花の「にっぱち」コミュの還暦に入って「加齢」を楽しむスタートラインを見つけました。

① 　劣化と熟成

最近は殊にお友達との手紙の文面に『(お互い)健康に留意してご自愛ください』などといった類の言葉を添えたやり取りをします。さて、『健康に留意しての自愛』って具体的にどんなことに努めたものだろうかと思いを巡らして、この半年の暮らしぶりだったかちょっと整理してみます。どうやら加齢とどう付き合っていくかという精神の置き所、立ち位置のありように尽きそうです。
50代の時よりも体力や疲労の回復力や精神力の集中時間の劣化をじわじわと体感しています。『仕方のないこと』だから嘆かない、ため息をつかない、体はうそをつかないのだから正直にその事実と向かい合おう、なるべく言い訳を用意するのを止そうと腹をくくることにしました。どうやらここにスタートラインを設定するのがいい塩梅のようです。

60代に突入して半年近くになります。今までなんでもなかったような場面やタイミングで実にありとあらゆるドジをするのでございます。自らのそのドジさ加減を面白がって笑ってしまいます。ありとあらゆるドジですからまだまだ未体験ゾーンが膨大に待っているということです。わくわくします。時には用意周到に慎重にドジることもあり、こうなるともうその滑稽さを笑うしかないのでございます。備えあっても憂い有りなのでございます。たいていは確認が甘かったり確認を忘れたりセッティングした『つもり』が的を射ていなかったというケースが圧倒的に多いです。それと、何でもないようなところでよろけたり躓いたりします。また、ささやかな漏えい事件(事態)も何度かありました。締まり具合が緩くなっているのでしょうか、排尿の段取り直前に微妙にちびったり、放屁のつもりが微妙に固形物も同時にちょちょびったり、こんなトホホな緊急事態発生の経験を何度かするとトイレへの道中では経験智から呪文を唱えるようになります。「フンニョウブクロ、フンニョウブクロ、オマエノ身体はフンニョウブクロ」「出口の戸締り厳重に」…とある種の緊張感をわが身に喚起しつつ用を足しに行くのです。以来そそうは今のところ発生件数0になりました。

加齢は「劣化」でもあるのですが、同時に「熟成」でもあります。熟成という変化は熟成を止めると腐敗になります。熟成には志が大事だと思います。
熟成は手間暇のかかるものですから焦らずじっくり一つ一つを丁寧に暮らしていきたいと思います。
『焦らず』という態度が結果的に功を奏するという場面に遭遇したことがあります。かれこれ3年くらい前ですから私が57歳ころでした。
ある日あるコンビニストアーで見た光景ですが、あれは多分お昼時の直前といったタイミングだったのだろうと思います。店内で買い物をしたお客さんがレジの前に集中しました。レジは2台あり、一つは若い女性パート店員(多分30歳前後位)のレジで、もう一つは年配の女性パート店員(多分60歳ちょいすぎ位)です。買い物が済んで会計をするために二つのレジの前に客が列をなしました。若い店員は笑顔を絶やさず、きびきびと対応し体のキレも実にシャープです。年配の店員の方は極めてマイペースで実に淡々とレジをこなしています。お客はさっさとお会計を済ましたい想いからなのでしょうか若い店員のレジの側の列がだんだん長くなりました。若い店員は待たせているお客の列が膨らんできていることに気が付くとやや焦りだしたのか、レジのキーボードのタイピングにミスタッチをして打ち直したりや、レジ袋に入れる時に動作がつっかえたりしてきました。一方年配の店員の方は列が短くなっても長くなってきても一向にマイペースのテンポが崩れません。
結果的に年配店員のレジの会計のほうがスムーズに流れていると気づいたお客のうちの何人かは途中から列を並び替えました。二つのレジのお客の列の会計はほぼ同時に終了しました。その時のことを時々思い出します。この時ある種の熟成を見たような気がしました。

コメント(21)

最初
全て
最新の40件

[1] mixiユーザー 03月02日 16:45

こんにちは！

３月に入ったのに、今日は寒い一日です。

年金受給の書類の書き込みをしていたら、いよいよ老年世代の仲間入りかな～～～という実感がしてきました。

それまで、普通にこなせていた事ができなくなっていくという事は、どんな気持ちになることやら？

統計によると、６０歳になった人の半数は、９０歳まで生きるとか～～～～

６０歳を加齢を楽しむスタートラインとして、熟成に向けて　あせらず、ひとつひとつ丁寧にくらししていくこと、私も見習いたいと思います。

[2] mixiユーザー 03月02日 20:46

>>[1]
コメントお寄せいただきうれしく拝見しました。
せっかく生き延びたのですから、貪欲に日々を生きることが先だった人々への供養と考えています。

[3] mixiユーザー 03月02日 21:21

>>[2]

友達が５８歳ですい臓がんを発病し、闘病中に「年金もらえるまで生きていられるかしら？」と言っていた言葉が、耳に残っています。

彼女は、６０歳と一ヶ月ちょっとで亡くなってしまいました。

年金申請の書類を書きながら、感慨深いものがありました。

神から与えられた命　大事にしたいものです。

年金に関しては、女性陣のほうが優遇されてますね。

[4] mixiユーザー 03月02日 22:37

>>[3]
亡くなられたご友人のご冥福を祈ります。
よろしかったらお友達の素敵な思い出や印象など聞かせてください。

[5] mixiユーザー 03月03日 18:37

>>[4]

彼女とは、市のフルート講座で知り合いその後一緒にサークル活動をしていました。

フルート演奏には、熱心な方で、彼女がいなっかったら、講座の後　サークル活動までには、発展しなかったかもしれません。

亡くなる半年前まで、演奏舞台には立てたのですが～～～～

闘病中も、弱音をはく事もなく御自分の運命を受け入れている姿勢には、学ばされるものがあります。

[6] mixiユーザー 03月04日 23:56

>>[5]　　

「病気」になっても「病人」になるなという言葉を聴いたことがあります。闘病の渦中にあって弱音を吐かずに運命を受け入れている姿勢が私たちを感動させてくれるのですね。良い出会いをなさいましたね。私も持病を6種類持っています。

[7] mixiユーザー 03月05日 18:44

>>[6]

あら　あら　持病が６種類も！！！

ちょっと持ちすぎですね～～

でも、どこも悪くないと、自分の体に無頓着な方よりも、病持ちの人のほうが健康に気をつけるのではないでしょうか？

一病息災　ならぬ六病息災といきますか？

そういえば、最初の文にあった、ささやかな漏えい事件（事態）の話　以前谷村新司さんもコンサートでお話なさっていたことがありました。

[9] mixiユーザー 03月08日 08:07

熟成のイメージ

50代に差し掛かった頃、毎日のように自分と周辺の人に言っていたキーワードがありました。
「…人生50歳を過ぎたらエレガントで行こう…」がそれです。自分の身の回りで気品を感じさせてくれる人に何人か出会えたことも大いに刺激となりました。あんな風な人になりたい。素敵な人生を歩んでおられるなぁ。こんな風に感じさせてくれるエッセンスはどこから来るのだろう。

当時は漠然とエレガントを口走っていました。品格という言葉に気を留めていました。
品格に気品が備わって内面から滲んでくるもの。けっして、外側からぬたくって身につくものではない。
考え方や行動が下品でないこと。視野の広さ、志の高さが背中を押してくれる。どこに向かって進もうとしているのかという自問自答の繰り返しでした。

そしてこれが意外と難しいのですが、自分自身に対して過大評価も過小評価もせずにあくまでも『ありのままの等身大の自分』を見つめ大事にしていく。…このようなことを思い描いていました。

さて、60代に入ってエレガントとは熟成の一つの表現態のように思えてきました。
2011年3月11日、日本を襲った東日本大震災、自分はどう受け止めどうかかわっていこうとしているのか、こうした自問自答は結果的に『人としてどう行動したらエレガントなんだろうか？』を洗い出してくれています。

[10] mixiユーザー 04月13日 21:08

ありのままで無理をせず
それでいて人を傷つけたりつついたりすることなく
平和で幸せな世界を目指し
残りの人生を丁寧に過ごしたい

かといって息抜きにグータラするのも、ありで。

大好きな西岡たかしさんのうたから
♪たまには一度は歩いているその足を止めて何にもしないでだだじっとたっているのもボクにはそんな時が要るのです

還暦の次のステップに足かけてます

[11] mixiユーザー 04月15日 11:02

腰が痛いのはどう楽しもう。腰曲がるの嫌だなあ。
相変わらず、能天気な管理人です。(^^ゞ

[14] mixiユーザー 04月19日 21:44

>>[13]
１０月で６１歳になります。先日、年金事務所に行ってきました。
６１歳から特別支給の厚生年金がもらえるので、事前に今後のことも含めての
確認に行ってきたわけです。
やはり現実は厳しいですね。
国民年金なんて６万円ほどですし、６５歳からの厚生年金を合わせても
とても生活できる額ではありません。
健康な身体が最大の貯金だと思いました。

[15] mixiユーザー 04月21日 09:39

>>[012]
重い現状になんとレスしてよいか・・・
来月には61になります。が、私ら夫婦はいくつになっても国民年金と厚生年金はありません。
健康でありたいと、祈るのみ。

[17] mixiユーザー 04月21日 09:49

>>[014]
私たちの頃は今ほど年金を払いなさいというような風潮ではなかったように思うのですが、それはあたしが世間知らずのアマちゃんだったからか。
学生免除でした。
だから貰える予定はないのです。

[21] mixiユーザー 04月22日 15:14

　物覚えが悪くなり　五十肩で上がらなくなった腕は　とうとう真上まで上がらなくなり・・・　ほんとに情けなくなるばかりです。
　
　先日　お友達に誘われて　６５歳以上の方を対象にしたヨガに通い始めました。
　「年齢は　内緒よ」
　という約束で始めましたが、６５歳以上　にしたら　結構ハードなメニューです。

　ヨガを始めて　あら不思議！　１回目で　上がらなかった腕が　上がるようになったのです