不動産投資１１０番コミュの６ヶ月間放置され続けた部屋・・

「６ヶ月も空室が埋まらないからなんとかして欲しい。
　　このままじゃローンを払いきれない！」

　

　管理会社の対応に不満を抱える
　あるオーナー様からこんなご相談を頂きました。

　詳しくお話を伺ったところ、
　前の入居者が退去したのは
　最も入居者の入れ替わりが激しい繁忙期真っ只中の１月。

　それから半年が過ぎた
　いまでも空室のままだというのです。

　物件は鉄筋コンクリート造の１０階建て、築６年の１Ｋで
　駅から徒歩４分というものです。

　委託先の管理会社に募集状況を問い合わせても、
　担当とは連絡がとれない。
　
　そればかりか、折り返しの連絡もない。

　その管理会社は経営状況も良くないようだし、
　どうしたものかとワラをもつかむ思いで
　当社に電話を下さったそうです。

　まず、一年の間で一番入居者が動く時期である１月から３月の間で
　入居者が決まらないということは、
　お部屋や入居者の募集方法になんらかの問題があるはずです。

　

　例えば、
　『募集家賃が近隣の相場とかけ離れているか』

　『お部屋の中はきちんとリフォームがされているか』

　『物件情報がインターネットで公開されているか』
　こうした問題がないのか確かめる必要がありました。
　　

　早速オーナー様からカギをお預かりして、
　物件の確認を行うことにしました。

　玄関ドアを開けた瞬間、
　鼻についたのは強烈なタバコのにおい。
　

　ブレーカーを上げて電気をつけてみると、
　壁はヤニで真っ黄色。

　さらに、
　油がびっしりとこびりついて真っ黒になっているキッチン、
　水垢だらけのお風呂、
　洗濯機置場の扉を開けたら、黒い物体が足元を駆け抜けていきました。
　
　なんと、洗濯機置き場にゴキブリが！
　

　これではいくら入居希望者がお部屋を見学しても　
　決まるはずがありません。
　

　全くリフォームが行われないまま
　６ヶ月間も放置されていたのです。

　オーナー様にすぐさまご報告すると、
　「リフォームは終わっているものだと思っていた…」

　と絶句さていました。

　すぐにリフォームの手配を行い、
　募集賃料も近隣の相場と比べて高めに設定されていたものを、
　相場にあわせて変更しました。

　そうして募集を開始したところ、すぐにお申込が入り、
　無事に空室を埋めることができました。

　今回のようにまったくリフォームをされずに、
　６ヶ月も放置されることは珍しいケースではあるのですが、
　
　『室内を見学していたらゴキブリが出てきた』
　『キッチンの排水溝から異臭がする』
　『壁紙にシミがついている』

　といったことは、
　まったくないわけではありません。

　あなたがもしお部屋を見に行ったとき、
　室内から異臭がしたり、
　ゴキブリが出てくるような部屋だったらどう感じますか？

　いくら部屋が広くて、駅から近くて、魅力的な条件が揃っていたとしても、
　とても住もうとは思いませんよね。