ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

髪結いの亭主コミュのひとつだけ約束して、愛してるふりは絶対しないで

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
中年男性で、この映画が好きと言うのは勇気がいると思います。
しかし、恥ずかしながら、私、何度観ても心地良いのです。
ラストを除くとむっつりすけべ男の理想が映しだされているから?
でも、それだけでは無いのです。
(胸の大きさはこだわらない!ってことではないですよ)

フランス映画の綺麗さがとても良く出ていると思う。
色合いだけならの「アメリ」の方が素晴らしいけれど、この映画は動きとしての映像がとても綺麗。
アントワーヌ少年時代の最初に憧れた髪結いが死んでしまって、死体が運び出された後、床屋さんに入って行くシーン。割れたガラスを踏みつけるジャリって言う音も痛く心地良いのです。
床屋さんの逆光の中で流れる緩やかな時間の映し方も心地良い。
プロットに必ず入ってる、変な音楽のリズムとくねくね踊りも心地良い。
最初はドキドキしますが、官能シーンも綺麗。何回も観るとやっぱり心地良い。

心も体も、恋愛の最高時のテンションを維持していくことはできないよね。
特に夫婦になるとお互い背中が丸くなって年老いていくし、子供ができれば子供中心に家庭は動き始めますし、妻に先立たれたら老人ホームかもしれない。

コピー文の「かほりたつ、官能」は「バニラ風味のレモン」(「甘ずっぱい」の甘さが「まったり」)の余韻を永遠に封じ込めることだったのではないかと思うのです。
本当に幸せなとき「時間よ止まれっ!」て思ったこと誰でもあるでしょう。
だからマチルドは川に飛び込んだんだと思う。
形は違うけれど、このテーマの終わり方の映画は結構、ありますよね。
(極論、「タイタニック」も)

ルコントが別の映画のインタビューで恋愛に関して言っておりました。
「私自身見返りも求めず、一方方向に想う恋愛の形に感動します。とはいえ、実体験で成就しない恋愛は耐えられないものです。しかし、これは映画です。様々な感情を強調して描くことができるのが映画なのです」
「実際の生活の中では、全く愛していない人から一方的な愛を受けたり、全く見返りのない愛に向かっていくってことはありえないけれど、それでも映画では描けるんだよ。」

だから、私にとっては「愛情のテンションを思い出そうよ!」映画なのです。

女性の感想も聞きたいです。

コメント(43)

satokoさんはじままして。

あのくねくね踊りは「ベリーダンス」と言うのですね。

早速調べてみました。
「美しくエキゾチックで、創造性に富み、女性ひとりひとりが本来もっている豊かな個性が輝く…そんな踊り」
確かにアントワーヌの個性が輝く…そんな踊りでした。

やはり女性は無条件に「濁流飛び込み」の気持ちが理解できてしまうんですね。
私はアントワーヌに感情移入してしまうので、残された方のその後も案じてしまう…。
中野翠の「お洋服クロニクル」という本を読んでいたら、「髪結いの亭主」について書かれた箇所がありました。
引用しますと・・・

 『主人公の男は、自分にとっての官能の歴史を、子ども時代に着ていた毛糸の水着の湿ったチクチクする感触の記憶から語り出す。自分のエロティシズムについて語るのに視覚でも嗅覚でもなく触覚から入って行く、というのがまず珍しいが、そればかりではない、私も同様の記憶に執着していたので、オッと思ったのだ。』



私はもっぱら、嗅覚に結びついた記憶が多いので(食べ物に限らず、香水とか風や草木や石鹸や・・・)、触覚から記憶を喚起したことはあったかしらと考えるとちょっとわかりません。みなさんはどうでしょう?

上に引用した部分に続き、中野さんの初めての水着は毛糸だったと書かれています。
日本に存在したのか、毛糸の水着!!想像するだけでチクチクしてかゆくなってきそうです。

ひらりさんの考えるアントワーヌのその後は、ため息の出るようなロマンスですね。
私は、情熱的な彼のことだから、また若いきれいな女性と何度も何度も恋愛を重ねていくのではないかと想像するのですが・・。ラテン系の男性は立ち直りが早いのではと、勝手な偏見を持っています(笑)。

>satokoさん
有名なトルコのベリーダンスとはまた別のものなんでしょうか?
ふ〜む『触覚からの記憶』ってなんかわかる気がします。

私の『触覚からの記憶』は泥の感触があります。
小学校の頃、田舎に住んでいて、貝(二枚貝だったのでシジミだったと思う)が川や湖でとれるんです。
泥にズブズブズブ〜っと手をつっこんだり、足の裏をもぐらせて貝を探します。
綺麗な水はすぐに濁って、頼りは触覚のみ。
ヌルヌルした感触の中に堅い貝の感触を見つけだす楽しみ…。

これがエロティシズムなのかどうかはわかりませんが…(苦笑)

>ひらりさんの考えるアントワーヌのその後は、ため息の出るようなロマンスですね。
創造(想像)の世界(映画)では、楽しい夢を見たいだけ。

『髪結いの亭主』は嗅覚に訴えかけてくる映画だと思っていましたが、五感に訴えかけてくる映画でもあるんだと改めて納得!です。
はじめまして。
『髪結いの亭主』の亭主の踊り最高!
あれをみたくて何度もみる!みたいな。
恋愛の形も素敵だけど、私はあの踊りに釘付けなわけで。
自分自身がダンスやるからかもしれないけど。
あの踊り目指して、ソロ公演に向けて稽古中。

ベリーダンスというのかな?
う〜ん、名状しがたい感じ、そこが最高!!!!
僕も、一度目に見たときは女性にうっとり・・
2度目に見たときは、あのダンスにうっとりしました。。
初めて観たのは高校3年の春、学校をさぼって
祇園会館で見ました。
2本立てでもうひとつは新極楽劇場でした。

ダンスも映像も物語りも心を打ち、
なぜか汗や鼻水、涙そのほかの体液もじわじわ出てきて
妙な感覚を覚えた、若者の私にとっては大興奮の映画でした。

今時は経ち、見直すと
より深く理解が出来ます。
愛とは強い心を持つ人にとっては、相手を思いやることかもしれませんが、
そうではなく弱い繊細な人間にとっては
自分を写す鏡であったり
生きていく為の杖であったり
するわけです。

ラストシーンも
文学的で良いですね。
「妻はもうすぐ帰ってきます。」
ボク子さん、Tatezakiさん、言霊信奉者さんはじめまして
書き込みありがとうです。
2カ月も過ぎてからコメントのお礼を(^_^;)

私も最近ダンス(きっちりしたダンスドリル)を生で観る機会が多いのですが、踊ってる人の目がとってもきれい。
色々なダンスがあるけれど、ダンスは人の体の動きの美しさなんだと改めて感心してます。

やはり、この映画は視覚・聴覚以外の感覚も刺激される映画なんだろうなぁ。
沢山の映画観ているけれど感覚がピッタリくる映画って少ないです。
良い映画は年齢とかその時の状況によって、記憶に残るピッタリ感も違ってきますね。
確かに今見返すと、自分は一歩下がってスクリーンを鏡みたいに、この映画を観て懐かしい感覚を思い出そうとします。

良い映画は男も女も同じ、関係ないですね。
初めまして。

生きて来た中で好きランキング1位に君臨する
映画なので参加させて頂きました。

話の中では一度も涙しなかったにもかかわらず
エンドロールから30分間、嗚咽を漏らし続けたのは
はじめてで強烈な映画でした。

私の中で髪結いを語る言葉は一つでして
「愛が痛い」これ以外の何物でも無いです。

愛が痛すぎで引きつり泣き??で
過呼吸になりそうでした。

ほんとうにすばらしい映画。名画です。
なかなかほかの映画が抜きやしません。

思い返しても愛が痛くて胸がつかえる。
はじめまして

はじめてみた時、濁流に飛び込むシーンで頭の中が真っ白になってしまいました。理解出来なかったです・・・
でも、久しぶりにこの前借りてみました、そしたら不思議な感情が沸き涙が止まりませんでした・・・ナルシスティックな涙というかなんというか。うまく言えなくてすいません、でもなんだか凄く心が透き通った感じがしました、物語は悲しい話なのに変ですよね(笑)
はじめまして。

一番好きな映画です。
ふと、たまに見たくなります。

幼少感じた性への興奮
愛への強い問いかけ
女性の温い体温とエスニックな香り
愛する人の2度の死

>ボク子さんへ
ダンス私も大好きです。
最後、カメラが真上に切り替わる瞬間はさらに好き。
はじめまして。
私も今まで見た中で一番好きな映画です。
ビデオやDVDでもう何度見たことか…。
最初に見た時は、わけのわからない思いにとらわれて、
その後一週間くらい放心状態でした。

私は女ですが、アントワーヌの方に感情移入してしまいました。
特に好きなのは、マチルダがプロポーズを受けたとき、
一瞬アントワーヌ少年の笑顔に切り替わるカット!
あと、マチルダが死んだ後に淡々と振る舞う彼の胸中を察すると、
甘苦しい気持ちになってぼろぼろ泣けてきます。
この映画、謎も多いですよね。
ちょっと影のあるマチルダの生い立ちとか、
アントワーヌはもともと何の仕事をしてたとか…。
いろいろ想像をかきたててくれます。

それにしても映像も隅々まで美しくて素敵。
美術関係、すごくこだわって作られたんだろうな。
ほんと宝物みたいな映画です。
初めまして、髪結いの亭主を見たのは今から8年くらい前になるのでしょうか、それいらい見てないのですがかなりインパクトと少し怪しげな雰囲気に好きな私の映画上位ランクインし続けています。
官能シーンも綺麗だし綺麗な色の香水?みたいなのを飲んでくねくねダンスしてそして最後の結末には呆然しました。。。
でも切ないけどマチルダの心情が歳をとるごとにわかるなー
もちろん映像の撮り方も素晴らしいですよねー改めてまたみたいな〜
最高です。この映画。

”ひとつだけ約束して。
愛しているふりだけはしないで”


映像美も役者も、ストーリーも。


また見たくなってしまいました。
はじめまして。何度かこの映画観ました。ビデオ(DVDではない・・)も持っていたりします。

官能的な映画でもあり音楽も色合いも魅力的ですよね。
最近 上に書き込みされているぱんなさん(はじめまして)のように私もGyaOで観れるんですよね。時間がなく観てませんがこのコミュもみつけることができたし久々に観てみたくなりました。

どうぞ宜しくお願いします。
はじめまして。映画館でこの映画見た時、私は金沢で美大生でした。いつもの美容院でananの映画評論の、今は亡き淀川さんの紹介文で「見に行こう!」と。今思えば自意識の高い年頃、ちょっと大人のフランス映画にかぶれてみたかったのかもしれません。
ラストの、マチルダの手紙で「今が一番しあわせだから、今のうちに死にます」(だったかな?)に若かった私は衝撃を受けました。

映画そのものの善し悪しというのは当然ありますが、心も感性も柔らかかった頃に学生の街、金沢で、初めて一人で映画を見た、ということも関係あるのかもしれません。
あの頃、あの場所で、あの状況で、この映画に出会った、というのも映画を印象付ける要素ではないでしょうか。(今はもっぱらビデオですませていますが…)

「ひとつだけ約束して。愛してるふりは絶対しないで。」そんな台詞もありましたね。長いこと忘れていました。ひらりさん、思い出させてくれてありがとうございました。
初めまして。
この映画は、何度も何度も繰り返し見てきました。

皆さんがお書きになられていらっしゃる通り、本当に美しい映画だと思います。映像、曲・・・小説も読みましたが、ストーリーがすごく好きです。

初めて見た時は、アントワーヌに感情移入して観ていたのですが、そして、とても悲しくてわんわん泣いて、今も思い出すと涙が出てきそうになります。。。
私的な事なのですが、恋愛をしてみて、ふとした時に、マチルダの気持ちが痛烈に感じたのです。やはり、女の感情とは、究極そういうものなのでしょうか・・・。そういった事や様々に、精神面で考えさせられた映画でした。映像に心奪われながらも、ストーリーはずっと忘れられません。
この映画は続けて2回見ました。
どこか懐かしげで、悲しくて、でも温かくて綺麗な映画ですよね。
そして、見終わった後で不思議な余韻が残ります。

盲目的で、刹那的で…これぞ、究極の恋。
最後のマチルダの遺言が、心に響きます。
幸せの絶頂に居る時って、それを失った時の
不安が背中合わせにあるものだと思うのです。

だから、マチルダを死に導いた気持ちはすごくよく分かります。
だけど、アントワーヌを残して去るのは残酷よね。

痛いくらいの愛ですね。
幸せい観てたからラストはビックリして嗚咽してなきました。
でも、いつかこの愛が薄れるくらいなら・・・・
というのはわかる気持ちでもありました。
愛はいつかなくなるのでしょうか?
ずっと彼が大好きで10年も一緒にいます。
やっぱりいつも同じ情熱をもっていれません。
一番幸せな時っていつなんでしょう。
はじめまして。
この映画が今まで見た映画の中で一番好きな作品です。
有名だけどマイナー路線の作品だと思っていたのでこんなコミュがあるなんてビックリです。

マチルドの気持ちすごく判る気がします。
愛される幸せの絶頂で死を選ぶなんて最高の贅沢だと思います。残される人はやりきれないと思いますが女としてはこれ以上ない幸せな最期だと思います。

愛したら愛するほど別れは辛くなりそんな辛い別れをするくらいなら幸せの絶頂で私は死にたいです。

音楽、映像、ストーリー、すべてにおいて本当に美しい映画ですね。
書いていたらまた見たくなりました☆
コメントを読んでいて切なくなりました。
映画のいろんな事がフラッシュバックして・・・

今。誰かがドアをノックしました・・・
あけてみたら誰もいないです。。

マチルドが帰って来ました。。。。
初めて観たときまだ10代でした

衝撃と刹那に打ちひしがれました

いろいろな愛の形、誰も正解など持っていない

アントワーヌが少年の時
海辺でブルドーザーが砂で波をせきどめてくれるシーンも好きです



ログインすると、残り21件のコメントが見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

髪結いの亭主 更新情報

髪結いの亭主のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング