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トルコな研究会コミュのトルコ製造業振興がんばる

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本日発売の週刊ダイアモンドは「驚異のイスラム」という、きわめてタイミングがいい特集を組んでいて、その中に、

   イスラムでは珍しい製造業振興、
   トルコ、エジプト急成長の秘密

という記事が載っていました、まさに、トルコリラ研究の僕には絶妙なタイミング記事でした、ラッキーの一言です。

イスラム世界は、産油国にスポットが当たりすぎていて、トルコのような、非産油国はやや見逃されているのですが、それは
違うのです!トルコ・エジプトはかなりがんばっているのですね。

外資系企業の進出度(中東北アフリカの外国投資受け入れ残高)は、

    トルコ   421億ドル
    エジプト  288億ドル
    以下、
    UAE、サウジ、モロッコ、チュニジア・・・・・。

となっているそうです。
なぜ、外資系企業が殺到したのか?

    1.トルコもエジプトも労働人口が7000万人
      中東ビジネの拠点となる条件がある。
    2.外資など民間資本開放に積極的である。

両国とも非産油国なので、エネルギー輸入の宿命でコスト高になり輸入超となりやすいから、市場を開放して外資を稼ぐことが国の政策として重要となってくるのですね。トルコもエジプトも政治的には親米路線、欧米諸国からみれば両国とも

    政治的リスクは低い、安全な国家、経済基盤である

と認識されているようです。

トルコに進出した外資の代表は、あのトヨタです!
トルコの企業売上高ランキング(2005年生産ベース)は、

    1.テプラシュ   石油   105億ドル
    2.フォード    自動車   38億
    3.トヨタトルコ  自動車   25億
    4.EUAS    電力(国営)23億
    5.アーチェリック 家電など  22億
    6.エレーリ    製鉄    22億
    7.オヤクルノー  自動車   21億
    8.ヴェステル   家電    19億
    9.トファシュ   自動車   16億
    10.アイガス   エネルギー 16億

自動車産業が健闘していますね。トルコは繊維産業が昔から有名で、

    トルコ綿などは、綿でも高級綿として世界に名を馳せ
    てきて輸出をリードしてきたのですが、今は、輸出は    自動車産業が繊維産業を抜き去った!トルコ輸出の
    14%を占めるに至ったのだ。4年間で3倍以上の
    輸出高で、国の基幹産業となってきた。

トヨタトルコの工場は、イスタンブールからボスポラス海峡を渡り高速道路を通って約1時間半のアジア側にあるそうですね。いまや、その周辺には、欧州系や韓国系の自動車関連産業の集積が始まっていると、記事は伝えています。トヨタの成功を見て、外資系企業が殺到しているとのことです。

全世界にイスラム国家は57ヶ国ありますが、とりわけ中近東では、製造業が根付いていないらしい。

   元来、イスラム社会は、アジアと欧州を結ぶネット
   ワークの結節点として通商で栄えてきた!モノづくり
   には、今ひとつ、執着がなかったと言える。

でも、トルコとエジプトは違う路線を歩みつつあると書いて
あります。ニッサン自動車はエジプトに進出しています。

   結局、外資企業が投資して産業を起こす。
          ↓
      輸出で外貨を稼ぐ。
          ↓
      国内の雇用が拡大する。
          ↓
      雇用拡大で内需も刺激される。
          ↓
      国内でも自動車が売れる。

という好循環が、トルコにもエジプトにも生まれていくのでしょうか、雇用機会増大で消費も向上し、GDPを押し上げていく、国力が増していく、国民が豊かになっていくのですね。

インドもそうですが、トルコは特に人口が若い!これは、製造業は飛躍するには非常によい条件だと思います。

EU加盟問題で大きく揺れているトルコですが、僕は素人ながら、

   トルコはEUを必要としないくらい、一本立ちする
   可能性がある!

そもそも、実はEUがトルコを必要としているのではないか?

   若い人口、労働力、勇敢な50万人軍隊、綿など繊維
   、繊維製品、豊富は食材、豊富な肉や魚、製造業成長
   にみる器用さ賢さ、ローマやビザンチンが残した文化
   文明の歴史、誇り高いイスラムの志、アッラーに帰依
   する信仰心、そしてイスタンブールの美しさ。

EUは自分のところにないものを狙っているような気がしてなりません。トルコはEUに加盟しないと、困るのは実はEUそのものではなかろうか!

僕がトルコリラを応援するのは、このような状況分析からなのですね。

次回に続きます。
    

コメント(4)

ムムム、確かに2006年に住んでいたときは以前旅行に行ったときとは違い、かなり自動車産業が進出が目だっていました。現地の日本人労働者も不足していたようで雇用の話がけっこうありましたね。トルコが今後もっと成長していくことを祈っています。
gunesさん、
そうですか、留学ですか。

自動車産業は、大気を汚すし、本当は繊維産業でもっともっと勝負してほしいですが、国が食べていくには自動車の方が絶対額を稼げるし、第一、国が成長し、人々の収入も徐々に上昇すれば、どの国の人々もまず、「自動車」「土地」「家」とかを欲しくなるんですよね、幸か不幸か。

トルコは欧州が近いから、自動車みたいな重厚産業でも、輸出
するにも「物流費」が安くつくのでしょう。

これからの国!ぜひ、gunesさんも上昇気流にのってくださいね。
私も素人ながらサドケンさんと同じようにトルコのEU加盟を望んでいるのはトルコよりEU自身だと思います。トルコの軍事力はEUにとって、とても魅力的。

トルコの億万長者の数は今や日本よりも多いそうです。トルコ国内の貧富の差は広がっている一方のようにも思いますが・・・。
今後この国がどのような発展をしていくのか楽しみです。
ちえさん、

そうですか、中国もインドもそう、国が発展する途上では、
残念ながら、一時的に貧富の差が大きくなるように思われます。

でも、まずは、中産階級が多くなってくることが大切ですから、多少の差は一時的にはしゃーないかも知れませんね。

やっぱり、全体の底上げは「教育」ではないかしら?
教育の機会を均等にして、やる気ある人は勉強してもらうことが大切かと思いますよ。

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