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癒しの森コミュの病気癒すは”自然治癒力”

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2006年05月18日(木) 癒しの森1011                    

 zensan古希残照人生、日々是好日の17日のテーマは病気を癒すは”自然治癒力”であった。参考になることが多いので、癒しの森に掲載させていただくことにしました。
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★ このところ、ずっと、氷雨を思わせるような雨が続いています。梅雨の前触れを感じさせもするのですが、ストーブが恋しい、そんな雨です。愛犬ピピも今日は犬小屋で伏せ寝です。散歩も今日はお休み。
 私たち老夫婦は、揃って毎月、定期検診に通っている病院から戻って来ました。簡単な検査と診察の後、これまた判を押したような主治医のお言葉。
「いいですね。では、また来月。お大事に」

★ 平凡な日常の繰り返しです。そんな中で、雨のセイもあり、2階の書斎に隠っています。私は、長く続いている自分の闘病歴を振り返って古代ギリシャの医師・ヒポクラテスの
「病を癒すのは自然の偉大な力であって医術ではない。医師は患者本人の自然治癒力に付きそう忠実な奉仕者に過ぎない」
との教えを思い返しています。

★ 多分、我が国の医学は、言われる通り長足の進歩を遂げたに違いありません。それが証拠に、日本は世界一の長寿国になりました。それでも尚、私は、半世紀にも及ぶ自分の腎臓病との闘いを勝ち抜いて今、あるのは、医学の進歩のお蔭というよりも先祖から授かったDNAがもたらしてくれた”自然治癒力”のお蔭である、と、断定的結論に達しています。

★ 学校教育を終えて後、私は、実に50数年にも及ぶ長い腎臓病との闘いを続けて今日に至りました。それが発見されたのは52年前、大学を出て、新聞社の入社試験を受けた時でした。腎臓病の疑いで再検査を繰り返した挙げ句、本採用は1ヶ月後。試用期間(1カ年)の間に発病すると、採用取り消しの条件付きです。23歳でした。

★ 34歳の働き盛りに突然、自覚した”中年太り”感。息切れして病院に行ったら、「急性腎炎です。直ちに入院を」と、そのまま入院手続きがとられました。「まあ、1ヶ月ほど休んで下さい」 そして退院したのは2年半後でした。
後半年、そのままだと解雇です。何とか首は繋がったものの月給はストップ、健康保険からの休業手当で乳飲み子と小学生の子ども3人を養育する32歳の妻を見つめながらの2年半でした。

★ 病名は子どもに多い「ネフローゼ症候群」 成人になっての発病は稀、と医師は首を傾げました。ともかく、何とか復職。通常の記者生活に戻り、40歳代、50歳代は正常性活を送りました。特に50歳代から60歳代半ばにかけての10数年間は新聞記者の激務に加えて毎週の大学出講、毎月のNHK放送出演と3足ワラジの生活でしたがキチンとクリア。さらに全国各地での多くの講演も精力的にこなしました。

★ 次の試練が訪れたのは、かれこれ12年前の64歳の秋。私は、当時、勤めていた短大で、授業中に崩れるように倒れました。担ぎ込まれた病院で右腎にかなり大きなガンの塊が見つかり、岡山大学付属病院で直ちに摘出手術を受けました。赤ん坊の頭ほど、1,5?もの重さに膨れあがっていた腎臓を切除しました。

★ さすがにこの時は生死の境を彷徨うこと45時間、生還したものの、}「残った左腎臓は”膜性腎症”に罹患しています。治療法がないので、食事制限治療をしなければなりません」
 「これより終生、毎月、定期検査を」
と申し渡され、現に今も加療中です。この先、死ぬまで続けねばなりません。

★ そういう次第で、今日も定期検診に行って戻ってきたばかりです。人が恐れる業病・ガンも手術後、5年を経れば、ほぼ”全快”(医学的には《寛解》と言うそうです) もう11年経ちました。まあ、よく保ったものだ、としみじみと思います。

★ この時、ガン切除に執刀して下さった主治医は、岡山大学付属病院のO院長で私と同年齢。内臓外科の権威の誉れ高い方でした。
 「ご先祖に感謝なさるべきです。あなたを診て、しみじみヒポクラテスの教えを思い起こします」
 と、最初に掲げた《ヒポクラテスの教え》を語ってくださいました。
 「この状態で、これまで転移がないとは! ちょっと、医学的常識では考えられない成功例です。この後、どうぞ、ご自愛下さい」

★ O先生は、本当に名医だった、と思います。私は、当時、ヘビー・スモーカーでした。病室は勿論、禁煙でしたが、とても禁煙に堪えられず、その旨、伝えると、笑いながら即座に許可して下さったのです。
 「あなたが40歳なら認めません。もうすぐ65歳。この先、吸っても、吸わなくても大した変化はありません。そのことで始まるストレスの方が闘病に悪いです。気持ちが休まる程度に吸って下さい」
 本当にだいじょうぶかな??? オレ、見捨てられたみたい・・・
 妻を振り返り見て、患者の方が心配になるほどの大らかさでした。

 
★ O先生が何度も繰り返された【患者本人に備わっている”自然治癒力”】 私は、自分の闘病歴でそれを実証したように思います。34歳から2年半、ネフローゼ治療を行って下さった広島市民病院の内科部長は、
「多量のタンパクが出て身体が栄養失調状態にになる病気。それを補うタンパク摂取を」
と高タンパク治療食を処方されました。毎食牛乳付き、鶏肉料理攻めです。私は、今、鶏肉を食べませんが、未だにトリの食傷気分が抜けません。退院後も30年、妻は誠実に高タンパク食事を私のために特注サービスし続けました。

★ ところが・・・64歳。ガン手術のあと、残った左腎の「膜性腎症」治療・・・
 「これは、ネフローゼが進行した老人性疾患です。タンパクは老廃物のモト。弱った糸球体機能に負担をかけますので、タンパク摂取は必要最小限度に制限して下さい」 
 「でも先生、これまでは高タンパクを、と指導を受けましたが・・・・」
 「30年前の治療法はそうでしたが、今は、こうです」 ????? 
今の治療法ではやってはならないことを30年間、なさねばならぬと、私夫婦は、共同作業で一所懸命やって来たのです。本当にキョットン! 

★ 半ば、腹立ち紛れに私は鬱憤を主治医O先生にぶちまけました。
「これは、一体、どう言うこと!?」
O先生は、
「長足の進歩、と言われる医学ですが、内実は、その程度のものなのです。内臓の病気治療は、特にまだまだ手探りが実情です。ああでもない、これはどうだ、と、仮説を立てて治療を試みる。正直、それはあります。治療方針が、180度変わることもママ起こります」

★ 「ただね。銭本さん、患者さんを治そうと、医師たちが180度の幅で試みたいろんな実験医療も十分、効果を上げることは無かったかも知れません。だからこそ、私は、あなたの強靱な生命力に注目します。ともかくご先祖様に感謝を。そのDNAは、1代で出来るものではありません。何代も、何代も重ねて、DNAが遺伝子に書き込んだ自然治癒力です。ご先祖に感謝を・・」

★ 私は、若い頃から医者嫌いでした。 余程のことがないと、病院に足を向けることはありませんでした。でも、年齢を重ねると、健康と医療には特別の関心を抱くようになります。吉備高原都市には西日本随一のリハビリテーション病院が地域サービス医療を担当して下さっています。

★ 我が家から僅か数分、医師・看護師、薬剤師・・・すべて同じ住民の仲。私たちの二人の母親の最後もこの病院でお世話になりました。日常生活の交際を含めて18年。書斎の窓の借景にみる丘を越えれば、その病院。我が隣組であればこそ、こんな微妙な話も、お互い笑顔で出来る幸福を思います。




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