ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

トルコな研究会コミュのクルド情勢緊迫

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
イスタンブールのアタチュルク空港施設で大規模な火災が発生しました。空港から1キロ離れている施設で犠牲者とかはあまり出ていないようですが、原因は漏電と発表されましたが、クルド過激派が
ネットに犯行声明を出したらしい。もちろん、声明が真実であるかどうかは、今のところ知る由もないわけですが。

クルド人は、「国なき最大の民」と言われ約3000万人。トルコ、イラク、イランなどを主な居住地としている民族で宗教はイスラム教スンニー派。中東では、アラブ人、トルコ人、ペルシャ人の次がクルド人ですね。トルコに住んでいるクルド人は約1500万人で最も多いのです。近代トルコは単一民族主義できたので、クルド人は文化的な迫害を受けてきました。クルド語の放送・教育も許されていなかったようですが、ここへきて、トルコがEU参加希望を表明して以来、EUからさまざまな条件をつけられていて、クルド人問題もその1つ、結局、クルド語放送は許可するに至ったようです。

が、この4月から5月にかけて、トルコはイランとともにクルド過激派PKK(武装組織クルド労働者党)の掃討作戦を開始したらしいのです。トルコは国内のPKK基地に軍隊を集結させ戦闘状態に、イランも同様、PKK勢力を砲撃したらしいのです。
イラクはフセインを追放後、新大統領のタラバニはクルド愛国同盟ですから、イラクにおけるクルド人は独立に近い自治体制を獲得しつつあって、この動きが中東の3000万人クルド人にどういう影響を与えていくか、トルコやイランにとって最大の関心事であり、
国家の方向を左右する要因になってきていると思います。

複雑な民族事情に口をはさむことはしませんが、実は僕の知り合いが前に映画「わが故郷の歌」をみて感激したとメールがきました。
監督はゴバディ監督でクルド人。内容は、イランイラク戦争が終わったあとの両国国境地帯、3人のミュージシャンが綴っていく哀愁
映画、全編を流れるクルド民族音楽が美しい、悲しい、こんな音楽がこの世にあったのか、と彼はメールしてきたのです。僕もトルコには関心があり音楽も大好きですが、「クルド民族音楽」はまだ聞いたことがありません。一度聞いてみたい!と思いつつもう2年です。そんな矢先、この2つの事件を知って、さらに、クルド音楽を聴きたくなったわけですね。

PKKによると見られるテロ事件はトルコ国内で時々起きてきました。トルコテロ情報は、外務省のHPでも出ていて、トルコに旅する人は必ず見てから行っているはずですが、世界どこでもいろいろなテロは残念ながら起きる危険は認めざるをえませんから、トルコばかりが危険地帯ではないのですが、イスタンブールに住んでみたいと思う僕には、今回の2つの事件は大きなインパクトがあります。そんな美しい、悲しい、哀愁音楽を奏でるクルド人とトルコ人はなんとか平和に仲良く暮らしていけないものか。トルコポップスだって哀愁の音楽だから、結局、根は1つ、民族はちがっても、兄弟民族にちがいないから、話し合いや連立政治体制などで、お互いを認め合って生活できないものか。EUだって、民族紛争国家のトルコを参加させないことになるかもしれず、EU参加の是非はともかく、トルコはこれからの国、BRICSを追走する国家ですから、場あたり政策や行動に出てほしくはありません。切にお願いする次第です。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

トルコな研究会 更新情報

トルコな研究会のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング