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共謀罪に賛成?反対?コミュの共謀罪関連報道など

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世界社会フォーラムML配信の投稿転載です。
ミクシーにもコミュありますね。知っていらっしゃる方多いと思われますが参考までに紹介します。http://mixi.jp/view_community.pl?id=823


さて、以下転載

とんでもない朝日の社説

共謀罪について、小倉利丸さんからです 許可を得て転送さしあげます 転送転載歓迎


小倉です。朝日新聞が28日づけ社説で、民主党案支持を打ち出しました。私は
廃案以外にないと考えていますが、この朝日の社説は、共謀罪の必要を認めたう
えで、民主党の対案の線での審議を提起しています。朝日の動向はマスメディア
全体にもおおきな影響をもちますから、たいへん危惧しています。わたしはこの
朝日の社説には以下の点で反対です。

そもそも朝日の社説は、法案の条文解釈の「政治学」がわかっていません。たと
えば、与党案について、社説は
「共謀罪を適用するのは、暴力団などを想定し、「対象となる罪を実行すること
を共同の目的とする団体」に限定する。罪となるのは、共謀するだけでなく、下
見をするといった「犯罪の実行に資する行為が行われた場合」という文言を加え
る。これが与党案だ。」
と解説していますが、これは、与党の説明をオウム返しにしているだけで、与党
の条文解釈の罠にはまっています。

どのような場合であれ、法案を読む上で必要なことは、以下の点です。
・ 法案に書いてないことは政府・与党がいくら口頭や文書で「解説」してもそ
れを信じてはいけない。法案に書いてないことは、法案ではない。
・ 国会審議の過程で与党側が答弁で行った法解釈(とりわけ野党が受け入れや
すい解釈)には何の拘束力もない。
・ 国会で口頭で説明しても法案に明記することを避ける場合は、口頭説明を鵜
呑みにしてはいけない。
・ 法案に書いてないのは書けない理由があるからだ、なぜ書けないのかを考え
て法案の真意を見抜かなければいけない。

この点で、朝日の社説は以下の点で間違っています。
・ 共謀罪の適用対象を「暴力団」だと想定しているということは法案のどこに
も書いていない。
・ 社説は、団体の限定を「対象となる罪を実行することを共同の目的とする団
体」と鈎括弧をつけて説明しているが、このような定義はされていない。法案に
書かれているのは、「その共同の目的がこれらの罪又は別表第一に掲げる罪を実
行することにある団体に係るものに限る」である。法案では「罪を実行すること
にある団体に係るものに限る」という意図的に意味をあいまいにした表現をもち
いているところに着目してこの法案を読みとらなければいけません。この法案が
述べていることは、「罪を実行する目的の団体」という誤解の余地のないもので
はなく、「罪を実行することにある団体」というなんとでも解釈できる表現に
なっているのはなぜなのかを社説は見落としている。
・ 「犯罪の実行に資する行為」が下見をするとった行為をさす、というのは与
党側の議会対策上の「方便」としての説明にすぎず、法案にはいっさいそのよう
な限定はない。

朝日の社説の最悪なのは、これらの説明を与党側の「言い訳」として説明してい
ない点にある。法案を読むチャンスのない一般読者は、朝日のこの説明を法案そ
のものと勘違いするでしょう。これでは朝日は与党の代弁者といわれてもしかた
がないでしょう。

他方、民主党案もたいへん大きな問題を孕んでいます。民主党案では、越境組織
犯罪に限定して共謀罪を適用しようというわけですが、こうした限定をつけたと
しても、移住労働者の当事者による組織や支援組織はまるごと共謀罪の適用対象
となります。しかも、現在、日本の多くの市民運動やNGOで国際的な連携をとっ
ていないところは逆に非常に少ないと思います。グリンピースやアムネスティの
ような組織だけでなく、地域で活動している小さな運動体でもなんらかの海外と
の連携をとっているところは多いといえます。

国連の越境(国際)組織犯罪防止条約そのものができた経緯は、90年代以降急
速に拡大し始めた反グローバル化の運動や移民たちの社会運動への抑え込みとい
う意図があったことは明らかで、単なるやくざやマフィア対策の条約ではなく、
ポスト冷戦期に登場し始めた新しいグローバルな民衆の運動に対する治安維持の
国際法という側面があります。この点を忘れてはならないと思います。くりかえ
しますが、国際組織犯罪に限定するという妥協案は、限定ではなく、むしろ日本
のエスニックマイノロティをターゲットとして監視する差別的な法案になるとい
うことであり、隠されたレイシズムであるということです。

朝日の社説のように、国連の条約を鵜呑みにし、民主党の修正案か自民党案か、
という共謀罪を前提とした議論が支配的になると、廃案という主張が一気にふっ
飛んでしまいます。その結果、またもや、ターゲットになるのは移住労働者や外
国籍のマイノリティということになる。現在の日本の治安維持体制の傾向からす
れば、こうした限定でもよいから共謀罪を成立させることに「メリット」がある
と考える右派は多いということに私たちは十分警戒したいと思います。共謀罪廃
案までがんばりましょう。

======================
参考
朝日社説 4月28日
共謀罪 乱用の余地を残すな

 犯罪を実行しなくても、何人かで話し合って合意しただけで罪になる。そうし
た「共謀罪」をつくろうという法案の審議が衆院法務委員会で始まった。従来の
政府案に加え、与党と民主党がそれぞれ修正案を提出している。

 麻薬や銃の密輸などの国際犯罪や暴力団犯罪の取り締まりを強めるのがねらい
だ。もともと政府が組織的犯罪処罰法の改正案として提出していた。

 これに対し、私たちは社説で、共謀罪の必要性を認めたうえで、「共謀罪の規
定があいまいなため、組織犯罪だけでなく、市民団体や労働組合も対象にされか
ねない」と指摘し、「対象を絞って出し直せ」と主張してきた。日本弁護士連合
会などは「思想の取り締まりにつながる」と批判していた。

 与党と民主党の修正案は、こうした批判に応えたものだ。

 共謀罪を適用するのは、暴力団などを想定し、「対象となる罪を実行すること
を共同の目的とする団体」に限定する。罪となるのは、共謀するだけでなく、下
見をするといった「犯罪の実行に資する行為が行われた場合」という文言を加え
る。これが与党案だ。

 政府案より対象を絞ろうとする姿勢は評価したい。しかし、条文はやはり抽象
的でわかりにくい。拡大解釈の余地が消えたとは言えない。

 それに比べ、民主党の修正案はすっきりしている。対象とするのは「組織的犯
罪集団」とはっきり書く。対象となる犯罪は国際的なものに絞る。罪を問われる
のは、共謀した者が犯罪の具体的な準備をした場合に限る。

 国際的な犯罪集団に対象を絞ろうという姿勢が明確になっている。「自分たち
も共謀罪の対象にされるのではないか」と心配する市民は少なくなるだろう。

 政府はホームページで「共謀罪が適用されるのは、暴力団のような組織的な犯
罪」「仲間で漫然と相談したり、居酒屋で意気投合したりするくらいでは共謀罪
は成立しない」と説明している。

 そう言うのなら、もう一歩進めて、民主党案のように「組織的犯罪集団」しか
対象にしないとはっきり書き込むべきだろう。法律はいったんできあがれば、捜
査当局によって都合よく解釈される恐れがある。それが怖いのだ。

 ここは原点に戻って考えてみたい。そもそも共謀罪をつくろうという背景に
は、暴力団やマフィアによる国際犯罪に対抗するため、6年前に国連で採択され
た国際組織犯罪防止条約がある。日本も署名したが、加盟国になるためには共謀
罪などの国内法を整備する必要がある。

 この条約の本来の趣旨を生かすには、いくつかの国にまたがる組織犯罪に限定
するだけで十分だろう。

 共謀罪をつくるにあたっては、乱用の余地を残してはならない。国民の権利を
大きく侵害しかねないからだ。対象を厳しく限定した民主党案を軸に、国会で
じっくり論議してもらいたい。

コメント(17)

だから共謀罪制定に反対なんだ
<米国>盗聴批判の国家安保局、国内全通話記録も入手?

というニュースが流れている。私はNHKニュースで知った。
以下のリンクは毎日新聞の記事である。

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=34964&media_id=2

 だから共謀罪関連法制定に反対なのだ。
 同法は、国際条約批准案件で、その国際条約はこのようなことをしでかす米国が主導で取りまとめられている。
 このような法律を国内で制定させてはいけない。
 絶対にいけない。

参考 共謀罪への嫌悪感 from my mixi diary
http://mixi.jp/edit_diary.pl?id=125780108
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060520ia22.htm
「共謀罪」法案、今国会成立目指すと法相が強調
来週以降の共謀罪審議、民主党の立場の本音

 国会というのはさまざまな政策についての審議が行われる場であるがゆえに、ひとつのことにこだわるわけにもいかず、こういうことはやむをえないのかもしれません。以下の記事の抜粋は、共謀罪審議における民主党の立場を率直に示したものとして、私にはしっくり来るものだったので紹介します。来週以降もまたこれからさきも民主党が、共謀罪審議に与党側にどういう立場をとるのかを見計らう上で参考になるでしょう。

以下、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060519-00000121-mai-pol より。

一方、民主党の鳩山由紀夫幹事長は同日の記者会見で「(河野)議長の言葉は重い。来週もそれ以降も、強行採決はなくなった」と胸を張った。同党の法務委理事も「与党に法案の出し直しを要求する」と意気込む。
 民主党は、国民の関心の高い共謀罪問題でなら、強行採決に抗議し審議拒否しても世論の支持を得られると判断し、衆参両院で国会を全面ストップさせ、重要法案の審議を遅らせる戦略を描いてきた。このため党内には「議長あっせんは予想外。強行採決してくれた方がすっきりして良かった」(国対幹部)との本音も聞こえる。
(毎日新聞) - 5月20日0時52分更新
以下、世界社会フォーラムMLより転載


共謀罪・5月19日に起きた出来事の意味と来週の予測される展開



共謀罪の行方に関心を寄せるすべての方へ

共謀罪・5月19日に起きた出来事の意味と来週の予測される展開

                       弁護士 海渡 雄一
・18日法務委員会理事会

 18日午後3時からの法務委員会理事会は休憩を挟んで夕方まで継続された。ここで、与党は19日の委員会採決を提案し、これに対し、野党側は強く反発し、実質的な修正協議に入れなかった。石原伸晃委員長が職権で、19日午前の理事会と同日午後の委員会開会を決定した。

・法務委員会は強行採決モード

 19日午前11時から開催された法務委員会の理事会の場では、修正協議が決裂し、質疑終局・採決という提案がなされていた。そして、この時間帯に自民党の武部幹事長は「審議には終局がなければならない。採決する」と明言した。
 午後1時から委員会が開会された時点では、すくなくとも委員会室の中は強行採決モードとなっていた。
 午後3時に採決なしで審議が終わった時点で、杉浦法務大臣は「何が起こったのかわからない」と首を傾げていたという(朝日 20日)。

・この動きが止まったのはなぜか。

 当初の報道では、河野洋平衆議院議長が河野議長は19日の昼前に自民党の細田博之、民主党の渡部恒三、公明党の東順治の3国対委員長と会談し、「共謀罪は国民の一大関心事となっている。強行採決は好ましくない」として、採決の見送りを求めたこととなっている。

・河野洋平衆議院議長は一体誰の意向で動いたのか。

 衆議院議長が強行採決後に国会が空転しているときに、調整に乗り出すのはよくあることである。しかし、強行採決前にこれを止めると言うのは珍しい。
今朝の朝日新聞の報道がこのような異例なことが起きた謎を解き明かしてくれている。小泉首相が細田国対委員長に密かに採決をするなと指示をし、細田氏の斡旋依頼で河野議長は動いたという。「共謀罪成立を強行した首相」と言われることが、「国民の人気」を何よりも気にする小泉氏には耐え難かったと言うことだろう。だとすれば、我々市民の声が、首相までを動かしたといえる。

・来週の考えられる展開

 新聞は、与党が議長を担ぎ出して強行採決を回避した以上、強行採決は不可能となったと見ており、共謀罪の会期内成立は困難となったと書き始めている。そうなれば、本当にすばらしいことである。しかし、最後の大逆転の可能性が浮上してきている。
 与党が、民主党案を丸飲みする可能性があると言うことである。
 民主党案と与党案の間のハードルは高い。
1)対象犯罪を600から300に半減する。
2)犯罪の越境性を要件に盛り込む。
3)密告奨励の自首減免制度を原則として削除する。

 これまで、与党は1)2)は条約の一部を留保しても不可能と説明してきた。そういう意味では、与党がこの民主党案を丸飲みすることはできないと見られてきたし、いまも普通の見方ではそうなるだろう。そうなると、大幅延長がない限り、今国会の会期中の成立は困難で、継続審議にしても成立のメドはないこととなる。この展開では、我々の大勝利となるのだが、そうならない展開も残されている。

 それが、与党側がこれまでの説明を突然反故にして、民主党案を丸飲みするというウルトラCが示される可能性である。そうなると、一気に国会が正常化され、修正案が成立するという事態もありうるのである。
 
・やはり、共謀罪の本質的な危険性を訴えることが大切

 これまで民主党が対案を示して論戦を仕掛けてきたことは、大いに意味のあることであった。対案がなければとっくに採決されていた可能性が高いからである。しかし、昨日平岡議員は私に「国会で審議をすればするほど共謀罪というのは訳がわからなくなる」「こんな制度を持つとされるアメリカやイギリスで実際どんな使われ方をしているのか、人権侵害が起きているのではないか、十分勉強する必要がある。」と語ってくれた。

 本当にその通りだ。アメリカとイギリスはイラクに軍隊を送っている中心だ。小選挙区制度の下で、議会内での思想の多元性が失われている国でもある。戦争に向かう政府を止められないのは、共謀罪的な監視社会の中で表現の自由が抑圧されていることと関連があるのではないのか。どんなに適用対象を限定しても、犯罪の合意だけで人を処罰できるという共謀罪の本質的な問題は解消できない。このことをもう一度訴えていくことが必要だ。

・国連条約の起草過程の民主制の有無を争点化していく必要性がある
 もし、万が一にも与党側が民主党案を丸のみにしてきても、共謀罪に反対する思想と論理を構築する必要がある。そのためには、国連による条約の起草過程にかかわったのが外務、法務、警察官僚の代表だけであり、市民の代表がいなかったということを問題にし、民主的正当性を持っているのかという問題も提起していく必要があるだろう。

・国民世論の大勢は明らかに共謀罪法案の修正可決ではなく、廃案を求めている。
 いま、国民世論の大勢は明らかに共謀罪法案の修正可決ではなく、廃案を求めている。民主党が対案を示して闘ってきたことは反対の声を強める上で役に立ったし、その努力には深く敬意を表するものである。

 しかし、民主党内でも十分討論して、仮に与党側が民主党案を丸のみにしてきても、たとえば、時間を掛けて、アメリカやイギリスの共謀罪の適用の実態を議員の海外調査を実施して徹底した調査をしたり、条約締約国が条約5条の実施のためにどのような制度を創設しているのか、包括的な調査を行うことなどを求め、将来の禍根を残さないような慎重なうえにも慎重な審議を求め続ける姿勢を貫いて欲しい。

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−−引用開始−−
「共謀罪」で協議の場を新設、与党と民主党が合意
 与党と民主党は26日、「共謀罪」を創設する組織犯罪処罰法改正案の修正をめぐり、実務者協議の場を新設することで合意した。

 メンバーは法曹資格を有する議員を中心に3人ずつとする。進展していない修正協議を仕切り直すのが狙いだ。29日に初会合を開く。

(2006年5月26日19時10分 読売新聞)
−−引用終了−−
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060526ia22.htm
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060531NT003Y33330052006.html
−−引用開始−−
「共謀罪」先送りへ・首相、会期延長を否定
 政府・与党が今国会の重要法案と位置付けた「共謀罪」の創設を柱とする組織犯罪処罰法改正案や教育基本法改正案などの成立が軒並み秋以降に先送りとなる公算が大きくなった。小泉純一郎首相は30日、記者団に6月18日までの今国会の会期の延長について「考えていない」と否定。「最終的な判断か」の質問にも「そうだ」と明言した。
−−引用終了−−
もう既報かもしれませんが,私からもとりあえず。
与党国会対策関係者の弁として出ていますので。
ところで政調会長って何する人?幹事長は選挙人事部長でしょ、今回の国会審議で、国旗対策委員長は何をする人なのかわかりました。

これでとりあえずは、共謀罪審議は継続となるのは決定ですね。
皆様お疲れ様でした。
ただ、まだ継続ではありますので、その点は含みおく必要があるでしょう。

共謀罪、今国会成立見送り 継続審議で与党合意
http://www.sankei.co.jp/news/060601/sei049.htm
【2006/06/01 東京朝刊から】(06/01 08:33)
以下転載


共謀罪の行方に関心を寄せるすべての方へ


今国会における共謀罪成立を阻止した!
直ちに、次の闘いに備えよう!
       海渡 雄一

 ぬか喜びになってはいけないと思いつつ、どうやら、今国会における共謀罪の成立は避けられる見通しがはっきりしてきたようである。強行採決が見送られた5月19日以降の状況を振り返ってみよう。

1 5月19日以降の経緯
 5月19日に強行採決が予定されていたが、これが河野洋平衆議院議長の裁定により、延期された。その背後では、会期延長をしたくない小泉首相の意思が働いていたという報道もなされている。
 5月26日以降、法務委員会石原委員長の提案で、与野党の実務者協議会が準備会合も含めて断続的に開催されてきた。この実務者協議会は自民党、公明党、民主党の三党で構成されていて、正式の一度目が5月29日、二度目が5月30日に開催された。
 5月30日法務委員会理事会が開催され、この協議会の途中経過が報告された。この中で、修正のための検討事項として?逮捕の要件、?共謀の定義の明確化?共謀罪と対象犯罪の吸収関係?対象犯罪が実行されなかったとき、自首のときの刑の減軽・免除について?共謀罪の対象犯罪?対象犯罪の選定と犯罪の国際的な性質、の6点が理事会に報告された。6月1日には次の理事会がセットされている。

2 首相と自民党幹事長が確認
 ところが、5月31日昼の段階で、共同通信によれば,【政府、与党は31日、「共謀罪」を新設する組織犯罪処罰法の改正案の今国会成立を断念した。小泉純一郎首相が自民党本部で武部勤幹事長らと会談し、会期延長しないことを確認、「次の国会できちんと仕上げるよう野党と段取りを付けるべきだ」と、同改正案を継続審議とし、秋の臨時国会で成立を期すよう指示した。】ということとなった。この報道は各紙が確認しており、もうこの結論が動くことはあるまい。明日以降も警戒態勢は解かないで、国会の動向に注目する必要はあるが、政府与党の高いレベルでなされた判断が覆される可能性は小さい。

3 水面下で続いていた与野党のデッドヒート
 実は、今日の31日の段階に至っても、法務委員会与党理事は与党最終修正案なるものを野党側に提示し、来週には採決を求めるという最後の努力を継続していた。
 この最終案は上記の6点について一定の譲歩を示したものであるが、犯罪の越境的性質は要件とされず、また、600を超える対象犯罪も過失犯などごくわずかな例をはずそうとしたものにとどまり、なお抜本的な修正案とはいえないものであった。

4 今国会における共謀罪成立を阻止した!
 このように、法務委員会の与党理事とその背後にいた法務省は最後まで、共謀罪法案の今国会中の成立、ないしせめてもの衆議院での可決を求めて必死で活動していた。しかし、結局国会日程との関係で、今国会での成立は完全に難しくなり、衆議院での採決も見送られる見通しとなったのである。これは、基本的人権を抑圧し、我が国の刑事司法体系を変えてしまうと指摘された悪法について、与党絶対多数という不利な国会状況の下で、大多数の国民が反対している世論を作り出して、これを背景に闘い、その成立を阻止したのであり、1950年代の警職法改正を阻止したとき以来の、我が国の民主主義政治の歴史上、画期的な出来事と言っていいであろう。

5 6.13に集まって、秋の臨時国会に向けた運動の方向性を話し合おう。
今国会の終盤である6月13日に、共謀罪反対の市民集会が開かれることとなった。主催は超党派国会議員と市民団体である。
 国会会期末で、強行採決の危機に備えるために設定された集会であったが、今国会における法案成立の危機はほぼ乗り越えつつある。しかし、政府与党が共謀罪の成立をあきらめたわけではない。法務省はどんなに修正してでも、共謀罪を作りたいと考えているようであり、秋の臨時国会では問題は再浮上するだろう。国会の休会中も与野党協議続けられることとなるかもしれない。ここで、反対の手をゆるめてはならないのである。
 集会のチラシのうち、テキスト部分を以下に抽出して、メールする。この会場は1000人もはいる大きさである。ぜひ、この会場を満員にして、秋に向けた共謀罪反対運動ののろしをあげよう!

■ ■ 引用はじめ
「共謀罪」の新設に反対する!
超党派国会議員と市民の大集会
                                       
 ご存じのとおり、「共謀罪」の審議が風雲急を告げております。 何度も強行採決の危機が噂されましたが、その都度幅広い市民の高い懸念から、ストップが掛けられ、5月19日には河野洋平衆議院議長から強行採決は望ましくないという裁定がなされ、いまも与野党の協議が継続されています。しかし、いまも与党側は今国会中の成立の意図を捨てておらず、衆議院法務委員会で強行採決される可能性は残っています。
 共謀罪は、600以上の主要犯罪について、犯罪が実行される前に単に合意したと言うだけで、犯罪を成立させてしまう極端な内容のものであり、現代版治安維持法ともいわれる稀代の悪法です。また、共謀罪の捜査のためには盗聴捜査の拡大が計画され、監視社会化が進められることは避けられません。
 共謀罪が人権侵害につながる深刻な危険性をはらんでいることを、超党派の国会議員と市民が一緒になって訴える集会を開催します。共謀罪に反対し、廃案に追い込むべく、院内外の力をここに結集していきましょう。ぜひ、ご出席、取材のほど、よろしくお願いします。

◆緊急大集会◆
時   2006年6月13日 (水) 午後6時半〜 
場所 日本教育会館  <千代田区一ツ橋2−6−2  TEL 03−3230−2833 > 
地下鉄都営新宿線・営団半蔵門線 神保町駅(A1出口)下車徒歩3分
地下鉄都営三田線    神保町駅(A8出口)    下車徒歩5分
地下鉄都営東西線    竹橋駅(北の丸公園側出口)下車徒歩5分
地下鉄都営東西線    九段下駅(6番出口)    下車徒歩7分
発言  超党派国会議員・日弁連・刑事法学者・文化人・ グリーンピース・反差別
国際運動・アムネスティ日本・高橋均(連合副事務局長)・落合洋司(弁護士・もと
検察官)ほか
<呼びかけ>
糸数 慶子(無所属・参議院議員)
石井 郁子(共産党・衆議院議員)
井上 哲士(共産党・参議院議員)  
枝野 幸男(民主党・衆議院議員・法務委員)   
江田 五月(民主党・参議院議員・法務委員)
小川 敏夫 (民主党・参議院議員)
河村たかし(民主党・衆議院議員・法務委員)
近藤 正道(社民党・参議院議員)
高山 智司(民主党・衆議院議員・法務委員)
千葉 景子(民主党・参議院議員・法務委員)
仁比 聡平(共産党・参議院議員・法務委員)
平岡 秀夫(民主党・衆議院議員・法務委員) 
福島みずほ(社民党・参議院議員)    
保坂 展人(社民党・衆議院議員・法務委員) 
松岡  徹(民主党・参議院議員・法務委員)    
円 より子(民主党・参議院議員)    
簗瀬 進(民主党・参議院議員・法務委員)

<問い合わせ先>  グリーンピースジャパン:5338-9805
 / アムネスティ日本:3518-6777

■ ■ ビラの引用終わり

海渡 雄一


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     弁護士 海渡 雄一
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至急、至急、至急。大至急!!!!!


16時のNHKニュースによると、与党側が民主の提案を呑んで、今国会成立を目指すとのこと。民主は対応を協議中。

電話で態度変化するなとの呼びかけをしましょう

至急、至急、至急

民主党 TEL:03-3595-9988(代表)

平岡秀夫事務所
国会事務所
〒100-8982 東京都千代田区永田町2-1-2 衆議院第二議員会館341号
TEL 03-3508-7091
FAX 03-3508-1055
岩国事務所
〒740-0026 岩国市車町1-13-13
TEL 0827-21-4567
FAX 0827-21-4570




電話は衆議院代表から、民主党政策調査会へまわしてもらうようにとのこと
03-3581-5111 衆議院代表



国会、民主党政策調査会でも現時刻の状況で16時のNHKニュースの情報は把握していないとのこと。国会本会議中ということで、17時ごろになると本会議が終わっていろいろわかるから、再度問い合わせするようにとのことです。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060601it15.htm
−−引用開始−−
共謀罪、民主案全面受け入れ…与党、今国会成立を優先
 自民、公明両党は1日、「共謀罪」を創設する組織犯罪処罰法改正案の修正問題について、民主党の要求を全面的に受け入れる方針を決め、民主党側に伝えた。

 同日の衆院法務委員会理事会で与党側が「民主党が提出する修正案に賛成する。その代わり2日の委員会で採決させてほしい」と提案した。

 与野党の修正協議がこうちゃく状態に陥っている現状を打開して、同改正案を今国会で成立させるため、民主党側に全面的に譲歩したものだ。

 民主党内でも「与党提案に応じるべきだ」との声が広がっており、同改正案は成立する可能性が高まってきた。
−−引用終了−−
http://www.sankei.co.jp/news/060602/sei089.htm
−−引用開始−−
「共謀罪」今国会成立 与党、事実上断念
  与野党は2日、「共謀罪」創設を柱とする組織犯罪処罰法改正案の衆院法務委員会採決をめぐり攻防を繰り広げたが、与党側は同法案の今国会成立を事実上、断念した。与党側は民主党案を「丸のみ」し、同案を採決して成立を図ろうとしたのに対し、民主党は、改正案成立後の修正に言及した自民党幹部の発言などを理由に採決を拒む異例の展開となった。
−−引用終了−−
これで共謀罪審議、継続決定。ただし廃案ではありません。その2

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=45489&media_id=4

 その2ですよその2
 前このタイトルで書いた直後、民主党案を与党が丸呑みするという、ウルトラH(細田)が出て、どたばたになりました。もうその3を書くなんてことのないように願いたいものです。でもねーー継続だからねーー、野党から出ているようにいったん廃案にすべきだと思います。小泉政権がうんぬんというのはだけど根拠うすだと思うな、そういうなら、ほかの継続案件すべて廃案にしないと筋が通らないもん。教育基本法改正案とか、廃案になるはずないでしょ。
 廃案論拠を挙げるなら、条約批准に関してさまざまな異論が提起されてきたから、法務委員会でのその辺の審議を反映してもう一度提出しなおすべしということがベターでしょう。

 何はさておき、皆様の行動がこのような結果を導きました。とりあえずは大変お疲れ様でした。よかったです。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060702id21.htm
−−引用開始−−
日本は「共謀罪」早期整備を…国連薬物犯罪事務局長
 【ウィーン=石黒穣】国際組織犯罪防止条約を所管する国連薬物犯罪事務所(UNODC、本部・ウィーン)のアントニオ・コスタ事務局長は4日からの日本訪問を前に本紙と会見し、マフィアや暴力団などの国際的な組織犯罪に対処するための同条約を日本が早期批准するよう訴えた。

 コスタ事務局長は「日本が国際社会の共通の取り組みに積極参加できないことは条約、日本の双方にとってマイナス」と指摘し、条約批准の要件である「共謀罪」創設を柱とした国内法の速やかな整備を求めた。

 事務局長は「条約は共謀罪か(犯罪目的の集団に加わる)参加罪の一方、もしくは両方の採用を義務づけている」とし、犯罪を計画した段階で罪に問う共謀罪の制定が条約批准に必要であるとする立場は、「我々の解釈と一致している」と語った。

 日本はまた、同条約の批准が未達成であることから、同条約に付帯する「人身取引」議定書など関連議定書の批准も宙に浮いたままだ。事務局長は「人身取引被害者の女性が送り込まれる先として、日本は伊独英米と並んで重要な位置を占めている」と説明。加害者摘発が少ない日本の事情にも言及し、議定書に基づく措置が取られていないためだとの見方を示した。

 事務局長は、4日から7日まで日本に滞在し、政府関係者らとアジア地域での薬物対策への協力などについても協議する。

(2006年7月2日22時59分 読売新聞)
−−引用終了−−
長勢法相「共謀罪で修正を容認」

 長勢甚遠法相は28日、日本経済新聞などとのインタビューで、継続審議となっている共謀罪を創設する組織犯罪処罰法改正案について「(前通常国会で)与党が修正案をまとめた経過もある。与党だけで(成立を図る)というわけではない」と述べ、政府案の修正に含みを残した。そのうえで「国際社会の一員として早急に成立を図らなければならない」と指摘し、今国会で成立を目指す考えを強調した。

 安倍晋三首相が慎重姿勢を示している人権救済の手続きなどを整備する人権擁護法案の扱いに関しては「状況をよく精査し対応を考えたい」と述べるにとどめた。在任中の死刑執行の判断については「確定した判決の執行をないがしろにしてはならない」と語った。杉浦正健前法相は在任中に死刑執行命令書にはサインしなかった。 (2006年9月29日 07:02 日経新聞)

http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20060929AT3S2801L28092006.html
民主「共謀罪」で全面対決の方針

 民主党の高木義明国対委員長は2日の記者会見で、安倍首相が臨時国会の重要法案と位置づける「共謀罪」創設を柱とする組織犯罪処罰法改正案について、「これまでも政府案に反対してきたが、これからも、この問題について反対していく。拙速な与党の国会運営については厳しくチェックしていく」と述べ、全面対決していく方針を示した。

 同改正案について、政府は「テロ犯罪防止のための国際組織犯罪防止条約の批准には、共謀罪の創設が不可欠」と主張している。

 一方、日本弁護士連合会が9月末にまとめた報告書は、同条約に対象犯罪がまだ限定されていなかった1999年3月に、日本政府が国連の起草委員会で「すべての重大犯罪について、共謀罪や参加罪を導入することは日本の法原則になじまない」との見解を示していたと指摘。

 高木氏はこの点に触れ、「政府が国連で、日本の法体系になじまないという主張を展開し、国内の国会では(共謀罪創設を目指すという)裏腹なことをやっており、まさに二枚舌ということが浮き彫りになった」と批判した。
(2006年10月3日1時29分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20061002ia28.htm
「共謀罪」創設、今国会成立を断念…重要法案を優先

 与党は23日、犯罪実行の事前合意を罪とする「共謀罪」創設を柱とした組織犯罪処罰法改正案の今国会成立を断念した。

 成立を目指せば、法案に強く反対する野党の審議拒否などで国会の混乱が予想されることから、与党は重要法案としている教育基本法改正案などを優先すべきだと判断した。来年の通常国会以降の成立を目指す。

 安倍首相は23日、自民党の二階俊博国会対策委員長らに「教育基本法改正案を最優先する。あとは現場の判断に任せる」と指示した。二階氏らは衆院法務委員会の与党理事と協議し、組織犯罪処罰法改正案成立は難しい、との見方で一致。与党は23日夜開かれた、法務委筆頭理事協議で、同法改正案の代わりに、信託制度を84年ぶりに抜本改正する信託法改正案の審議入りを提案した。

 民主党はこれまで共謀罪創設の必要性は認め、今年の通常国会でも、共謀罪の適用範囲を限定する与野党修正協議に応じていたが、今国会を前に、法案成立そのものを認めない方針に転換した。民主党は信託法改正案の審議を最大限引き延ばし、組織犯罪処罰法改正案の審議を阻止することにしている。

 組織犯罪処罰法改正案は2003年、国際組織犯罪防止条約を批准するための国内法整備の一環として国会に提出された。しかし、民主党が反対したため、審議は進まず、衆院解散で過去2回廃案となっている。

(2006年10月24日3時1分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20061024it01.htm

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