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新国立劇場コミュの『蝶々夫人』2007

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昨夜の初日に行って参りました。
なかなか良かったのではないでしょうか。

昨夜が東京デビューの岡崎他加子さん、一幕の愛の二重唱は起爆力に欠けましたが、二幕の、「父親が帰ってくれば、この子の名前は<喜び>になるでしょう」あたりから輝かしい声を聴かせてくれました。

愛の二重唱よりは、二つのアリアに重点を置いた歌唱だったと思います。
(ある晴れた日に&蝶々さんの死、どちらも良かった)

東響はなぜか一幕序奏の出だしが(緊張のあまりか?)ヘロヘロで、げ、もしかしてずっとここのまま?と危惧しましたがすぐに復調し、ピンカートンの「急な坂は息が切れる」あたりからいつもの東響の艶やかな感じになりました。

ジャコミーニさんが一番ブラーヴォをもらっていたかな?
ファンが多いんですね。たしかに終幕のアリアは風格を感じさせて格好よかった!
それに見た目が若い! 『道化師』のカニオの印象が強かったのでびっくりです。

演出はやや不満です。あの終わり方では、子供に自分の死を見せず、ただ母親である自分の顔を覚えておいてほしいと願う蝶々さんの気持ちが全部無駄になってしまいます。

三枝さんの『Jr.バタフライ』(空間と時間を超えて二国間の悲劇が繰り返される)に、そのままつなげようという意図でもあるというのなら別ですが。

それと一幕の照明。舞台床に散らばっている花(ですよね?)が「枯葉」にしか見えなかったのはわざとでしょうか? 
商店街みたいに枝垂れ桜で飾れとまでは思いませんが、一幕が視覚的に寒々しい印象だった意図がわかりませんでした。

まあ細かいところに不満はあるものの、総じて良かったと思います。
いつものように気持ちよく泣けましたし。
(泣けない蝶々夫人を上演することは非常にむずかしいとは思いますが)

コメント(6)

↓一緒に行った人の感想です(ブログ3/22付)

http://homepage.mac.com/adachiyo/iblog/index.html



付け加えるといつも思うことなんですが、一幕の蝶々さんの衣装の白無垢はまあいいとして、文金高島田はどうにかならないものでしょうか。
あの衣装とカツラをつけて美しく見える女性は非常に少ないと思います。

何度も上演を重ねて磨き抜かれた二期会蝶々さんの木下美穂子さんも観て泣けるヒロインですが、やはりカツラと衣装がネックで、岡崎他加子さんの蝶々さんと同じく「藤山直美」に見えてしまいます。

岡崎他加子さんの新国蝶々さん、終幕では紅い髪飾りをつけて(衣装は白無垢に戻ってますが)非常にすっきりした感じになったので、一幕の髪型はもうちょっと考えてほしいかなと。

外人が歌うプロダクションのほうがヒロインが綺麗に見えるなんて、「本場」の観客としては悔しいと思いましたので。
☆安達瑶 B/♀さん☆

喋々婦人ごらんになったんですねぇ
うらやましいです!
実は喋々婦人はまだ見たことがなかったので
私も是非見に行きたかったんですが、上演期間中東京にいることができず泣く泣く断念しました
なので感想が聞けてよかったです☆
ありがとうございます
蝶々夫人は観れば観るほど(聴けば聴くほど)良く出来たオペラなので、機会が
ありましたらぜひ一度ごらんになれるといいですねえ。
はじめまして。「運命の力」は素晴らしかったですが、蝶々さんのほうは不振だったと思いますが、みなさんはどう感じられましたでしょうか?

わたくしの感想は日記にアップしてあります。よろしかったらご覧くださいませ。
 蝶々夫人に対する思い入れは、目からか、耳からか、で違うようですね。私の前回の蝶々夫人は5年前の佐藤しのぶさん。ベテランですが、アリアは新国立劇場初登場の岡崎さんの方に軍配を上げます。
 日本を舞台にしたオペラながら、欧米社会をベースにつくったオペラなので、そのギャップを感じながら、私はゆとりを持って鑑賞していました。新国立劇場の演出は2年前のものと同じだったようですが(2年前は私は観ていませんが)、照明の妙味はなかなか良かったと思います。
>ジェラール様

感想拝読いたしました。
なるほど、指揮に緩急とタメを欠いていたというのはそうなのかもしれません。

何でもないようなところ…たとえばスズキが(ケイトの存在を知って)「奥様はどんなにかお泣きになるでしょう」、(死を覚悟した蝶々さんに子供と遊んでくるように命じられて)「いいえ奥様のおそばを離れません決して」のようなところが、別の上演では不意打ちのように泣けたのに、今回は気が付かずにスルーしてしまっていたのは、やはり解釈の問題かもしれないと思わされました。

作品自体に(どう転んでも&よほどひどくないかぎりは)泣かせる力があるので、総体的には満足しましたが。

初日の入りは蝶々夫人は完売、運命の力は空席もあり…でも拍手は断然、後者のほうが大きかったと思います。ポピュラーな演目は集客力のある反面、観客の耳が(何度も聴いて)肥えている分、要求水準も高くなるのかもしれませんね。

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