ジャロッド教授はウォーレスの言葉に大喜びなのですが、マシューはしかめっつら。「三ヶ月後だって!そんなに待ってられないって、俺は今すぐ金が欲しいの」ということでオリジナルの『肉の蝋人形 1933年版』(『Mystery of the Wax Museum』)と同じく「蝋人形館に火をつけて火災保険を山分けにしよう!」当然ながらジャロッドがうんという筈もなし。「私の人形たちを燃やすって、そんなことはやめてくれ」はい、取っ組み合いになります。マシューはむしゃぶりついてくるジャロッドをげしと蹴り飛ばして失神させると「油ディ、油ダ」と歌いながら蝋人形にマッチで点火しまくり。あ、念の為言っておきますけど「油ディ、油ダ」というのは「オブラディ・オブラダ」の駄洒落ですからね。さらにガスの元栓も全開放、開店日のパチンコ屋だってこんなに開放しないっての。そうして失神したままのジャロッドを放って逃げてしまうのです。