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ConnectedコミュのCRAZYMAMA新作発表! 安藤さんにきく

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みなさま こんにちわ。

今週は新作を発表したCRAZY MAMAのデザイナー、安東裕美さんにお話をうかがいました。

-CRAZY MAMAはいつ頃、どんなふうにして始められたブランドなのですか。

「気がついたら作っていたという感じでしたね。パートナーであるpinxnakeのshigeがorganixというアートユニットを組んでいた頃にCCPの木島さんが 彼らのTシャツを作ろうということで家に打ち合わせにきたんです。そしたらレディスの生産予定は計画にはなくて、自分が着たかったのでCCPさんのお世話になりながら作ったというのがきっかけでした。で生産分を消化するために、その前にHIKARIの仕事を通してお店とお付き合いがあったので卸させてもらってそれで終わるかと思ったのですが、今度はそのお店さんから「次は何ですか」といわれてしまい、「えっ!! 次、、ですか??」ということで今度はKC君の絵でイルカをモチーフにしたものが好きだったので、それを作らせてもらったりとかしてるうちに今に至っているという感じで、、常に思考は後から来てます(笑)。」

クレイジーママはもう何年くらいになるのですか。

「もう7年くらいになるのかな。その前はHIKARIの仕事を4年、その前はスタイリストを5年やってました。最初はコーディネートをする仕事、その次には売る仕事、そして今は作る仕事をやらせてもらっています。私はモノを作ることがすごくすきなので、作り始めると集中して母であること、女であることや年齢なんかも全て吹っ飛んでしまうので、そういう時間はすごく貴重だしそういうことができるのは幸せだなあと思って続いてるんですよね。」

-クレイジーママを始める前はHIKARIの日本の責任者だったんですものね。

「はい、立ち上げで何もないところから始めて飛び込みでお店を回って、その頃は飛び込みでも結構服を見てくれたんですよ。営業なんかやったこともなくてただただChiemiさんの作る服にインスパイアされて、この人のために何かしたいと思って「すごいでしょ、ね、すごいでしょ」って喋りまくって気がつくと数枚お取引いただけるというところから始めてという感じですね。」

-かなり長く色々な形で洋服に携わってますよね。

「最近あきらめてます(笑)。身に纏うというのがクレイジーママのコンセプトなんですけど、どんな形でも一生携わっていけたらなって。ライフワークというか、腹をくくってどんな形でも一生の仕事にしたいなと思いますね。」

-お始めになった時からでは流行も一回りしてるくらいじゃないですか。

「かなり回ってますよ。今の流行を見てると昔と違って多種多様じゃないですか、ほんとに自由でみんな個性があって。私達が思春期だった時期というのはDCブランドの全盛期で好景気で今よりもっとモードモードしていて、、、だから今の感覚も勉強しつつ自分が育った畑というか、そういうモードな感じも出していきたいなというのがどこかにあるかな。もちろん今モードにすごく興味があるというわけではなくて、ストリートカルチャーのほうが自分を表現できていいんだけど、自分がそういうものをずっと着てきたからエッセンスとしてはだしてみたいですね。
高校生のときにアルバイトして1ヶ月7万円くらいしかもらってなかったのに35000円もする靴買ったりして(笑)、今思えば馬鹿じゃないかと思うけどほんとにパンの耳かじってでも洋服買ったりしてた時期もあったくらいだから、(そんな自分が)どうしても出てしまうだろうからそれは自然に出して、、、」

ちなみにどんなブランドを着てたんですか。

「コム・デ・ギャルソン着てましたね。あとイッセイ・スポーツとかビギとかかな。中学のときはピンクハウスとか。」

-ええーっ! 中学でピンクハウスですか。 相当オマセさんだったんですね(笑)。

-ところでクレイジーママはこんな感じでやっていこうという方向性についてあらためて教えてもらえますか。

「資料を探しに図書館に行ったりすると自分がふっと手が伸びるのが日本のアーティストのものであったりとか、日本の着物などの発色だあったりとかですごく強く惹かれるんですよ。それで4年前くらいかなクレイジー・ジャパンというテーマで日本列島をグラフィックにデザインした年があって、それをやってみたら自分がすごく自然に入れたし、回りの評判もよかったのでそれ以来日本のアーティストを発信したいというのがあります。
テクノロジーは今の日本はいいものがいっぱいあるのでそれを使って、生地も最新のもので、でも表現する絵柄は300年前のものであったりして古いものと新しいものとの融合を今っぽくやりたいというのがテーマかな。」

「朝窓を開けると曇っていて、でも好きだった自分のお気に入りの結構明るい服を着て出かければ雨も何のその、、、とか洋服にはそんな力があると思うんです。そういうのを私は洋服の効力とよんでるんですけど、みんなもっといろんなものを理解して取り入れて(その効力を)利用すればいいと思ってるのね、自分が前向きに楽しく生きるために。洋服は研究すれば結構使えるというかそういう力を持ってると思うし、自分の人生の演出に役立つと思うので、ほんとに楽しんで使ってもらって、みんなこのへんてこりんな世界を乗り切って、個々に世界観とか幸せ感というのを確立していきたいなあというのが願いでありますね。」

-今シーズンのテーマについて教えてもらえますか。

「ロマンティック・アンティークというのがテーマです。今回は古きよきものを大事にしようということで、レディスの場合はアンティークなものを見たときにちょっとロマンティックになるとか、長い時間を経たもの、例えば家具とかジュエリーとかを見ることによってロマンティックになるとかそんな雰囲気を洋服で出せたらいいなと。それでレディスに限ってはわざと今回日本のものは使わずインドの古いバティックとかテキスタイルからとったり、中国の陶磁器の絵柄から発想して自分なりにアレンジして作りました。
メンズに関しては「若冲ロマン」というサブタイトルをつけて昔から好きだった伊藤若冲の作品にパートナーのshigeと相談しながらチャレンジしてみました。今回は和というよりも、もう少しディープな部分で日本のスピリチュアルとか文化とかを誇りをもってつくっていきたいなというのが主旨でやっています。」

-伊藤若冲さんというのはどんな人?

「若冲は生きてる間はほとんど無名だったの。死んでから外国から火がついて認められた作家さん。人間の絵はあまりなく、野菜とか花鳥風月、自然のものが多く、八百屋さんの長男でお肉とかも食べなかったみたい(笑)。それで40才くらいで商売を弟に譲って隠居して絵を始め、もくもくと世界観を確立していったんです。江戸時代前期から中期くらいの人で、その頃はちょうどアートが貴族から庶民のものになり始めた時代で生き方そのものにも惹かれるところがあったんです。」

、、、という感じで裕美さんはまだまだ興味深いお話をたくさん語ってくださったので、また機をみてこの続きを掲載させていただきますね。

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