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齧歯目 リス科コミュの外来リス類の野生化情報を教えてください

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はじめまして

私は決してシマリス等のリス類を飼わないで下さいというのではありません。野外に決して逃がさないで下さいといいたいだけです。私もペットが大好きで最近フクロモモンガを飼い始めました。

こちらのコミュでは特定外来生物被害防止法のシマリスへの適応を危惧されているようですが、それに関わるお話です。是非読んで、もし野良リス化しているところがあるんであれば、早急に対応策を講じてもらいたいと願うものです。

以下、「外来種問題を考える」コミュへのクロスポストです。
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サカイリザワと申します。ムササビの研究をしております。

私の所属する団体「リス・ムササビネットワーク」http://www.rimunet.jp/では、現在外来リス類の野生化情報を集めています。

ご存知かもしれませんが、特定外来生物被害防止法の制定によりタイワンリス(正式にはクリハラリス)、トウブハイイロリス、キタリス(北海道産亜種エゾリスは除く)、タイリクモモンガ(北海道産亜種エゾモモンガは除く)の4種のリス類が輸入・飼育(既に飼育している個体については登録が必要)・繁殖が禁止になりました。

タイワンリスの被害は言うまでもなくご存知だと思いますが、トウブハイイロリス(北米原産)はヨーロッパに定着してキタリスを駆逐しています。世界の外来種ワースト100に入る種です。キタリス、タイリクモモンガは、北海道の亜種との間での遺伝子汚染、及び、本州以南で定着した場合の近似種との競合(近似種=ニホンリス、ニホンモモンガ)が理由です。

タイワンリスについては比較的良く情報がまとまっています。神奈川県東部(鎌倉市周辺から三浦半島)、未確認情報ながら埼玉県入間市(某大学)、東京都伊豆大島、静岡県伊豆半島及び浜松市周辺、岐阜県金華山(岐阜城)、大阪府大阪城公園?、和歌山県友ヶ島(及び本土のどこかにあったような)、長崎県福江島及び壱岐などです。ミカン類やツバキ類への食害、電話線への食害(鎌倉市だけでNTTは2000万円もかけて電話線を修理しているそうです)が甚大です。

キタリスは東京都と埼玉県の境にある狭山丘陵(孤立した丘陵なので山地には接していない)で繁殖・定着しております。これはおそらくロシア産といわれております。

トウブハイイロリスは20年以上前に名古屋市で野外飼育の計画がありましたが、有識者からの意見で中止され、その子孫は東山動物園のリス舎で飼育されています。このときの見識は見習うべきです。

タイリクモモンガは野生化の情報はありませんが、山梨県で野外飼育しているという個人宅のニュース映像を10年以上前に見たことがあります。

さらにこれは未だ特定外来生物被害防止法の適応にはなっておりませんが、シマリスが軽井沢と富士山麓で野生化・おそらく繁殖しています。シマリスについては第2のタイワンリス化する可能性もありますし、北海道に放たれれば北海道亜種のエゾシマリスとの間に遺伝子汚染を引き起こします。

皆さんの中でこうしたリス類の野外化・野生化の情報をお持ちでありましたら、どんな些細な情報でもかまいませんので「リスムササビネットワーク」へご連絡いただけないでしょうか。こちらにフォーマットを用意しております http://www.rimunet.jp/information.gairai.html 。

さらに各地にあるリス園でリス(主に飼育種はタイワンリス、キタリス、シマリスだと思いますが)の逸出の可能性がありそうな場所はご存知ないでしょうか? 茨城県の牛久大仏のリス園、岐阜県T市のリス園など、逸出する可能性の高いリス園が他にもあるかもしれません。金額的な資料は一切持ち合わせておりませんが、このご時勢ですから、リス園が観光の名所となる時代は終わっていているはずで、どこのリス園も経営状態は潤沢とは言えなくなっていると思われます。こうした場所からのリスの野生化が心配されます。私が少々調べたリス園でも、逃げた個体はいるとの恐ろしい情報を得ています。心当たりのある方は私まで教えてくださると大変助かります。よろしくお願いいたします。

また、茨城県真岡市の井頭公園のリス園のように、ニホンリスであっても在来の個体群ではない場所からつれてこられた日本産リスが定着しているところもあります。私の知る限りでは、新宿御苑(定着失敗)、千葉県野田市(一時200頭まで増えるがその後絶滅)といった例もあります。

リス類に関わることなら何でもいいのでどうぞ情報をお教えください。

よろしくお願いいたします。
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クロスポスト終わり

プレーリードックは狂犬病の保有の可能性があるため、輸入が禁止されました。その他のリス類も検疫が厳しくなってきているため、輸入が非常に難しくなってきています。ショップからシマリスが減ったのは、韓国がまず輸出禁止にし、その後中国も輸出禁止になったからです。

先に特定外来生物被害防止法の適応になったタイリクモモンガですが、登録の義務は発生しているものの、これだけの小形動物に安全にマイクロチップを注射できる獣医の数が少ないことから、保留になっているということです(「モモンガ」のコミュの人が体験記を書いています)。ただ、保留というだけで原則はマイクロチップによる個体識別をする方針だそうです。複数頭の飼育も可。ただし、雌雄別々に飼育し、繁殖はさせてはいけないそうです。

シマリスについても、野外に放す人が今後もいれば、または観光リス園などから大量に逃げ出すようなことがあれば、特定外来生物被害防止法の対象種になる可能性があります。そうなれば国内でのブリーディングも出来なくなります。違反者は個人なら罰金300万円、法人なら罰金2億円です。

タイワンリスの駆除は言うに及ばず(農業被害、植林木被害、電話線被害が深刻な上、在来リスつまりニホンリスと競合する可能性があることからです)、既にシマリスやキタリスが定着してしまっているところでも駆除が必要でしょう。

かわいいシマリスたちとこれからも一緒に過ごして行くためには、野外に放さないという最低限のルールをしっかりと守る必要があります。真剣に捉えて頂きたいと思います。シマリスは既に特定外来生物被害防止法の検討対象種に挙がっています。深刻な問題なのです。

長文失礼しました。

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