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不動産投資110番コミュの〜つきつけられた現実〜

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〜 前回までのお話し 〜

 このお話の主人公『布施 誠治(ふせ せいじ)』は、
 老後の生活に対して漠然とした不安は感じているものの、
 40歳になる今まで、具体的な行動に移すことはありませんでした。

 今回のお話では、布施さんの前に、決して無視することのできない『現実』
 が立ちはだかるのです。

 ◆ つきつけられた現実 ◆


 『先生!おはようございます。』

 今日は自社の会計システムを導入していただいた、
 会計事務所への挨拶まわり。
 
 得意先である会計事務所に入るなり大きな声で挨拶します。
 もちろん、満面の笑みで!


 「君はいつも元気だなぁ。
  やかましいぐらいだよ。病気なんてしないだろ。」

 所長の葛城さん。
 確か、今年で還暦を迎える会計一筋の苦労人、
 顔はいかつく、曲がったことが大嫌いな性格で
 一見とっつきにくいが、正直者の気持ちの良い人で、
 20代のころから、公私ともにお世話になっている、
 僕がまったく頭が上がらない人の一人だ。


 『はい。子どもころから病気知らずです。
  このままいけば、100歳までは生きられますね。』

 葛城先生はあきれ顔だ。
 僕は結構本気なんだけどな。
 
 「100歳ねぇ。
  案外、長生きすることが幸せとは限らんのかも知れんよ。
  布施君は自分が一体いくら年金をもらえるのか知っているのかい?」


 『年金ですか。
  さぁ、考えたこともありませんでしたけど。
  派手な生活をしなければ、夫婦二人で十分な生活をしていけるだけの金額
  はもらえるはずだとは思っています。』


 「派手な生活か。
  派手な生活どころか、今の生活水準を保つだけでも大変かもしれないよ。
  
  サラリーマンの旦那と専業主婦の奥さんの二人が将来もらえる年金額は
  一体いくらだと思う?

  夫婦合わせて月に23万円程度だ。
  夫婦共働きでも30万円程度。

  いくら子どもが独立して支出が少なくなったといっても、
  この額で満足な生活を送るのは難しいんじゃないかな。

  君の奥さん、たしか海外旅行が好きだったよね。
  きっと、老後になったら二人で旅行三昧と考えていたんじゃないかい。

  虎の子の貯金を食いつぶしてまで、海外旅行に行っていたのでは、
  せっかくの旅行も楽しむことができないはずだよ。」
  
 『確かに、そうですね』
 
  突然『現実』を目の前につきつけられて、
  力なく相槌をうつだけで精一杯でした。

 「いやいや布施君。
  私はなにも君をおどかすために、
  こんなことを言っているわけじゃないんだ。
  
  実際に、最近老後のための資金計画について、君ぐらい年齢のお客さんか
  らの相談が多くなってきたものだから、布施君の老後の人生設計について
  聞いてみたくてね。」
  
  
 「まあ、色々とえらそうに話してしまったが、現実はなかなか厳しいという
  ことだよ。
  国がなんとかしてくれる、そのときになれば何とかなる。
  このような考え方だと、いずれ大変なことになってしまうかも知れないと
  君に伝えたかったんだ。」

  
  帰り道。
  葛城先生の言葉が頭の中を駆け巡っていました。。
  

  「きっと、何とかなる。」
  「その時になってから考えればいい。」
  そんな僕の考えをいつごろから見抜いていただろうか。
  そして、老後のために今、自分は何ができるのだろうか。
 
  

  振り返ってみると、
  この日が僕にとってのターニングポイントだったのかも知れませんでした。



 ◆ 今回の赤丸ポイント ◆

  社会保険庁によれば、夫婦二人の年金の給付額は約23万円と言われてい
  ます。

  これに対して生命文化センターの調査による「ゆとりある老後を送るため
  には毎月38万円の生活費が必要になるそうです。

  第2の人生である素晴らしい定年後の生活を送るためには、
  この年金給付額との差額15万円をご自身で準備する必要があるのです。

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