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進化生物学コミュの進化が止まってる? 皆さんはどう思いますか?

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先日のニュース記事:
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=630790&media_id=49


地球上に存在する生物のほとんどは環境に応じて進化していると言われています。人間も例外ではなく、ラマピテクスやアウストラロピテクスから進化して現在の人類に行き着いているわけです。

しかし最近の研究によると、人類の進化はすでに止まっており、何年たっても今の人間とあまり変わらないそうです。現在を生きてる人間からすると、数年後に進化した人間が現れるといわれてもピンときませんが、逆に進化しないと言われても、なんだか夢が無いように感じてしまいます。

なぜ人類はもう進化しないとしているのか見てみましょう。

詳細は以下より。
Evolution stops here: Future Man will look the same, says scientist | Mail Online

ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのスティーブ・ジョーンズ教授によると、人類の進化は止まっており、今後人類が100万年生存していたとしても、今の人類とほとんど変わらないようです。

ジョーンズ氏によると、進化というものは厳しい環境下によって生まれるものであり、現在の恵まれた環境の下では進化は起こらないそうです。厳しい環境下に置かれた時、その環境を乗り越えるため変異を起こした個体が進化するために必要ということ。

歴史上、生活が病気・飢餓・厳しい自然環境のため、成人になる前に死んでしまう子どもが非常に多くおり、半数の子どもたちが20歳になるまでに死んでしまっていたらしい。そのような厳しい環境の中、突然変異によって病気や寒さなどの抵抗力がある遺伝子を持つ子供(個体)が生まれ、その個体から次の世代に遺伝していくことによって進化していったそうです。

医療や技術が発展し食料もたくさんある現代では、周りの環境を適度な状態にすることが容易で、子どもの半数が死んでしまうような厳しい環境下に置かれることがないため、進化が起こる可能性は低いそうです。

進化の過程を絵で見るとこんな感じ。


また、生まれてくる子供の数が少なくなっているのも進化の歩みを止める原因の一つになっているようです。要するに生まれてくる子供の数が多ければ、進化するきっかけとなる遺伝子を持った子供が生まれてくる可能性があるという考え。

進化に必要なのは「生き残ること」と「進化に必要な遺伝子を持つ子供を産むこと」のようです。「生き残ること」に関しては、大昔に比べて容易にできることだが、「進化に必要な遺伝子を持つ子供を産むこと」に関しては非常に難しいとのこと。年をとって精力が落ち、遺伝子的にも衰えていても子作りをしないと進化は期待できないようです

彼は60年にわたって888人もの子どもを作ったモロッコのモーレイ・イスマイルやビン・ラディン一家を例を挙げ、一人の男性が作る子供の数が少なくなってきていることを説明しています。また、社会がワールドワイドになっていくにつれて、進化が妨げられるそうです。

たまに漫画などで見かける「人間は進化の完成系」といった言葉は現実味を帯びできたかのようです。ただ、とんでもない環境の変化があるかもしれないという事が考慮されていないように感じます。

コメント(22)

65億人の人類の集団が、かなりハーディ・ワインベルク集団になってるってだけなんで、別に不思議なことじゃないのでは?

むしろ先進国では、医療が発達したために、昔なら感染症などで子供のころになくなっていた人が生き残っているため、病気に対する抵抗性の低い遺伝子が広がっている可能性はありますよ。もしそうなら、それも進化ですよ。
道々さん

そうですね。
それが鳥インフルエンザの影響がどれくらいになるか、予想を難しくしています。
スペイン風邪の時より、医療技術や感染症対策はよく分かっていますが、弱い人が増えている可能性もある。どちらがどの程度きくのか難しいです。

性淘汰も起こっている可能性はあります。いまの日本では低所得者層が結婚できず、子供を作れない状況になっています。もし低所得者になりやすい遺伝的要因があれば、その遺伝子の頻度は日本人の中で減っていくことになります。これが何世代も続くと、遺伝子頻度は変化するので、進化することになります。

あくまでも仮説であり、実証されたりしていませんので、そこのところよろしくお願いします。

>アリーチェさん、
>もし低所得者になりやすい遺伝的要因があれば、その遺伝子の頻度は日本人の中で減っていくことになります。これが何世代も続くと、遺伝子頻度は変化するので、進化することになります。

ていうか、生物の進化ってまさにそういうことだと思います。適者生存の繰り返し。
そして、その原理が働かなることはないと思います。遺伝子が自己複製を続けるかぎり。
ゆえに、私は進化が止まることはないと思っています。
ど素人の考えですが。
私の個人的な見解を述べさせていただけば、この学者さんの理論は何となく人間という一分類学上の「状態」をあたかも特別な生態であるかのような書き方をしている点に違和感を感じてしまいます。生物学者らしくないというか。
過去にも飽食の時代はあったし、遺伝子にとって現代の地球よりずっと住みやすい時代はあったはず。それでも遺伝子はひたすら自己複製とエラーによる自然淘汰を繰り返し進化し続けてきた。
分類学上「人」と定義されている生物は、過去500万年それが一つの種であると呼べる程安定した形状を保っていて遺伝子進化上のひとつの完成形と呼べるかもしれませんが、それは別に人類が始めてではない。遺伝子の乗り物としてこれまで存在したあらゆる生態系が一つの安定した形となり、短いものは数万年、長いものは数百万年から数千万年その形状を保ってきて、そして絶滅し、その中から一部の遺伝子が次の形へと進化していった。ずっとその繰り返しで今に至っているわけだから、今の人類の一部の遺伝子はより環境に適応した形質を獲得して進化しつづけるはず。ですから人類の進化が止まっているといのは厳密には違うような気がする。
>道々さん、
>500万年前の人類と今のでは大分形態が違うと思いますよ

ですよね。 
だから、たかだか過去数千年〜数万年の食料事情だけを見て進化が止まったなんて言うのは、あまりにも乱暴な見解のような気がする。 現にエイズに抗体を持つような新しい遺伝子は発見されているわけだし、この先新種のウィルスに対抗する遺伝子が人類の中から生まれる可能性がないとも言い切れない。
私は食料事情や気候変動の問題よりもウィルスによって人類が存続の危機に陥る可能性があると思っています。(科学的根拠ないですが)。 いつの日か殆どの人類がウィルスに対抗できずに息絶え、生き残った一部の人たちの中から、それまでの人類とは全く別の形質を持った生物に進化して生き残る。そんな妄想を抱いています。 道々さんの仰られる通り劇的な気候変動も有り得るわけだし。
 センセーショナルな見出しを付けるのは、どこの国も一緒でしょう。
違和感の原因は、記者のDavid Derbyshireさんがマクロエボリューションみたいな
(サルからヒトへ! ヒトから・・・?)ものを想定してるようです。これに対し、引用された
Steve Jones教授の言葉を原文から拾うと、Jones氏はあくまで寒さや飢餓に対する

  自然淘汰や突然変異が 「no longer play an important role in our lives」
  (私たちの生活において重要な役割をもはや果たしてない) と表現しており、

 進化が止まっている、とは言ってません。単に進化速度についての議論だと思います。
書いてる記者の人にとって、このへんの概念が未消化なんじゃないかという印象あり。
  「人間の進化が止まっているか否か」 という問いよりも、
     →  「現代社会が私たちにかける淘汰圧は、どのようなものか」
というのが先に明らかにすべき問いですよね。既に皆さん議論されてらっしゃいますが。

 社会要因の与える淘汰圧は、感染症よりずっと影響力が大きいんじゃないかなと、
個人的には推測してます。性淘汰の話も出てますが、もっと直接的なやつが。
『 厚生労働省が集計する人口動態  「図7−1、〜主な死因の構成割合」 』
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai03/deth.html
 日本というローカルな集団についての情報ですが、20〜30代という繁殖適齢期の
個体で死因のうち、自殺が男女ともに約3割もあります。

 この年代の自殺は感染症より、はるかに強い淘汰圧になると思いません?

 海外について詳細な情報は調べてませんが、自分は「先進」諸国における一般的な淘汰圧の例ではないかと考えてます。
これが難しいのは、自殺するヒトに共通する(全員でなくてもいいですが、ある程度多い)遺伝子があるのかどうかってことですよねー。
遺伝的な要素がなければ進化しないわけでして。

ヒトは進化によって自分の身体を適応させるより、環境をコントロールして快適な環境を作り出す生き物なので、そういう要素が淘汰圧になるというのは以前よりは減っているんでしょう。
ただし、温暖化の酷暑で熱中症になりやすい傾向のあるヒトが優先的に死亡するというようなことは起こっていないとは言い切れないので、そういう淘汰圧がなくなったとも言い切れないですよね。
『淘汰圧が進化をもたらす』

という考えがすでに、ダメなのでは?

まあ、そういうアイデアも昔は主流でしたけど、
それが証明されたわけでもなし。

 「淘汰圧なんかなくたって、
  進化(形態変化、場合によっては適応放散)するんじゃね?」

と、言われたらどうするのだろう?
飛行機や道路網など移動手段の普及で、地域個体群間の隔離がなくなっていっている現在、個体群ごとの遺伝的形質の平均値はいまだかつてないほど急激に変化しているのではないですか?
個体群自体が合体に合体を重ねているわけですが。
皆さんの身の周りでも混血の子どもが増えているはずでしょう?

それも進化のうちですよね。淘汰や適応によらない。
自然淘汰、血縁淘汰、性淘汰、などなどの淘汰圧より、影響は劇的です。
もちろん「遺伝的浮動」ってのもあるにはありますが、これだけ大勢のヒトが生殖可能な世界ではなかなか起こりにくいかもねえ〜。
実際のところどうなんでしょうか?

データはあるのかな?
>>アリーチェさん

 細胞のアポトーシスを引き起こすような、「自殺を引き起こす遺伝子」みたいなのが存在するとは思ってません、ミームとしてならありうるかもしれませんけど。

 自殺が起きる一番の誘引は、間違いなく環境からのストレスでしょう。
なので、ストレス耐性を高めるor感じ難くする(=自殺しなくなる)形質や突然変異があれば、自殺が減る方向に進化が起きるかも。セロトニンとか神経伝達物質の分泌バランスや、受容体の変異によるストレス耐性の個人差って、わりとあるんじゃあないかと思ってます。

   しかしまあ、個人やあるいは社会が、より強くストレスを与える方向へ共進化して
   結局、自殺者は減らない、なんて可能性も多いにありそうですが。


>>おおっさん

 これって、人間に限定した話ですか? 人間の例なら、病気への抵抗性とかで淘汰の例がありますよ。それ以外の生物でも自然選択による進化(集団の対立遺伝子頻度or表現型の分布の変化)は、ここ半世紀くらいで多くの実証研究がされてます。ショウジョウバエや大腸菌などで進化実験が腐るほどありますし。
 コミュのトップを飾るフィンチは、野外調査でその動態が示されてます。「フィンチの嘴」は、文庫化されてるのでオススメです。 

 個人的には、遺伝的浮動のみによるマクロエボリューションも数万年レベルであれば起こりうると思ってますが、今のところ実例は知りません。〜〜がない、事を証明するのって難しいですよね。
>細胞のアポトーシスを引き起こすような、「自殺を引き起こす遺伝子」みたいなのが存在するとは思ってません、ミームとしてならありうるかもしれませんけど。

私も基本的にはNeleusさんのこの見解と同意見です。 人間特有の自殺という行為を生物学的にどう説明するのか? (レミングの集団自殺(のように見える行動)はかつてゲーム理論での説明が試みられましたが現在では、あれは自殺ではないというのが大方の見解になっていると聞きました。)

>ミームとしてならありうる
これに関して、私が以前別コミュで立てたこちらのトピ
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=35937130&comm_id=26434
で、ぜひともご意見を伺いたいです。 (誰もコメントしてくれない涙)
>アリーチェさん、
>ハーディ・ワインベルク集団
ハーディ・ワインベルクの法則は長期的には成立しないので、やはり「進化が止まっている」というのは少し違うような気がします。
>>TETZさん

 現代におけるほとんどの自殺は、うつ病と同じく社会的なストレスによって引き起こされるものと、
自分は考えてます。自殺という現象そのものをここで議論するのはトピックの話題とずれてる
気がするので、誘導先でした方が良いかもしれませんね。

 社会的なストレスに応じて反応する可能性のあるメカニズムについてですが、Evolutionary Anarysisという進化生物学の教科書に、ストレス下で分泌されるコルチゾルというホルモンについて調べた海外の研究が紹介されていました。
 このホルモンは短期間では成長や繁殖へ回すエネルギーをストップさせ利用可能な資源量を増やすメリットがあるのですが、その状態が長期間続くと、蓄積栄養の枯渇や免疫機能の低下を引き起こすそうです。実際に、人体のコルチゾル濃度と病気の罹患率を調べると正の相関がある、という話でした。

 ただ、コルチゾルの場合もそうですが、ホルモン系は適応度への短期的な影響と長期的な影響が違ったりする上に、他のホルモンの制御に関わってるので進化の方向性の予想とかって難しそうです。
この話題とも関連が深そうなブログの書き込みを見つけたので、投下しておきます。

http://d.hatena.ne.jp/shorebird/20061220

 2006年度の人間行動進化学研究会における研究発表の一部要約ということです。
自分が興味深いと思ったのは、↓に書いた話題ですかねー

・サルとヒトの生活史戦略の違い
・セロトニントランスポーター多型とストレス反応性
・双子研究を用いた、社会的な態度へ影響する環境・遺伝要因の分析
昨日放送されたNHKのサイエンスZEROというテレビ番組見ました?
私が尊敬する進化生物学者の長谷川眞理子さんが出てました!

番組の中でハセマリは「人間の遺伝進化が、これから起こることは無いんじゃないかという気がする」と非常に興味深い発言をされていました。このトピックの最初に挙げたスティーブ・ジョーンズ教授の意見にハセマリは賛成なのでしょうか? 
いわく、「個体の適応度の違いによって、子供を残せる数の違いがなくなってきているため、これ以上遺伝進化は起こらない」というのです。
しかし、こうも発言しています: 「人間は特殊な生物で、人間が自ら作り出した文化環境自体が人間の遺伝子が適応しなければならない環境でなり、その作り出した環境に適応することで遺伝進化する:遺伝子と文化の共進化がおこっている」

この二つの発言は矛盾していると思います。 文化が進化する限りそれに伴って遺伝子も適応し、進化するはずで、子供を残せる数に差がでないとしても、個々体の文化適応度の違いが出るはずです。 その中で子孫を全く残せない者と数人残せる者の違いが出てくるはずで、進化のスピードは確実に遅くはなりますが、確実に進化はすると思います。また、地球環境も確実に変わります。いくら文明が発展しても、人類は地球の環境を完全にコントロール出来るようになるまで、まだ相当な時間がかかるので、自然環境の変化に応じてより適応した遺伝進化はあるはずです。 
私には進化が止まるなんてことは考えられないのですが、皆さんどうですか?

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