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不知火龍馬会コミュの(対談)国を憂う志士たち集まれ、日本はこのままで良いのか

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(対談)国を憂う志士たち集まれ、日本はこのままで良いのか

 先月から、幕末の政治思想家・横井小楠の生誕200年顕彰事業で、先輩3人と一緒に熊本の精神的(政治的)リーダーたちに挨拶回りをしています。財界、メディア、文化、医療、福祉、スポーツ、等々へ協力要請ですが、民から起こす郷土の偉人の顕彰事業です。
 昨日は、政治的にも発言力のある方(以後、先生とします)に、顕彰事業の実行委員会の役員就任をお願いにいったら、逆に激(気合)を入れられました。

 まず、最初の問いは、「維新のとは何か?・・・」
 なぜか、私が年齢的に若いのと、正面に座った関係上、私に問いかけられたように感じ、少し間を置いて私は、「革命と思います」と答えました。一同、納得していただきました。

 それから小楠、海舟、龍馬の関係、私自身が熊本県央の龍馬ファンの集い「不知火龍馬会」を主宰しているので、話の流れの中で「龍馬は、脱藩して5年しか仕事をしていないに、あれだけのことをした」と語ると、対談した先生は、「もう年齢も人生の後半に来たみなさんだから、命は惜しくなかろう。暗殺されても良い覚悟でこの日本を、地方から変えようじゃないですか。国政のていたらく、官僚たちの都合で日本が動いている」と強い言葉が出てきました。

 同席した4人が顔を見合わせ、次の言葉を待ちました。

 話はまず、秀吉のスペイン・ポルトガルの植民地対策、所謂キリシタン弾圧、幕末のイギリス、フランスの日本への圧力をはね返した維新、ロシアの南下を止めて日露戦争、ただその後の行動が良くない。欧米列強の同様の植民地・領土拡大政策を行い、日露戦争勝利で得た、明治の日本の信頼が揺らぎ、遂に太平洋戦争を行い、敗戦となった。このお陰で日本は、ヨーロッパから未だに「極東」の文字が消えないと語られました。

 そして、日本の進み道は、尊敬される国にならなければならない。今、日本人は、追い求めている経済大国の幻想に翻弄され、欧米、特にアメリカの拡大路線の尻馬にのり、欧米列強の真似をしている。日本は、もっと違った形で世界に貢献して行く必要があるし、今ままの経済志向では、人を惹きつける魅力に欠けた国に成り下る、と意見が出ました。

 会話の中で私が語ったのは、「人に人徳がないと人も集まらない。これからは国も徳が必要かもしれません」でした。一同に、賛同してもらい。
 それから先生は、「幕末・維新の志士たちのような人物は、現在の権力機構から出てこない。在野(地方)から有志を募り、この国も形を変える運動が、今すぐ必要。今日から行動を起しましょう」と、激励をされました。

 これには、4人とも納得。また「時間はすぐ過ぎる。今からはじめないといけない」と、70歳を越えた人から説かれ、緊張した気分になりました。
 大きな理解を得て、来年の横井小楠生誕200年の事業が、強力な運動を起こすきっかけになることは間違いないと思います。

 「解散する、しない」で、右往左往している国政は、らちありません。最後に、意見のまとまりは、4つの提言になりました。
<4つの改革>
 ・首相公選制(4年間の政権の確立)
 ・道州制で権力の中心をいくつもつくる(民主導の地域づくり)
 ・行政府と立法府の明確な分離(三権分立)
 ・公の精神を持つ志士を全国から募り国づくりを託す

等々、先生からご意見を約1時間お聞きました。人から直接に、考えを聞く大切さ、更に問答の中からの気付きが重要と確認しました。
 人(志士)を求めて動き回った、吉田松陰、横井小楠、山田方谷、西郷隆盛、坂本龍馬高杉晋作の行動を思います。

 この根底を貫く理念は、儒教の一つ「陽明学」と言われいます。今、読んでいます『陽明学のすすめ?〜人間学講話「安岡正篤・六中観」』(深澤賢治著)に、次の一文がありました。長いですが最後に一読頂ければ幸いです。

(本文より、転載)
 陽明学は明の王陽明を祖としています。陽明は講師を手本とし、当時の朱子学に対する疑問から、己を磨き抜き、実践と思索を重ねて陽明学を確立しました。
 陽明学は行動を重視します。
 知行合一という言葉で表現されるように、知っているという事は、行動の裏付けがあって始めて、本当に知っていると言えるのです。あやふやな聞きかじりだけで、「ああそれは知っています」等と言ってはいけないと思って下さい。体験し、思索を深め、本当に目で見て聞いた事が血肉となり、本当の意味で身に付かなければ、知っているとは言えないのです。
 人間の心の奥深くに善い事をしたいという思いを根底として、知識と行動を一致させ、世の中のためになる行ない実践しようという考え方で陽明学は貫かれています。
 陽明の説いた、格物致知、良知、知行合一、事上磨練などは、本人が気づかないだけで今猶日本人の心の中にしっかりと根付いていると思っています。
 日本では、中江藤樹、熊沢蕃山、佐藤一斎、大塩平八郎、三輪執斎、山田方谷、春日潜庵、横井小楠、西郷隆盛、吉田松陰、河井継之助、三島中州、渋澤栄一、等々の人物を始めとして、沢山の素晴らしい人々が陽明学の歴史を彩っています。(中略)

 昭和の東洋哲学者の安岡正篤氏も陽明学者の一人と思っています。色々本を読む中で、一番大切なことは、自分の心を育てることではないかと最近思ってます。
 「格物致知、良知、知行合一」の教えは、まだよく理解を深めていませんが、「事上磨練」日々の生活の中にこそ、知識を深め行動を実践し、自分を育てる場である思います。

 今日は、昨日の対談に感激し長くなりました。

*参考資料:深澤賢治著『陽明学のすすめ?〜人間学講話「安岡正篤・六中観」』
参考サイト:深澤賢治の世界
 http://www.saturn.sannet.ne.jp/fukazawa-k/index.htm
木内信胤先生は、フューチャー500理事長の木内孝氏の父。

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