ・・」と改めて岩城監督を見直したように彼の横顔を見ます。
「うおおおおおおおおっ!!」と荒木がボールを蹴りながら進んで行くと、荒木の目にサインを出している駆の後ろ姿が。荒木が「おおおおーっ」と全身の力を込めてスルーパスします。駆がキーパーと一対一になりますが、駆は上手くフェイントをかけて、見事にゴールを捕らえます。それを見て、荒木も嬉しそうな表情に。鷹匠たちも無言で微笑しています。これで3対1になったわけで。「おっしゃあぁー!!」と江ノ高のメンバーたちが喜びます。
最近、駆がカッコよくゴールを決めるシーンが出るようになりましたね。今後が楽しみです。
それにしても、岩城監督がそこまで考えているとは思いませんでした。目から鱗が落ちる思いです。

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