HOT KUMAコミュのRock on Nookie

　みなさん、心配かけてごめんなさい。
　たくさんの励ましの手紙、電話をいただきました。どうもありがとうございました。
　当初は気持ちの整理がつかなくて、ちゃんとした返事ができませんでした。

　木村直樹が突然逝ってしまって一ヶ月。
　拭いきれない喪失感や悲しみは相変わらずですが、少しずつ日常を取り戻そうとしています。（また、多くの友人達の優しさに触れ、人間は、人生は、なんと素晴しいものかと再認識しました。）

　木村直樹の死は、僕の49年の人生の中で最も衝撃的な出来事でした。
　最初の五日間は、これでもかと言わんばかりに、涙が溢れ、嗚咽を繰り返し、精神も身体もボロボロになりました。頭がおかしくなってしまったかもしれません。

　生まれて初めて『お別れの言葉（弔辞）』を読みました。とても不思議な体験でした。

　それでも葬儀等、様々な準備や、次々と降りかかる問題に追われ、ひとつひとつクリアにしていくたびに何かが少しずつ変わっていったような気がします。

　木村直樹は「ドラムが上手い、歌が上手い」だけではないアカデミックな音楽家でした。
　ギターやピアノ、コンピュータもさることながら、アレンジャー、プロデューサーとして、あまりにも過小評価されていたと言えます。
　ここ、五年程はミュージカルの音楽監督も務め、さあ、これからだ！という最中、非常に残念です。

　20年前、僕は彼のドラムのファンになりました。
　そして、ラヴコールの後、2001年、木村直樹 HOT KUMA に加入。
　以後8年半、僕を励まし支え楽しませ続けてくれました。
　彼にはいろんな事をたくさん教わりました。

　幸い、木村直樹の残した音源（ドラム、ヴォーカル、曲）がたくさんあります。（ずっと録音中で、二曲だけオムニバス盤に収録され、10月に先行発売されたばかりでした。）

『 OUR REDEMPTON SONGS 』
（HOT KUMA 『風のように歌うように』『路上にて』収録）

　HOT KUMA は必ずアルバムを完成させるつもりです。
　是非！みなさんに聴いてもらいたいと思います。
　ライヴ活動も（どういう形になるかわかりませんが）再開するつもりです。

　みなさんもお身体に気をつけて、お互いカッコイイ人生を演じ続けましょう！

　みなさん、本当にありがとう。僕も頑張ります。

　Nookie　ありがとう　See You Again

　　　森下寿一

　　Rock on Nookie　（Stevie Heger）