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エリアの騎士コミュの週刊少年マガジン11号の感想

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駆がオーバーヘッドでゴールを狙うも、キーパーの藤堂が弾いて、ボールはポールを直撃。僅かにゴールマウスの外側のラインの上で止まってしまいました。ここでホイッスルが鳴り、試合終了。結局、3−3で引き分けという結果に終わりました。しかし、観客席から「すごかったぞ、FCーっ!」「最高だったぜ、SCーっ!」「どっちもかっこよかったぞーっ!」という両チームを称える声が飛び交います。本当に素晴らしい試合でしたね。「江ノ島FC」も「江ノ島SC」もありったけの力を出して、最後の最後まで真剣に戦ったのですから。岩城監督が近藤監督の方を見ると、彼は何かを考えているような目をしていました。

グラウンドで静かに目を閉じて、その後に「やっぱり、すごいヤツだよ。荒木・・・・。お前ってヤツは」と荒木を称賛しようとしたとき、そこにはグラウンドに倒れた荒木の姿が! 織田が慌てて「荒木!! どうした!? まさか、さっきの交錯で足をやったのか!?」と荒木のもとへ駆け付け、荒木の体を支えます。他の皆も緊迫した表情に。マコも「荒木!」と声を掛けます。織田が「しっかりしろ! すぐに医務室に−」と言ったとき、荒木の口から「腹・・・・」という小さな声が。「え・・腹がどうした?」と織田が案じたとき、荒木曰く「腹へった・・・・ぁ」。
暫くの沈黙が流れた後、織田が荒木を地面に叩きつけます(笑) そして「そのまま死ねっ!」。その瞬間、皆が一斉に大笑いし出します。マコが「おーい、誰か荒木にアンパン買ってやってきてやれーっ」と頼みます。っつーか、荒木、試合に出る前に何も食べてなかったのかよ・・・。いくらダイエットしてるとはいえ、無謀だな。しかし、これで、織田が実はとてもいい奴だということが分かりましたね。普段はクールで試合のときも手加減しないのに、心は優しいんですね。これで読者の織田に対する人気も上がりそう。荒木は「笑うなぁ〜〜」と言いますが、これが笑わずにいられるでしょうか。

その後の「江ノ島FC」と「江ノ島SC」のメンバー達が仲良く馴れ合っているシーンには感動。まさにラグビーの「ノーサード」そのものですね。ラグビーでも試合が終わると、今までは敵同士だった両チームのメンバーが抱き合い、肩を叩き、握手をして互いの健闘を称える光景が見られますが、あれと同じようなものですね。ラグビーでは互いのユニフォームを交換し合うこともありますが、サッカーではやらないみたいですね。ちなみに、大河も小学生のとき、ラグビーをやっていたことがあります。
そんな微笑ましい光景をじっと見守っているセブン。放送部の男子生徒が「死闘を終え、すっかり和んでいる両チームですが−引き分けとなるとどういうことになるのでしょう? 公式戦の代表はやはり再試合で決めるということになるんでしょうか?」とアナウンス。あ、そうか! 肝心なことを忘れていました。この試合は元々、公式戦の代表を決めるために行われたものですものね。セブンが「・・・・・・岩城監督、私、思うんですけど−」と自分の意見を述べようと監督の方を振り向いたとき、そこに岩城監督の姿はありませんでした。

場所変わって、ここはグラウンドの外。近藤監督が「なんだね、岩城くん。試合が終わったばかりだというのに、こんなところに連れてきて、話とは?」と言います。どうやら、岩城監督が近藤監督を連れ出したようですね。岩城監督が「お願いがあるんです。近藤先生」と言うと、近藤監督は意外そうな表情で「? お願い?」。岩城監督は暫く沈黙した後、近藤監督に「FCの生徒をSCに引き取ってもらえないでしょうか」と頭を下げます。岩城監督の予想もしなかった言葉に近藤監督が「なに?」と驚いた目を見せます。
岩城監督は「僕は、江ノ高FCを今日限り、解散しようと思います」と自分の決意を近藤監督に伝えます。近藤監督は驚愕の表情で無言のまま。岩城監督が続けて「彼らは、まだ荒削りではありますが、才能あふれる本当に素晴らしい選手たちです。それはSCのイレブン同様です」と言い、織田、荒木、高瀬、的場。沢村、マコ、海王寺、藤堂、紅林、八雲、公太、それぞれの長所を挙げた後、最後に駆のことを「SCの鉄壁のディフェンスを破り、2得点を叩き出した純血のストライカー 逢沢 駆くん。日本サッカーの将来を担う天才と言われながら、あまりにも若くしてこの世を去った逢沢 傑くんの弟だそうですよ、彼は」と紹介します。近藤監督が「なに?」とビックリしているところを見ると、近藤監督は駆が傑の弟であることを知らなかったようですね。
しかし・・・八雲が公太と仲良く馴れ合っているところを見ていると、八雲は自分が退場させられたときに公太に「後で覚えていろよ」と言ったことも忘れているみたいですね(笑)
岩城監督が、更に「江ノ島のようなあまり実績のない高校に、これほどの選手がそろうのは奇跡と言っていい。彼らの才能と情熱がひとつのチームに結集すれば、選手権制覇も夢ではない。そう思いませんか? 近藤先生」と言います。近藤監督は相変わらず黙ったままですが、何かを考えているかのような目をしています。岩城監督が続けて「仮に再試合してまで、勝者が代表になることにこだわれば−どういう結果にせよ、負けたチームは、その才能を生かすチャンスを失う。僕はもう指導者の意地で、彼ら選手たちの才能を潰すようなマネはしたくない」と言い、再び頭を下げて「だから、このとおりです。FCのメンバーを−」と言い掛けると「思い出すな、岩城くん」とやっと近藤監督が口を開きます。「10年前、キミがFCを創ったときのことを」。岩城監督が「近藤先生」と顔を上げると、近藤監督は遠いものを見るような目で「あの時は、指導者の私と主将のキミの意地の張り合いで、チームは真っ二つに別れ−わずか15人のメンバーで結成されたキミたちFCに60人近い部員をそろえた私のチームは破れた」と10年前のことを振り返りながら言います。そして「その後、キミたちは県大会で駒を進めたが−」と言ったとき、岩城監督が「先生、もうその話は−・・・・」と遮りますが、近藤監督はそのまま「もし、あの時、私が引いていれば、江ノ高は全国優勝を果たしていたかもしれんな。岩城くん」と自分を責めるような顔で言います。そして、こう言います。「今日限りでSCも解散だ」と。岩城監督が驚いたように「え?」と言うと、近藤監督は「そして新たなチームが生まれる。江ノ島高校唯一のサッカーチームがな」、そして初めて口元に微笑を浮かべ「監督は岩城くん、キミがやれ」と言います。驚く岩城監督を目の前に「それがキミという才能をつまらん指導者の意地で潰してしまったことへのせめてもの罪滅ぼしだよ」。岩城監督はその言葉を受け止めて、目から涙を流しながら「あ・・・・ありがとうございます!! 近藤先生!!」と礼を言います。

岩城監督がそこまでチームのことを真剣に考えているのを近藤監督も理解したからでしょうね。最初は印象が悪かった近藤監督でしたが、今回の話で案外、いい先生だなと思いました。
最後に近藤監督がこう締め括ります。「SCでもFCでもない−江ノ島高校サッカー部の誕生だ」。
確かに試合が終わった後の「江ノ島FC」と「江ノ島SC」のメンバー達を見ていると、一つのチームになってもおかしくないほど、打ち解けた雰囲気になっていますものね。
何だか「阪急」と「阪神」が合併したときのことを思い出してしまいました。

次号からの新しい江ノ高サッカー部の活躍がとても楽しみですね。

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