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SFシネクラシックスコミュの『ヘブンリービキニ』 1966年

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 『ヘブンリービキニ』(『GHOST IN THE INVISIBLE BIKINI』1966年)これ
もまたとてつもなく頭の悪い映画。ティーンエージャーの馬鹿者、い、いや失
礼若者が佃煮にするくらいでてきて、何らかの事件に遭遇するのですが、話の
合間、合間に必要もないのにデゲデゲデゲデゲ踊りくさる。こういう映画を
「パーティビキニもの」というのであります。

 警告、警告、このDVDのリージョンは1です。したがって日本国内のD
VDプレーヤーでは再生できません。警告、警告。

 陰鬱なる墓場、そこを一人歩いてくる赤いローブの女(スーザン・ハー
ト)。彼女が向かったのは故ハイラム・ストックリーの廟堂でありました。彼
女はどかりと置いてある棺桶をこんこんとノックします。みゅーと現れたのが
タランチュラ。うんざりした女、今度は強めに棺桶をノック。「んー、なん
だ、なんだ」と顔を出したのがハイラム・ストックリー氏(ボリス・カーロ
フ)。彼は女をみてぎょっ。「おお、君はセシリーじゃないか、久しぶ
り・・・、いや、おかしいぞ、君は30年前に死んだ筈だ」セシリーはにっこり
すると「32年前よ、つまりあたしは幽霊って訳。あなたを助けに来たの」「助
けなどいらんぞ?わしは金持ちで健康で何の問題もない」「あんた、死んでる
のよ」ボリス・カーロフ愕然とするという・・・(笑)。「そういえば、わ
し、棺桶入っているじゃん!」

 この廟堂何か変で「世紀の大魔術 透明ビキニの女」なんてポスターが貼っ
てあったりします。他にも「サーカススター 墜落死!」という見出しの新聞
もあって何か良く分かりません。

 セシリーの言う助けとは・・・、「このままじゃあんた天国行けないよ、24
時間以内に“良いこと”をしなくちゃ成仏できなくて、地上を永遠にさまよう
ことになるのだから、あたしが手助けしようっての」さらにびっくりするボリ
ス・カーロフです。「それにねちゃんと“良いこと”ができたらボーナスつ
くってさ」「ボ、ボーナス?」「天国であんたを若返らせてくれるって」セシ
リーの言葉に大喜びするボリス・カーロフ、「若くなれるの、じゃあ、君とま
た手をつないで野原でうふふ、あはは、ほほほと散歩できたりするのかい、海
行って波うち際でほーら、僕に追いついてごらんとおっかけっこできたりする
のかい。よし、決めたなんとしても“良いこと”をしよう!」ああ、そうです
か(笑)。

 ボリス・カーロフの決めた“良いこと”とは遺産相続に関するもの。このま
ま放っておけば彼の屋敷や財産は悪徳弁護士のレジナルド・リッパー(バージ
ル・ラズボーン)に取られてしまう、彼のたくらみを挫き、正当なる相続人に
財産を与える、これこそどこに出しても恥ずかしくない立派な“良いこと”
だ!セシリーは「じゃあ、それ、私がやるわ」セシリーはボリス・カーロフに
水晶玉を与えます。これで遺産相続の様子がばっちり分かるという、便利なも
の。

 なるほどいきなり第一の相続人、暢気な顔をした青年がうつります。「彼は
チャック・フィリップス(トミー・カーク)だ。あんまり利口とはいえないが
ナイスガイだよ」次に若い女「彼女はリリー・モートン(デボラ・ウォー
リー) やっぱり頭は良くないが、キレイな娘だ」次におばさん、「この人は
マートル・フォーブッシュ(パッツィ・ケリー) ま、言うことはないな」次
に映ったのは弁護士のレジーとその部下J・シニストラ・ハルク(ジェシー・
ホワイト)ボリス・カーロフ憎々しげに「こいつらがいかんのだ。セシリー、
頼む、こいつらをやっつけて相続人を守ってくれ」「まかしておきなさい」ぽ
んっと消えるセシリー、なぜか服と靴を残していくという・・・。

 さて、今夜の遺言状公開に備えてハイラムの屋敷にぞくぞくと集ってくる
フィリップス、ミリー、マートル。レジーがにこやかに迎えます。一方ハルク
は屋敷の隠れ通路に潜み、チャンスを虎視眈々と狙っているのでありました。
遺言状の公開は夜中だから時間はある、それまで何をして時間を潰そうか、何
故か交霊会が始まってしまうのです(笑)。マートルが霊媒師なんですかね、
よく分かりませんが、とにかく「おお、ハイラム、ハイラム、あなたのお声を
お聞かせください、メッセージをください」とたんにミリーの椅子の背中にぐ
さっ、ナイフが突き刺さります。隠し窓からハルクが投げつけたのですな。そ
のナイフには「お前ら、明日の朝まで生きられねーぞ、バーカ、バカ」と書い
てありました。これに怯えたミリー、「私、帰る、こんな恐ろしいところいら
れないわ」フィリップスはあわてて彼女を止めにかかるのでした。「ちゃんと
遺言が公開されるまでいないと、財産がパーになるんだよ」

 ミリーが落ち着いてまた交霊会の再開。やめときゃいいのに(笑)。マート
ルが「おお、ハイラム、ハイラム、今度はフレンドリーなメッセージをお願い
します」とたんにシャンデリアががーん。うーん、このギャグ、面白くない
わ。

 さらにここから驚愕の展開。オープンの二階建てバスが屋敷に到着。乗って
いたのは若者が数十人、マートルの甥ボビー(アラン・キンケイド)がパー
ティするために友人を引き連れてきたのでした。あっという間にバンドが演奏
開始、ヴォーカルのヴィッキー(ナンシー・シナトラ!)が「ジェロニモ」と
叫んでゴーゴーパーティ始めやがるのです。何事ならんと驚くハイラムの執事
マルコム(フランシス・X・ブッシュマン)っていきなりなんでこんな人が出
てくるんだか(笑)。のりのりのヴィッキー、がんがん歌いまくります。「あ
たいのハートは真赤っか、お猿のお尻も真赤っか、ぽんとぶつけりゃびちゃん
と弾けてああ、ああ、恋の御堂筋」あー、アメリカに御堂筋があるとは思いま
せんでした。なんとハイラム屋敷にはプールがあって、みんな水着になって
踊っているという、もうイヤになるなあ(笑)。

 パーティビキニ映画だから、こうなるのは分かっていたけど、それでも強引
すぎるだろ、この展開!

 リッパーは天涯孤独の身の上だとばかり思っていたマートルに甥がいたこと
を知ってびっくり。これで遺産相続に影響があると騒ぐのかと思えばなんと、
「ボブ、なかなかいい青年ではありませんか。こりゃ、ウチの娘シニストラ
(クイン・オハラ)に引き合わせなければ」は、はあ?一方、フィリップとミ
リーは「僕等を追い出そうとしている奴がいる、僕たち負けてたまるものか」
とチームを組むことに。どうやらフィリップはミリー下心満タンの様子。

 屋敷に戻ってきたリッパー、秘密のスイッチを押すと、ガーッ、壁が回転し
て椅子に座ったハルクが現れます。でも彼は雑誌を読んでサボっていたので、
リッパー激怒。「お前、真面目にやれっての、さっきのナイフもしくじりおっ
て、金やらんぞ!」

 ここで新たな登場人物。サーカスの人なのかな?アラビア風の衣装に身を包
んだプリンセス・ヨランダ(ボビー・ショー)、その助手らしきチキン・フェ
ザー(ベニー・ルビン)、彼等のトラックには動物の檻が積んでありまして、
中にはゴリラのモンストロ(ジョージ・バロウズ)が入っている。どうやら
リッパーに何か頼まれて屋敷へ向かう途中のようです。そしてエリック・フォ
ン・ジッパー(ハーベイ・レンベック)に率いられた暴走族の集団。ただし、
このエリックというのはバカです(笑)。バカですから自分ひとりで勝手に
突っ走った挙句池にどぼん。そして何故かヨランダのトラックもどぼん。バカ
な上に泳げないエリックはヨランダに助けられてすっかり彼女に惚れてしまう
のであります。

 未だにミリーを口説いているフィリップ。「僕等の関係はビジネス上のもの
だから、それ以上の下心はないんだってば、だから大丈夫だから」何が大丈夫
か。下半身膨らませとるんと違うか、この男(笑)。この様子を水晶玉で見て
いたボリス・カーロフ「ビジネス、ビジネスってこりゃいんちき商売(モン
キー・ビジネス)だろう」馬鹿者、いや、若者達も依然としてゴーゴーに興じ
ております。そこへリッパーとマートルがやってきてリッパーの娘シニストラ
をボビーに紹介するという・・・。何故かビキニでしゃなり、しゃなりとやっ
てきたシニストラ、ええ女なのですが、目が悪い。眼鏡を外すと目の前の人の
区別がつかないのであります。だから彼女はボビーではないほかの男に「ま
あ、なんていい男」と抱きつきリッパーをげんなりさせるのでありました。

 それでもシニストラはボビーを部屋に誘い込み「あたしの特製オレンジ
ジュースを飲ませてあげる」渡されたジュースをスプーンでかき混ぜたボ
ビー、ぎょっとします。スプーンがとけちゃったからです。ここにセシリーが
ぽんっと現れてボビーの耳に「おばさんが呼んでいるわ、早くいきなさい」セ
シリーは幽霊なのですが、ビキニを着ている、このビキニ部分が透明になって
いるという訳の分からない姿。そうか、これがインビジブル・ビキニか、なん
じゃ、そりゃ。ボビーはセシリーの声に促されてプールへ戻るのです。

 一人残されたシニストラはなにせド近眼でございますから、飾ってあった鎧
をボビーと間違えて腰をひねりひねりとさせながら「あたしとあなたは恋の
パートナー、入れポン出しポンああいいキモチ」などという歌を歌いだすので
す。歌い終わったら例のオレンジジュースを鎧に飲ませます。鎧、白煙はきな
がらもがくというギャグ。

 夜になって、プリンセス・ヨランダたちが到着。リッパー・ハルクに迎えら
れます。彼らは壁の秘密の出入り口を使って屋敷の中へ。彼女達を追ってきた
暴走族たち、バカのエリックはヨランダの姿を見失ったので仲間たちに「ね
え、ねえ彼女どこにいったの」「壁の中に消えたんすよ」「バッカじゃねえ
の、壁通れるわけないだろ」そういって壁に手をつくエリック(バカ)。する
と秘密のスイッチが入って扉が開いた!仲間たちは慌てて「ボス、ボス、壁が
開いたっす」エリック(バカ)がええっと手を離すと扉が閉じてしまいます。
「まあったくもう、だから壁は通れないっていってんだろ!」これが数回繰り
返されます。すんごくつらいです。最終的に壁によりかかろうとしたエリック
(バカ)が扉の中に倒れこんではい、ようやく暴走族中に入ります。 

 庭を散歩するフィリップとミリー、ひょうと手斧が飛んできます。危うくか
わしたフィリップが手斧を投げ返すとそれをがっとつかんだのがマルコム。
「あなたを狙っているやつがいますよ」フィリップは手を振って「いやいや、
分かっているんだ、あなたがそいつの名前を言おうとするとナイフが飛んでき
てぐさっ、口封じされてしまうパターンなんだ、そんなの無駄だからいいです
よ」屋敷へ戻ってしまう二人です。取り残されたマルコムは本当に犯人の名前
を教えようとします(笑)。でもフィリップのいうパターンどおり「狙ってい
るのはね、リ・・・」リッパーがハンマーでがん、昏倒するマルコムというオ
チ。これもつまらんわ! 

 マートル、暢気なことに娘を紹介してくれたリッパーに感謝なんかしており
ます。「本当にいい娘さんで有難うございます。うちの息子にぴったりです
わ」しかし、その本当にいい娘さん、ボビーを崖の上に誘い出します。すぐ下
は海でどうやらこの女ボビーを突き落とそうとしているらしい。ボビー、危う
し、しかしここでまたも彼を助けたのがセシリー、彼の耳に「おばさんが呼ん
でいるわ」と囁くのです。屋敷に戻るボビー、でもシニストラは眼鏡を外して
いるので分からないの。また繰り返しかよ(笑)。

 彼女はボビーと間違えて飾ってある石像に抱きつき「まあ、緊張していらっ
しゃるのね、でも、私がリラックスさせてあげる、それも永久に!」どん、石
像を突き落としてしまうのでありました。「一丁上がり!」とガッツポーズを
決めるシニストラでしたが、屋敷に戻るとボビーがいるのにがっかり。なん
じゃ、そりゃ。こんなしょうもない陰謀劇の間にも若者達はゴーゴーを踊り
狂っているのでありました。

 雷がががーん、雨がドバー。踊っていた若者達は悲鳴を上げて屋敷に避難。
屋敷を彷徨っていた暴走族たちは「ヒャー、怖いよう」一方セシリーはハルク
が隠れている大時計の前で手をぱんぱん。ごーん、ごーんと鐘がなってハルク
飛び出してきます。「耳が耳が」と苦悶するハルクにリッパーはお説教。
「しっかりやれっていってるだろ、どうするんだ、もうすぐ遺言状の公開の時
間になっちゃうだろ」こうして遺言状の公開前にみんなを追い出そうという目
論みは雲散霧消してしまうのでありました(笑)。

 そしてあっという間に公開の時間になるという。テーブルについたリッ
パー、フィリップ、ミリー、マートルの四人。リッパーが遺言状を取り出し、
読み上げます。「我、ハイラム・ストックリーは4人の相続人に財産を等分に
譲ることとする。その額は100万ドルである」わーっと喜ぶリッパーを除いた
三人。「まあね、確かにいい条件ですよ、金のありかさえわかればね」ぽつり
と言うリッパー。「ええっ、金どこにあるのかわかんないの?」がっかりする
三人であります。どうでもいいけどさ、金のありかが分からないならフィリッ
プたちを首尾よく追い出せたとしても何にもならなかったのでは?いい加減な
映画じゃのう(笑)。

 かみなりががーんと鳴ります。その隙にセシリーがステッキでリッパーの頭
をがんっ!その前に差し出されたのが骸骨の手、何か手紙を握っているようで
す。もうろうとなったリッパー、驚きもせずに手紙を受け取り、読み始めるの
でした。「あ、こりゃ、遺言の残りだわ。何々、100万ドルは屋敷のどこかの
隠してある。プリンス・オブ・ラブの像を捜すのだ」「プリンス・オブ・ラ
ブ、愛の王子か。それは僕のことかな」ミリーはそんなフィリップの尻を蹴飛
ばします。「んなわけないでしょ!」

 さて張り切ったリッパー、秘密のスイッチを押すとがーっと扉が開いて現れ
る秘密の部屋。中ではハルク、プリンス・ヨランダ、チキン・フェザーが飯
食っているという・・・。鳥の腿肉齧りながらハルク、「いやー、ボス、腹
減っちまったもんで」「あたしら、何も食べてなかったんだもん」これはヨラ
ンダです。かっとなったリッパー「お前ら、ちゃんと働けっての。働かざるも
の食うべからずだっての!。金が屋敷の中に隠してあるんだよ!」それを偶然
見ていたのが暴走族のボス、エリック(バカ)、よせばいいのに暴走族たちに
向かって「よーし、俺たちも金探すぞ!」

 ボビーとフィリップ、ミリーは寝室へって金探さないのか、お前ら(大笑
い)。それから細かいギャグのつるべ打ちであります。ボビーがふとドアを開
けるとつるはし担いだ暴走族。エリック(バカ)、「あ、テレビの修理っす」
こんなこというエリックもバカだけど、納得しちゃうボビーはもっとバカだ。
その後ベッドに入ろうとしたボビー、クローゼットのカーテンが揺れているの
に気がついてばっと開いてみると、現れたのがぼこぼこ怪物。体中ぼこぼこし
ている謎のモンスター。「ギャーッ」と叫ぶボビー。フィリップに助けを求め
るのですが、定石通り怪物の姿はありません。「夢でも見たんだよ、とっとと
寝ろよ!」しかしフィリップ、こう言ってはみたものの、ミリーが心配になっ
て彼女の部屋へ。ボビー、ベッドに入ろうとすると先客あり、はい、これがぼ
こぼこ怪物でまたもギャーッ。ボビー、戻ってきたフィリップを突き飛ばして
逃げてしまいました。

 ボビーとフィリップはようやく屋敷の中を調べようと思い立ちます。また暴
走族達はあろうことか今の壁をつるはしでどっかん、どっかん。ぷしゅーっ、
水が吹き出てきてみんなびしょぬれというのもルーティンのギャグ。一方ボ
ビーとフィリップは今度はミイラ男に襲われた!フィリップとはぐれたボビー
は傘を被って電球を持ちスタンドのふりをするのですが、ミイラ男に見破られ
逃げ出すオソマツ。このミイラ男、居間へも現れて暴走族たちを脅かします。
彼らは自分達が今しがた開けた穴へ逃げ込むのでありました。するとその先に
秘密の通路があったという・・・。どんな屋敷なんだか。

 それに加えてヨランダ達が連れてきたゴリラ、モンストロ。檻を破って屋敷
に潜入・・・、でもヨランダ達、なんのためにこのゴリラを連れてきたのかし
ら(笑)。なんで放りっぱなしだったのか。フィリップはボビーに頼まれて警
察に電話しようとするのですが「オペレーター、オペレーター 警察に繋いで
くれ」「お気の毒ですが、それはできません、今から断線しますので」フィ
リップが首をかしげた瞬間、何者かの手が電話線を切断してしまいます。この
間、ゴリラはボビーをさんざん驚かし、それに飽きると今度はミリーの部屋
へ。あろうことかあるまいことか、彼女を攫って逃げてしまったのでありま
す。

 ゴリラ、そのまま屋敷の地下へ逃げ込みます。ここは何故か蝋人形館になっ
ております。それも唯の蝋人形館ではなく、機械仕掛けで人形が動くように
なっていて、娘さんの胸にナイフを突き刺す殺人鬼、娘さんの体を拷問台にか
けてぎりぎり引き伸ばす殺人鬼等々の陰惨な場面を再現できるようになってい
る。セシリー、呆れて「ハイラム、これなに」カーロフはにやにや笑って「こ
れがわしの“恐怖の部屋”さ。こういうの、趣味なの、わし」ここで壁を破っ
て暴走族たちが侵入。蝋人形たちに驚くのです。そして、これまた定石通りに
ゴリラを人形と思ってしまう。エリック(バカ)はゴリラの毛を抜いて
「へー、良く出来てんじゃん」その途端にゴリラがウォー。ぎゃあと逃げ出す
のでした。

 場面変わってぼこぼこ怪物の着ぐるみを脱いでいるハルク、ああ、やっぱり
この人だったのね、何もしてないヨランダ、チキンフェザー、彼らは臆病風に
吹かれまして、「もうこんなのいやだ、逃げよう」と相談しております。ここ
に現れたリッパー、「バカ、そんなことはさせないぞ」みんなしぶしぶ彼につ
いて地下の“恐怖の部屋”へ向かいます。これを見ていたのがボビー、そして
彼、フィリップ、マートルたちも“恐怖の部屋”へ向かうのでありました。

 ここからリッパー一味とボビーたちとのドタバタアクション。リッパーは回
転ノコギリにミリーを縛り付けてスイッチオン!回転ノコギリがぐいんぐいん
と彼女に迫ります。危ういところでフィリップ駆けつけてスイッチオフ、助
かったと思いきや、リッパーがまたスイッチ入れてしまう、ミリー、またまた
大ピンチ。こういうのが延々続くという・・・(笑)。

 何故かシニストラも現れるのですが、またも眼鏡を無くして間違えてリッ
パーをがん!ついでにそばにあったエンジェルの像をがん、するとエンジェル
がぴゅーっと矢を発射、「お宝はここ」と張り紙してある(笑)シャンデリア
に命中。ひらひらとパラシュートで何かが落ちてきた、開けてみたら、これが
ハイラムの遺産でありました。だからさ、みんな、ハイラムがちゃんと「愛の
王子の像を捜せ」ってヒント出していたんだから、それを捜そうよ(大爆
笑)。この金を見たリッパー、ライフルを構えて「やい、そこをどけ、その金
はオレんだ」セシリーがライフルの銃口を押さえたのでどかーん、リッパー自
身が天使となって昇天してしまいましたとさ。

 これを水晶玉で見ていたボリス・カーロフ、大喜び。「よし、これで“良い
こと”をすることができた。わしは成仏できるぞ、天国へ行けるぞ、若返るこ
ともできるぞ」ポンっ、あにはからんや、ボリス・カーロフ、子供になっ
ちゃった。

 エンドクレジット、またゴーゴーを踊る若者達、はい、これで目出度し、目
出度し。

 これだけ開き直って馬鹿やられると逆に爽快だったりして(笑)。でも私、
やっぱりこんな映画、もう二度とみたくありません。

 カラー・スクイーズ収録のワイド。モノラル音声。画質はそこそこ。音質は
ノイズや歪みがなく聞き取り易いです。『Ghost of dragstrip Hollow』1959
年とのダブルフィーチャー。MGMミッドナイトムービーのDVD。

         JZT07733 エロの冒険者
       HOMEPAGE http://homepage3.nifty.com/housei/
      SFシネクラシックス 輸入DVDでみるSF黄金時代(笑)

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