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英文学コミュのエリオットの妻

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ブック・オフで「英詩と映画ーその愛と生と死」English 
poetry and films  love,life and
death という本を手に入れ、読んでいて、今日のおすすめレビユーにも書いたエリオットの伝記的映画があったことを教えられ、早速、アマゾンに注文した。

 エリオットは、我が卒論であった。

 彼の最も有名な長編詩The Waste Land「荒地」に出会った時の襲撃は卒論に選ぶに足りた。
 書き出しはこうである。

 April is the cruellest month,breeding lilacs out of the dead land,mixing Memories and desire,stirring Dull roots with spring rain

 四月はいちばん残酷な月だ。  死んだ土地からリラの花を咲かせ、
思い出と欲望をない混ぜにし、  春の雨で鈍った根を生き返らせる。

 彼は、イギリス詩人に分類されるが、生まれはアメリカのミズリー州、セントルイスである。ハーバード大で哲学を専攻。その教養の深さ、博さは「荒地」にも存分に窺える。フレーザー「金枝篇」などの文化人類学などの素養がないと充分理解できないという難解詩なのだ。
パリではヘミングウエイなどと親交を持った。バージニア・ウルフの愛人とも見られた。

 最初の妻ビビアンは踊り子で奔放な女性。エリオットは女性には奥手の超インテリ。あまりにも大きい教養や価値観の差から二人の結婚は不幸であった。結局、離婚し、神経症を病んでいたビビアンは、晩年、精神病院へ送られた。エリオットは、生涯のうちで幸福だったのは子供時代と38歳年下の教養ある女性との2度目の結婚生活だけであったと述べている。
 

コメント(1)

でもきっと、エリオット本人が不幸だったと振り返らざるをえない最初の結婚生活があったからこそ、
エリオットはエリオットになりえたのだと思います。

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