Dutch Bros.コミュの行った、寄った、飲んだぁ！

今夏、３週間ほどユージーンに滞在した。
ある日、知り合いと会うことになり　West Brothers River Ranch Steak House へと

向かった。そのレストランはオレゴン大学キャンパスの東側の方にあった。便利なことに、今年から運行が始まった、ユージーンとスプリングフィールドを結ぶ快速バス“EＭX”の(路めん電車の駅のような)　停車場がそのステーキレストランの手前にできていた。

時間ぎりぎりにその駅に降り立った私は急ぎ足になりながら、駅真前にそびえ立つ Holiday Inn Express のてっぺんにある大きな看板を見上げていた。えっ、Express? 　一体なんでホテルの名に“エクスプレス”なんだ!?と思った。急いでチェックインして、そして急いでチェックアウトするホテルだからとでもいうのだろうかとヘンテコなことを想像してみたりした。まっ、このことはあとでゆっくり調べることにしようと、再び早足になった。

この私の挙動を不安に思ったのか、それとも心配してくれたのだろうか、駐車場内の一角にある一段と高くなった木造のデッキ風のところから白人青年が身を乗り出しながら怒鳴るように声を掛けてきた。
「どうしたんだ、何か探してるの？」
哀れな東洋人が道にでもまよったと同情したのだろう。
「West Brothers River Ranch Steak Houseへ行くところなんだぁ」返答するにはナントモ長ったらしい名前ではないか。

あぁそのレストランならそこだよぉというように彼は両手を空に投げ出すようにして、指し示してくれた。私は彼に振り返りながら、ありがとうと叫んだ。

ステーキハウスの玄関に到着すると、知り合いはまだ来ていなかった。ロビーのソファーに腰を下ろして窓から彼の立っているデッキをのぞいてみた。小屋風のブルー色のその建物には不釣合いな大きな窓が見えた。　ん！？ナントその上に