マレー鉄道コミュの犬釘を盗んではいけませんって

　マレー鉄道のジョホール州の鉄道局では、沿線の34km分ほどの森林の伐採をするそうです。
　その理由なんですが、実はマレー鉄道では犬釘を抜かれる事件が発生しているそうで、つまり、これを鉄屑として売っている窃盗犯がいるということで、こういった一味らが森林に潜んで犯行に及ぶ、あるいは犯行後に森林に逃げ込んで行方をくらますのを阻止するためだそうです。
　ところで、こういったことが計画されているのは、現在は貨物線のジョホール・バルとパシル・グダンの間に明年から短程火車(Shuttle Train/Local Train)の試行を行うそうで、この沿線でも窃盗事件が発生していたことと、通常の列車が時速50kmほどだったのに対し、定員300名のこの列車は最高速度が時速90kmで運転されるということですから、安全対策がより強化される必要があるわけですね。
　この貨物線ですが星洲日報では新山・甘拔士・巴西古當と記されています。Johoru Baru・Kampas・Pasir Gudangですが、ジョホール・バルとカンパスの間は西海岸線で、そこからスイッチバックしてパシル・グダンへシャトル・トレンインは向かうことになります。この沿線に新興住宅地が増えてきたことへの対応なんですが、どんな列車を走らせるのか楽しみです。

参考記事
星洲日報９月27日付
維護鐵軌安全・清除範圍34里鐵道局●綠肺保治安＝http://www.sinchew.com.my/content.phtml?sec=170&artid=200709271311

●は石偏に欠です