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SFシネクラシックスコミュの『サント対リングの極悪者』(『Santo Contra los Villanos del Ring』 1966)

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 『サント対リングの極悪者』(『Santo Contra los Villanos del Ring』 1966)

 35本目のサント映画(大笑い)。今回のサントの敵はマフィアでもキチガイ科学者でもありません。なんとメキシコを根城にする心霊詐欺一味なのです。このあり得ない組み合わせ、はてさてどんなことになりますやら。

 警告、警告、このDVDのリージョンは1です。したがって日本国内のDVDプレーヤーでは再生できません。警告、警告。

のっけからサントの試合。相手はスプークという悪役レスラーであります。これが意外に強くサントをたびたび苦しめます。リングサイドには意味ありげなブロンド美女と二人の男。意味ありげなのはこのブロンド美女が本作のヒロイン エレナ・ラモス(シルヴィア・フォーリーナー)だからです(笑)。男の方は彼女の婚約者であるロドルフ(ウルフ・ルビンスキ)、そして相棒のフェルナンド(エドワルド・ボナダ)。三人はサントに惜しみのない声援を送るのですが、ややや、スプークがサントの首を絞め始めたぞ。ロドルフは怒って「おい、レフリー、あれは反則だぞ」エレナは「大変、私の名づけ親が殺されちゃう!」ええ、名づけ親ってサ、サントのことっすか。

 ここで場面がぱっと変わりまして豪壮な屋敷で部下に話をしている悪のボスが映ります。「あの女さえいなければ莫大な遺産はわしのものになる。それを邪魔するのがサントだ。ふふふ、まあ、この試合でスプークに殺されなければの話だがな」

 またぱっと試合に戻ります。サント、リング下に落とされたりピンチが続くのですが、そこは正義と真実の使途、銀の仮面のヒーロー、サントですから負けるなんてことはありません。一瞬の隙をついて反撃、逆にスプークをキャメルクラッチでギブアップさせたのであります。試合後握手で健闘をたたえあう両者、スプーク、とてもサントを殺そうとしていたようには見えないのですが(笑)。

 控え室に戻ったサント、さっそくエレナたちがやってきます。「サント、おめでとう、あなたが勝つって信じてた」サントはにっこり笑って「ははは、ありがとさん。ところでエレナ、おめえのお祖母さんが明日をも知れない病気だって、看護婦さんが知らせに来たぜ。お祖母さんはおめえに会いたいと言っているそうだ」このお祖母さん、ドナ・テレサは凄いお金持ち。しかし、これまで孫娘のエレナには何もしてくれなかったのです。両親を幼い頃になくしたエレナ、名付け親のサントがいなければ孤児院送りになっていた可能性もあったとかでお祖母さんを快くは思っていなかったのですが、サント、「おめえの気持ちは良く分かる。しかし相手は病人だ、行っておやりでないかい」エレナ、にっこり笑って「あなたの言うとおりね、言ってくるわ」

 三人が出て行きまして、サントも外に停めていたサントカーに乗り込んで帰ろうとします。そこで襲ってきたのが4人の男達。エルダー、ヴィク、メンドーサ、エル・ナチの悪のレスラー軍団。彼らもまた悪のボスのために働いていたのです。4対1の戦いにさしものサントもボコボコにされてしまいます。危うし、サント、しかし天は彼を見捨てず、フェルナンドとロドフルが戻ってきたのです。一般人が二人混じったところで4人のレスラーには敵わんと思うのですが(笑)そこはそれ、サント映画ですから激しい戦いが延々続いた挙句、いや、これが本当に長いの、ようやく4人を撃退するのでした。

 と、今度は猛スピードで走ってきた車からマシンガンが突き出され銃弾の雨嵐です。これもなんとか逃れたサントたち。「こりゃあ、きっとエレナを狙ってのことにちげえねえ、彼女を守らなくてはならないが、おめえさん方、良かったら手伝っておくれでないかい」快諾するフェルナンドとロドルフ、三人でがっちりと硬い握手を交わすのでした。

 さて翌日、サントとの約束どおりドナ・テレサの屋敷を訪ねるエレナであります。ベッドの上で看護婦のレベッカ(グラシエラ・ラ)から薬を飲ませて貰っていたテレサは彼女を見て大喜び。「私はあなたに言っておかなければならないことがあるの」と告白を始めます。「私は息子、あなたのお父さんね、とお母さんの結婚に反対していた。あの夜だって、二人はなんとか結婚を許してもらおうと思ってやってきたのよ。それを私は放り出してしまった。酷い雨の夜だったわ、その帰り道二人の車は事故で、うううう」

 それで私はもうすぐ死ぬから、あなたに財産を譲ろうと思うのというお話になりました。ここでお祖母さんが出してきた条件がオカシイ。弁護士立会いで行われる遺言開封にサントも立ち合わせろというのです。しかし、あっさり「はい、分かりました、お祖母さま」と頷くエレナ。頼む方も頼むほうだが、それを快諾する方も何だかなあ(笑)。

 ここでレベッカが奇妙なことを始めます。彼女は部屋の隅のテーブルで動いていたテープレコーダーのスイッチを切ってそのテープをこっそりとバックに入れてしまうのです。これはテレサの声を録音していたということなのでしょうか。そしてさらにヘンなことが。この時やってきた医者(カルロス・ニエト)がテレサを診察し始めるなり容態が急変。カンフル処置も役に立たず、お祖母さん、死んじゃったのであります。どうやら、この二人も悪の組織の一員のようですな。

 と、その悪のボス、4人のレスラーとマシンガン射撃でもサントを殺せなかったので怒り狂っております。彼は部下たちに、「なんで、サントを殺せないの、それじゃ、部下じゃなくて馬鹿ですよ」といつものお説教。「お前たちのせいでプロレスラー、もう一人雇わなくちゃならないだろ!」この雇われたレスラーがスタッド。サントを殺害し、彼の後釜となることを目論んでいるようです。

 そんなこととは露知らず、サントに会うエレナ。「お祖母様のお葬式に出て貰えないかしら」しかし、サントが言うことにゃ「いや、それはよしとくよ、あっしはマスクをつけたままであんまり外出したくないのだ」ええ、今までさんざんっぱらマスクで悪漢と戦ったりしてきたくせにどの口でそんなこと言うんだ、サント。この口かぁ(笑)。「でも遺言開封の時には来てくれるんでしょ、これはお祖母様の願いなのよ」「うん、そっちの方は大丈夫だ。誓って出席するから大船に乗った気で安心するんだ」葬式は駄目で、遺言開封はOK、どうも基準が良く分かりません。

 はい、テレサのお葬式です。墓穴に降ろされる棺をみて当たりはばからずに泣くレベッカ。しかしお葬式が終わったとたんにしゃきっとなって、ドクターと一緒に墓地の廟堂に向います。その中にいたのはもちろんボス。彼女は例の録音したテープを彼に渡すのでした。そしてさらにボスの悪巧み。このテープを組織お抱えの物まね師に練習させて、いや、冗談じゃないですって、本当に物まねしているんですって、「あー、ビート・たけしのオールナイト日本!うー、こら松村、お前、力みすぎて目ェ死んでいるじゃねえか」なんてやっているんですって。しかも今しがた墓穴に納められたばかりのテレサの遺体を強奪、彼女のデスマスクを取るのです。ひょっとしたら、この物まね師をテレサその人に化けさせようというのでしょうか。

これからの展開が期待されますねー(笑)。

 さてお待ちかねの遺言状の開封です。ちゃーんと会場となる弁護士の事務所にサント、来ています(笑)。そして発表されるテレサの遺言状。600万ペソにも及ぶ財産と家屋敷はエレナが相続。そのうちから200万ペソを福祉団体に寄付、さらに300万ペソをええ?レスリング協会へ寄付?怪我や年齢で引退するレスラーに年金支給する?どんな遺言やねん!サント、これを聞いて「さすがはテレサの姐御だ。これであっしたちレスラーも老後の心配がなくなるってもんだ」と大喜びしております(大笑い)。

 これが終わって再びサントの試合であります。相手はジャッカルという悪役レスラー。試合はごくまっとうに進んでいたのですが、何を考えたかあの部下のレスラーたちが突如乱入を開始。アナウンサー、興奮して叫びます。「おお、ヴィク、エルダー、メンドーサ、エル・ナチが来たぞ。これではサントも敵わない、大変だ、大変だ」レフリー、試合止めろよ(笑)。当然ながらタコ殴りにされてしまうサント。今度はこれに憤激したフェルナンドとロドルフが乱入です。アナウンサー、さらに興奮してツバを飛ばしながら「凄い、今度はフェルナンドとロドルフだ、これはもうバトルロイヤルだ!」いや、部下たちの名前を叫ぶのはいいのです。元からレスラーなのだから。でもなんで一般人のロドルフとフェルナンドの名前を知っているかという話なんですよ、実際。

 このバトルロイヤル状態が延々続きます。もう5分も続くのです。いい加減にやめろうと思ったとき、場内係員に頼まれた警察の警視がリングに上がりまして「おら、おら、みんな、帰れ」と天井に向ってピストル乱射。天井の照明に当たったらどうするんだと思いますけれども、とにかくこの荒っぽい処置でバトルロイヤルはようやく終結します。

 ここから唐突にサントたちの味方となる二人の覆面レスラーが登場。黒と灰色のマスクで名づけて「灰黒コンビ」。タッグチームなのでしょうがモノクロ画面だとどうにも区別がつけづらい二人組です(笑)。サントは自分のアパートメントに灰黒コンビ、ロドルフ、フェルナンド、エレナを集めて事件の総括。試合に乱入してきたレスラー達がギャングたちのために働いていると知らされた灰黒コンビは「サントの兄ィ、そんなのレスリング協会へ通報して追放してもらいやしょう!」しかしサントは首を振って「いや、それより先にきゃつらのリーダーを見つけなくちゃならねえ、話はそれからだ」

 みんなは一端解散。サントは自分のアパートメントで手がかりを見つけるために事件・犯罪ファイル!を調べ始めます。

 一方、二人きりとなったロドルフとエレナ。ロドルフ、突然、ぼかぁ、君と結婚できないよと言い出します。驚いたエレナがどうしてと尋ねると苦悩に顔を歪めたロドルフ、「君は今や600万ペソの財産を持つ大金持ちだ。これで結婚したらお金目当てだと思われてしまう」「ううん、そんなことないわ、あなた、私を愛しているんでしょ、だったらいいじゃない。もしどうしてもイヤだったら私、相続を拒否しても良いのよ」「おお、エレナ」「ああ、ルドルフ」ということで抱き合って暑苦しいキスを交わす二人。ぶちゅぶちゅぶちゅちゅちゅー。

 ここでドアベルが鳴って現れたのがなんと、悪の組織のボスではありませんか。なんだ、なんだ、こいつ、何しにきやがった、頼りない部下に痺れを切らしてボス自らロドルフをピストルで殺害、エレナを拉致監禁して苛烈な拷問を加え相続遺棄の書類にサインをさせようと言うのかと思ったのですがさにあらず、ボスは柔らかな口調で「ワタクシ、イースタンライト超心理学研究所の所長、フランシスコ・イグレシアス(フランシスコ・ジャンブリーナ)と申します。生前、お祖母さま、ドナ・テレサ様とは親しくさせて頂いておりました」と言うのです。さらに彼は「わたくし、ご葬儀の晩に行われた交霊会でドナ・テレサさまと超心理的なコンタクトを致しました。彼女の霊魂がセンターに現れて、あなたに会いたい、あなたに伝えたいことがあると仰るのです。にわかには信じられないかも知れませんが、どうか一度、私どもの施設にお出で頂き交霊会に参加頂きたいのです」

 半信半疑ながらもついついドナ・テレサの名前にほだされて出席を承知してしまうエレナとロドルフです。そんなんウソに決まっているやんか(笑)。壜にありがとうと書いた紙を貼り付けて凍らせたらキレイな結晶になるとか信じているとこういうのに簡単に騙されるようになっちゃうんです。皆さんも気をつけましょう。

 この後悪のレスラーたちがフェルナンドを捕まえてサントのアパートメントに行き、「やい、フェルナンド、ドアをノックして、自分の名前を言うのだ。余計なことを言ったら承知しないぞ」しかしフェルナンド、ノックするなり「サント、フェルナンドだけど、奴らに捕まっているぞ、用心しろ!」この企み、なーんの役にも立たなかったですね(笑)。悪のレスラーたちは無理やりサントのアパートメントに入り込み肉弾戦となります。ここにどうして知ったのか分かりませんがあの黒灰コンビが駆けつけてきて大乱闘。なんとかレスラーたちを撃退したのでありました。

 この時黒灰コンビは悪のレスラーの一人スタッドを捕まえて「やい、やい、おめえたちのボスは誰なのだ、きりきりしゃべらねえと指の骨へし折って目ん玉抉り出すぜ」しかし、サント、そんな二人を止めて「よしな、そのまま逃してやるんだ」これを尾行してボスを突き止めるのかと思いきやサント、本当にそのまま逃してしまうという・・・。

 さて、エレナとロドルフ、交霊会へ赴きます。二人を愛想よく出迎えたフランシスコ、「はい、ロドルフさん、これが部屋の鍵です。あなた御自身で施錠してください。これで交霊会中誰も入ってこられません。部屋の中もご自由に調べられてかまいませんよ。トリックなどまったくないのですから」それでも用心深いロドルフ、催眠状態に入ったという霊媒師を怪しみ「本当に催眠状態なんですかァ?」いきなりマチ針を手に刺すという(笑)。霊媒師ぴくりとも動かずロドルフようやく納得します。そしてみんなで手を繋いで輪を作りいよいよ交霊会の開始であります。

 フランシスコが「天にましますドナ・テレサよ、今宵はあなたの最愛なる孫娘、エレナが来ております。どうかそのお姿を我々の前に現してくださいませ」これでひゅーどろどろと鳴り物が鳴ってドナの幽霊が登場です。「うわぁ、本当に出たァ」と驚愕しているエレナとロドルフの前に進み出た幽霊は「おお、おお、エレナ、良く来てくれました。どうか私の願いを聞いておくれ。これが聞き届けられないと私は成仏できないのです。世界に真実を知らしめなければなりません。私以外にもたくさんの霊魂が無念の思いを抱えて無明界をさ迷っております。彼らを救うためにイースタンライト超真理研究所に私の遺産を半分寄付するのです。頼みましたよ」またひゅーどろどろで幽霊消えました。フランシスコ、呆然としている二人に「では良く考えてお決めになってください。今宵の交霊会はおしまいです」

 すっかり信じ込んでしまって今にも大金を振り込んでしまいそうな二人って振り込め詐欺じゃないんだから(笑)、この二人を救ったのはやっぱりサント。彼は自分の犯罪ファイルから見つけた前科者の写真を二人に見せたのです。「は、これは研究所所長のフランシスコ」「ああ、これはお祖母さまの執事だったセルジオ、それにドクターだ」「セルジオは1000の声を持つという天才的な声色師だな。おめえたちが聞いたテレサの声はこいつの声色だったのだ」つまりこの三人は霊魂詐欺の常習犯だったのであります。しかし、サント、良く見つけたね。二人の話を聞いてからじゃないとこういう霊魂関係の詐欺だとは分からなかった筈だけどね(笑)。

 なんとか振り込め詐欺(だから違うって)の魔の手から逃れた二人ですが、この会話を盗聴していたものがいる。御馴染み悪のレスラー達であります。彼らはうわあ、御頭たちの企みばれちゃった、しょうがない、エレナを拉致監禁して苛烈な拷問を加え金を奪おうと決意。サントのアパートメントから出てきた二人を襲ったのです。そこに二人を待っていたフェルナンド、どうやって知ったのか分からないけれども駆けつけてきた黒灰コンビ、さらにサントまで参加してまたもバトルロイヤル。これがえんえん続くんだ。本当に5分くらいやっているのですからいやになります。この乱闘の結果、ロドルフが首に負傷、また敵側のレスラー、エルダーもサントに腕をへし折られて入院ということになりましたとさ。

 警察はエルダーを尋問するのですが、「あたしは何もやってないっすよ、この怪我?車に轢かれたんすよ」埒が明かないので今度はロドルフに聞くとやっぱり「何でもないっす、この怪我?車に轢かれたんすよ」警視、「やたらに交通事故が流行っているな」とぼやくという・・・。

なぜ警察に秘密にする必要があるんスかね。

 さて、フランシスコたちの次の狙いは大富豪のハイス・アリアス。例によって看護婦としてもぐりこんでいたレベッカをフェルナンドが見つけたのであります。果たしてアリアスは間もなく死亡。墓地でお葬式が行われた後、レベッカがフランシスコに録音テープを渡すという段取りはいつもの通り。これをフェルナンドが監視しています。そしてその夜、廟堂の地下室でデスマスクやセルジオが声色の練習をしている時に、サントがやってきた。うわ、夜の墓地に覆面レスラー、へたな幽霊より怖いよ(大笑い)。見張りのスタッドが彼に気づいて悪のレスラー達が出動。善玉のほうもまたまたフェルナンド、黒灰コンビがやってきまして、三度バトルロイヤル。今回のサント映画、ワンパターンの限りを尽くしております。

 しかし、この乱闘の最中、悪のレスラー一人がピストルを発射。銃弾はサントの左わき腹に命中してしまいます。ばったり倒れるサント。彼はそのまま死んでしまったのです・・・。このニュースを聞いたフランシスコたちは大喜び。フランシスコ、さっそくみんなが集まって御通夜をやっているサントのアパートメントへ乗り込んで、いや、あの盗聴で計画がばれたことを知っている筈なのに、なんでこんなことするかな。さては悪のレスラー達、報告するのを忘れたな。フランシスコ、いぶかしげな顔で出迎えたエレナに「お悔やみを言いに参りました」彼はサントの仏前にお線香を上げますと、「いや、実は交霊会にサントの霊魂が参りまして」ってやっぱりそれかい。「エレナにどうしても言いたいことがあると言っておりました。つきましては是非交霊会のほうへお出で下さいまし」

 この時フランシスコは棺桶の蓋をちょっと開けてサントの遺体が本当に入っているか確かめるという・・・。うわあ、本当にサントが棺桶入っているよう(大爆笑)。

 研究所へ戻ったフランシスコ、組織を挙げて交霊会の準備です。スタッドに覆面被せてサントに化けさせ、セルジオはサントの声色を猛練習。ドクターは霊媒師にマチ針刺されても痛くないように麻酔を打っております。フランシスコ、ぱんぱん手を叩いて「さあ、さあ、みんな急ぐんだよ、これが上手くいけば大金が手に入るんだからね」

 場面が変わるともう交霊会の真っ最中。偽サントスタッドがもう姿を現していて「世界に真実を知らしめなくちゃならねえ、それがあっしの定めだ。だからエレナ、超真理研究所に財産の半分を寄付してくんな」霊魂になるとみんな、「半分、半分」と言うのですな(笑)。ここで飛び込んできたのがサントを初めとする正義の味方軍団。「おめえらの所業、天が見逃してもこのサントさまはゆるさねえ」これでまたまた大乱闘。四度目のバトルロイヤルですよ。えんえんくんずほぐれつやった挙句にメキシコ警察が飛び込んできまして、ここにフランシスコの心霊詐欺軍団は一網打尽となったのであります。

 事件が終わって夜の道路をサントカーで爆走するサント。エンドマーク。

 覆面レスラーの霊魂が交霊会に!こんな発想日本には絶対ないわ。やっぱりサント映画は凄いや。あとですねえ、劇中で銃弾受けて倒れるばったり倒れるサントですが、傷口に大きめのバンソーコー張っただけで元気にカムバックして敵と戦っております。撃たれた場所とバンソーコーの張ってある場所が微妙に違うのが気に掛かりますが(笑)、さすがは鋼の肉体をもつサントだけのことはありますな。

 モノクロ・スタンダード、モノラル音声。黒が浮いてエッジがざわついておりますがまあ、この手のDVDとしては中の上という画質でありましょう。音声は標準。英語字幕付。Distrimax のDVD。

   エロの冒険者
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      SFシネクラシックス 輸入DVDでみるSF黄金時代(笑)

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