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化学〜高分子〜コミュのポリマーのTgについて教えてください。

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はじめまして、こんにちは。

私はポリマ-に関して非常に経験の浅い者でございます。

Tgが低いコポリマーを作りたいと思っております。モノマーの1つはスチレン誘導体であり、そのホモポリマ-はTgが175℃程です。

そのスチレン誘導体ともう1種のモノマーからブロックコポリマーを重合して、Tgが低いポリマ-をつくりたいと考えています。

ポリアクリル酸エステルはTgが非常に低いという事で(ポリアクリル酸ノルマルブチル:-56℃、ポリアクリル酸エチルヘキシル:-70℃)

リビングラジカル重合にてトリブロックコポリマー『スチレン誘導体-b-nBA-b-スチレン誘導体』を重合致しましたがアクリル酸エステル由来の極性の影響で吸湿性があり、正確な評価ができない状況であります。

ポリアクリル酸エステル以外のポリマ-でTgが低いものがあれば教えていただけたら幸いでございます。

また、アニオン重合やラジカル重合、またはリビングラジカル重合など一般的な重合方法で作れるものですと大変助かります。

極性の低いイソプレンはアニオン重合で経験したことがありますがスチレン誘導体とのブロックコポリマーにすると相性が悪く反応は進みませんでした。

ラジカルでの重合も考えてはおりますがイソプレンの沸点(40℃程)、ブタジエンの沸点(-4℃程)を考えると中低温アゾ系開始剤を用いても加圧重合になるので装置が大がかりになるためまだ文献調査の段階で未実施です。

どんな些細な情報でも良いのでよろしくお願い致します。

コメント(7)

すみません、要求を欲張り過ぎましたあせあせ(飛び散る汗)

Tgの低いポリマ-をご存じでしたら教えてくださいあせあせ(飛び散る汗)

自分が知っているものではポリジメチルシロキサンの-120℃程度ですが私の技量ではすぐには重合できません。

些細なことでもよろしくお願いいたします。
Tgに関しては勉強不足でお答えできませんが、スチレン-ブタジエン系やスチレン-イソプレン系のブロック共重合体であれば、リビングアニオン重合で割と精密に制御できそうなんですが…。
溶媒と開始剤は何使いました?開始剤は王道のアルキルリチウムでいけると思います。
スチレン誘導体の官能基の問題、もしくは溶媒の精製が不完全だったのでは。
コメントありがとうございます。

開始剤はsec-ブチルリチウムを、溶媒はTHF、ヘキサン、またはその2つの混合溶媒を使った経験があります。

反応温度はTHFの含まれる系ではドライアイスを用いた-70℃程です。モノマーと溶媒の水分は管理しております。

おっしゃる通り、スチレン-b-イソプレン-b-スチレンのA-B-Aトリブロックコポリマーはアニオン重合で容易に重合でき、分子量も精密に制御可能であります。

しかり、スチレンのパラ位に酸素などの電子供与基がつくと共鳴効果が変わるのか分かりませんが反応が進まなくなってしまいます。

私は普段フリーラジカル重合やリビングラジカル重合を専門としておりますのでアニオン重合については素人同然なので詳しい理論は分かりませんが…。

パラ位に電子供与性置換基を持つスチレンは、二重結合部位の電子密度を高くしてしまい、アニオン化を阻害してしまうのでしょうか?
教科書見ないと詳しくはわかりませんが、電子供与基の存在による影響はあるかも知れません。
電子密度の増加による反応性の低下はありうる話なんじゃないかなと。反応の機構は求核付加反応ですからね。
普通は電子吸引基を持つモノマーが反応性が高いと言われていますし。
間違ってたらすみません。

溶媒はトルエンはどうでしょう?
THFやヘキサンでもよさそうな気はしますが、THFが極性溶媒である点が少し引っかかります。

開始剤をtert-ブチルリチウムにしてみるとか?
3つのメチル基の立体障害のため、分子間の会合が少なく、反応性が高くなる、という効果がありそうですが…。

ガラス転移温度に関しては、今思い出しましたが高分子の物性をまとめたデータ集、ポリマーハンドブックに載ってると思うので見てみてください。
THFは極性溶媒ですが、比較的大きな分子量の様々なポリマーを溶解するので良く使用しています。ブチルリチウムと反応するのを防ぐため-70℃で行っています。

明日、トルエンとシクロヘキサンを使ってアニオン重合をしてみます。

t-ブチルリチウムもありますが、その活性の高さから工業的には嫌われている存在です。

基礎研究などで小規模なフラスコレベルの検討では問題は無いと思いますが、工業的利用となると大量の開始剤を使用する事になるので。

海外の研究機関(大学か企業か忘れましたが)でシリンジから針が抜けて服にかかったt-ブチルリチウムが炎上するという事故が起こりそれが新聞に載りました。

それ以来特に使用をしづらい状態です。

研究者ですから危険を恐れずに実験をやってみたいものですが、上の人間は責任をとらなければならないので許可をもらえません。

企業というのは色んなしがらみがあり、純粋に研究に没頭することができない点が大学よりも劣ります。


企業の話でしたか。
勝手に大学の研究室かと思ってました、失礼しました。
するとかなり制限がきつくなるのでなかなか難しそうですね。
うまくいくことをお祈りしております。
イソプレンの入手が間に合わず、仕方なくアリルモノマーをアニオン重合しましたが、一切重合しませんでした。

NMR、GPC、メタ濁すべてにおいて反応率0%でした。

アリルモノマーはラジカルもリビングラジカルもアニオンもアウトとなったので残すはカチオンしか無いですねあせあせ(飛び散る汗)

二重結合に電子供与基としてのアルキル基が1個しか付いていないので、カチオン化もキツいと思いますが、他にやり方が見つかりません。

特殊なモノマーやブロック構造の高分子合成は難しいですねあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)

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