詩集　空の高さから海の深さまでコミュの「Clear」

脆弱さは誰だって、何時だって臆病で
怖く致す事で身を守る最終的立命
摩訶不思議な出来事だって、不安定さが売りじゃない
だって食べたいのは美味しいホイップクリームって、現実

笑った
煌めいた
雨の後も
ワルツのステップ踏んで傘を踊らし
さぁ行きましょ、夜来が来るよ
微禄に過ぎれた
鬼門に今、私は封をする。

略奪なんて葛藤を
繰り返してはため息ばっかついてちゃ
その間に色男を品定めしてたり
遷す景色に仮装を私は決めたのよ
奪回して貴方に有閑に拉致られて

憂鬱な程天池は煌めくよ
やっぱ
きっと、何処かで逢えてた
思想も嗜好もタイミングばっちり
運命とかなんて
夢路の果ての物だって思ってたけど

冷たい夜手を繋いでるのはホント

沈黙と寡黙なる違い
試行したくて軟弱を打ち消して
嗚呼、痛恨の意味付けを知りうるなら
叶わない夢なんて無いと言って…！
嘘っぱちはもう結構…！！

聖典が謳われる
晴れ舞台に煌めけ
生きてるんだ
その領域はもう拡がれたんだ、そう
空を見よう
美しい雨粒が
私と貴方の頬を濡らすよ

笑った…！
華やいだ…！
暗い夜の戸張も
月夜に合わせてピアノを弾こう

さぁ行きましょう！最終日が来る予感
それは幸せな最終で
過ぎれた鬼門に今、私は封をする。

もう弱化なぞ要らないから。

要らないから。