C said　C saidコミュのdamn pain 　断片　　　証拠と告白と空砲　　世界最後の男　　（途中）

2009年03月08日11:04 Posted by じゃん　じゃっく

携帯の着信の光

空気清浄機の音

アイポッドについた指紋

仕舞い忘れた扇風機の埃

ダウンジャケットからもれた白い羽

狭くて息苦しいエレヴェーター

声を出すのを控えてしまう

でもちょっと可笑しい

１キロ四方の夜を歩く

静まった世界は不思議だ

まるで誰もいないよう

ＳＦ映画の主人公みたいに

一人で歩き回る

アテモナク

何かを見つけるわけでもなく

今朝も三階では足音が響く

屋上に上って富士を見てる

薄く綺麗な形が遠い空に浮かぶ

以前の僕には戻れない

体中を悪寒が走る

僕は僕自身に告白をする

コ・ク・ハ・ク

コンフェッション

僕は僕自身である証拠を探す

シ・ョ・ウ・コ

エビデンス

生きている僕は嘘をつく

死んでいる僕は嘘をつかない

知りたいかい？

知りたいかい？

何を？

誰を？

発砲は法の番人だけ許される

僕は世界を撃つだろう

番人ではないけれど

万人に許されてなくても

アナタハダレ？

ダレデモナイ

自分の中の自分に囁く

眠れないときは何をすればいい？

ナニモシナクテイイ

ナニモデキナクテモ

僕もいつか慣れるかな？

僕もいつか成れるかな？

僕もいつか生れるかな？

また朝が来る

明るい、やりきれない朝が

僕は君を想い

そっと目を閉じる

眠れなくても

眠れなくても。