エリアス・カネッティ(Elias Canetti, 1905年7月25日 - 1994年8月14日)は、ブルガリア出身のユダヤ人作家、思想家。
1905年にブルガリアのルスチュクに生まれる。1913年にウィーンに移住。ウィーン大学で化学を学ぶ。
1929年に学位を取得。この頃代表作『眩暈』を書き始める。 1939年にナチスから逃れるためにイギリスに亡命。1981年にノーベル文学賞受賞。1994年にスイスのチューリヒに没。その亡骸はジェイムズ・ジョイスの隣に葬られた。
■ 邦訳著作
『群衆と権力』 (岩田行一 訳)
『もう一つの審判──カフカの「フェリーツェへの手紙」』 (小松太郎・竹内豊治 訳)
『眩暈』 (池内紀 訳)
『マラケシュの声──あの旅のあとの断想』 (岩田行一 訳)
『断ち切られた未来──評論と対話』 (岩田行一 訳)
『猶予された者たち』 (池内紀・小島康男 訳)
『断想──伝記1941〜1948』 (岩田行一 訳)
『救われた舌──ある青春の物語』 (岩田行一 訳)
『耳証人──新・人さまざま』 (岩田行一 訳)
『耳の中の炬火──伝記1921〜1931』 (岩田行一 訳)
『蝿の苦しみ──断想』 (青木隆嘉 訳)
『眼の戯れ──伝記1931〜1937』 (岩田行一 訳)
安部公房の「死に急ぐ鯨たち」という書物の中に、カネッティへの言及がある。「UKのパブで飲んでいた、学問のある貧しい老人」というくだりは、なかなか強烈かもしれない。(と思う)。学問のある貧しい老人、とは、安部公房の友人が抱いた印象である。彼は行きつけのパブでカネッティと偶然出会い、その何者たるかを知らず、直接話をしたのだという。カネッティが賞を受け、その名声の高まる以前の逸話。
◆ 参考 ---------------------------------------
・法政大学出版局
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・『エリアス・カネッティ』 復刊特集ページ
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・canetti link
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◆ 関連コミュニティ -------------------------------
・安部公房
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・ジェイムズ・ジョイス
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・池内紀倶楽部
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