ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

アジア発のアーチスト達コミュのA.R. RAHMAN/Lagaan(邦題:ラガーン〜クリケット風雲録)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
映画を観ていて「あれ、なんでそうなるの?」っていう展開になった時、その後それが、自分の中のどこか理屈とは関係ないところで「あぁ、こういうのもアリなのか」と納得してしまう…そう思える様な意外性のあるストーリーを味わえるってこと、それが映画を観るときの醍醐味の一つかもしれません。予想通りじゃつまんないですし、かといってあまりに「…!?」としてしまう展開は、受け入れられないですしね。ま、映画に限らずに絵画とか音楽とか、芸術関係全般に言えることなのかもですけど…。
その辺、インド映画の展開は、後者が多い…つまり、おいてきぼりをくらわすことが多いような気が(笑)「そうもっていきたいのか…でもそうしちゃったら、それって反則じゃん!?」みたいなレベルだと、ちょっと興ざめしてしまいます。

そんな点がほとんど気に入らなかったのが、この「ラガーン」。主演アミール・カーンが自身で製作も担当した入魂の一作。完成度の高さに関しては、アカデミー賞外国語部門ノミネートって事実が、雄弁に物語ってくれるでしょう。女性は、アイシュワリヤの「ミモラ」をイチ押しかもしれませんが、男としてはこの「ラガーン」がインド映画を押したいところ…ってカンジかな♪スポ根モノだし。
なんでもカーンは、製作にあたり「国際レベル水準のインド映画」を目指したんだとか。そういう理由で音楽は、ラフマーンが担当。生きる伝説、アーシャ・ボースレーもプレイバック・シンガーとして名を連ね(?)サントラ的にも、まさに製作当時の最高のスタッフを集めて完成された大作、ですな。

ラフマーンの音楽は、今回はかなりトラディショナルな部分に比重を置いてつくったんじゃないかな、って気がしますね〜。オイラは、出だしから「お〜なんか、フツーにアメリカとかの洋画を観てるカンジで、安心して観れるなぁ(笑)」と思っていたら、?で定番のミュージカルシーンがはじまって、ちょこっと鳥肌立ちましたよ〜。「ミモラ」もそうだけど、こういうの待ってたんすよね〜。フツーにおもしろい筋で、で大好きなインド式の歌と踊りが入る、ミュージカル部分以外でも欧米の映画に劣らないレベルのインド映画ってのを♪

そのミュージカルのパートはトーゼンいい♪ワケですが、中でもクリシュナを称える祭りのダンスで使われる、アーシャ・ボスレーをフィーチュアした先述の?…衣装のカラフルな色彩とオリエンタルなダンスの妙とが相俟ってすばらしいんですが…今回の白眉は、ラブ・テーマでもある?ですかね。
物語は、インドに駐留するイギリス軍と年貢(ラガーン)の重税に苦しむインドの村民達チームとによる、クリケットの試合をメインに描かれるんですが、そこに主人公のインド青年に恋するイギリス人女性のヒロインが出てきます。ま、主人公には幼馴染みのインド人の女性がいるんですけど、?では、この二人のデュエットと掛け合わせて、イギリス人女性をイメージしたボーカル部が英語で、しかもオペラちっくに歌われます。そこんとこ、それまではタブラとかのインド系楽器を巧みに配していたバック・サウンドから流麗なオーケストレーションにかわったりして、う〜ん心ニクいっすね。ホント、ラフマーンはアイディアマンだと思いますぅ♪

1. Ghanan Ghanan
http://jp.youtube.com/watch?v=diRLmaC2vZo&feature=related
2. Mitwa
http://jp.youtube.com/watch?v=25k6bOzC3ow&feature=related
3. Radha Kaise Na Jale
http://jp.youtube.com/watch?v=7x-LaubtYVw&feature=related
4. O Rey Chhori
http://jp.youtube.com/watch?v=XtsNbBN1tE0
5. Chale Chalo
6. Waltz for a Romance
7. O Paalanhaare
8. Lagaan...One Upon a Time in India

いや、しっかし主演のアミール・カーンはカッコいいですねぇ。これまで「ムトゥ」ラジニーカントとか、「ボンベイ」のおっさん大学生とか(失礼)女性は美女が多いのに、オトコはどうしてこんなん!?って思う俳優さんが出ている映画ばっかり観ていたせいか、アミール・カーンの普通の美男ぶりは新鮮かも。
んが、かわりにヒロイン二人が…ちょっとフツーなカンジかなぁ〜。

あ、カーストのこともさりげなく触れているとこもいいですね。低カースト(ORカースト外!?)の人もチームの選手に選ばれるんですが、この辺の身分の差ってのは、現代でも残る事実とはいえ…インド映画では、いまだに結婚とかにまつわる話とかで出てきますよね。身分や家柄がどうのこうのって…正直あんまり受け付けなかったんですよね。それがインドの文化って言っちゃえば、それまでですけど。んな意味でも、この映画は外国人の自分にも、インド独自の風習や文化を伝えてくれるんですが、きっとこれを観たインドの人達は「前へ進め〜新しい方向へ向かおう〜!!」とでも勇気づけてくれるような映画だったんじゃないかな!?その証拠に、この映画もインド映画史に残る興行成績を収めたそうです。トーゼンかっ(^◇^)

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

アジア発のアーチスト達 更新情報

アジア発のアーチスト達のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング