札幌　BAR PIECE OF DREAMコミュの２０２４年２月のイレギュラーメニュー

□ご挨拶□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

いつもBarピース・オブ・ドリームをご利用いただき誠にありがとうございます。　2月、明日からは札幌雪祭りが始まります。　去年と比べると、国内外からの観光の方がだいぶ多くなっているようで、大通り、狸小路、ススキノ周辺はとても賑わっている感じがします。　当店にもこの時期は外国からのお客様が毎日何組かご来店してくれます。　外国からのお客様からご注文いただくカクテルで多いのが“オールドファッション”。　ウィスキーベースのカクテルなのですが、Drinks International社が毎年実施している「世界で人気のクラシックカクテルベスト50」では、7年連続1位を獲得しているほど人気のあるカクテルみたいです。　このカクテルが生まれたのは19世紀のアメリカケンタッキー州。　当時、ケンタッキー州ルイビルの社交クラブ「ペンデニス・クラブ」のバーテンダーが、競馬ファンのために考案したと言われています。　“古風”な物っていつの時代になっても愛されるような気がします。　これからはそっちを目指して行ったほうがいいかなぁ～。いろんな意味で…。(^_^;

□今月のお休み□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

★ ２月４日（日）、１８日（日）

□今月のクローズアップボトル□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

今年から始めました！　私的にバーにはなければならない！バーでしか飲めない！　そんなお酒をクローズアップしてご紹介する企画です。今回は…

★パルフェタムール

パルフェタムールは、珍しい花のリキュールです。　花びら（主にバラとスミレ）のほか、バニラ、オレンジピール、アーモンドのフレーバーが感じられます。　カラーは麗しいダークパープルです。　「パルフェタムール」は100年の歴史があるリキュールで、「完璧な愛」という名前を持つこのリキュールは、恋人たちの喧嘩を止める力があるとも言われています。　

パルフェタムールを使った代表的なカクテル：　バイオレットフェズ、ブルームーン、パッセンジャー・リスト。

□今月のイレギュラーメニュー□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

■オリジナルカクテル■

★GLACIER CHOCOLATE ～グレイシャー・ショコラ～

ウォッカ、カカオ、ミント、キュラソーなどのお酒を使って仕上げた甘いフラッペスタイルのデザートカクテルです。　“Glacier”は、「氷河」の意。　今回は“氷の世界のスイーツ”をイメージして創作しました。

■今月のミクソロジーカクテル■

★柚子と生姜のウォッカギムレット

柚子の香りの成分は温熱効果があります。　冷え性、リューマチ、神経痛などに効果的。また、果汁に含まれるのはビタミンC、B1、B2で、ヒビやアカギレなどの手荒れを整える薬効も備えています。　生姜の辛味の主成分であるジンゲロールには、血行促進の作用があるので、身体を温め冷え症を改善します。

■新入荷■

★GLENKINCHIE 12 years old　～グレンキンチー　１２年～

スコットランドの首都、エジンバラから20マイル(約32km)にあるグレンキンチー蒸溜所が造っているシングルモルトウイスキーです。　ローランド地方に現存する数少ない蒸留所のひとつで、設立は1837年。ローランドの蒸留所は20世紀末にはオーヘントッシャンとこのグレンキンチーのわずか2か所になりました。　グレンキンチー蒸溜所はエジンバラでは唯一残っている蒸留所ということもあり、別名「エジンバラ・モルト」とも言われ、大麦畑に囲まれたのどかな風景の中にあり、ほとりにはキンチー川が流れます。「グレンキンチー(Glenkinchie)」とはこの川に由来していて、「キンチー川が流れる谷」という意味。

★Mari Mayans HIERBAS IBICENCAS（マリマヤンス・イエバス・イビセンカス）

1880年代にスペイン・イビサ島で最初の蒸留所を創設したマリ・マヤンス家が、5代・約140年間に渡り守り続けている秘伝のレシピ製法から作られる、スペイン・イビサを代表する「ハーブ」という名のハーブリキュールです。　イビサ島は地中海西部にあるスペイン・バレアリス諸島にある島で、太陽と音楽の楽園として知られる世界的な避暑地です。　イビサ島特有の地中海性気候と豊富なミネラルを含んだ土壌や理想的な太陽の光量は、古代ギリシャ時代から薬草・ハーブ類の育成に理想的な環境であると言われ、このイエバス・イビセンカスは、イビサ島を代表するハーブ酒として、1996年に酒類としては初めてスペイン・バレアレス政府により、IBICENCAS(=イビサ産の）の地理的表示（GI)を認められました。

★北海道麦酒　フルーツブルーイング

北海道有数の観光地・小樽市内と日本海を一望できるロケーション豊かな場所で、2002年に北海道麦酒醸造は創業しました。地元の素材にこだわり抜いた、この土地でしか作ることのできない個性に富んだビールを造っています。厳選した有機モルトやアロマホップを使用して醸造されたビールは、もちろん麦芽100％。スッキリとした喉越しとキレのあるピルスナー、フルーティーな香りと味が楽しめるエール、低温発酵した麦芽で造られたラガーなど、どれも個性豊かなビールたちです。　このフルーツブルーイングは、北海道産フルーツ果汁を最高30％使用したみずみずしい果汁感たっぷりのビールです。

ペアラガー(洋梨)

北海道余市産の洋なし(ブランデーワイン種)を使用した、あのジューシーな梨感たっぷりのビール！ブランデーワイン種はアメリカ生まれで日本には明治時代にやってきた種で、北海道でのみ生産されています。明治時代から長い栽培の歴史を持つこの西洋梨は余市の梨栽培の歴史を語るうえでは外せません。

ハニーアップルエール(リンゴと蜂蜜)

北海道余市の特産品りんごと蜂蜜を使用したビール。スイートシードルテイストのフルーツビールです。エールタイプは香りが命なので、あまり冷やしすぎないような温度でお召し上がりください。りんごの酸味と甘みと、蜂蜜のこくとしっかりした甘みがたまらない一本です。

ナイアガラエール(白ブドウ)

余市町の名産品、ブドウはワイン種につかわれるナイアガラ種を使用。白ワインのようにスッキリとして、ぶどうの豊潤な香りも一緒にお召し上がりください。　ワインの町として出荷量が道内一に輝いたのは、まさにこの良質なぶどうがあってこそ！

レモンラガー

広島県瀬戸田産レモン果汁を約15%使用しています。酸味だけでなく、果実としてのレモンの旨みや甘味も感じられます。

■旬なおつまみ■

★小柱とコーンのホワイトソースのバケットピザ

□酒の雑学（バックバーに並ぶお酒たち編）□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

★自然な変化を模倣してできたベルモット「ノイリー・プラット」

「ベルモット Vermouth 」とは、白ワインをベースに、ニガヨモギなど様々なハーブやスパイスなどを白ワインに漬け込んでつくられたフレーバー・ド・ワイン（強化ワイン）です。　その誕生は紀元前460年まで遡ります。ギリシャの医者であった「ヒポクラテス」が、ワインにシナモンや蜂蜜を混ぜ合わせ、それを患者に飲ませていたのが始まりだと言われています。　1813年にフランス・エローで植物学者の「ジョゼフ・ノワイイ」は、樽中に保管されたワインは自然にその特性が変化することを利用し、フランスで最初のベルモット製造方法を確立させました。　1855年に、ジョゼフの息子「ルイ・ノワイイ」と養子のクロディウス・プラットは、エロー県マルセイランという土地にノイリー・プラット社を設立し、ベルモットの販売を本格的に開始します。　原料はマルセイランで栽培された白ブドウ「ピクプール・ド・ピネ種」と「クレレット種」に限定し、これらを大きなカナディアン・オーク樽を使い、特製の貯蔵庫で熟成させ、軽めでフルーティーさが特徴のワインをつくります。　それらを8か月間熟成させ、小さめのオーク樽（バレル）へ移し、屋外で１年間保管し、太陽の熱、海風、冬の低温にさらし、ゆっくりと変化をさせます。　１年後には色は琥珀色に変わり、風味はドライでありながら重厚なコクがあるワインへと生まれ変わります。　その後屋内で数カ月保管し、少量のブドウ果実と蒸留酒を加えてまろやかにし、果実を加えフレーバーを強化した後オーク樽（カスク）に移し替えて３週間浸漬工程が行われます。　毎日２０種類以上のハーブ、スパイス（内容は企業秘密）が加えられ、さらに６週間寝かせたものが出荷されています。

以上