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Radiohead SoundコミュのRadiohead理論

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不適切でしたら削除します。

コメント(16)

レディへが良い理由。まず曲自体がハイレベル。例えばメシアンのモードを
巧みに取り入れたジャスト、内部和声の進行と歌メロディが対位法的な美しさを
醸し出すパラノイドアンドロイド、同じく対位法的なギターアンサンブルと
M3m3の同居によるアウト感がカッコいいエアバッグ、ナポリの6度もみられる。 
ピラソンのシンコペも意表ついていい。
ジョニ―グリーンウッドの存在。クラシック畑でジャズヲタのワリに音響感覚に
優れていて、オンドマルトノ、サンプラー、グロッケン、ローズピアノ、ハーモニカ
ヴィオラ、ギターなどをこなし、とくにエフェクトやギターフレーズのセンスは素晴らしい。
管楽器的なぶっといギターの音や雑音奏法は個性的。国歌のホーンアレンジもいい。
convergenceの民族的なポリリズムは、ルーハリソンやハーリーパーチの作品のような、
アメリカンガムランの響きを連想しますが、構造は全然違いますね。
このポリリズムは、様々な周期性の重ね合わせで成立していて(リズムのヘテロフォニーとも呼べると思います)
、規則的な交点を前提とし、その交点間での拍動数はまちまちです。
位相差は様々な周期性のずれを前提としていてそのずれはラレタンド、アッチェランドによって
引き起こされています。
この漸次的なラレタンドとアッチェランドは、スティーヴライヒの語法として有名な、
漸次的位相変移プロセスと非常によく似ていると思います。


このようなリズムカノンの手法は、ストラヴィンスキーの「結婚」やコンロン・ナンカロウ、
エリオットカーターらの作品にも登場します。例えば「結婚」においてはBPM60 80 120
160 という異なるテンポが同時に組み合わせて演奏されているし、ナンカロウは同一の
シークエンスに14/16、15/16、16/16という異なるリズムを同時に演奏しテンポラルディソナンス
という複雑で不協和なリズムカノンを生み出しています。
ただこれらの作品はそれぞれのリズムの速度が恒常的なので性質が少し違いますが。
このconvergenceで特筆すべきことは、漸次的位相変移プロセスによりそれぞれの打楽器の響きの不協和
が頂点に達した後、様々な周期性を持つ打楽器群が、ラレタンド、アッチェランドにより、
全く同じ周期性のリズム型に収束するプロセスです。
このプロセスはスリリングでほんと面白いと思います。


間違ってたらすいませんですが、簡単にコピッたものを

登場順に、●が音符 ○が休符 音価は16分です。
●○●○○○○○●○●○○○○○〜 ?タム    基準周期
○○○○●○●○○○○○●○●○〜 ?スティック ラレタンド
○●○●○○○○○●○●○○○○〜 ?スティック アッチェランド
○○○○●○●○○○○○●○●○〜 ?スネア   ラレタンド
○○●○●○○○○○●○●○○○〜 ?スネア   アッチェランド
○○●○●○○○○○●○●○○○〜 ?鈴     ?より遅いアッチェランド
○○○○●○●○○○○○●○●○〜 ?シェイカー ラレタンド
まだいっぱいあるけどもうやめとこ
Just

ジャストはリムスキーコルサコフが好んで用いた、移調の限られた旋法の第2番(MTL2)が
効果的に用いられています。
MTL2を構成する音は各々3音ずつから成る4群に分けられて、各音群の第1音と第2音は半音音程、
第2音と第3音は全音音程の開きがあります。各群の最後の音は次の群の最初の音と共通になるっていう
構造になっています。
この旋法は3回の移調しかできず、MTL?を半音上げたのが第2移調形(MTL ?2)もう半音上げたもの
が第3移調形(MTL ?3)なんだけど、ジャストにおいてはイントロの主題で第1移調形、ギターソロで第2移調形
が用いられています。


ジャストにおけるMTL?についての記述に誤りがありました。
正しくは、(ジャストにおけるMTL?の構成音は各々3音ずつから成る4群に分けられて、各音群の第1音と第2音は全音音程、
第2音と第3音は半音音程の開きがあり、各群の最後の音は次の群の最初の音と共通になるっていう構造になっている)
です。
それからセイルトゥーザムーンの非可逆性のリズムは、イントロのA△9/E ・ C△7 ・F△7を弾くピアノ、ギターが
それぞれ音価比7:2:7→6:2:6→5:2:5と減算プロセスを描きながら進行する拍節構造に見られます。
ちなみにエンディングのピアノは言わずもがなMTL?(移調の限られた旋法?)が用いられています。
Creep

クリープのコーラス直前のギターによるブラッシングノイズは、ガーナの伝統的パーカッションアンサンブルや
バリのガムラン音楽のテクスチュアにおける、曲が次のパートへ移る際、曲中に音楽の一部として組み込まれた合図を、
効果的に引用しています。
これは音による変化の前兆、サインであり、また次の変化への期待感、そして変化後に安心感をもたらす面白い語法です。
Mixomatosis

いや間違えた。
ミクサマトーシスって三拍でグルーピングしてるやつか
グローミングと勘違いしました。

あれはよくある4/4なんだけどシンコペーションで三拍子に聴かせるトリックでしょ
あとベースとドラムのシンコペーションをずらしてグルーブを作ってる


強拍を楽器ごとにずらすと不思議なグルーヴが生まれるのはよくあるよね
シュガーベイブのショウとか
ミクサマ〜は基本的にハットのオープンが入る音価の感覚が3.3.4.4.4.3.5.4.2に固定されてるけど、これはちょっと
不自然というか人工的なんだけど数列自体になんかの意図が隠されてる可能性もある


ベース(シンセベースかな?)の特有のポルタメントとレイテンシーがリズム感覚を緩く
してるのも不思議に感じる要因かもね
Morning Bell

俺も屁ファソさんに質問なんですが、kidAのMorning bellの中盤あたりから
ドラムがとちってるように聴こえてならないのですがあれはわざとですか?


もちろん意図的でしょ
あれは生で叩き続けているようにきこえるかもだけどブレイクビーツですよ
(たぶんフィルが叩いた5/4の一小節をフレーズサンプリングしてる)
つまりはちょっとだけ叩いた音をあとから切り貼りして構成してるわけで
それで少し遊んだんでしょう。レディオヘッドらしくちょっとぶきっちょだけど。
ブレイクビーツやポストロック、エレトロニカでは常套手段ですよ。他にもわざとタイミングずらしたり、失速したり、


ありがとございます!
あんまし理解できてませんが、意図的だということはわかりましたw


ツツツタンツツッタカタン(1バイトが16分音符ね笑)を録音してそれを何度もコピペしてるんだよたぶん。
それで ツ とか タン とか タカタン にちぎったりしもして それをパターンを変えて繋ぎあわせたり
して(この作業をアインシュテルツェンデ・ノイバオテンと呼びますw)遊ぶと

あるいはタン とか ツとかにイコライザやエフェクトをかけて音色を変化させると
Idioteque、In Limbo、Let Down、How to Dessapear Comletely、Morning Bell

ポリリズムについて
イデオテック:2回目のヴァ―ス リズム12/8 1度10/4含む その他4/4
インリンボー:ギター12/8 その他4/4
レットダウン:ギター1・エレピ5/8 ギター2均整置換に基づく音価のセリ―? その他4/4
ハウトゥーデスアペアー〜:ベース4/4 その他6/8
2+2=5:Bメロ〜サビ ギターすこしランダムな12/8[上声部6/8] その他4/4
モーニングベル(ライヴ)の中盤 ギターブラッシング 3/4(グルーピングによる) 他5/4

レットダウンについてですが、前のレス以外に2ndヴァ―ス途中からギターエレピのユニゾンが
3/8に変化します。またエンディングの電子音にコンロンナンカロウを思わせる、微分的ポリリズム
が聴こえます。
※上声21/16(下声16/16と微分音的テンポラルディソナンスを生み出している。) 他4/4
それってグリフィスの小史?
次に音価のセリ−ですが、純粋な音価のセリ−じゃなくて、グルーピングによる音価のセリ−
ならけっこう使ってる人いるかも。
ちゃんと調べてないんですけどレディオヘッドで似たようなのが出てきました。
グルーピングによる音価のセリ−とは、例えば↓
●○○○●○○○○○○○●○●○○○○○●○○●○○○○〜
●を強拍○を弱拍ととると上は4、8、2、6、3、5っていうセリ−に
なってるよね。クロイツシュピールもこの単純な手法を使ってるんだけど、
これは音楽的に劇的な変化を生むわけではなく、聴感上はただランダムに
強拍入るなぁって言う程度です。簡単に取り入れられるけど、トータルセリ−
に拘るとかしない限りパズル的楽しさ程度しかえられないかも
程度しか


他に、強弱のセリーや音色のセリーがあるけど、これがロックに及ぼした
影響は多分そのパラメータ自体ではなく、その結果生まれる音響そのもの
だと思う。
つまり音高以外のセリーはその緻密な構造を素人鑑賞者が聴き取ることは不可能に
ちかく、聴こえるのはその奇抜な音響だから、その奇抜な音響に影響を受けた
ロックミュージシャン、即興ミュージシャン、ノイズの人とか多いと思う。
タンジェリンの1stとか。
そういう発想ってトーンクラスターに向かった作曲家と視線が似てるんだよね。
ザッパがレディオヘッドと比べて音楽的に劣っていると感じるところはザッパの音楽では
作曲の文法と聴衆の文法が乖離している例がよくあるのに対し、レディオヘッドの音楽は概ね一致していると思うのです。
作曲文法と聴衆文法の違いとはブーレーズのルマル党を例にあげて説明すると、あの曲は厳格で複雑なセリー構造に基づいて作曲されているわけですが、それはあまりに抽象的で複雑すぎて
聴衆がその構造を把握するのは不可能に近いという、つまり作者が作品に込めた構造と聴衆の心的表象がミスマッチしてると言えます。


例えばザッパがドデカフォニーのセリーっぽいのを用いる時、その脈絡のなさと騒がしいリズムのせいで、旋律を知覚するのは困難だったりする。
それに対し例えばレディオヘッドがMTLの堆積和音を鳴らすとき、普通それじたいの構造は見えにくいのですが、レディオヘッドの場合はなにかしら文脈が存在し、(モードが醸し出すイメージと歌詞の相乗効果など)
極めて音楽的に響くのです。


またザッパはシンクラヴィアなどで微分的なリズムカノンを多用しましたが、(バンドでもやってたが)それは
まんまナンカロウな代物で聴衆はテンポラルデソナンス(リズムの不協和感)は知覚できても
内的構造の知覚は困難です
レディヘにもそれにちかいリズムカノンを用いた作品がありますが、そのときは、ザッパのように機械的な
クロスリズムではなく、漸次的な人間的なプロセスで数小節ごとに回帰するようになっていて、人間は不安定と安定を繰り返すものに音楽的感動を覚えやすいということをわかっているようで文法が一致してると言えます。


そのレディオヘッドのリズムカノンは回帰性がありまたアッチェランドを起こすなど
人間的で漸次的変化が伺える点ではスティーヴライヒの漸次的位相変移プロセスに非常にちかい
と思います。
ただライヒの初期作品などがそのプロセスを遂行するためだけに作られているのに対し
レディオヘッドは漠然とした不安感、焦りなどを表現する手段として用いてるため(グローミング等、
聴覚心理学に基づいた音楽的、文学的な用いかただと思います。


まあザッパは文法の一致なんてはなから気にかけてるとは思いませんが

つまるところレディオヘッドは素晴らしいポップグループなのです


まぁ音楽の優劣をはかる尺度なんてたくさんあって相対的なものだし、
言い換えればどんな音楽でも最良のものになりえるし、最悪のものにもなりえるしね。
ただ鑑賞を目的とした芸術音楽や知的な大衆音楽にたいしては「最良の音楽とは作曲の文法と
聴衆の文法の協調からうまれわれわれの認知的資源の潜在的能力を最大限に
活用したものである」っつう美学法則を提唱したレーダールって人がいて、オレはそれを色々議論の余地は
あるけどなかなか的を射た意見だと思って、それにしたがってレディオヘッドとザッパを
比較したんですけどね。
Pyramid Song

ピラソンの拍はわかりやすく小節を割ると
3/4 2/4 3/4 の繰り返しというふうに解釈できると思います。
冒頭のピアノの音価の比だけを書くと3:3:4:3:3 3:3:4:3:3に近いので
いずれも譜面上でピラミッドのように左右対称になりメシアンの逆行不可能のリズムが成立します。

ところが後半ドラムが入ってから、この曲のリズムがさらに複雑なものであること
がわかります。
シャッフルが入ることによってピアノの音価の比が5:4:6:5:4 5:4:6:5:4の繰り返しになっています。
トムの頭の中では冒頭からシャッフルしているんでしょうが、リズム隊が加わるまで
聴感上は5:4:6:5:4には聴こえないのであきらかにリズムが変化しているといえるでしょう。

4/4でも解釈できるので、シンコペーションの妙とも言えますが、3/4 2/4 3/4という
風に解釈すれば変拍子と言えるかもね
Weird Fishes/Arpeggi

ちなみに話振った以上書いておくけどarpeggiは基本
?m7 - ?m7 - b?7 - b?maj7
のパターンで進行してて、?m7というサブドミ始まりでのっけから不安定な進行で上昇進行しつつ、
間にさらにb?7というサブドミをはさんで加速度を感じさせたまま、トニックには行き着かないという終始不安定なループをしています
一応b?7が代理トニックになってるのとb?→?の完全4度下降で仮の落ち着きはみせるんだけれども
ただその落差すら途中の左右両方のギターの上昇アルペジオが急かして加速感を強めている
あと、トニック回帰しないと言ったけど、一番最後の一度だけ?mのトニックに落ち着いて、歯切れよく終わる
僕はこう解釈したけどどうかな

あ、一個大嘘書いた
中段のb?→?これはないねw
Nude

寝付けないからちょっとだけやってみた。
nudeは難しいね。
マイナーでとらえると
?m7 - ?7 - b?maj - b?maj7 - ?m7 - ?m7 - b?7 - b?7
っていう進行かね。
イントロとブリッジっぽいところを省くと。

?m7は平行調の?m7ととらえると不安定ながらもトニックとして機能していて、
後がちょっと強引だけどm3→M3→P4と続く半音階進行と?7→b?maj7のドミナント機能で進行を強めている。
(?m7→?7→?m7の進行はたしか君の言ってたナイブズでも特徴的に使われてたよね)
で、b?→b?は平行調ではサブドミナント→トニックの関係だから収まりのよい流れに。
そのあとはゆったりとサブドミで終わって一周。
バッキングではあまりコード感出してないからメロディのアプローチの方がこの曲のキモなのかも。
You

Youのイントロは12/8拍子と11/8拍子が交互に現れてる。
実はこのアルペジオのフレーズは[12/8+11/8]拍子ではなく、[3/4×3+5/8]拍子とも
聞き取れる作りになってる。ギターフレーズを単独で弾いた場合は、後者と取る方が自然かな。
聞き手にとってはドラムとベースが入ってきて初めて本来のリズム[12/8+11/8]を
認識出来る仕掛けになってる。


[3/4×3+5/8]拍子だと冒頭のアルペジオを2音ずつグルーピング
することになるけれど、実際冒頭のアルペジオは3連としてグルーピング知覚できるような
音型になっているので、6/8=2/4’×3→5/8ととるのが自然だと思う。
どちらでも聴き取ることは可能だけど
Pyramid Song


ピラミッドソングのリズムの解説も宜しく。

あれって変拍子に聞こえてその実はリズムが独特に
跳ねてるだけなのではないか?と思うんだけども、
確証がもてないのです。



変拍子というか、4/4の内部のシンコペーションの妙でしょう。

冒頭のピアノの拍節構造は、スウィングにより若干の誤差はあるものの、
2小節分の音価を見てみると音価比が3:3:4:3:3:3:3:4:3:3
となります。数字で見ると単純ですが、これがあの複雑なシンコペーションを
作ってます。
ところでこの拍節構造をよく見ると後ろから読んでも同じになることがわかります。
オレの推測ですが、これはオリヴィエ・メシアンの音楽語法として有名な「非可逆性のリズム」
に影響を受けたものかもしれません。

非可逆性のリズムとは逆行が不可能なリズムのことです。
逆行とは対位法の手法で譜面を逆から読むことですが、リズムに応用すると、一方が他方に対して
その逆行である2つのリズム群に分けられ、中央に1個の価値を共有していると成立します。
つまり逆から読んでも同じになってしまうため、逆行する意味がなくなってしまうということ、
さらには、逆から読んでも同じということは、その拍節自体に小さな逆行をすでに含んでるということです。

それからピラミッドソングという名と、このほぼ左右対称の拍節構造が関係しているかもしれません。
Sail to the Moon

非可逆性のリズムに関しては、sail to the moonの冒頭でも用いられてました。
A△9/E ・ C△7 ・F△7を弾くピアノ、ギターの音価が7:2:7→6:2:6→5:2:5と
対位法的な減算プロセスを描きながら進行する拍節構造に見られます。
最後のピアノもMTL?(移調の限られた旋法?)が用いられているので構造としてはこの曲が
もっともメシアン的だと思います。
ちなみに、MTLと逆行不可能のリズムは非常に似たものです。
逆行不可能のリズムは逆行ができないように、MTLは移調できる数が限られています。
それはそれ自体に小さな移調を含んでいるからです。
A Wolf at the Door

ウルフはニューオリンズジャズもどきのスウィングしたリズムとクロマチックなクリシェの入った和声進行に、トムヨークの奇妙なボーカリゼーションが乗るというなんとも奇妙な曲です。
トムヨークのボーカリゼーションはラップやフォーク、ブルースなどが入り交じったような独自のスタイルだし、和声進行はDmーDadd9ーGm♭13ーGmーAsus4ーA7/GーD/F#ーGーD/F#ーDM7ーG

これは?m ?m ?m ?m ?7 ?7と一見常套的な進行だけど分数コードによってドミナント感を薄れ
させたりこれまた面白いコード進行です。

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