越川一族コミュの富山の越川です。

明治時代に父方の曾ばあさんが、今のANAクラウンプラザホテル富山の場所で越川楼という料亭を営業していたそうです。お爺さんの時代に富山の大火に3回被災して上市に引っこみました。江戸で修業をして富山随一の料理人であったそうです。ずいぶん剛毅な人で大盤振る舞いが過ぎて、書生を沢山支援して、貸した金は一切返済を求めなかったそうです。父親が覚えているのは、上市に引っこんでも、人力車で芸者を揚げて遊んでいたそうだ。

現在もその料亭の品書きが残っています。「うちの料理は値段は高いがその分最高級の食材を使用している。味は保証するから大いに楽しんでもらいたい」という内容が書かれている。客人にも東山魁夷や板垣退助、そのほか著名人の来歴があります。越川楼の存在はネットで検索してもらえば、富山近代美術館の方が記録されたものが残っています。富山で第一回の西洋画美術展を越川楼にて開催したとの記事が残っております。

曾ばあさんの娘がよく言っていたことをいとこの姉ちゃんが覚えているのだが、小さいころは金沢の横山家にいたそうだ。そして、「これは秘密だけど、うちは前田だから」と言っていたことを覚えているそうです。家系図は維新からしかありません。曾爺さんはどうも戸出のほうから婿に来たらしい。これも全く系図が残っていません。

もはや想像の域を超えない歴史ミステリーのような。

うちの父方の家系は皆、清という字を必ず名に使っていることは家系図より明らかなんです。それでいろいろと調べてみると、米騒動の時代に金沢で越川清吉という人が首謀者の一人としてネットから検索することができた。どうもこの方も先祖にあたるんではないかと勝手に想像しています。

ルーツを探るの旅を一度してみたいですが、うちの父親も、爺さんから前田と言われたことを覚えているだけで、言葉も不自由になりました。ほとんどの係累の人々も故人となりました。個人的に歴史ロマンの領域です。