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ローベルト・ヴァルザーコミュのヤーコプ・フォン・グンテン:2013年5月30日発刊

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やっと、ヤーコプ・フォン・グンテンが出ましたね。
発刊日:2013年5月30日
http://www.choeisha.com/nobel.html

この作品について、常々皆さんのご意見を伺いたいと思っていたのです。

ネタバレあり。
作品を読んだ方(もしくはこれからも読まない人)のみ、下記をお読みください。

この話の最後について。
まず、私が読んだのは
世界文学全集〈74〉カフカ.ヴァルザー (1979年) 審判 変身 他 ヤーコプ・フォン・グンテン
です。
記憶曖昧なところもあります。

お聞きしたいのは、最後、主人公が校長と旅に出ていますが、
僕にはそれがどうにも腑に落ちない。
腑に落ちないも何も、そういう小説なんだからそうなんでしょうが。

ただ、この主人公は(学校=校長=体制)に対して反発心を持っていたように思います。
それは明確に反抗的行動を起こしていた訳ではなく(校長への発言などはありましたが)、
内なる部分に無気力に皮肉的にあったように記憶しています。
きちんとした抵抗ではないかもしれませんが、反抗的思想はあったはず。

それが、最後はなぜ、校長と旅に出てしまうのでしょう。

挫折でしょうか?体制に屈した象徴?
それとも、何もかもどうでもいいや、という投げやりな投身行為なのでしょうか。

校長の主人公に対する、倒錯的な同性愛もあったため身売りしている感もあるでしょう。
僕は、主人公は生きてはいけるものの、悲劇的すぎる選択をした、
大げさに言うと、生きているだけで、救いがないような絶望感を感じました。
若い主人公が、年寄りのホモオヤジを手玉にとっていたとしても絶望的に思うのですが。
まあ、それも面白いですけど。

もちろん、真意は作者にしか分からない、もしくは作者自身も自覚はないかもしれませんが、
皆さんは、この終わり方をどう受け止めましたか。

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