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トランスパーソナル心理学コミュのファウストは、トラパしたか?

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ゲーテが60年かけて、死の5日前に書き上げた畢生の大作「ファウスト」。
ファウストは、最後にエゴから抜け、トランスパーソナルにいたれたと思いますか?



*最後のセリフを再録します。

ファウスト あの山の麓に沼がのびていて、
これまで拓いた上地を汚している。
あの汚水の溜りにはけ口をつけるというのが、
最後の仕事で、また最高の仕事だろう。
そうして己は幾百万の民に上地を拓いてやる。
安全とはいえないが、働いて自自な生活の送れる土地なのだ。
野は緑して、よく肥えて、人も家畜も、
すぐに新開地に居心地よく、
大胆で勤勉な民が盛り上げた
頼もしい丘のまわりに平等に移り住むだろう。
外では海が岸の縁まで荒れ狂おうが、
中の土地は楽土となるのだ。
潮が力ずくで土を噛み削ろうとしても、
万人が力を協せて急いで穴をふさぐだろう。
そうだ、己はこういう精神にこの身を捧げているのだ。
それは叡智の、最高の結論だが、
「日々に自由と生活とを闘い取らねばならぬ者こそ、
自由と生活とを享くるに値する」
そしてこの土地ではそんな風に、危険に取囲まれて、
子供も大人も老人も、まめやかな歳月を送り迎えるのだ。
己はそういう人の群を見たい、
己は自由な土地の上に、自由な民とともに生きたい。
そういう瞬間に向って、己は呼びかけたい、
「時よとまれ、お前はいかにも美しい」と。
己の地上の生活の痕跡は、
幾世を経ても滅びることが無いだろうー
そういう無上の幸福を想像して、
今、己はこの最高の刹那を味わうのだ。

コメント(1)

「うつろなドクロよ。なぜ私をにらむ。
お前もかつては私と同じく、さ迷い迷って、
軽やかに生きてやろうと志しながら、暗闇の中をうろつき回り、
勇ましくも真理を求めながら、惨めにも失敗した口だと言おうとしているのか!」

(ファウストの言葉より。第1部第664行目〜第667行目)

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